カリスマの無いガルマ【完結】   作:ノイラーテム

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第二部・第十話:後編

●落城のトロイホース

 攻め寄る連邦軍を次々と炎上させていた十字砲火。

それがイルミネーションの灯を落とす様に、次々に消えて行った。

ザクより強い筈のジムを容易く消し去って居た砲台が沈黙して行くことで、連邦軍の士気は上がり進軍速度は限り無く早まる。

 

「撹乱膜がまだあるか」

「砲座よりミサイル発射筒が先でしたか。読み間違えましたね」

 ノリス・パッカードは死に掛けた部下に首を振って答えた。

機体を支えていることで、お肌の接触回線がレーザー通信以上にデータを送ってくれる。

ここまで戦い抜いた相手に、真実がどうあれ、功績が否とは口にするつもりは無い。

「いや、優先度はアレで良かった。専用のミサイル艦を用意する。それだけ効果が短いということだ。次までに潰せば良いだけの事」

「あれは……ドダイが間に合ったのか。ならば後は大佐にお任せします」

 ヒートサーベルで天を指し示すと、ドダイによる爆撃部隊が上空に見え始めていた。

ペガサス級の対空砲座を潰したことで、爆撃隊がサポートできるということだ。

ここから先は、ガルマや参謀団が思い描いた図に載ることが出来る。

「ジオン公国の……、いえ宇宙市民全ての為に!」

「スペースノイド独立の為に!」

 死に掛けた部下の機体はノリス機の支えを振り切ると、囮になるべく突出。

同じ様に半壊した機体の中で、サーベル持ちは避けることなく突撃を、マシンガンやバズーカを持った機体はそのままの位置で制止砲撃を掛ける。

捨て身のマニューバーは恐ろしいほどの命中率を叩き出す反動として、応射であっけないほど簡単に壊されて行く。

 

「落城の木馬……さしずめトロイホースか。だが、此処をトロイにする訳にはいかん。いくぞ!」

「「応!!」」

 まだ無事に戦える機体は囮が死んでいくのを眺めることなく四方に散った。

ある機体はノリス達が行く道を空ける為に援護を、ある機体はゲリラ戦を担当して時間稼ぐ為に。

そしてノリスもまた死地へと赴いて行く。

 

「後は任せる」

「大佐も御武運を」

 目指すは鉱山の一つに着底し、周囲を制するペガサス級。

そこから各メガ粒子砲の砲台を沈黙させ、ゾック隊が出ても良い様に準備を行なっている。

これまで倍する連邦を押し留めて居たのは、四方の砲座が同時に一隊に集中出来る配置ゆえ。

砲台が沈黙したことで、訪れるジムの数は既に二十を越えている。

明らかに死地でありながら、ノリスの顔はあくまでも晴れやかであった。

「ペースを除けば作戦通り。アイナ様、ガルマ様と末長くお幸せに」

 対空戦闘で抗しえなくなったと知って、航空指令は着底を決めた。

だが仮にも司令官が愚かなはずもなく、味方の支援が可能で、かつ無数の味方に守られる位置を占めたのだ。

例え山上にあろうとも、目の前に無数のジムが並べば突破できる筈も無い。

戦いにおいて数は力なのだ。

 

 だが、幾つかの例外がある。

挑むモノがエースの中のエース、後に教科書に載るほどのネームドであったならば?

あるいは用意された罠……地下の大穴が機能し始めたならば?

ノリスは崩れ始めた山肌にあえて踏み入り、地面が崩れ去るよりも早く機体を疾走させ始めた。

 

『穴の上をだと? ありえん!?』

『オレは見たことがある。シュバルツシルトで地雷原を走って来た奴が居た……』

『まさか……、あれは”震える山”のノリス・パッカードか!』

 もしこの会話が聞こえて居たら、ノリスは良く御存じだ。と笑っただろうか?

