「深海棲艦とちょっとドンパチしてくる」「おいちょっと待て」 作:神影 森羅
「…ヤバいな」
俺がいるのは海の上。
俺ら四人の力は海の上で発揮される。
例えば俺は最高時速600kmのスピードと圧倒的パワーだ。
紅蓮は数々の切り札を使用可能になるし澄華は半径100mの艦娘の性能を倍にする。碧海も周囲の艦娘の轟沈をキャンセルする力を得る。
ただ無敵な訳がない。
陸だと運動神経がいいって位まで弱体化するし耐久面は一般人のまま。一発まともに食らえば終わりだ。
そんな相手にゲームなんかだとどうするか。簡単だ。
物量で攻めればいい。
一発当てれば即勝利。そこに威力なんて関係無い。
「一十百千……四千か?よくもまあこんなに集めたもんだな。」
ところで俺は脳筋バカ呼びが定着しているが特に頭が悪い訳じゃない。
搦め手をほとんど持たず、殲滅力がほぼゼロなのだ。
せいぜい一人ずつ相手できれば無敵だがこれは実践。待ってくれる訳がない。
「この方向は本土だな…戻ってる時間ももったいない。」
ヒット&アウェイ戦法もブースターの負担が大きいから出来ない。ブースターが壊れれば海の上でまともに歩けない。
「ったく、大規模艦隊が最近すくねぇと思ってたがこれの伏線かよ…!」
やむを得ないな…
sideCommand部隊棟
「はぁ、暇をもて余すな…。」
「最近私達の出る幕はほとんどないですからね…」
「そうね…。」
『ザザッ-ザッ-戦闘部隊に告ぐ。』
「え!?部隊長!?」
「それにこのトーン…まずいことがあったようだな。」
『現在-ザザッ-海域にて通常約3700、flagship200、鬼80、姫20による大規模艦隊を発見。』
!?
『通常3700のうち3000ほどが駆逐艦と軽巡洋艦などの-ザザッ-の模様。念のためダメコンを積み殲滅特化装備にて至急出撃-ザザッ-繰り返す』
「赤城さん…。」
「…これは少し本気で行かないとまずいですね…。」
「そうだな…よし!戦闘部隊Command総員!至急出撃準備!」
side電波管理室
「…よし!特定完了!あとはCommandにリンクして…送信!」
「な、何とか一段落ついたわね…。」
「にしても赤い点が4014…いつもこうならお兄ちゃんの負担も減るのに…」
「あの脳筋バカには無理な話よ…。」
「確かにねー。」
「ところで…その…。」
「ああ、はい。約束のもの。大事にしてよね?叢雲。」
「言われなくても一生の宝にするわよ。はぁ…頑張った甲斐があったわ…。」
「さて、あとはCommandの皆次第かな。お兄ちゃんに報告して来なくちゃ。」
「私は一応ここにいるわ。」
「オッケー。わかったよ。」
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超人でも限界があることが判明。後編へ続く。