ダンボール戦機 C(シンデレラ) 02
<< 第2章 ナックル使い!前川登場 >>
―――???―――
?「イプシロンBの起動及びアクティヴ状態を確認………」
?「…バトルをした、という事だね。緒方智絵里」
?「楽しみにしているよ……君の成長を……」
―――――1週間後―――――
未央「おっはよ、ちえりん。 もうLBXの操作には慣れた?」
智絵里「あっ未央ちゃん、おはよう」
智絵里「はい、だいぶ慣れました…というよりも」
ガシガシガシガシガシャンッ ウィィィン
智絵里「すごいんです、思い通りに動いてくれるっていうか…」
未央「機体反応速度、かなり高そうだねー」
未央「それにしても、そのKって人はなんでちえりんにLBXを……」
智絵里「真の力…イプシロンに、隠された機能でもあるんでしょうか…」
未央「あっ、そうそう!ちえりん、次のオフっていつ?」
智絵里「んーと…確か、あさっては空いてたような……」
未央「やったーっ!私も空いてるよ、その日!」
未央「幾ら貰い物っていっても、それだけの武装じゃこの先厳しいと思うんだ」
未央「という訳で! ミソラ商店街のキタジマに、一緒に行こう♪」
智絵里「ミソラ…? あぁ、あの河川敷の近くですね」
智絵里「よくあそこでも、四葉のクローバー探したりするんですっ」
未央「おっと! そろそろ未央ちゃんはレッスン行って来るねー」
未央「それじゃ、ちえりん! 二日後に、ミソラ商店街行こうね!」
智絵里「はいっ!」
?「あれ? 智絵里チャン、それもしかしてLBXにゃ?」
智絵里「あっ、みくさん。 おはようございますっ」
前川「おっはにゃーん。 で、それ…どこのLBXなのにゃ?」
前川「タイニーオービット?サイバーランス?どっちかだと思うんだけどにゃぁ…」
智絵里「あ、もしかしてLBXを作ってる会社のこと……ですよね?」
前川「そうにゃ。 みくは、どの会社もそこの味が出たデザインで好きにゃー」
智絵里「これ…どこの誰が作った物か、よくわからなくって……」
前川「え…? もしかして、拾った…とか、にゃ?」
智絵里「近いかもしれません…こないだ、楽屋に贈られてたんです」
前川「全然近くないにゃ! それ、プレゼントって事にゃあ!?」
前川「羨ましいにゃあ~……というかこの子、凄い出来にゃぁ……」
智絵里「未央ちゃんにも散々調べてもらったんですけど…手掛かりなしで」
前川「うぅー、カッコイイにゃぁ! 名前とかも分からないのにゃ?」
智絵里「いえ、贈られてきた箱に、イプシロンって書いてありました」
前川「いぷしろん…? やっぱ、聞いた事無い名前にゃー」
前川「もしかしたら、LBXの開発に携わってるような人が、智絵里チャンのファンだったり!」
前川「それで、智絵里チャンの為だけにこのLBXをハンドメイドしたんだにゃ!」
智絵里「えっ、この子…手作りって事ですか?」
智絵里「でも、ファンの方じゃないような気が……」
~貴女なら、きっとこちらの真の力を引き出すことが出来る~
智絵里(ファンだったら、あんなお堅い文面で送って来ないよね……)
智絵里(それに私はLBXに興味持ったことなかったし、触った事すら……)
智絵里(どうして私が? 私が選ばれた理由って、いったい……)
前川「よぉし!営業行くまでまだ時間あるし、みくとバトルにゃ!」
前川「みくのクノイチで、そのいぷしろんチャンの秘密を暴くにゃっ!」
智絵里(秘密…イプシロンの<真の力>、かぁ……)
智絵里「えと、レギュレーションは……?」
前川「時間もあんま無いし、制限時間3分のストリート、でどうにゃ?」
智絵里「いいですよ。まだ始めたばかりですけど…私で良ければっ」
前川(ほんとはイプシロンチャンが気になるんだけど……)