それとも無言で走り抜けただろうか? だが聞こえる筈も無い。

崩れゆく大地を走りながら、邪魔なジムを切り捨て、あるいはワイヤーロッドをまだ足元が無事な機体に絡ませてその場を脱出する。

「死にたくなければ立ち去るがいい。下で融合炉が爆発するやもしれんぞ!」

 とはいえ、廃抗に落ちたくらいで簡単に爆発する訳が無い。

別に火薬で吹き飛ばすようなことはして居ないのだ。あくまで連邦が排水の為に地面に穴をあけ、ジオンは崩れ易い様に細工して居たに過ぎない。

だが、足元が崩れる中で平然と戦う機体を見て、相手がエースだと理解するのは簡単だろう。

 

 戦えば死、そして今は勝ち戦に移行しつつある。

その事実が、連邦から無理してまで戦おうと言う気持ちを削り取って居た。

それが……ガルマの用意した、精神上の罠であることも知らず。

 

●奇襲vs奇襲

 戦いは数で決まる。前衛に続いて中衛までが投入されては既に終わった様な物だ。

五十機近いジムが列を為して進軍し、司令部を護る後衛だけでも三十機居る。

もはや連邦の勝利。誰もがそう思い込むのも無理は無い。

 

 ここまで来れば逆転する余地など無い。そう思わせるのが用意した最後の策だ。

堅固な隊伍を組み、強敵もまた組み込まれ身動き取れない。心理的にも戦い終わって勝ち戦を祝うことが出来るタイミング。

この時が最後の攻撃命令を下す時である。

 

「敵は中衛まで乗り込み、既に軍を返す時間は無し。残り三十余機、我らの前に在るのは勝利のみだ!」

 その場に集った最後の戦力に私は声を掛ける。

大隊と言ってもノリスに付けた者や、時間稼ぎに派遣した指揮官らを除けば定数を割って居る。

今から挑む連邦司令部には、定数が完全に揃った大隊が詰めていた。

まともに考えるならば、突破など不可能だろう。ましてやビックトレーの砲戦支援が可能なのだ。

「大隊戦友諸君。よくぞここまで付き従ってくれた。もはや多くを語るまい。この戦いに勝とう」

「……」

 普通ならば勝てる筈の無い戦いに対し、ニヤニヤとした笑いが返って来る。

ここに居るメンバーは最低でも古参兵、殆どがエースという有様だった。

士気が違う、練度が違う、そして何よりこの戦いに掛ける想定が違った。

 

 相手が常識的な運用を行う以上、相手するのは最大で大隊。

中衛を戻さずに戦い抜けば普通なら勝利なので、間に合うかは判らないのに戻す馬鹿は居ない。

やって来ているはずのシーマ隊、そしてもう一枚の切り札を合わせれば十分以上に勝算はある。

何よりガンダム居ないし戻って来れないのは確認済み。これが一番重要。

 

「全機搭乗! 出撃するぞ!」

「「了解!」

 真面目な話、歩いて行ったら無理である。

だが、これまで温存しておいたドダイYSの集団投入を切り札に使用する。

これならばこっちが二十機ちょっといっても、最初に戦うのはせいぜいが直衛の十機程度だ。

二機で一機を落とし、その後に駆け付ける度に少しずつ落としていけばいい。

「敵後方を突破後、残りは第三中隊に任せる。来援があった場合は第二中隊がこれに当たれ」

「「はっ!」」

 私はドムを載せられるようにエンジンを強化した、ドダイⅡに当たる機に専用機を載せた。

同じ様に強化した数機へドムを駆るエース達を載せ、全て主力の第一中隊に集めてある。

原作で言うとキマイラ隊もどきというか、ガルマである私が指揮するので声優的にベイオウルフ隊と仮に呼称して居た。

 

