犬夜叉 時を繋ぐもの   作:アマゾンズ

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真嗣が手料理を振る舞う


最高の鍋料理

戦国での一日は早起きから始まる。今日は真嗣が最初に目が覚めてしまった。かごめや犬夜叉、弥勒に七宝はまだ眠っている。

 

戦国時代の人間は早寝早起きが当然のはずなのだが、自分が一番最初とは珍しいと苦笑してしまう。

 

「無理もないよね。さて・・・今日は俺が朝食を作ろうかな」

 

そう言って真嗣は着物の裾を上げると楓から習った方法で紐を結って落ちないよう、固定し台所へと向かう。

 

外へ出て井戸へ向かい、水を汲むと米を磨ぐ。朝早くから畑仕事をしている村の男性に声をかけられる。

 

「真嗣様、おはようございます。お早いですね?」

 

「おはようございます。なんだか目が覚めちゃって」

 

「それで、朝餉の準備を?男が台所へ立つのは」

 

「料理は覚えておいて損はないですよ?一人で生活するのなら尚更です」

 

「これは一本取られましたな!それでは」

 

「はい」

 

真嗣は米を磨ぎ終えると台所へ戻り、竈に火を入れ米を炊き始める。現代とは違いタイマーなどはかごめが持参したものを使わせてもらい、楓の村に住んでいる村人から分けてもらった野菜などを使って料理をする。

 

「式神使いってだけで拝まれちゃってるの悪い気がするよ・・戦国の枢木の里とも交流してるみたいだし」

 

味噌の作り方は現代で祖母や母に教わっていたので作っておいたものを使う。土の式神の力を使って熟成を早めたのは内緒だ。

 

まな板の上で包丁の音が小気味良く響き渡る。それを聞いて目を覚ましたのか楓が台所へ入ってきた。

 

「あ、おはよう。楓ばあちゃん」

 

「おお、真嗣。男子(おのこ)が料理とは珍しいな?これ全てお主が作ったのか?」

 

「うん、そうだよ。一番早く目を覚ましちゃったからね。あ、少し味見してみる?」

 

そういって真嗣は味噌汁を小さな器によそうと楓に手渡した。興味深そうに味噌汁を見た後に楓は汁を啜った。

 

「ほう、これは美味い。出汁は海の物を使ったのか?」

 

「そうだよ。昆布と鰹節っていう魚を乾燥させて作った物を使ったんだ」

 

説明した後、真嗣は再び料理を再開する。偶然にも山の幸を取ってきたという村人からそれを分けて貰えた為、朝餉のメニューに加えることにした。

 

「これは楽しみじゃのう」

 

「任せて、これでも料理は勉強したんだから」

 

菜種油を使い、キノコの炒め物を作ると同時に目が覚めて起きてきたのが犬夜叉だ。匂いには人一倍反応するからだろう。

 

「お?なんだ・・?この匂い・・・美味そうな匂いがしてるじゃねえか」

 

「あ、犬夜叉。かごめさん達を起こしてきてくれる?もうすぐ朝食だから」

 

「んぁ?お、おう」

 

寝ぼけ眼だったが、真嗣が朝食の準備をしている光景を見て一気に眠気が吹き飛んでしまった。言われた通りに他のメンバーを起こしに行く。

 

「ふぁ~・・あれ?朝食が出来てる?」

 

「かごめさん、おはよう」

 

「あ、おはようって・・・!この朝ごはん、真嗣くんが作ったの!?」

 

「そうだよ。みんな起きてきたね」

 

「すごく美味そうじゃ!朝なのにオラ、腹が減ってきたぞ」

 

「これ程とは」

 

「さ、食べよう?」

 

朝食の合図を済ませ、皆がそれぞれ朝食を口にする。飲み込むと同時に皆が目を見開き、感想を言う。

 

「う、美味え!」

 

「ほう、これはこれは」

 

「本当に美味いぞ!真嗣!!」

 

