咲き誇る花々、掴み取る果実   作:MUL

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割と早く書けました。
新フォーム登場回(ちょっと長め)です。
では、どうぞご覧ください。


第24話

油断があったわけではない。

戦いにも少しずつ慣れ、頼もしい仲間も加わったとはいえ、この状況で楽観が持てるほど自分たちの力を過信してはいなかった。

相手が何をしてくるか読み切れなかった。

局地的な勝利によってわずかに生まれた気の緩みを狙われた。

理由は色々あるだろうがしかし、結論はただ一つだ。

バーテックスの戦術は、こちらのそれを上回ったのだ。

 

「ぐ、あぁ…!何だよ…これ……!」

「この音…気持ち…悪い……!」

「う…これくらい、勇者なら……!」

 

牡牛型の発する音の波が、勇者達へと降り注ぐ。

音自体の大きさもさることながらそれ以上に、強烈に感じる不快感が巻き込まれた五人をその場へと縛り付けていた。

不快な音の振動が、鼓膜を通して内部に伝わり体中をシェイクする。

天地がわからなくなるほど平衡感覚を狂わされ、頭痛と共に吐き気が込み上げてくる。

一向にやむ気配の無いその音に、誰もが膝をつき、耳を塞いでじっと耐えることしかできない。

後続のバーテックスが迫る中、五人は最前線で致命的な隙を晒す事態に陥っていた。

 

 

 

 

仲間たちが一斉に崩れ落ちるその光景を、東郷は少し離れた後方から見せつけられていた。

巨体を持つ牡牛型バーテックスが現れたと思った瞬間、五人が一斉に苦しみ始めたのを見て一瞬何が起きたかわからなかった東郷だったが、わずかなタイムラグの後届いてきた不快な音により否応なしに状況を理解させられた。

この距離でも顔を顰めさせられるほどのものを、あれだけ至近距離から浴びせられているのだ。その苦しみは想像を絶するはずだ。

 

大事な人たちが苦しむ姿に焦りながらも冷静に、東郷は遠方から敵の姿を観察する。

今、動けるのは自分一人だ。

今最も大事なことは、仲間たちの身を案じ祈ることではなく、一刻も早く状況を打開するための援護を行うことだ。

 

「あの、鐘か!!」

 

東郷の瞳が、牡牛型の頭上でゆったりと前後に揺れるベル状の部位を捉えた。

状況から見て、アレが発生源であることは間違いない。

狙うべきターゲットを見定めた東郷が、静かな怒りを込めながら狙撃銃の引き金を引き絞る。

 

「待ってて!今、私が―――っ!!??」

 

東郷の狙撃は一発必中。

放たれた弾丸は寸分の狂いもなく、目標である牡牛型バーテックスの鐘へと直撃するはずだった。

 

―――遮蔽物さえ、現れなければ。

 

狙撃銃の先端より弾丸が放たれたその瞬間、東郷と牡牛型バーテックスを結ぶ丁度中間のあたりで突如、巨大な頭部が地面から染み出すように姿を現した。

仲間たちを救うはずだった東郷の弾丸は、結果として新しく現れたその巨体へと吸い込まれ、わずかな傷を付けるに留まって消滅した。

その敵は魚型バーテックス。地面に潜航し、その中を泳ぐ能力を備えた新手の敵は、今の今までその存在を地中に隠し続けていたのだ。

 

その名の通り水面を跳ねる魚のごとく地面から飛び出した魚型バーテックスは、飛び出した勢いのまま東郷の頭上を越え、大きく地面を揺らしながら再びその中へと潜航する。

 

「くっ…これじゃ狙撃が…皆…!」

 

銃弾を無力化する姿の見えない敵が潜むこの状況では、東郷は狙撃を行えない。

東郷が援護に入るということも、バーテックス側は当然のごとく織り込み済みだった。

バーテックスは綿密に、勇者達の手札を潰していく。

第三陣である水瓶型と天秤型も直に攻撃圏内へと到達する。

無防備になった勇者達の喉元に、殺意の刃が迫っていた。

 