 二十機以上のドダイのうち、ドムを載せるドダイⅡには対地ミサイルが無い。

だが残りの機にはそれなりに残っているので、YSに成った段階で減らしたが戦力に成る。

今回はマゼラアタックは連れて行けないので、コレを利用した新三兵戦術で最初に出逢う中隊を粉砕する予定だ。

仮に今後も戦いが続くとしても、連邦にサポートフライト・システムが無い以上は、この戦術は有効だろうと……思っていた。

 

「クラッカーを落とした後に総員突入! 時間との勝負だぞ!」

「任せてください!」

「オレ達が時間なんざ掛けるかよ!」

 砲撃担当のグレーデン達は先行して降下、残る全員でクラッカーを一斉に投下。

混乱した所へ降下しつつ、一斉に突撃を掛けた。

走り寄る前にキャノンが次々と着弾し、生き残った相手の両側に回り込みながら仕留めて行く。

一人で圧倒出来るエース達が、時間の為だけに連携攻撃を仕掛けてくれる……。

何気に問題児達が私の言う事を聞くのは、これが初めてかもしれない。

「総司令に歓呼三唱!」

「ウラー!」

「ラー、ラー、ラー♪」

 恰好良いセリフなんか一言も言って居ないのに、何故か歓声が上がって来た。

良く考えたら彼らもまた恐怖を吹き飛ばし、自分を奮起させる何かが必要なのだろう。

 

「お前達……。この戦い、勝つぞ!」

「「おお!」」

 次々と建てられて行くフラグに対し、私が文句を言うべき立場に無い。

彼らをこの戦場に連れて来たのは私なのだ。

ならば少しでも早くレビルを倒すか降伏させ、一機でも損害を無くすのが司令官の仕事だろう。

「司令! 予定通り増援が来ました」

「よし、抑えろ! 援護に一斉射していく!」

 最初の増援に第三中隊を残し、残りで援護攻撃しながら走行。

当たる筈も無いがそれでも怯ませる程度の効果はあったろう、残った連中が足止めするくらいは訳も無い。

 

 そして敵司令部周囲に陣取る直衛と、ビックトレーの砲座に向けて一斉に攻撃を掛ける。

ドダイYSの爆撃や、マゼラトップ砲にキャノンザックでの砲撃が集中した。

 

「次の連中が来ます。おさらば!」

「全員に二階級特進を約束しよう。生き残ったら酒でも奢ってもらおうか」

 回り込んで来るジムや戦車を足止めする為、第二中隊とグレーデン達がここで別れる。

残りの手持ちは九機。心もとないがビックトレーを潰すだけならば十分だろう。

そう思っていた私の前に、フラグと共に新手がやって来る。

『そこに見えるはガルマ・ザビ総司令と見た!』

「弾着へ割り込み!? 無茶な増援の仕方をする」

 もう一両……いや、一隻のビックトレーが小癪にも割り込んで来た。

上にジム数機を載せ、レビルの艦を護る様に横入りして来る。

残念ながらここで一番重要な時間を稼がれてしまった格好だ。

潰すだけならば潰せるが、レビル以外を倒しても意味が無い……。

 

「ガルマ様! 後はお任せします!」

「止せ! お前達! お前達が此処で死ぬ必要は無い! ……くそっ」

 見ればレビルの艦を足止めする為に、ドダイYSが特攻を掛けている。

流石に脱出装置を使っている筈だが、奇妙な程の命中率に私の背に戦慄が走った。

こんなところで無駄にする事もあるまいに……。

「用が無いならばそこをどけ!」

『我が道遮るならば、死あるのみ……かい? ソロモンの悪夢は素晴らしいね』

 新手のビックトレーを避けるため、ホバーもどきを吹かしながら私は自分の目を疑った。

こちらも時間が惜しいのだ。ホバーモドキの稼働時間に注意しながら、ステップを掛けて回り込んだ。

そこで見たのは、同じ様に回り込んだ数機とジムが殴り合っている状態。

 

 そしてこの戦い見たことも無い……しかし前世で見たことのある機体がそこに在った。

大型で肩から背中に奇妙な盛り上がり……無数のミサイル発射筒。

そして手には巨大なビームサーベル……。とんでもないオーパーツと出逢ってしまった。

 