前川(さすがに智絵里チャンにそれを言っちゃうと、失礼になっちゃうにゃ)
前川「それじゃー行くにゃあ! Dキューブ、展開だにゃぁ~!」
<フィールド:草原>
バ ト ル ス タ ー ト
前川「クノイチMC<ミクカスタム>! いくにゃー!」
智絵里「お願いっ、イプシロン!」
>>>強化ダンボールのジオラマ内に、2体のLBXが投下された
>>>1体は、智絵里が初めて手にした謎のLBX―――イプシロン
>>>そしてもう1体。前川みくのカスタムが施された、クノイチだ。
>>>カラーリングは通常の紫と異なり、赤と白と藍色の丁寧なペイント。
>>>2種類の武器を持たせられる装備欄には、なんと両方ナックル(片方クナイ系)。
>>>ナックルの攻撃が攻撃がネコパンチに見える…とか見えないとか。
>>>クノイチのイメージを壊さず、自分の色をバトルで出していく……
>>>真面目な、みくらしいカスタマイズとなっていた。
>>>ちなみにパーツ構成だが…LGのみフレイヤ、その他は全てクノイチで構成。
>>>みく曰く、クノイチLGだとペイントする面積が少なかった…とか。
前川(見た目としては、TOの新作!?みたいなかっこいいデザインしてるけど…)
前川(見てくれだけ上等、って可能性もあるにゃ。ここは様子見のクナイ攻撃にゃ!)
前川「にゃっ! にゃあぁーっ!!」
ピピピッ ピピピピピッ
>>>みくの手慣れたCCM裁きで、クノイチが駆ける。
>>>フィールドの遮蔽物を利用しながら、確実にイプシロンとの距離を詰めていく―――
ガァンッ! キンッ キンッ!
前川「―――んにゃあ!?」
>>>今さっきまで、みくのクノイチはイプシロンの背後に回っていた。
>>>そのうえ、イプシロンから見てクノイチの居た場所は死角。
>>>段差によって、見えなくなっていた筈……だった。
>>>しかし、みくによる奇襲攻撃は失敗に終わった。
>>>動きを読んでいたのか、イプシロンは背後から迫り来るクナイを弾いた。
>>>そして、自身のメタルナックルで反撃を、2発ほどクノイチに叩き入れた。
前川「うぐぅ…今のは冗談抜きで効いたにゃぁ……」
>>>クノイチのLPは今の攻撃で、3分の2程まで減っていた。
智絵里(物陰に隠れてファーストアタックを決めるのは、速度重視のストライダーの鉄則…)
智絵里(未央ちゃん、ありがとう……アドバイス、さっそく役に立ってますっ!)
智絵里(ストライダーは身軽な分、耐久力が低い…はずだからっ)
智絵里(あともうひといきで、いけるはずっ!)
智絵里「てぇーいっ!!」
前川「にゃにゃっ♪ そんな攻撃、当たらにゃいにゃ!」
前川「みくは今までずーっと、ナックルを愛用してきたんだよー?」
前川「同じナックル使いとして言わせてもらうけど、そんな単調な攻撃に当たりはしないにゃ!」
智絵里(うぅ……どうすれば………)
智絵里(武装を買い足す為に、今度商店街に行くっていうのに…)
智絵里(このままじゃ、負けちゃう…!)
智絵里(ううん、始めたばっかりなんだもの。 負けてもいい…)
智絵里(負けてもいい、はず…なんだけど……)
~貴女なら、きっとこちらの真の力を引き出すことが出来る~
智絵里(でもでも…やっぱり、負けたくないですっ)
>>>イプシロンが拳を構える―――
>>>―――しかし、すかさずクノイチは距離を取る。
>>>と思ったら一瞬だけ接近し、イプシロンに的確な攻撃を入れる。
>>>反撃しようとする智絵里だったが、彼女はセンスがあるとはいえど初心者。
>>>もうその時点では、またクノイチに距離を取られていた。
智絵里(これって…未央ちゃんの言ってた、<ヒットアンドアウェイ>…!?)
