今回タイトル通りベビーとサムスが感動(?)の再開をします。
サムス視点
私はサムス・アラン。フリーのバウンティーハンターだ。
今私はスターシップである場所へ向かいながらベビーの事を思い出していた。
ありとあらゆる生物から生体エネルギーを吸い尽くす浮遊生命体「メトロイド」と言う生物を殲滅すると言う任務で向かった惑星SR388で出会った小さなメトロイド…「ベビー」。あの子は卵から孵ってすぐに見た私を母親だと思い私に懐いて付いてきた。
ベビーを連れ帰った私はベビーをスペースコロニーの宇宙科学アカデミーへと預けようとした。メトロイドの持つ優れたエネルギー特性の平和的利用のために。しかしベビーは本能で私から離れる事を悟ったのか鳴いていた。私はベビーを安心させるために「必ず迎えに来る」と言ってその場を後にした。
研究は順調に進んでいき、ベビーは銀河の希望の光となると思っていた。しかしその思いは一瞬して砕け散った。
かつて私が壊滅させたスペースパイレーツが復活し、私の宿敵であるリドリーがベビーを連れ去って行ったのだ。
私はベビーを奪還する為に敵の本拠地である惑星ゼーベスに向かい侵入した。私はあらゆる敵を倒し続け地下基地を進んでいった。──ベビーを絶対助けると誓い。
しかしそんな私の前に現れたのは、巨大なメトロイドだった。
そのメトロイド は周りにいた生物からエネルギーを吸い続けていた。私はアイスビームで応戦するが効かず、私もそいつの餌食となってしまった。エネルギーが尽きかけていた時、私はベビーの名を叫んだ。すると、メトロイドはエネルギーを吸うのをやめ私から離れ、まるで甘えるように鳴きだしたのだ。その時私は確信した。この巨大なメトロイドがベビーだと。そしてベビーはその後どこかへと飛び去ってしまった。
そして私は蘇ったマザー・ブレインの元に辿り着いた。しかし以前より遥かにパワーアップしたマザーの力の前に、私は追い込まれてしまう。マザーがトドメを刺そうとしたその時、ベビーが現れマザーのエネルギーを吸い取り私に与えてくれたのだ。しかしその間にエネルギーを吸い尽くされたと思っていたマザーが復活。その攻撃を受けながらもベビーは私を守りエネルギーを分け与えてくれた。──しかしマザーの攻撃を受け続けたベビーは身体を撃ち抜かれ私の頭上で砕け散った。
私はベビーが分け与えてくれた力のお陰でマザーを倒す事に成功した。その後作動した自爆装置によって惑星ゼーベスは消滅しスペースパイレーツは今度こそ壊滅した。
しかし私は素直に喜べなかった。ベビーを救う筈だった私がベビーに救われ──そして失った。両親、オールドバードに続いてベビー…これで私は三度も家族を失ってしまった。しかし涙は出なかった。ただあるのは──「必ず迎えに来る」と言うあの子との約束を守れなかった罪悪感だった。
そしてそれから数ヶ月が経ったある日、ボトルシップからのSOS信号をキャッチした私は、かつての上官、アダムと再会した。
そこで連邦軍は、メトロイド唯一の弱点であった「冷気に弱い」と言う欠点を、遺伝子操作によって克服させた状態で再生させ、セクター0と言う場所でメトロイドを大量生産している事を知った。
アダムはそれを世に出させる訳にはいかない、とセクター0を切り離し……メトロイドと共に消えた。
そして現在、私は現在置き去りにしてしまったかけがえのないものを求めて、スターシップでそのボトルシップへ向かっている。
到着した私はそのある物を求めて通路を進んだ。ある巨大な部屋に辿り着いた時、かつてゼーベスにいたスペースパイレーツの幹部にそっくりな生物が現れ襲い掛かってきた。なんとかその生物を倒した私は、更にボトルシップの奥へと進み目的の部屋にへと辿り着いた。
そこにはアダムが使用していたヘルメットが地面に転がっていた。恐らく私がMBとの会話を見て部屋を出た時落ちたのかもしれない。誰も来なかったならそのままだったのだろう。
私はヘルメットを拾い上げ抱きしめた。私が彼を心から信頼していたように、彼もまた私を信頼していた…それが伝わってくるようだった。だが次の瞬間──
ガタン
──物音が聞こえ私は我に返った。音がした方へ視線を向けると、机の下から小さな人間の子供が現れた。何故こんなところに子供が…。
ベビー視点
光に包まれた僕は意識がはっきりとして目を開けると、ある部屋の中にいた。でも明かりが弱くて暗い。それに生物の気配が全くない。此処は一体何処なんだろう?
