フィムかわいいです。
ヨイチの生まれた村は村長を頂点とする権力構造を構築してきた。村長の一族が善政を敷いてきたことも大きな要因だが、そのおかげでこの貧しい村は秩序を保ち今まで生き永らえてきた。そのなかでヨイチは村長に積極的に協力することで側近の立場を勝ち取った。そのお陰で家族の生活には多少の余裕を得る事が出来た。
だがいくら歴代の村長達が善政を敷き秩序を保ってきたとしても気紛れな自然の力の前に人間は無力だ。この前の冬のようなことは過去に何回もあり、その度に村長達は策を巡らした。だが上手く事が運ぶのは稀、そんな時は村人達が何人か突然いなくなるのだ。そして消えたことで浮いた食料を分配し乗り越える。
無論村人達も愚かではない、口減らしが行われたことは皆が理解している。だがそれを表立って言うことは無い。何よりそのお陰で生き延びる事が出来たのだ。
だからあの冬の日、村長に呼び出されたヨイチはついに自分の番が来たと理解して一人集会所で赴いた。ここでも反乱が起きないよう親しい人物まで口減らしに出すのが村長の優れたところだろう。そこまで考え付いても胸に湧き出たのは恐怖でも覚悟でも憎しみでもなく諦めだった。
だからこそ口減らしとは違う用件で呼び出されたと知った時は驚いた。だが代わりに言い渡されたのはカムイの手伝いだ。
ヨイチもカムイの事は知っている。それ以前に狭い村の世界だ、村民達の繋がりは深い。だからこそ理解できず村長の考えが分からなかった。だが理解する必要はない、これも口減らしの方便の一つとヨイチは受け取った。それ以前にヨイチに拒否権などある筈も無く代わりに願うのは自分の子供の保護だけ。それさえ聞き届けてくれればよかった。
そうして村長に呼び出された者達がその日集まった。誰もが見知った顔で最後の別れを家族としていた。だが一人だけが違っていた。此処に居る誰もが顔に浮かべるのは悲壮な表情の筈なのにカムイだけが違った表情を浮かべていた。その表情をヨイチはその時には言い表す言葉が思い浮かばなかった。
だが今なら分かる、あれは覚悟を、己が成す事を定め戦うこと決めた男の顔だ。
それから先の出来事は衝撃の連続だった。結果としてカムイの獅子奮迅の働きで村は救われ、その後カムイは自らをハンターと名乗り大きく村に貢献していくことになった。
だからこそ再び村長に呼び出された時は何事かと身構えた。しかし言い渡されたことは酷く簡単な事だった。
「カムイの手伝いですか?」
「そうだ。無論一人では無い、他に何人か同じように手伝わせる」
その人選は任せると言いカムイが何をしようとしているのか村長は話す。その内容、ランゴスタというモンスターの調査に驚き戸惑ったのは仕方がなく、しかし村長の命令なら従うしかない。了承したヨイチは早速手伝わせる人員を頭の中で見繕い村長の家を出て行こうとした。だが動き出す前に村長が問いかけてきた。
「そういえばカムイは今幾つだ」
「……確か12かと」
「そうか……、子を作るのはまだか」
「色を知るには早過ぎるかと。お相手はアヤメ様ですか?」
寧ろ相応しい娘はアヤメ以外にいないだろう。カムイはこの村で突然生まれた巨大な影響力の塊だ。下手に誰かと恋仲になりその子の親族がその影響力を悪用する可能性も無いとは言い切れない。なにより最悪の場合は村長とハンターという村の中で二つの権力が並び立つ可能性がある。そのような事態は避けたい。ならば村長としてはカムイにアヤメを嫁がせ管理下に置きたい。父親としてもカムイならアヤメを嫁がせても惜しくはない、むしろ今後の事も考えれば何が何でも嫁がせる魂胆なのだろう。
「左様、歳も近い。だがアヤメがカムイに抱いているのは親愛だ。情愛にはまだ時間が掛かる」