智絵里(結構基本的な戦い方、らしいけど………)
智絵里(みくちゃんはそもそも、戦い慣れてる…!)
智絵里(攻撃と後退の間に、ほとんど無駄が無い……)
智絵里(まずい…! 攻撃を何度も受けたせいで、イプシロンのLPが半分以下に…)
智絵里(どうすれば…っ、どうにかして、突破口を―――)
前川「智絵里チャンには悪いけど、そろそろフィニッシュにさせてもらうにゃっ!」
前川「―――必殺ファンクション、だにゃっ!」
<INFO>アタックファンクション:蒼拳乱撃
智絵里「あぅぁっ! ファンクショ―――まずいですっ、ガードを…っ」
前川(これで墜ちなかったとしても、かなりのダメージを与えられるのは確実にゃ!)
ズガガガガガッ ドガガァァン!!
智絵里「う、うぅ…終わった? ―――ああっ!」
>>>イプシロンの残りLP:16
智絵里(まずい…これはまずいですっ! 通常攻撃でもあと1発2発でブレイクオーバー…)
智絵里(つまり、私が……負ける………)
前川「おぉ~耐え切ったね智絵里チャン!」
前川「でも! もうほとんどLP残ってないでしょ!トドメいくにゃ!」
智絵里「なにか……何か策を……」
前川「にゃーっはっはー!今更逃げ回っても遅いにゃあ!」
<INFO>残り時間―00:37
前川(…! ま、マズイにゃ! 残り時間が30秒しかないにゃ!?)
前川(こっちも向こうも近接…ナックルしか持ってないし、ヤバイにゃあ!)
前川「智絵里チャン! 逃げるのはやめるにゃーっ!!」
前川(みくはここで、ブレイクオーバー!スッキリ!して営業に行きたいのにゃ!)
前川(こうなったら! もう1発必殺ファンクションを―――――)
前川(ってCゲージ<チャンスゲージ>が足りないにゃあ! 蒼拳乱撃打てないにゃ!!)
<INFO>残り時間―00:21
前川(ちょっとショボいけど、これで我慢するにゃぁ!)
前川「必殺ファンクショーン!にゃっ★」
<INFO>アタックファンクション:旋風(つむじかぜ)
智絵里(―――旋風! 旋風なら分かります…これは、<ダッシュ>で横回避ですっ!)
前川「にゃああーっ! ウソ!?かわされた!?」
<INFO>クノイチC:オーバーヒート
前川「ふにゃあああ~!?」
智絵里「お返しですっ! ていっ、ていっ、ていっ!!」
前川「イタタタタタ、クノイチ耐えて!耐えるにゃあああ!」
前川(マズイにゃ…、オバヒのせいで攻撃を上手く避けられにゃい!)
前川(でもこのまま耐え凌げれば…みくの勝ちにゃ!)
前川(今回はタイムアタック…時間切れになった時点で、LPが高い方が勝ち!)
前川(智絵里チャンのイプシロンチャンはもう虫の息……いけるにゃ!)
<INFO>残り時間―00:08
智絵里「お返しは、まだ終わってませんよ……っ!」
智絵里「―――必殺ファンクション、ですっ!」
前川「……にゃっ!」
前川(何が来るかが問題にゃ…運が良ければ回避できるかもしれにゃい!)
<INFO>アタックファンクション:エスペランザモード
前川「え…すぺらんざ、もーど?」
>>>智絵里が選択した必殺ファンクションは、エスペランザモード。
>>>これは相手を直接攻撃する技ではない。
>>>しかし、その効果は一定時間攻撃アップ+攻撃でテンションゲージが減らなくなるというもの。
>>>―――つまり、制限時間ギリギリまで、ノンストップで殴り抜けられるという事!
>>>残り時間―00:06
前川「お願いだにゃぁクノイチ!何とか耐えてにゃあーっ!」
ドカッ バキッ ボコボコボコボコボコボコボコッ!!!