目の前には黒い被り物…ヘルメットって言ったけ?が一つ置かれていた。誰のだろう?前はこう言うのを被った事が無かったから被ってみたくなっちゃった。
僕はそれを持ち上げて早速被ってみた。大き過ぎてブカブカしていたけど初めての感触にワクワクして周りを走り回った。
「わーい、面白〜い」
はしゃいでいると何か向こうの方から「ガシャン」って何かが開くような音がした。そして「ダン、ダン」って何かが近づいて来るような音も聞こえる。僕は怖くなって急いで隠れようとした時に被っていたヘルメットが取れちゃった。取ろうとしたけど足音はもう近くまで来ていたから無理だった。
そして扉が開くと誰かが入ってきた。僕は怖くてそのまま動けないでいた。しかも足音が段々大きくなって来てる。
こっちに来てるって事。もしかして見つかったのかな…。
僕は怖くて怖くて身体を震わせた。声も出そうになったけど見つかっちゃうかもしれないからじっと我慢した。
そして僕の目の前近くで足音は止まった。見つかったのかな?恐る恐る見ると僕が被っていたヘルメットをお姉さんが持って抱きしめた。あのヘルメットはあのひとのなのかな?もっとよく見ようと身体を前に出そうとした時、勢いあまって椅子を突き飛ばしちゃった。それに吊られて僕自身も出てしまった。
その音にお姉さんが気付いて僕を見つけると驚いた顔をしていた。
「貴方は…!?」
どうしよう、どうしよう。なんて言えばいんだろうォ!混乱していると…
ブー、ブー
…なんか物凄い音が鳴り響いた。えっ、何!何が起こったの!?
『自爆装置が作動しました。速やかに施設外へ避難してください。起爆まで後5分』
えっ!自爆!?もしかして此処凄く危ないところだったの?するといきなり女の人が僕の手を掴んだ。
「こっちへ来て」
お姉さんの手を引っ張られて急いで部屋から出る。走っている途中で周りのが「ドン、ドン」と物凄い音を立てながら爆発している。その途中で見た事ある宇宙人から襲われそうになると女の人は僕を抱き抱えた。
「大丈夫よ。私が守るから」
そしてお姉さんはそのまま走り出して宇宙人の攻撃を振り切る。でも何でだろう?このお姉さんを見ていると懐かしく感じるし、抱えられていると何だが凄く安心する。
そしてこの状態のまま走り続けると、黄色い宇宙船にへと辿り着いた。あれ?これママのお家に似ているような⋯
中に入るとお姉さんは僕にヘルメットを預け椅子に座るとなんか色々弄りだした。
「いい?しっかり掴まってて」
「う、うん」
そして船は勢いよく発進する。その直後僕達がいた場所は勢いよく爆発した。危なかった…。もう少し遅かったら僕はまた死んじゃっていたかも。
「大丈夫?怪我はない?」
「うん大丈夫だよ」
「そう。良かった」
「ところでお姉さん誰?」
「私か?私はサムス・アラン」
えっ…サムス・アランって確か僕のママの名前じゃないっけ?それにこの場所なんか見た事あるし…もしかして…
「もしかして…ママ…」
「えっ!?いや、私は君の母親ではない。それに私には子供がいた事など」
「僕だよ、ベビーだよ」
「…えっ!?……冗談はやめなさい。貴方がベビーなんて…」
「本当なんだよ。僕はママのパパとママと「おーるどばーど」って言う鳥のお爺ちゃんから言われたんだ」
僕は今までの事を全部ママに話した。僕がママを守って死んだ後、ママのパパとママとおーるどのお爺ちゃんに会った事。おーるどお爺ちゃんが僕を人として生き返らせてくれた事。そしてママが大変な事になったら助けてほしいと、ママのパパとママに言われた事。
「じゃあ貴方は本当に…ベビーなのね…」
その話を終わった時にはママは涙を流していた。
「ベビー…ゴメンね。あの時貴方を守ってあげられなくて。私は貴方の母親失格だ」
「そんな事言わないでママ。ママはあの時僕を助けに来てくれたんでしょ?だから恨んでなんかいないよ。それに今回は僕をちゃんと助けてくれたでしょ」
僕はママのママに言われたのと同じような言葉をママに言う。
「ありがとうベビー。もう貴方を一人にはさせないからね」
「うん」
僕はママと会えた喜びと初めての事ばっかりで疲れちゃったからちょっと寝よう。ママ…お休みなさい…。
サムス視点
ボトルシップで出会った子供は自身をベビーと名乗った。最初聞いた時何かの冗談だと思ったが、どうも嘘を言っているようにも思えなかった。話を聞いてみるとある場所で私の両親や保護してくれたオールドバードに会って新しい命を貰ったと言う。そして私を助けてほしいと約束したらしい。
そんな話信じられなかったが私の両親の名前やオールドバードの名前を知っていた事から事実だと思った。私はベビーに再び会えた喜びから涙が出てきてしまった。そのベビーは疲れてしまったのか後ろで小さなイビキをして寝ていた。
お父さん、お母さん、そしてオールドバード……ありがとう。そして誓う。もう二度と
一応ベビーの人間の姿はpixivにある擬人化ベビーを想像しています。