 

 

 

新たな二体のバーテックスが遂に前線へと現れた。

三体のバーテックスが居並ぶ光景に、皆の心に絶望の二文字がよぎる。

 

そんな最悪な状況の中、樹は不快感に涙を浮かべながらも、自分の心の中に苦しみとは別の感情が膨れ上がっていくのを感じていた。

誰もが苦しみ蹲る中、ゆっくりと樹が立ち上がる。

膝はガクガクと震え、額には脂汗が滲んでいる。

苦しくないわけじゃない。でも、それ以上に許せなかった。

今の樹を突き動かしているのは偏にその感情だった。

 

膨れ上がった感情の名前は『怒り』だ。

理不尽な苦しみに対する怒りも、大切な人たちを傷つけられていることに対する怒りも当然ある。

しかし、今一番樹が許せないのは―――

 

「…違う…!」

 

――お!なんだよ見に来てくれてたのか。よーし、じゃあいつも以上に気合入れてやるから、しっかり見てろよ樹!――

――へぇ~紘汰の妹さんか。よろしくな。今日は楽しんでってくれ――

 

ステージの上で輝くお兄ちゃんたちの姿に、心が躍った。

音楽は私に、憧れと楽しさを教えてくれた。

 

「こんなの…!」

 

――ねぇねぇ夏凜ちゃん。じゃあさ、この歌はどう?知ってる?――

――ええ知ってるから早く入れなさい。アイツの鼻っ柱叩き折ってやるんだから。ホラ、樹もどんどん入れなさいよ。練習なんでしょ?――

 

いつもと違う場所で、皆と過ごす時間が楽しかった。

音楽は私に、たくさんの思い出を与えてくれた。

 

「こんな…ものは…っ!」

 

――すっごいよ犬吠埼さん!歌、こんなに上手だったんだね!――

――ホントホント!歌手、目指してみたら?私、ファンになるよ!――

 

テストの日、私の歌を褒めてくれるクラスの皆の笑顔が嬉しかった。

音楽は私に、私でも誰かを笑顔にできるんだってことを教えてくれた。

 

「音は…音、楽は……っ!!」

 

――お姉ちゃんは樹の歌が上手だって知ってるから――

――お前は歌上手いんだから、本気でやれば絶対成功するって!――

 

お姉ちゃんが信じてくれた。お兄ちゃんが背中を押してくれた。

音楽は私に、大切な夢を与えてくれた。

 

「音楽は!人を幸せにするものなんだから!!!!」

 

体を縛り付けるような不快感も、それ以外の何もかもをも振り払うように、樹は右腕を突き出した。

樹の怒りに呼応するように、突き出した右手の手首、そこに現れた鳴子百合型の装飾から若草色の光のワイヤーが一斉に飛び出した。

飛び出したワイヤーは、わずかに螺旋を描きながらも牡牛型へと直進する。

水瓶型のバーテックスがその進行を阻害するためにバスケットボール大の水球を大量に生み出した。

生み出された水球は水瓶型からの命令に従うように牡牛型と樹を結ぶ直線状へと布陣する。

しかし、そんなものでは今の樹は止められない。

進路上に現れた水球をまるで初めから何もなかったかのように切り裂きながらワイヤーは尚も突き進む。

そしてついにその先端が、牡牛型のベルへと到達した。

 

「これ、でぇ!!」

 

震える手を、強く握りしめる。

樹の動作に反応したワイヤーがベルへと絡みつき、真っ二つに切り裂いた。

音を悪用するものは、例え何であろうと許さない。

無理をした反動にふらつきながらも音波が止まったことを確認した樹は、弱々しくも安心したように微笑んだ。

 

 

 

 