「カムイも同じです。ですがアヤメ様のそれは親愛の限度を超えているのでは」
「確かにな、だがそれも仕方なかろう。それだけカムイが優れているのだ、甘えたくなったのだろう」
「甘えですか、それはアヤメ様に限らないようですが」
彼女一人に限ったことではないだろう。男も女も子供も大人も、アヤメもヨタロウもケンジも、そしてこの場にいる二人も、この村に住む誰もがカムイに頼っていると言えるだろう。
「……否定はせんよ」
そう言った村長はヨイチを見つめ、暫くした後に顔を伏せポツリ、ポツリと話し始めた。
「今日まで村を父から受け継ぎ存続させる為に打てる手は尽くしてきたつもりだ」
「だがやっている事は限られた選択肢からマシなものを選ぶだけだった」
「選択肢を増やそうとした。その為に少ない物資を遣り繰りして装備を、若く力の有る者を揃えて外に出したこともあった。だが村の外に出した誰もが血相を変えて村に逃げ込んだ」
そこにいたのは一人の疲れ果てた男、ヨイチが知らなかった村長の一面があった。顔を伏せ陰鬱な雰囲気を纏わせながら話す姿は恐ろしく、しかし哀れにも思えた。
「もはやこれは呪いだ」
そうして一頻り話し村長は最後に呪いと言った。その言葉に込めた想いはどれ程の物かヨイチは窺い知ることは出来なかった。いや、知ってしまうのを恐れた。
「私も父の様になるしかないと悟ったよ。だがな……」
「カムイ、そうカムイはやり遂げた。それだけではない、こちらの意図を理解し、自らその役目を担ってくれた」
「おまけに見事な成果を持ち帰ってくるのだ!一体何度歓声を上げようと思ったことか理解できるか!」
だが陰鬱な雰囲気はカムイが成した事を話すにつれて消えていき、代わりに笑みを顔に張り付けていた。だが話を聞いたヨイチは同じように笑う事は出来なかった。村長が浮かべるその笑みに対して言いようもない不安を覚えてしまったせいだ。
「ですが今回は……」
「分かっておる。だから人員を貸し与えたのだ。それにカムイの事だ、今回も上手くやってくれるだろう」
ここでカムイの積み上げてきた信用と信頼が仇となってしまったと誰が想像できるのか。だからと言ってヨイチには代案も何もなく。
「出来る限りのことをします」
そう返すしかなかった。だがそんな彼も頭の片隅で考えてしまっていた。カムイなら何とかするだろうと。
◆
村人達は夢を見ている。
叶う筈の無かった夢は村に住む者達を酔わせ、青空に好き勝手に絵を描き始めた。
だから忘れていた、此処がどの様な世界であるかを。
◆
「それにしても村長は抜け目ないですよね」
「何がだ?」
「その鎧とか剣とかですよ」
カムイの視線の先には剣と鎧を装備したヨイチ達三人がいた。ハンターであるカムイが使っている物よりも幾分劣るが立派な武具だ。
「ああ、カムイを手伝うことになった村長に渡されたんだ。正直これがなかったら手伝いも何もできないからな」
「具合はどうですか?」
「初めてだからな。身体にはあっているから多分いいだろう。剣に関しては皆がド素人だから、あまり期待しないでくれ」
「そうですか。ハンターに転職してくれれば直ぐ上達しますよ?」
「悪いが遠慮させてもらう」
「つれないですね」
「なんだヨイチ、ハンターになんのか?」
「本当か、これで村も安泰だな!」
「ならないと言ってんだろ」
四人は気楽に話しながら森を進んで行くがそこに油断は無い。此処は既にランゴスタの領域、視線を小まめに動かし警戒を怠ってはいない。だからといって気を張り続けるのは疲れるのでこうして話しながら進んでいるのだ。
「なぁ、カムイいいか?」
「何ですか」
「以前、アプトノスを狩りに行ったことがあったろ」
