【完結】ゼロを虐めてやった   作:だら子

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登場人物&あとがき

▽登場人物▽

 

▼おじさん

本名、降谷 匡透(ふるや まさゆき)。

公安警察。キャリア組。降谷零の育て親。

 

風貌はガラの悪いヤンキー。若干頭がハゲかけており、めちゃくちゃ本人は気にしている。降谷零から誕生日プレゼントに育毛剤をもらったことがある。喜ぶべきなのか、怒るべきなのか、それとも泣くべきなのか迷う程には動揺した。ハゲは禁句。いいな?

 

降谷零を引き取った理由はエゴから。しかし、過ごしていくうちに心境の変化が起こる。本人は降谷零にそっけなくしているつもりだが、全然隠せていない。部下にはそれを何度もネタにされている。ちなみに、降谷零が警官になるといった時は飛び上がるくらいに嬉しかった。絶対に誰にも言わないけれど。後、最近言われて嬉しかったのは「息子さん、あなたにそっくりねー」。内心、ドヤ顔をした。でも、それと同時にこんなくそ野郎な男に似て欲しくないとも思っているので凹んだ。複雑なお年頃。

 

本編でも書かれていたように、かつて婚約者と相棒がいた。婚約者は幼馴染の女性。死因は他殺。おじさんが警察学校に在学中、通り魔に刺されて死亡した。荒れに荒ていた時、相棒にぶん殴られて目を覚ます。婚約者とのツーショット写真と、相棒と撮った警察学校卒業式の写真は、今でも手帳に挟まれている。

 

 

▼降谷零

言わずと知れたトリプルフェイス。

公安警察。

 

おじさんのことは『老後までしっかり見てやる』と思うくらいには大切。年々、介護用品が増えてきている。でも、これをおじさんに見せたら没収されることは分かっているので、全力で隠れながらやっている。これでも俺は公安警察だ(ドヤ顔)

 

年々、仲間が死んでいくのでかなり精神的にきている。植物人間状態のおじさんに話しかけまくるくらいにはヤバイ状態だった。実は毎日のように仲間から責められる夢を見ており、中々寝ることができなかった。だが、もう悪夢はみることはない。

 

 

 

▽あとがき▽

 

この作品を読んでいただき、ありがとうございました! コナンは本当に大好きなので、沢山の思いを詰め込んで書いただけに読んでもらえて本当に嬉しいです。

 

この作品を書いた理由は三〜四ほどありますが、長くなってしまうので、その中の一つだけ言いたいと思います。理由は、降谷零が本編で死にそうだったからです。降谷零って作中で大切な人たちを沢山無くしていますよね。最終決戦で、誰かと戦い、力尽きて「みんな、今からそっちにいく…」とか言って死にそうだったので、それを阻止したいが為に書きました。

 

ちなみに、おじさんは決して良い人間ではなく、降谷零の人生にとっては所詮は小さなカケラでしかありません。だからこそ、彼は漫画の主人公や他のオリ主みたいに降谷零の大切な友人を救うことなどはできませんでした。おじさんはただの人間です。小さなカケラです。でも、その小さなカケラが少しだけ降谷零の人生を良い方向に導けたら、嬉しいなと思いながら書きました。

 

後、おじさんをこの小説の主人公にしたのは、コナン二次でカッコイイおじさん小説があってもいいんじゃないかと思ったからです。頑張るおじさんはめちゃくちゃカッコいいと思います。そんなおじさんと降谷零の親子愛が見てみたかったんだ…。

 

それと、おじさんのコンセプトは『仲間を失った降谷零を荒れさせまくったら』になります。だから、経歴を降谷と少し似せてみせました。

 

最後にもう一度、ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

 

(ハーメルン 2018/10/29〜11/2)

(Pixiv 2018/5/12〜8/23)


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