「GP02のMLRS……連邦側の介入者か」

『私とGPゼロこと、ガンダム・バーニンガムが相手になろう!』

 不意にミサイルが彼方に撃ち込まれる。

そこには別方向から突入して居たシーマ隊が疾走しており、レビルを逆方向から追い詰めようとしていた。

戦いたくはないが、私が抑えねばレビルを倒すのは無理だろう。

「シロー。後は任せた。シーマと共にレビルを倒してくれ」

「きけ……いえ、判りました。御武運を」

 そのままでは止められるし、相手の砲撃に間に合わない。

ジャンプジェットザックをホバーモドキと一緒に吹かし、ランスチャージの態勢に入った。

シローのドムはジムを倒してから、ビックトレーの方に向かう。

 

『指揮官同士の一騎打ち、良いね! この戦いこそ無駄な戦闘を終わらせる、ガンダム・ファイトの始まりだ!』

「こんな所で……死んでたまるか!」

 ミサイルランチャーの中で、短距離用のSRMが火を噴いた。

右でも左でも無く、更なる加速でこれを避ける。

「その武装ならば! これで正解の……いや、違う!」

『ははは! この機体はA型ではない。決闘用のガンダムなのだよ!』

 GP02はミサイル発射筒を捨て、身軽になってビームサーベルを振るってきた。

やはり加速を始めると、直線だけならば凄まじい勢いだ。

殺人的な加速が襲っている筈だが、連邦の技術だと対Gも凄いんだろうか?

だがここで負けるわけにはいかない。

ビームサーベルにビームランスを浴びせながら、推力の重心を変えて距離を空ける。

 

「隠し腕!? A型というより羅刹との中間か? しかし、トランザムはあるまい!」

 再びランスとサーベルが組み合ったところで、小さなサーベルが肩から飛び出してくる。

ホバーモドキで回り込みながら、盾を斜めにかろうじて受け流した。

隠し腕だから良かったものの、本来の出力だったら盾ごと切られて居た所だ。

『甘いな! リミッターカットは存在するのだよ!』

 だが、強大な出力に押し込まれ始めた。

圧倒的なパワーで先に行くこちらに追いつき、受け止めたランスごと押し込んで来る。

「何と言うパワー。ビームランスに頼っていては勝てないか……。しかし、その機体、見切った!」

 冷静に考えてGP-02な訳が無い。

要するにアレは必要に合わせてガンダムを重装甲に組み上げたら、最終的にサイサリスっぽくなっただけだ。

直進しか速度は早くないし、出力を上げるごとに煙を出して居るのは、陸戦ガンダムにあったリミッター解除みたいなもんだろう。

 

 それが判ると頭に冷静さが戻ってくる。

相手にミサイルがもうないので、チラリとレビルの方を窺う余裕があった。

更に増え続ける増援をシーマ隊が制し、シロー達がビックトレーの砲座を潰している状態だ。

ドラゴンフライで逃げ出すとか、通信で他の司令官に引き継ぐとか無ければ大丈夫だろう。

 

「ならばここでケリを付ける! 悪いがもらったぞ!!」

『大振り? だがそれではボディががら空きだよ。隠し腕を忘れた訳でもあるまい!』

 ワザと動きを止めて、ホバー等は吹かさずに走行して攻撃を掛ける。

途中で加速を掛けて振り被る攻撃を、相手はサーベルで受けながら隠し腕を動かした。

だが、こいつはエースじゃない。私と同じで訓練している様だが、所詮は古参兵止まりだ。

ガンダムの性能で私を圧倒していたが、扱い切れずに機体に振り回されてこちらを倒せない。

『なに!? 効かないだと、どういうことだ?』

「まさか撹乱膜を格闘戦中に使うことになろうとはな!」

 隠し腕の小形サーベルを無効化し、相手のサーベルを肩に受けつつも、こちらの片腕を強引に空ける。

そしてシールドの裏に設置してあるヒートサーベルを引き抜き、相手の体に押し当てるポーズ。

ゼロ距離から強引に振り抜く為に、ここでジャンプジェットパックを吹かし、ホバーモドキで位置調整を行った。

 

