他作品でSCP   作:スーパー1

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SCP-2002-jp-j ”鏡の世界”

アイテム番号:SCP-2002-jp-j

 

オブジェクトクラス:keter Neutralized

 

特別収容プロトコル:SCP-2002-jp-jは、現在日本全域で発生していると考えられ、また範囲もどこまで存在するか不明であるため、収容は不可能と思われます。

SCP-2002-jp-jは現在無力化された模様です。

 

説明:SCP-2002-jp-jは、鏡や反射物を出入口とする所謂「鏡写しの世界」です。内部は全て左右反転しており、電子機器以外の機能はこの世界と変わりはありません。また、通常の人間は内部に入った後、数分足らずで消滅します。

内部には通常の手段で入ることは不可能であり、判明している手段は確認できただけで二つ、それ以外は解明されていません。

一つ目はSCP-2002-jp-j内部に存在する生命体(以下SCP-2002-jp-j-1と呼称)によって引きずり込まれる方法、二つ目はカードデッキと呼ばれる道具(以下SCP-2002-jp-j-2と呼称)を用いて侵入する方法です。

SCP-2002-jp-j-1による方法は日本中で発生した原因不明の行方不明事件にも関わっている可能性があります。

SCP-2002-jp-j-1は様々な個体がいるらしく、■■博士によって行われた実験により、確認できただけでも蜘蛛、龍、二足歩行の蟹や馬などが発見され、そのすべてが人を主食とすることが判明しています。

SCP-2002-jp-j-2は特殊な材質で構成された薄い箱の中に複数枚のカードが封入されたものです。反射物に向けることによりベルトが出現、そのベルトにSCP-2002-jp-j-2を差し込むことにより特殊なパワードスーツが装着されます。この状態になることでSCP-2002-jp-j内部に自発的な侵入が可能となります。なお、脱出時はSCP-2002-jp-j内部の鏡面体に飛び込むことで侵入時の鏡面体前に排出されます。しかし、SCP-2002-jp-j内部はSCP-2002-jp-j-2を装着した状態であっても約十分程度で消滅が始まることが確認されています。

また、パワードスーツの状態では、右手の装甲にSCP-2002-jp-j-2本体に封入されたカードを読み込ませることによって武装の展開やSCP-2002-jp-j-1の一種と思われる人型の怪物の召喚・使役を行うことが可能です。

scp-2002-jp-j-2は、■■大学に潜入していたエージェント・■■■が発見、送付したもので、学生数人と教授が行方不明となったゼミナールの研究室にてSCP‐2002‐jp‐jの文献とともに複数個保管されていました。

現在SCP-2002-jp-j-2はサイト-■■■■内部の収容ロッカーにて保管されています。

 

 

以下、SCP-2002-jp-jの調査記録

 

調査記録 日付20■■/■/■■

 

調査員:D-1251 (カメラ、マイク、脱走防止用小型爆弾、SCP-2002-jp-j-2装着状態。また時間制限と対象SCiPの大まかな内容も説明済み)

 

実験場:サイト-■■■■内部 実験室A

 

《記録開始》

 

D-1251『っとと…へぇ、鏡の世界とは聞いてたが…』

 

■■■博士『D-1251、そちらの状況を。』

 

D-1251『ああ、こっちは一見普通に見えるが…よく見るとモノの配置が逆になってるっぽいな。』

 

■■■博士『あなた以外に生物はいますか?』

 

D-1251『今のところ見当たらないな。』

 

■■■博士『では、こちらと同様にその部屋の扉に鍵はかかっていますか。』

 

D-1251『ちょっと待っててくれ……うん、開かないな。』

 

■■■博士『ではこちらの鍵を開けますので、そちらの鍵が開くかどうか確認してください。』

 

《鍵が解錠される音》

 

D-1251『…おっ、こっちも開いたみたいだ。』

 

■■■博士『そのまま歩き回ってみて下さい。気になる点があれば逐次報告を。』

 

D-1251『了解だ。』

 

 

~数分間廊下を歩く音が鳴り続ける~

 

 

D-1251『そろそろ行けるところは一通り回ったが…』

 

■■■博士『そうですか。では時間も近づいていますので一旦戻ってきてください。』

 

D-1251『確か時間が来ると消えちまうんだったか。わかったよ。えーっと確か…鏡とかに飛び込めば良いんだったけ?』

 

■■■博士『はい。それでこちらに戻れます。』

 

D-1251『あいよ。…うおぁっ!?』

 

■■■博士『どうしました!?』

 

D-1251『なんか白い怪物が…うおっと!』

 

■■■博士『それが先程説明した生物です!至急こちらに戻ってください!』

 

D-1251『いや、ほっといたら不味いんだろこいつ!?っおらぁ!…あれ。』

 

■■■博士『…怪物に何か変化がありましたか?』

 

D-1251『何か…殴ったら爆発した。』

 

■■■博士『…そちらの世界の怪物は死亡すると爆発するとのことですが…』

 

D-1251『…そっち戻るわ。』

 

■■■博士『…はい。』

 

《記録終了》

 

 

補足:20■■年1月19日、都内にSCP-2002-jp-j内部よりトンボ型のSCP-2002-jp-j-2が大量に出現、それ以降SCP-2002-jp-jの活動が認められず、またSCP-2002-jp-j-2もすべて、単純なパワードスーツである点以外の殆どの機能も使用不能となりました。

本部は以上を持ってSCP-2002-jp-jが完全に活動を停止したと判断し、オブジェクトクラスはNeutralizedへと再定義されました。

現在SCP-2002-jp-j-2はAnomalousアイテムとしてサイト-8109にて保管されています。

 

 

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