樹の奮闘により、一先ずの危機は脱した。

行動不能に陥っていた勇者達も直に立ち直るだろう。

だがしかし、それを大人しく待ってくれるほどバーテックスは優しくない。

作戦を覆された怒りなのか、それともただ単純に一番弱っているものを狙っただけなのか、バーテックス達の敵意の矛先は今、樹へと向けられていた。

 

消耗した樹へと、大量の水球が迫る。

それに気づいた樹が迎撃を試みるがしかし、うまく腕が上がらない。

あっという間に水球は樹の周りを取り囲み、一斉に飛び掛かる時を待っている様はまるで、鎖につながれた猟犬の様だ。

そしてついに、その時はやってきた。

樹を取り囲んでいた水球が、一斉に動き出す。

避けようのない状況に、樹の体は一気に硬直した。

やられる――!

 

『イチゴアームズ!シュシュっと!スパーク!!』

 

その瞬間、銀線が閃いた。

樹を取り囲んでいた水球は、樹へ到達する前に全て弾けて消滅する。

それと同時に樹は、倒れそうになった自分の体を背後から優しく支える誰かの手の感触を感じ、瞑っていた瞼を恐る恐る開いた。

 

「サンキュー樹。ホント、よく頑張ってくれたな。もう大丈夫だ。」

「お兄…ちゃん…。」

 

その誰かは、イチゴアームズの赤い鎧を身に纏った紘汰だった。

右腕で優しく樹の体を支えながらも左腕は無双セイバーを構え、油断なく周囲を見回している。

音がやんだその瞬間、樹の危機に気づいた紘汰は、すぐさま体制を立て直すと機動力に優れたイチゴアームズにチェンジ、救出の為に駆けつけたのだ。

少し離れた場所では、同じく立ち直った友奈と夏凜が尚も迫りくる水球を潰している。

そして風は―――

 

「人の妹にぃ……何してくれてんの、よ!!!!」

 

巨大化した大剣を、横一文字に思いっきり振りぬいた。

怒りを込めたその一閃は、水瓶型と天秤型、並んでいた二体のバーテックスを中央から纏めて両断した。

御霊はまだ無事なものの、体を上下に分断されたバーテックス達の行動が停止する。

その隙に風は愛する妹の元へと駆けだし、その勢いのまま抱き着いた。

 

「樹ーーー!!大丈夫!?怪我はない!?よく頑張ったわね樹…。あぁ、本当に良かった…。」

「お、お姉ちゃん苦しいよ…。それより、早く封印しないと…。」

「そ、そうね…。よし、皆今のうちに―――って何…?」

「バーテックスが…引いていく……?」

 

牡牛型、水瓶型、天秤型の三体のバーテックスが、回復もそこそこに後退していく。

三体が向かう先にいるのは、これまで何をするでもなく悠然と佇んでいた獅子型バーテックス。

その獅子の鬣の様な、日輪の様な巨体の中心から炎が生まれ、一気にその全身を包み込んだ。

後退した三体のバーテックスが、まるで自らを薪として捧げるかのようにその炎の中へと身を投じていく。

バーテックス達を取り込んだ炎が、より一層燃え盛る。

やがて徐々に炎は収まり、その中から遂にそいつが姿を現した。

 

「合体…したってのか?」

「そんなの、聞いたことないわよ!?」

 

獅子型をベースに、中央に天秤型の中心部、本体下部には水瓶型の水球が取り付き、両サイドにそそり立つのは牡牛型の角だろうか。そして何よりも、元の獅子型よりも明らかに巨大化している。

威容を備えるその怪物の名は、『レオ・スタークラスター』。

勇者達を確実に殲滅せんがための、バーテックス側の決戦存在。

それが今、動揺する勇者達を悠然と見降ろしていた。

 

 

 

 

現れた怪物から放たれる圧倒的な威圧感に、全員が言葉を失う。

乗り越えても乗り越えても、さらなる次の一手を用意してくる敵の執念に、誰もが恐怖すら感じ始めていた。

 

