タイトル未定(少年向け・王道バトルもの)   作:リル★

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思ったよりも長くなった…
ただのキャラ紹介!?


1-1 過去の回想(前編)

◇懐かしき◇

 

 安倍祓魔師有限会社の前に立つ。

 懐かしいな……。初めてここに入社した時のこと。

 

───僕らには波乱の過去があった。

 

 そのせいでここに入ったりそれを乗り越えてここに入ったりと僕らは様々な経験を得て今ここにいる。

 皆、過去に何か事情があるんだ。

 

 

◇綾の過去◇

 

 

───あのキッカケが無ければ、僕は危険に巻き込まれることはなかっただろう。

 

 

 僕が生まれた時──。僕は普通の子として育てられた。陰陽師という方書きを背負うことなどあまり気にしてもいなかった。

 それは、霊も悪魔も極わずかにしかいなかった時。

 安倍晴明の血を引く僕らの一族は、本職として祓魔師をやっていた。強い霊や悪魔はいなかったが、弱い霊や悪魔はお金を稼げる程度にはいた。

 仕事も簡単な割に報酬が高い。良い職だと思っていた。

 僕はそのためか、技の習得を怠った。鍛えることを怠った。

 

 

───西暦2030年。霊や悪魔が一般大衆に知られる。

 この出来事は、僕を祓魔師にさせる。だが、僕自身を根本的に変えることは出来なかった。

「ゲームしよっ!」

 そう──。ゲームを辞められない。僕は鍛えることを全くしなかった。

 "危機感"を感じ、鍛えていいはずだが、、、

 僕はそんな危機感よりもゲームをすることへの欲求が高かったのだ。

 

 今では《後悔》している。だけど、過去に戻ることなど出来ない。

 出来るなりの努力で、成長していけばいいや!と思っている。なぜなら、過去を悔うより未来を見る!ことを大切にしてるからだ。

 

 

 僕は父からアルバイトとして祓魔師を強制され、渋々やることになった。

 祓魔師の会社は日本には一握りしかない。

 そのお陰か、3人のアルバイトが入る。これは僕にとって奇跡の出会いと呼ぶ以外にない。

 例えば──。僕の前に強大な敵が現れようとも……。仲間と力を合わせて倒す!

 

 一人の力では勝てなくても、「皆の力を合わせれば勝てる」かも知れないのだから!

 

 僕は仲間に出会えたことに感謝している。

 

 まだ、祓魔師としては見習いだし、霊や悪魔は増えていく一方だし……。だけど、仲間がいるから、今僕は祓魔師として、頑張れているんだ!

 

 

◇葵の過去◇

 

 

「お前は誰だ?」その一言は俺の非力さ痛感させた。

 

 

──西暦2030年を持って、霊や悪魔が現れるようになる。

 人は特殊な能力を持たない。それは、その年をもって覆された。

 霊や悪魔と仲を深めた者は、能力を手に入れることに成功したんだ。その力を持ってして、霊や悪魔に立ち向かう者も少なくない。

 

 その年から少し立ったある年──。中央組織(国家)は自衛隊を派生させ、国家祓魔師の門を開いた。元からあった民間祓魔師だけ、国家祓魔師以外の存在を許された。

 祓魔師になるには、国の用意する試験に合格しなければならない。(俺、綾、紗來はもちろん合格したが、隠し子の愛は未所得)

 俺は高校生の時に合格したエリートだった。

 

 俺は自身の才能によって霊や悪魔に立ち向かう。霊や悪魔には頼らない。

 エリートだった俺はもちろん国の祓魔師になるつもりだった。民間の祓魔師など眼中になかった。

 

 俺は高校生卒業時、国家祓魔師になるため試験を受けた。──合格倍率は非常に高いが、滑る気はなかった。

 そんな甘い考えは結果によって覆された。この現実は俺にとって辛いものだった。

 今では、滑ってしまって良かったと思っている。最高の仲間達と巡りあえたからだ。

 

 

「流石!日本一だよなグレイマンさんは!」

 灰崎(はいざき) 麻白(ましろ)──。最強の祓魔師。彼の刀捌きと彼の能力である()()()は相性が良く、凄く強い。付けられた仇名はグレイマン。

 俺はこの人に──憧れを抱いていた。

「俺もきっといつかは……。」

 その想いが俺に力をくれた。霊や悪魔に頼らなくても祓魔師の資格があるぐらいに力を得た。

 