「うそ、私負けたかも・・・」

 

「うむ、これ程とは思わなんだ」

 

真嗣の作った朝食が絶賛される。だが、真嗣は自分の力とは思っていない。この時代の素材が良すぎるのだ。

 

現代とは違って、この時代の食材は全てが自然の物、そこへ現代の技術で調理したに過ぎない。現代において天然自然の物が食べられるのは殆ど皆無と言っていい。

 

素材の味を生かした食事、これが美味くないはずがない。戦国の人間からすれば現代の技術を使っているのだから革新的な味付けになっているだろう。

 

現代人であるかごめにとってはご馳走といっても過言ではない。身体の隅々にまで、現代では取る事の出来ない栄養素が染み渡っていく。

 

朝食を終えるとかごめが皆に緑茶を入れる。犬夜叉は苦手らしく腕枕をして横になっている。

 

「真嗣、オラあんなに美味い朝餉は初めてじゃったぞ!」

 

「ありがとう、七宝。お昼も俺が作るから」

 

「ちょっと待って!私も作るわ!」

 

かごめが勢いよく真嗣に迫る。今まで自分が担当していたもので負けたくないのだろう。

 

「あ・・・うん。じゃあ俺、鍋料理を作るよ」

 

そんな会話をしていると外から何かが着地したような音が聞こえた。しばらくすると着物姿の珊瑚と彩水が、皆のいる家の中へ入ってきた。

 

「みんな、ただいま」

 

「ようやく帰って来れたよ!あれ?どうしたの?みんな」

 

珊瑚と彩水以外の全員が固まっていた。無理もないだろう、二人は全く同じ柄、配色の着物を着て、髪の結い方まで鏡写しのように同じなのだ。

 

「さ、珊瑚が二人おるぞ!?」

 

「お待ちなさい、私が確かめてみます」

 

「あ・・・」

 

この後に起こる流れに真嗣は止めようとしたが、いつの間にか起き上がっていた犬夜叉が視線でやめておけと訴えている。

 

当然ながら弥勒は珊瑚と彩水に近づき、珊瑚の尻と彩水の太ももを撫で始めた。

 

「くううううう・・・!」

 

「うううううっ・・・!」

 

二人は身の毛がよだつような感覚に声を上げてしまう。それと同時に二人は拳を構えた。

 

「ちょっと!」

 

「この!」

 

「「スケベ法師があああ!」」

 

ドゴッ!という音が聞こえそうで見事なストレートパンチが弥勒にヒットした。弥勒は両頬を腫れ上がれせてノックダウンしたが意識はある状態だ。

 

「本当に懲りねえ奴」

 

「だったら止めたほうが良かったんじゃないかな?犬夜叉」

 

「けっ、毎回女を追っかけてんだから、たまにはいい薬だろ?」

 

「それはそうかも。珊瑚ちゃん、彩水ちゃん。お帰りなさい!」

 

真嗣は弥勒の手当をしつつ、かごめは珊瑚と彩水へ帰宅したことに対する挨拶を返した。

 

「脅かそうと思って珊瑚ちゃんと同じ格好をしたけど、そんなに分からなかった?」

 

「全然分からなかったわよ、鏡があるのかと思ったくらいだもん」

 

彩水は髪を解いて分かりやすくする為、サイドテールに近い髪型で髪を結った。慣れてはいないが見分けを良くするために仕方ないと割り切っている。

 

「私も驚いたからね。本当に鏡に映った自分かと思ったくらいだよ」

 

女性陣は女性陣で会話が弾んでおり、真嗣は弥勒の手当をしていた。女性とはいえ鍛えられている二人の拳を受けたのだ冷やす事ぐらいはしておかなければいけない。

 

「大丈夫?弥勒様」

 

「はは、些かやりすぎましたね」

 

真嗣から濡れた手ぬぐいを受け取り、殴られた箇所を冷やし始める。男に看病されるのは嫌だが、仲間であるのなら話は別だ。

 