「…で、でもこれで四体まとめて倒せるよ!」

「友奈の言う通り、まとめて封印するわよ!」

 

絞り出したような友奈の言葉に風が同調する。

それが空元気であることは誰の目にも明らかだったが、そんなことを言っても仕方がない。

世界を守るためには、ここで引くなんていう選択肢はありえないのだから。

 

「そうだな、よし!じゃあ皆は準備を始めてくれ。あいつは一旦俺が―――皆!逃げろ!!!!」

 

紘汰が戦闘態勢を取った瞬間、レオ・スタークラスターの前方に円を描くように、膨大な数の火球が現れた。

次の瞬間、一つ一つが小型の太陽の様なその火球が、足元の勇者達目がけて一気に襲い掛かった。

 

「コイツ!追尾すんの!?」

 

構えた防御のその上から、風が炎に呑み込まれた。

必死で逃げる樹が捕まり、地面へと叩き落とされる。

追尾を逆手に取ろうとした友奈に、全方位からの火球が殺到した。

反撃を試みた夏凜の刃は無残に砕け、横合いからの衝撃が彼女の体を吹き飛ばした。

魚型の隙をついて放たれた東郷の弾丸は意味をなさず、お返しとばかりに放たれた火球に強かな逆撃を喰らった。

 

「皆!?くそぉっ!」

 

仲間たちが次々と炎の中へと消えていく光景が、紘汰の頭を熱くする。

四人はそれぞれの位置で倒れ、その安否は確認できない。

それよりもまずは紘汰自身を追いかけてくる火球を何とかしない事には、助けに行くことすらままならない。

防御はダメだ。意味がない。かといってこのままではいずれ追いつかれる。

それならばと紘汰は、背後から猛追してくる火球へ向けてイチゴクナイを投擲した。

クナイは狙いたがわず火球の元へと直進する―――しかし。

 

「な!?呑み込まれ―――ぐあぁぁぁあ!!」

 

クナイの直撃をものともせず突っ込んできた火球が、紘汰の体を弾き飛ばす。

空中で何度もお手玉のように弄ばれた紘汰の体は、最後の一発で地面へと叩きつけられた。

今、紘汰が身に纏っているのはイチゴアームズ。

機動性を重視したその鎧は、紘汰の手持ちの中で最も装甲が薄い。

脳が揺さぶられ、視界が明滅する。

抵抗するように伸ばされた手は何もつかむことはなく、すぐに力を失った。

 

 

 

 

「―――ッ!…俺…今気絶してたのか…?ぐっ…いってぇ…。」

 

全身から感じる痛みが、紘汰の意識を無理やり浮上させた。

一体どのぐらい寝ていたのだろうか。

あれだけの激戦をしていたのにも関わらず、やけにあたりは静かだった。

 

「…そうだ!皆は!?」

 

ぼんやりしていた頭が徐々に覚醒し、それと同時に直前の光景が紘汰の頭に蘇る。

痛みを無視して無理やりに跳ね起きると、仲間たちの安否を確認するためあたりを見回した。

東郷、友奈、夏凜は最後に記憶していたのと同じ場所にいる。

僅かに動いているのが見えたから、最悪の事態には至っていないようだ。

一先ず安堵の息を漏らし、次は樹の方へと視線を向ける。

樹もまた、その場所を動いては居なかった。

しかし、遠目に見る樹の様子がおかしい。

倒れた状態からわずかに身を起こし、どこかに向かって叫んでいる。

湧き上がった猛烈な嫌な予感に突き動かされるように、樹の視線の先へと自身の視線を向ける。

そこに、あったのは――――

 

「姉ちゃん!!!!」

 

―――巨大な水球にとらわれた、風の姿。

先ほどのものとは比べ物にならないほど大きな水球の中で、風はピクリとも動いていない。

この位置からでは表情をうかがい知ることはできないが、しかし大剣を握る手は力なく垂れさがっている。まさか―――。

 