>>>残り時間―00:02
\ ピコーン! /
前川「に"ゃああああっ!」
<INFO>クノイチC:BREAK OVER
智絵里「はぁ、はぁ……っ、な、なんとか………」
前川「みくのクノイチが、負けたにゃ……」
智絵里「なんとか、勝てました……っ!」
前川「ふにゃーっ、悔しいにゃぁ! でも楽しかったにゃー!」
智絵里「みくさん、強かったですっ」
前川「そういう智絵里チャンこそ、久々の強敵だったにゃ!」
前川「いやぁ~、とても始めたばかりだなんて思えないにゃぁ……」
智絵里「そ、そうですか? えへへ、嬉しいですっ」
前川「それじゃ、みくは今から営業行って来るけど―――」
前川「わかんにゃい事あったら、いつでも聞いてくれていいからね!」
前川「という訳でCCMのアドレス、交換したいにゃー!」
智絵里「えっと、その…やり方、よく分からなくって……」
智絵里「未央ちゃんにも、お願いしてやってもらったんですけど……」
前川「仕方ないにゃー、みくに任せるにゃ!」
智絵里「ありがとうございますっ」
ピッピッピッピッ…… ティローン♪
前川「アドレス交換・完了!だにゃ。 これからもよろしくにゃぁ!」
智絵里「は、はいっ。 ありがとうございました」
智絵里「営業、お気をつけてっ」
前川「はいはーい! 行って来まーす、なのにゃ~♪」
―――――帰り道―――――
未央「あー、つっかれたぁー。 みくにゃんもおつかれ~」
前川「あぁぁぁ暑いにゃぁぁぁ…早く寮のシャワー浴びたいにゃぁ…」
智絵里「あっ! おーい、未央ちゃんっ、みくちゃんっ」
未央「おーっ、ちえりん! おっつかれぇー!」
智絵里「お二人とも、お疲れ様ですっ」
智絵里「それとみくさん。今日はありがとうございました、LBXバトル」
未央「え! ちえりん…まさか、みくにゃんとバトルしちゃったの?」
前川「どういう意味? みくとバトルしちゃ駄目にゃのー?」
未央「違う違う、みくにゃんってフツーに強いじゃん?」
未央「初心者のちえりんには、まだちょっと早かったんじゃないかなーって」
前川「その初心者の智絵里チャンに、見事にみくは負けたのにゃ……」
未央「えっ」
智絵里「えへへっ、苦戦しましたけど…なんとか勝てちゃいましたっ」
未央「おぉ!頑張ったねちえりん!それと、凄いねEちゃん!」
智絵里「こんなに思い通りに動いてくれるなんて…LBX、面白いですっ」
未央「あっ!そうそう、みくにゃん。 あさって暇?」
前川「んーと…その日は学校が終わったら暇になるけど?」
未央「じゃあさ、みくにゃんも放課後にミソラ商店街行かない?」
前川「未央チャン好きだねー、キタジマ。 確かにあそこの店長さん、優しいけど」
未央「それだけじゃないよー。ちえりん連れてくんだから、何かヒイキしてくれるかも!」
前川「相変わらずそういうところはゲンキンなのにゃ……」
未央「という訳で2日後の放課後! ミソラ商店街へ、GO!!」
智絵里「は、はいっ」
前川「りょーかいにゃあ!」
…
……
………
?「ふふふ……楽しそう、だね…… あの3人………」
>>>続
<< オタクロスのオタ知識 >>
オタクロス「オタクロスのオタ知識のコーナー、デヨ!」
オタクロス「ここでは、物語に関する様々な解説を行なっていくデヨ」
オタクロス「今回は、こちらデヨ~!」
<ウォーリアー・M(ミオカスタム)>
オタクロス「ウォーリアーM、見た目は普通のウォーリアーデヨ」
オタクロス「しかしその正体は全くの別パーツ!型破りなスクラッチ技術の賜物デヨ!」
オタクロス「特に奥の手・我王砲はウォーリアーの偽装甲をブチ破って放つ大技デヨ!」
オタクロス「元気溢れる未央たんらしい、熱いカスタマイズのオンリー1なウォーリアーデヨ~!」
オタクロス「では、次回もお楽しみにデヨー!」