「いい加減に自重した方が良いと思うけど・・・?」

 

「いや、どうしても避けられぬのですよ。この手が」

 

「ええ・・・・」

 

真嗣は少しだけ呆れながらも、以前飛ばされた時、妖怪の館に招かれた出来事を思い返して納得した。

 

そうだ、これが弥勒なのだと。

 

だが、ここで一つの疑問が浮かぶ。一行が旅を再開せずに楓の村に留まっているのは何故なのかと。

 

それはかごめである。真嗣と彩水とは違い、彼女は現代を行き来している。それと同時に学校での宿題やテスト、課題、授業への参加、出席日数などの問題もあるのだ。

 

真嗣と彩水は大学生である故に休学などの処置が効くが、今現在において自分たちがどうなっているかは分からない。

 

真嗣は何とか現代と行き来出来る方法は無いのかと考え始める。だが、そうやすやすとは浮かばない、可能性があるとすれば飛来骨だけだ。

 

あれに触って、こちらへ来たのだから帰れる可能性があるのではと思い、一度珊瑚さんに頼んで触ったが、何も起こらなかった。

 

恐らくは気脈、龍脈とか何かの要因がなければ、発現しないのだろう。そう考えていると彩水が真嗣に近づいてくる。

 

「あの・・・真嗣くん」

 

「何?藤乃森さん」

 

「その、ごめんなさい!ここに初めて来た時に化物とか言って!」

 

彩水は真嗣にしっかりと頭を下げて謝った。真嗣は真剣な声で顔を上げて欲しいと声をかける。顔を上げると同時に真嗣から軽いデコピンを貰った。

 

「痛たっ!?」

 

「はい、これでおあいこだよ」

 

「たた・・・意外に根に持ってたのね」

 

「当たり前だよ。でも、これでお互い、水に流そう」

 

「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

そうしている間に、かごめは一時、現代へと戻っていった。学校に出席し、実力テストを何とかしなければならないとの事だ。

 

「かごめの奴、大丈夫なのか?」

 

「大丈夫だよ。こっちで基礎は十分過ぎるほど繰り返したし、予想用テストでも満点になってたからね」

 

「かごめが居なきゃ、玉の浄化は出来ねえんだぜ!?」

 

「仕方ないわよ、かごめちゃんは行き来できる分、学校もあるんだから。こっちばかりには居られないでしょ?」

 

「う・・・」

 

現代組の二人にかごめの現状を言われてしまい、黙るしかない犬夜叉。だが、二人も心配しているのは確かだ。

 

「とにかく、かごめ様が帰ってくるまで待ちましょう」

 

「法師様の言う通りだよ」

 

弥勒と珊瑚は戦国に生きる人間として、かごめが帰ってくるのを待つと言った。説き伏せられた犬夜叉はその場で寝転んでしまい、塞ぎ込んでしまった。

 

 

 

 

 

その後、各々が時間を過ごしており、そんな中、真嗣はかごめが持ってきていたバスタオルを手に川へと向かっていた。

 

そして丁度、全身が隠れられるような岩陰の場所を見つけると、そこへ身を隠し川に向かって大声を出した。

 

「珊瑚さーん!!居るーー!?」

 

その声に珊瑚は反応したが、真嗣の姿は見えない。覗いているのかと疑ったが、小さな式神が何やら合図をしている。どうやら岩陰に居ると言う合図のようだ。

 

「ああ!今、水浴びしてるよー!」

 

「かごめさんが使っていいって言ってた大きめの手ぬぐいを置いておくからさーー!珊瑚さん!悪いけど水の中に潜るか、身を隠せる場所に居て欲しいなーー!!」

 

これは以前に戦国時代へ飛ばされた時、偶然とはいえど珊瑚の水浴びの場面に遭遇してしまった事があった。

 

飛来骨を投げられかけた為に同じ徹を踏まないよう、式神を使い自分がいる合図をだしつつ、声をかけるようにして対策したのだ。

 