「ありましたね」
「その時の聞けず仕舞いの事だ、何でお前はハンターになった」
その言葉にはカムイを揶揄う意図は無く、ただ純粋な好奇心から出た言葉だった。カムイとヨイチに付いて来た二人も口を閉じ耳を澄ませていた。
「もう十分すぎる程村に貢献した、今回もこんな危険な事をしなくてもいい筈だ。今のお前の腕なら村に来たランゴスタを追い払えるだろ?」
「確かにそうです。いまならヨイチさん達もいます」
「でも行くんだな。何故だ」
「怖いのです」
ただ一言だけカムイは言った。確かに追い払う事は出来る、しかし村に来たのが百匹だったらカムイ一人で追い払えるのか。そもそも自分が村にいる時に襲うのか。その他にも幾つもの仮定を話していく。
「確かにモンスターはランゴスタ以外もいます。でも私が知っているのはこの村の周辺に生息しているものだけ。その知っている中でランゴスタが怖くて恐ろしくて仕方ないです。だから滅ぼします、殲滅します。これは私の一存です、ヨイチさんはどうしますか?」
「……カムイに死なれるのは困る。いざとなったら抱えて逃げるさ」
「ありがとうございます」
子供の考えとは思えないその内容。もしこれを話したのが村の子供なら考え過ぎだと笑っていただろう。だが話したのはハンターであるカムイだ。ヨイチ達は笑う事も揶揄う事も出来ず静かにしているしかなかった。
◆
「おかしい……」
カムイはランゴスタの巣を目前にしてそう言った。何がおかしいか、それは巣までの移動で遭遇するランゴスタが異様に少ない事だ。勿論移動中に此方を見つけ次第襲ってくる個体もいる、だがその数が巣を目前に控えた状況でも少なすぎる。カムイを襲った時の巣の規模を維持しているのなら此処は奴らにとっても通り道の筈なのだ。なのに遭遇した回数は片手で数えられるほど、迎撃した個体数も少ない。
一言で言えば異様だった。そしてその異様さは巣を目前にして確固たるものと成った。
「どうする、カムイ」
ヨイチがカムイに尋ねる。
「心配し過ぎじゃないのか?」
「そうそう、もしかしたら結構な数を退治したから逃げたんじゃないのか」
そう言ったのは残りの二人だ。その意見は唯の希望的観測に過ぎず一考する価値もない……とは言い切れない。何故なら奴らの生態に関してはまだ分からないことが多い、もしかしたら巣の中で生息する個体数が一定の割合でまで減ったら巣を放棄する習性があるかもしれない。その場合は今日まで行ってきた間引きが成果を出した可能性もある。
だが全ては推測だ。ここまで来たカムイが知りたいのは確かな情報であり推測ではない。ならば此処まで来たのだ、やる事は決まっている。
「巣の中に入って調査します。万が一に備えて下さい」
そう言って手にしたハンマーの調子を確かめる。カムイの言葉を聞いたヨイチは粛々と、残り二人は嫌々ながら同じように支度を始める。その後は方針の確認だ。
「目的は巣の調査であって駆除ではありません。なので巣に毒煙玉を投げ込んで暫くしてから中に入って調査します。中に入った時の状況によって方針は変えていきます」
「状況は三つ想定しています。巣の中が空の場合、奴らがまだ沢山いた場合、中にいた数が少ない場合です。空の場合は可能な限り調査を行い、沢山残っていたら逃げます。残りが少なかったら方針を駆除に切り替えます」
ここまでで分からない事が無いかと三人に問いかけると質問が一つだけヨイチから出てきた。
「カムイ、万が一が起きた場合はどうする?」
その万が一をヨイチは考え付かなかったが確認の為に尋ねる。
「逃げます」
カムイは即答した。
「逃げた後でその時のことも考慮に入れて再度調査に行きます。他にはありますか?」
