「深海棲艦とちょっとドンパチしてくる」「おいちょっと待て」 作:神影 森羅
でも新しいのも書きたい。
どうしよ。
~語り・零斗
あぁ、結果論で言ってしまえば全くといっていいほどどうもなかったさね。
せいぜいが骨折。意識不明者も死者もゼロ。
…でも。
皆、怯えている。
そんなの、
───そんなときだった。
『───えー、ただいま入った速報です。国で認可され反対運動が盛んだった深海棲艦のゲノムデータを人間に投与する実験が強硬実行され、被験者二人に一時的な発狂、運動神経、思考能力の身体に影響を与えるほどの上昇、科学的に解明できない特殊能力等の異常が現れることが確認されました。国は実用に値せずと結論を出し、反対派を中心に波紋が広がって─────』
…これだって思った。
馬鹿だよな。自分でもわかるさ。ミイラ取りがミイラを取るためにミイラになるかって話だ。……分かりにくいかな。
でも。
俺は、自分が化け物になってでも
それから三日後かな。
俺は危険を承知で深海棲艦の
………結果は言うまでもない。
意識が戻ってまず気がづいたのはやけに自分の身体が軽く感じることだった。
ゲーム的に言うならレベル1から貯めたポイントをレベル100で
そこらにいた
閑話休題。
さて、ここまで言えばもうだいたい想像ついてるだろ?
…当然ながら、深海棲艦をまるで絹ごし豆腐を崩すかのように沈めていく俺の姿はシェルターの人間にとっちゃ恐怖の対象にしかならなかったらしい。
結局、なにも楽しくない状況が変わることはなかった。
だからこそ、鬱憤晴らしも兼ねて、深海棲艦どもを殺しまくった。
──一週間ほど記憶が曖昧な時間があって、ふと、自分の隣を見たんだよ。
そりゃもうひどいもんだった。
見渡す限りの深海棲艦の死体。
でも俺はこんなに殺した筈なのにその記憶がなかった。
そう考えると、急に怖くなってな。
いつのまにか敵味方の区別もつかず大切にしていた人なんかも殺しちまうんじゃねぇかなって。
この力を捨てる気はねぇし、というかそもそも捨てれるのか知らんが、だからと言って日常を諦める気もさらさらなかった。
…正直それがあってしつこく友達になろうとしたんだよな。
笑いたきゃ笑えよ。俺はかなり前からこの話をつらいだなんて思ってねぇからよ。
今日の豆知識
改三
第一時近未来適応型改装の通称。
改二の有無関係なく、それぞれの艦娘が『トリガー』条件を達成することで改装可能になる。
改二で一つのスロットだったのが大幅に増える一方燃費は悪くなり素の能力はほとんど上昇しない。