 だが──。そんな想いがあるのは俺一人ではない。俺と同期で強い奴が二人いた。彼らも俺と同じ想いを抱いていた。

 

 俺らの代でNo.1と評された服部(はっとり) 槐樹(えんじゅ)。それに継ぐ大山(おおやま) (すい)。俺は彼らと互角に近いぐらい、張り合うことが出来た。

──ただ、彼らと比べると俺は……。

 

 国家祓魔師試験当日。その試験内容に、1VS1(サシ)の軽い手合わせがあった。俺の相手は──槐樹だった。

 

「手加減はなしでいいか?」

「もちろんだ!」

「それじゃあ、いくぜ!」

「こっちも行くぜ!」

「『黒炎(こくえん)』」と槐樹。小さな炎の球を右手から出す。

「『野良黒猫(ブラックキャッツ):影移動攻撃(ブロード)』」俺も負けられない。

 

 俺は素早い動きで槐樹に近づく。そして、俺の鉄パイプと槐樹が右手に持つ炎がぶつかる──。

 幾度かぶつかり合う。

 そして、俺の技が決まる。

「『糸吐虫(スパイダー):無数の鋼糸(ネット)』」地面に打ち付けられた基点の糸と俺のパイプの間にいる槐樹は、複雑に絡み合う糸の中、動けなくなった。

 

「終わりだな!」と槐樹。

「リタイアするのか?」

「何を言ってるんだ?負けるのはそっちだろ!」

 

 俺は心の中で「はあ?」と言う。─が、槐樹は左人差し指を上に向けた。その指の先を見て、気が変わった。

 《前言撤回》だ。

 俺の負けだ。流石はNo.1と言うしかない。

 

 空に浮かぶ大きな炎の球──。槐樹は左手にも「黒炎」を作り出していたのだ。それも、空に──。

 俺は目の前の敵(槐樹)に集中していたために、それに気付かなかった。

 槐樹は左指を下に向けた。

 その炎が落下し、周りを赤に染める。焦げた匂いが周りに漂っていく。

 

「安心してくれ!軽く外しておいた。」

 

 糸が燃え落ち槐樹は自由の身だ。一方、軽くやられた俺は立つことさえ出来なかった。

 俺は槐樹に負けたのだ────

 

 

 俺は控えで吹の試合を見る。

 吹の能力は"コウモリ"だ。空を飛び、相手を翻弄。翻弄された相手は攻撃を当てられない。

 ── ─。

 素早い動きで翻弄された相手の調子は狂い始める。そこを狙うことで、吹は勝った。

 いや、一瞬でケリをつけれたはずだった。

 吹は敢えて、自身の力を見せつけるために行ったナメプであったのだ。

 

 

 俺らは会場を去る。後は結果を待つだけだ。

 その去り際に呼び止められたのだ。そこにいた、俺と槐樹と吹とその他若干名。

 誰に呼び止められたのか?

 

グレイマンだ!

 

「君が槐樹君だね。君の戦いは凄かったよ!君ならば、最高の祓魔師になれると思うよ!!」

「ありがとうございます。」と槐樹。

「それと、君が吹君だね。流石、槐樹と並ぶ程の実力!」

「お言葉、感謝致します」と吹。

 

次は、俺だろ!!

 

 心臓が段々速く動いていく。もう、パンクしてしまいそうだ。

 そのせいか、先走って聞いてしまった。俺への感想を……。

 しかし、それが間違いだったと気付かされた。

 

()()()()()()

 

その一言が返ってきた。

 グレイマンにとって、俺の存在は目にも映らない。いないに等しい存在だったのだ。

 その後、結果も不可──。

 

 

悲しみに暮れる日々。

 

 

 人生のために仕方なく大学に進む。しかし、グレイマンの一言が何度も再生されていく。もう一度、国家祓魔師を受けようという気持ちが削がれていく。

 挑戦するのが怖い──。

 俺は嫌な記憶を抱えながら日々を過ごした。もう大学生活も1年になる。堕落した日々だ。

 

 そんなある日、俺は安倍祓魔師有限会社を見つける。元々、祓魔師になりたかった。長いスパンが俺を後押しさせてくれた。

 もしかしたら、国家ではなく民間だったからかもしれないが……。

 

 そこで出会った仲間達は非常に個性的で面白い。最高の出会いだ。──今、俺に後悔はない。

 何年か協同して霊や悪魔を倒してきた。だからこそ、この事実は揺るぎない。

 

俺は思う── ─最高の仲間!と。

 

 

 

◇紗來の過去◇

 

 

「すまないが……。散ってくれ!」

ねえ、あたしの居場所はどこ?