「いや、違う、まさか、そんな、ダメだ、姉ちゃん!!!」

 

最悪の想像が、頭の中をよぎる。

それを振り払うように動き出そうとして、膝から崩れ落ちた。

紘汰の思いとは裏腹に、ダメージを受けた体はうまく動いてはくれない。

 

「くそ!畜生!動けよ!…なんで!なんでだ!ここで動けなきゃ俺は…っ!!!」

 

思い通りに動かない膝を、自分で殴りつける。

一瞬だけ震えが止まり、痛みも疲労も何もかもを無視して一歩でも足を前に進める。

 

「誓ったんだ…守るって!約束したんだ…皆で生き残るって!!だから、俺は誰の命だって…絶対に諦めねぇ!!」

 

皆を守ると、守れる自分に変わると、そう誓った。

今、自分の命よりも大切な家族の命が危険に晒されている。

力を得たのは誰かを守るためだ。今日まで頑張ってきたのはこの時のためだ。

 

「今、ここで行けなきゃ…ここで変わらなきゃ…!いつ変わるっていうんだよ!!!!」

 

―ドクン―

 

不意に感じた何かの脈動に、紘汰はハッと動きを止めた。

不思議な感覚に促されるように、右の腰へと手をやった。

普段は予備のロックシードが装着されているそこに、なじみのない三つ目がぶら下がっていた。

震える手でそれを掴み、眼前へと持ってくる。

 

「これ…は……。」

 

それは、裕也に手渡されたあの謎のロックシード。

紘汰の手の中で今なお脈動を続けるそれは、まるで何かを訴えかけているようだった。

 

「まさか…使えって…ことなのか…?」

 

その時、まるで紘汰の呟いた言葉に応えるようにそのロックシードが一際大きく脈動した。

その脈動とともに、自分の鼓動が大きくなっていくのを感じる。

ロックシードを握る手と逆の手にはいつの間にか、黒いユニットが握られていた。

これは、あの時受け取った袋の中に入っていたもう一つのもの。

あの時はロックシードの印象が強すぎて疎かにしていた、用途不明の物体だ。

不思議なことに今はそれが、何に使うものなのかをなんとなく理解できていた。

それらを握ったまま、何かに導かれるようにバックルの左側、普段は鎧武の顔が浮かび上がったプレートが装着されている部分に手をやった。

そこに触れる手にいつもの感触はない。そのプレートは先ほどの衝撃でどこかに行ってしまったようだ。

黒いユニットを、その部分へと装着する。それは初めからそこにあったかのようにぴったりとなじんでいた。

どうすればいいのかが、なぜか理解できる。まるで誰かが耳元で直接教えてくれているようだった。

空いた片手に、オレンジロックシードを握りしめる。

両手に持った二つのロックシード。その開錠ボタンを押した瞬間、声が聞こえた気がした。

 

――守ってみせろ――       

 

『オレンジ!』『メロンエナジー!』『ミックス!』

 

『オレンジアームズ!花道!オン、ステージ!!』

『ジンバーメロン!!ハハァ―ッ!!!』

 

「――ああ。言われるまでもねぇ!」

 




と、言うわけで新フォームはジンバーメロンでした。
わすゆ編に兄さんを登場させると決めた時からずっとやりたかったことをとうとう消化。
というか設定的に他のジンバーというかエナジーロックシードが出しにくかったのでこうせざるを得なかったという事なんですけどね。

ジンバーのシステムボイスは厳密にいえばちょっと違いますが、そこは雰囲気重視で少し削っています。
最後のとこ文字の配置も演出重視で調整していますが、携帯から見た場合おかしくなるかもしれませんので後で修正するかもです。

※やっぱり携帯で見ると変だったので最後変更しました。その他、ちょこっと微修正。

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