「じゃあ、岩陰に入るからーー!着物の近くに置いておいてー!」

 

「わかったよー!」

 

言われた通りに着物の近くへ置き、すぐに走って戻る。そうしないと、水上がりの珊瑚と出くわしたら間違いなく、飛来骨の餌食になってしまうからだ。

 

男としては見たい気持ちもあるが、それをグッと堪えて村へと戻っていった。合図となる式神を残して。

 

 

 

 

 

珊瑚は岩陰から着物が置いてある場所を見ると、そこには紅い小さな鳥のようなものが浮かんでいた。

 

「何、これ?」

 

珊瑚が近づくとそれは消えてしまう。どうやら式神だったらしく、真嗣が自分は先に戻った合図として残していったのだろう。

 

「反省してるんだ・・・ふふっ」

 

あの時は偶然だったとはいえ、真嗣は水浴びの現場を見てしまった。裸を見られた訳ではないが、そこは女の子、異性に見られるのはとても恥ずかしくて仕方ない。

 

「それにしても、あたしと変わらない年なのに、考えは本当に年上になってるんだね」

 

珊瑚は水辺から上がり、バスタオルで全身の水気を取ると着物を着込み、飛来骨を持って村へと戻り出す。

 

「真嗣、あたしは・・・まだわからないよ」

 

珊瑚自身も二人の異性の間で悩んでいた。自分に好意を告白した真嗣、自分の悩みを聞いて気持ちを楽にしてくれる弥勒、どちらも大切だと自分は言うが、どちらかを選ばなければならないと。

 

「って、まだ答えを出すのは早すぎるかな・・・でも」

 

今は分からないという思いを秘めたまま、珊瑚は帰りの道を歩いていた時だった。

 

「あれ?」

 

 

 

 

 

 

 

珊瑚にバスタオルを届けて戻る途中、真嗣は日課になっている鍛錬をまだ行っていない事に気づいた。

 

「お昼までまだ時間はあるし、簡単な筋トレ位はやっていこう」

 

そう呟くと上半身だけ裸になり、準備運動と身体の柔軟体操を始める。今の彼の身体は年齢にしてはかなり鍛えられている方で体幹も強く、太腿も筋肉で太くなっていて、腹筋も割れ目が見えかけている。

 

「ふう、よっと!」

 

自分の体重をさせられるような木の枝に捕まり、懸垂の要領で腕の筋肉を鍛え始めた。最低でも20回、目標は100回こなす事だ。

 

「く・・・懸垂はやっぱりキツイ」

 

身体を鍛えている彼を遠巻きに珊瑚は見つめていた。ひた向きに頑張っている姿を見て鼓動が早くなってくる。

 

「え・・・どうしたんだろう?あたし・・・鼓動が早くなってる?」

 

懸垂をなんとか20回こなすと、真嗣は次に自分の体重を支えられそうな枝を見つけ、そこに両足をかけて背筋を鍛え始める。

 

現代でもトレーニング用器具を使って鍛えていた方法であり、それを自然の物を利用している。肉体だけが若返ってしまったが、鍛えてきた持久力だけは残っていたようで、鍛え続けている。

 

「よ・・・し、後は・・・腹筋」

 

吊られているような体制に変えると、腹筋を鍛え始める。しばらくして鍛え終えると木から降りて呼吸を整える。

 

今の彼は呼吸が荒く、全身から汗を流しており輝いているように見えていた。

 

「真嗣」

 

「はぁ・・・はぁ・・・ふぅ。え・・珊瑚さん?」

 

「ああ、そうだよ。それにしてもあんた凄いね?こんな汗だくになるまで鍛えてるなんて」

 

「日課になっちゃってるからね」

 

「ふーん、それより着物を直しなよ。見てるこっちが恥ずかしくなるから」

 

「あ、ご・・ごめん!」

 