「いや無い、それで行こう」
そうして確認を終えた四人は行動を始める。出来る限り巣に近付き、しかし何かあれば直ぐに逃げ出せる場所に陣取ると各々がーーカムイは自信が無いのでヨイチに頼んで毒煙玉(ケンジ命名)を巣に投げ入れていく。巣の中に投げ込まれた毒煙玉は割れ中に仕込まれた毒が辺り一面に、巣の中に拡散していく筈である。投げ終わったカムイ達は拡散した毒を吸ったランゴスタ達の反応があるまで待機を続けることになった。
そうして待つこと暫く。
「……反応がないな」
「逃げ出した後じゃないか」
「いや、もしかしたら投げ込んだ量が足りなかったかもしれない。追加で投げ入れ……」
反応がない事に業を煮やしたカムイ達が追加で毒煙玉を投げ入れようとする。だが投げ入れる直前でそれがーー虫達の断末魔が聞こえてきた。
一体どれ程の虫がいたのか、洞窟で反響があったとしてもそれは大きく何よりも身の毛もよだつ音が幾つも混じっている。カサカサと何かか擦れる音、水気を含んだモノが潰れる音、ガリガリと何かを削る音、そうした虫の悍ましい断末魔の叫び。聞いた瞬間に耳を塞ぎたくなる様な悍ましい合唱は唐突に始まり、そして唐突に終わった。
「……効果あったようですね。中が広くて拡散に時間が掛かったかもしれない、もう暫くしてから中に入ります」
了解と返事をした三人の顔を見れば三人とも引き攣った表情に加え冷や汗をかいていた。自分の顔は見る事は出来ないが同じ表情をしているだろうとカムイは考えた。
◆
「うわぁ……」
「気持ち悪い」
「……どうやら此処に居るのはコレで全部のようだな。このまま駆除に方針を切り替えるか?」
中は薄暗く松明の光が無ければ視界の確保に難儀したことだろう。だがそのお陰で死屍累々の有様をしっかりと目にする羽目になった。毒に侵され死んだもの、落ちて潰れたもの、仲間が暴れたせいか身体を千切られたものもあった。そんな屍体が洞窟の中に無数に広がり、重なっていた。カムイは注意深く中を観察し耳を澄ませるが増援が来る兆候はない。
「まだ分かりません。ですが調査は続けます」
そう言ってカムイは慎重に洞窟の奥に進みヨイチ達も付いて来る。自分の呼吸の音が聞こえてきそうな静寂の中を洞窟を四人は進んでいく。そうして分かったことは洞窟は広く元々あった穴を拡張して作られているらしいこと、巣の構造は通路と部屋が迷路のように組み合わさって作られていること、到底一日で調査を終える規模ではないことだ。
「此処までです。撤収します」
「いいのか?」
「調査をするにしても準備不足です。ここから先は次の機会にします」
薄暗く先を見渡せない洞窟の中は体力もそうだが精神的な消耗が激しく、このままで進むのは危険とカムイは判断した。何よりも慣れない環境でカムイもそうだがヨイチ達もかなり疲労している。その言葉を聞いた三人はすぐさま踵を返して撤収しようとする。
だがそこで今もっとも聞きたくない音がジジジとカムイ達がいる空間に響いてきた。直ぐに戦闘態勢に変わった四人は音源を見つけるために四方に目を光らせる。
「カムイ、上だ!」
最初に見つけたのはヨイチだった。声に従って見ればカムイ達の上空に一匹のランゴスタが浮いていた。カムイは襲ってきた瞬間に迎撃できるようハンマーを身構える、しかし何故か浮いているランゴスタは何時まで経っても襲ってこなかった。その代わりにランゴスタは鳴き続けた、ジジジと。 嫌な予感を感じつつもカムイ達はランゴスタから視線を外すことは無くジリジリと後退していきーー世にも綺麗な旋律が洞窟の中に響いた。
その音をカムイは知っている、聞いた事がある。
「逃げろ!」