「この勝負は預けた! 狙うはレビル将軍、唯一人!」

『しまった! 抜かれただと』

 移動しながらガンダムの脇を抜け、集め直したデータを再集計する。

そして可能な介入をレーザー通信で指示し、グレーデンからの砲撃や、手の空いた機体を誘導して行った。

「私の名前は地球方面軍総司令官ガルマ・ザビ! レビル将軍には降伏していただきたい。返答なき場合は艦橋を攻撃させていただこう!」

 オープン・チャンネルで呼び掛けると、やがて残って居た砲座が沈黙する。

発光信号があがり、周囲のジムも動きを止めた。

 

『駄目です将軍! オデッサは陥落しました。このまま行けば……』

『いや。この配置では無理だな。まさかオデッサほどの重要拠点を捨て、司令部を移して居るとは思わなかった。それにアレを見たまえ』

『いまさら降下部隊? あの位置は退路が……』

 少し待つ間に、連邦からもチャンネル合わせの通信が来る。

お互いに回線を合わせ、ハッチを開けたり、艦橋の一番目立つ場所に移動する事で顔を合わせる。

「ガルマ司令! こちらはアナベル・ガト-以下、追撃隊であります!」

「そうか。君達の来援もまたレビル将軍に決断を促したのだね。感謝しよう」

 コムサイ数機に分乗し、ドムの集団がやってくるのが見えた。

見ればスカートやレッグウオーマーみたいな装甲を付けており……ドムの完成品だけで構成された部隊だ。

ホバーの方も完成品の様で、一個中隊しかしないが、こいつらだけで大隊を突破できそうな雰囲気がある。

 

「オデッサに乗り込んだところで納得がいただけるか判りませんが、問題ありませんか?」

『納得するしか無いでしょうな。こちらの司令部がグルリと込まれた上で、そちらの司令部も此処にあるのですから』

 連邦の後衛は瞬く間に半減し、逆にこちらの部隊が完全に取り囲んで居る。

まあ無事な機体も少ないが、ガトー達込みで優勢なのは明らかにこちらだ。

要塞戦で動きを固定化された連邦軍は、中衛を戻す事は出来ても、前衛は損害込みでもう無理だろう。

遊兵が大量に出た上に、司令部なしで戦い抜けるとも思えない。

「それは助かります。ハイ=メガ粒子砲はできればもう使いたく無かったので」

『くそっ。あれさえなければ……爆撃で押せたのはこちらだったのに』

 こちらのハッタリに幕僚の誰かが悔しそうな声を返すが、気持ちは判らなくもない。

ドダイが頭を抑えた状況で、連邦がずっと数の優位を保てるとは限らないのだ。

逆にあちらが制空権を奪えば、爆撃機や撹乱膜の乱れ打ちがこちらを襲った筈である。

 

 こうしてオデッサの戦いは、鉱山機能こそ激減したものの、勝負には勝てた。

一年戦争はジオンの判定勝ちで、幕を閉じるという方向で調整に入ったのである。




 と言う訳でオデッサ戦に勝利し、第二部終了です。
数で押されましたが、地形を使って遊兵化。
相手の前衛中衛を固め、後衛だけ精鋭で襲撃するという方法で勝利をもぎ取りました。
イメージ的には10・20・ガンダムチーム・20・10、30と司令部。
(なお簡単な計算であり、既に十機以上が倒されているので詳細は違う)