指摘された真嗣は急いで着物を着直すと珊瑚に向き直った。珊瑚は内心何処かで惜しい気持ちがあったが、気の迷いと考え、頭から考えを消した。

 

「さて、そろそろ昼餉だから戻ろうか?七宝とも約束してるし」

 

「そういえば、あんたが作るんだったね?あたしも楽しみしてるよ」

 

「はは、それじゃ戻ろうか?珊瑚さん」

 

「そうだね」

 

二人で楓の村に戻り、真嗣は井戸で軽く汗を流した後に昼餉の支度に取り掛かった。途中でかごめも合流し、台所はまさに二人の勝負場所になっていた。

 

真嗣は村で交渉して手に入れた卵と、弥勒が手に入れてきてくれた米を使って何かを作っている。

 

「あ・・・もしかして、それって!」

 

「そう、一番良いでしょ?」

 

お腹を空かして待っている皆の元に湯気が上がっている鍋が囲炉裏にかけられる。蓋を開けると黄金色に輝く粥が入っていた。

 

真嗣が作ったのは卵おじやであった。戦国の世の中からすれば最高級の料理だろう。

 

「おお!?何だこりゃあ?粥か?」

 

「黄金色に輝いていますな?」

 

「何が入っとるんじゃろうか?」

 

「すごく良い匂いだ」

 

「はい、じゃあ渡していくよ。熱いから気をつけてね?」

 

真嗣は一人一人におじやを器に盛って渡していく。かごめが作った料理も出されていき、食事の合図も済ませると皆が一斉に卵おじやに口をつけた。

 

「あっち!けど・・・何だ!?コイツもすっごく美味え!!」

 

「粥に卵を入れたのですね、なる程・・・確かに栄養も取れ身体も温まり、腹も膨れますな・・・!」

 

「はちち・・・ふーふー、犬夜叉が言った通りすごく美味いぞ!」

 

「普通に食べても、身体が弱った時でもこれはいいね。なにより食べやすい」

 

「うーむ、粥にひと手間を加えるだけでこれ程までに美味いとは」

 

「あ、おかわりもあるからね?」

 

「盲点だったなぁ・・・卵おじやなんて思いつかなかった」

 

「現代では当たり前に作れちゃうからね」

 

「風邪の時ぐらいにしか食べないしね」

 

現代組も箸を動かしている。三人も自然が生きたものを食べるのは初めてだ。この昼餉が功を奏し、賑やかな食事となった。

 

「ちょっと、犬夜叉!盛りすぎだよ!」

 

「いいじゃねえかよ、美味いから幾らでも入るぜ!」

 

「ふむ、では私も、もう一杯頂きましょうか」

 

「弥勒様まで・・・!」

 

「あ、あたしも!」

 

「珊瑚さん!?」

 

「オラも!」

 

「七宝も!?」

 

結局、戦国組全員がお代わりを要求し、鍋はすっからかんになってしまった。もちろん現代組も二杯目を食べ終えている。

 

「いやー、美味かったな!」

 

「柄にも無く、食べ過ぎてしまいましたな」

 

「うー、オラもう動けん」

 

「本当だね」

 

苦しいとは言っているが、全員が笑顔だ。食事というものは楽しくするものだ。それを横目に真嗣はかごめ、彩水と共に食事後の片付けをしている。

 

「料理作戦成功・・・かな?」

 

「真嗣くん、料理も上手だったなんて盲点だったわ」

 

「本当ね」

 

「まぁ、母さんから教わったりしていたからね」

 

片付けも談笑も楽しく過ごした一行は旅に向けての準備と、目的地を考るのであった。




バトル案がなかなか出てこない・・・。


旅を再開した俺たちの前に幻惑してくるものがいた。

その術中にはまってしまう一行、彼らが最も見たくないものとは?

その時、二匹目の四神が目を覚ます。

次回、戦国お伽草子、犬夜叉

「不屈の虎、闘気双牙」

お楽しみに!

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