その旋律を聞いた瞬間カムイは叫んだ。その様子に只ならぬものを感じ取った三人はカムイと一緒に走り出した。その瞬間に洞窟のあちらこちらから音が響いた旋律に混じって鳴き声が聞こえてくる。
洞窟に響く音を無視して四人は出口を目指して走り続ける。だがそう易々と事は運ぶ筈もなく、見ればカムイ達が走る通路の先にランゴスタが待ち構えていた。
「喰らえ!」
通路を塞いだランゴスタ達にヨイチ達が毒煙玉を投げつける。ぶつかった拍子に撒き散らされた毒を浴びたランゴスタは地面に堕ち、身体を震わせ次々に死んでいく。
「いいぞ、効いてる!」
「このまま投げ「投げるな!」」
だがそんなヨイチ達を止めるようにカムイは叫んだ。その視線の先には通路を塞ぐように積み重なったランゴスタの死体があった。加えて毒がまだ滞留しているのにも関わらずランゴスタが通路を埋めるように次から次へと入り込む。そして滞留した毒を浴び死んだランゴスタが新たに通路を塞ぐ障害物となって積み重なっていく。
いつしか壁になるまでに積み重なったそれにヨイチ達も遅れて気が付く。直ぐに投げるのを止めるが遅く、もはや通路はランゴスタの死体で閉ざされた。
「道が!」
「こんなもの乗り越えて!」
「やめろ!登っている最中に襲われたらひとたまりもないぞ!」
「じゃあどうすんだよ!」
「聞けっ!」
慌てふためき冷静さを失くした中にあってカムイの一喝はよく響いた。
「前に進む!これだけランゴスタがいるんだ出口は此処一つだけじゃない、付いて来い!」
そう言ってカムイは先頭に立ち別の道を進む。置いて行かれないよう三人も付いて行く。
カムイにも確信があったわけではない、だがその考えは当たっていた。しかしその出口にも既にランゴスタに待ち伏せされていた。それに気付いたカムイ達は他の出口を探そうと意識せずに巣の中を深く深く進んでいく事になってしまった。
そして知らずに巣の奥に追い立てられていくことに気が付いたのは一際大きな空間に出た時だった。そこは大きな縦穴で上から日の光が降り注ぎ辺りを照らしていた。壁に沿って生い茂った植物も相まって時が違えば神秘的にも見える場所だったのだろう。
その空間の中心にそれがいた。今まで確認できたどの個体も比較にならない大きさ、醜く胴体を超えるほどまでに肥大化した腹部、だが醜い容姿に反して翅は目を見張る程美しく、そこからは華麗な旋律が紡がれていた。その在り様は巣の絶対的な支配者に相応しく誰もが目にした瞬間に理解できる程のもの。そう、アレがこの巣の主であると。
「正しく女王……、差し詰めクイーンランゴスタと言ったところか」
「おい呑気に言ってる場合じゃ……」
「分かってます!」
何とかこの事態を打開しようとカムイは考える。だが敵の都合などは相手ーー女王には知った事ではない。悍ましい嘶きと美しい翅音を奏でながら女王がカムイ達に襲い掛かってきた
◆
女王として産まれたその身に刻まれた本能ーー使命は唯一つ、己の国を繁栄させる事のみ。
女王は使命に忠実に従い領土を広げ、国民を増やし続けた。
そうしてどれ程の時間が経ったのか、その間に攻め込まれた事も一度や二度ではない。
だがその全てを国民は、国は、女王は退けて来た。
それは今回も同じ事。
女王の眼前には国を襲った侵略者がいる。ならばこれまで通り迎え撃ち、滅ぼすだけ。
自ら兵を率いて侵略者に対峙する女王。
この場では女王も一つの駒に過ぎない。
彼女が、彼等が戦いに臨む理由は一つ。
国を、己が種の繁栄の為に。
その為に女王自ら兵を率いて侵略者を駆除するのだ。
感想欄で村人たちのは印象が悪い→今までの経緯をかいて説明しよう→なんか悪化した、ど、どうしよう?
書いている最中に思ったことはクイーンランゴスタやばくね?