 この状況を作るために航空艦隊を先に潰し、爆撃しつつ継戦。
その間にこれまで温存して使って居なかったドダイYSによる司令部強襲と言う戦術です。

 オデッサ落ちたし連邦の勝ちでしょ? という意見も無くは無いでしょうが、ガルマが司令官でレビルを降伏させています。
主力も無事に見えるし、最初から罠だった……と言い張れる状況を作ったので、ジオンの限定的勝利と言う感じです。

●トロイホース
 航空艦隊司令部であり、ビーム撹乱膜発射用の船です。
強襲揚陸艦であすが、半分くらいはミサイル巡洋艦みたいな感じ。
相手の拠点に乗り込んで、撹乱膜を使いつつ、砲座で支援します。
こいつが居なければオデッサも落ちない可能性はありましたし、ノリスが無謀な特攻をする必要も無かったかと思われます。

●GPゼロ、ガンダム・バーニンガム?
 ワイアット指令専用の決闘用モビルスーツ。
……と言う訳ではなく、フレーム対応、強化ジェネレーター、大推力のバックパック、各種ザックなどなど。
いろんな技術を検証し、次世代のモビルスーツを作る為の素体。
ジオンが使っていたビームランチャーを、ビームバズーカとして現実な範囲で実用化。
大型ビームサーベルを予備の兵装、隠し腕も同様。
今回はビーム撹乱膜を前提として居た作戦なので、予備機ではあるものの、この機体もミサイル装備に変更されていた。

●ドダイYSとドダイⅡ
 爆撃機であるドダイをモビルスーツ運搬用に改良した物。普通のドダイよりミサイルが少ない。
これまで完成していたが、時期が悪かったので、オデッサ戦に使う為に温存。
ドムは乗らないので、ミサイルを全部取りはらって強化したのが便宜上のドダイⅡ。
爆撃強化用のドダイは計画だけあったが、途中でポシャった摸様。

●シーマ隊
 ドム六機とドダイⅡ六機で編成され、近くに隠れて襲撃の機会を窺っていました。
ガルマ隊の襲撃に前後して攻撃しており、彼女達の活躍もまたレビル将軍を追い詰める要員で会ったと思われます。

●今後
 ジオン優勢で交渉開始。
色々文句付けつつ、限定勝利的な感じで勝負は決まります。
ワイアットさんは一度だけ連邦を信じて見よう、その時は最後までレビル将軍を護ろう。
それが原作知識を一番行かせる方法だからね……。という状態でした。
その上で、ガンダム使って決闘って恰好良くない? みたいなノリで我慢してたらガルマが襲撃して来たので
「私が出る!」とか言いながら出撃。まあレビル将軍狙われたら困るので、周囲も渋々と出撃を見守った感じですね。

●アプサラス計画
 ギニアスのケルゲレン=インドラは健在。
しかし急速チャージの為にユニットの方が故障。時間さえあれば直せるのですが……今回は時間のせいで無理でした。
その意味では連邦の航空艦隊司令の判断は間違っておらず、稼いだ時間で連邦軍は突入。
ビーム撹乱膜を連射して、オデッサは陥落寸前でした。最初から罠でなければ、ジオンの敗北だったでしょう。
 なお、アイナが操る予定だった小型ユニットとしてのアプサラスですが……。
サポートフライングシステムとしては完成したものの、ビーム撃つ機能の方で未調整。
出れなくは無いのですが、ビーム撹乱膜を使われたのでお蔵入りになっています。
おそらくはノリスが発射装置を排除するのを待ちわびながら、ゾック隊と一緒に待機して出撃待ちだったと思われます。
(そう言う言い訳で安全地帯に送られたとも言いますが)

●残りの話題
 第三部できそうな終わり方ですが、本来は第一部までで第二部を無理やり続けたので
ここで終了。あとは外伝2本くらいで終了予定です。
ガルマ視点で一本、キシリア様視点でネタ話で一本。
要望があれば、メカニックがどういう提案で成り立って居たか……で一本くらいでしょうか?

 何れにせよ、ここまで読んでいただきありがとうございました。
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