 

 

 あたしに居場所はなかった。

 父や母から捨てられ親戚の家に預けられた。彼らにとってあたしは余所者──。従兄弟・従姉妹(いとこ)達にも除け者にされ、いじめられたこともあった。

 緻密な暴力により、表にそれが顕になることもない。

 あたしには耐えられなかった。

 

 中学校を卒業。これ以上の同じ苦痛を味わうのは嫌だった。そうあたしは──独立した。

 あたしはそこから闇の世界で生きることで、命を繋いでいった。闇と言っても、霊や悪魔の世界ではなく、社会に潜む闇の世界だ。

 "死"を覚悟した日もあった。

 

 そんなある日、あたしは闇の世界の(つて)から暴力団に入団。新たな居場所を求めて──。

 

 

 あたしは長い間"闇"に生きてきた。その経験はとても役に立った。あたしは組織の中で上位の立ち位置を得た。

 

 あたしの所属した組織とは……。

───"山川組"

 日本政府が危惧し、()()()()()()に指定されている。

 組織の中であたしは三大幹部──。の立ち位置を得る。それに伴いあたしは新たな力を得た。

 

そう、【バリア】の能力を得た。

 

 右腕に龍の刻印を刻むことによって得られた力。悪魔との契約による力らしい。

悪魔の名前は……

 

邪王(ダーク)

 

と言われている。

 

 邪王は悪魔界のトップ。そんな悪魔から力を得ている能力は強いに決まっている。使い勝手は別として、全ての攻撃を防げるのだから、強い以外に何も言えない。

 

 あたしは新たな力を得て、よりボスに誓うようになった。

 

 

あの出来事が起きた。

───日本一の祓魔師:グレイマンが攻めてきたのだ。

 

 あたしらのボス:中村(なかむら) (みどり)はグレイマンと一気打ちをした。

 ボスは邪王と直々に契約を結んでいる。グレイマンに匹敵する程の実力であると言っても良かった。

 

「貴様らを潰しに来た!」

 グレイマンは周りを凍らせながらやって来た。刀から湧き出る冷気が視界を遮る。

「テメェになんか負けるかよ!」とボス。

 

「ボス!ここはあたいらが……」と身を案じたが

「いや、引き下がる理由にはいかんだろ」と突っぱねられた。

 

 こうしてグレイマンとボスがぶつかり合う。

 

 

「ワイの力を舐めらたら痛い目にあうぜ!」

「刀に素手で対抗する時点で普通じゃないからな!」

「ほう、分かるなら!負けを認めな!!」

 

 悪魔を身に纏うボスと冷気を身に纏うグレイマン。素手と刀が幾度もぶつかる。

 

()()()()()()()()()()()」ボスの攻撃は激しさを増す。

「『氷壁』」グレイマンの作る氷の壁。──しかし、壁はすぐに壊された。




キャラ紹介


仲間:近藤 葵

 近接戦も遠距離戦もお任せ。だが、少し遠距離戦は苦手な方。
 相当強い。主人公よりも主人公っぽい(笑)

【身長】182cm
【髪】青のアクセントが入った黒髪、ショート
【能力】元気
【武器】鉄パイプ(所々穴が空いていて、そこから糸を出して戦う)
【趣味】サッカー
【特技】リフティング
【一人称】俺


※3つのタイプ

〇元気
→人間の底力によるもの。主に物理的な攻撃をすることが多い。パワー的な攻撃などを得意として悪魔に強い。が、霊には弱い。
〇霊気
→霊によるもの。人間なら霊と契約を結んだり力を吸収したりすれば、能力を得れる。主に特殊な攻撃をすることが多い。遠距離攻撃などを得意とし普通の人間に強い。が、悪魔には弱い。
〇邪気
→悪魔によるもの。悪魔及び悪魔との契約等により力を得た人間。パワーアップ系が多い。能力上昇を得意とし霊に強い。が、人間の底力には弱い。

元気は霊気に弱く、霊気は邪気に弱く、邪気は元気に弱い。
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