それではどうぞ!
俺たちがグランドに行くと、既に羽丘高校のメンバーはアップを始めていた。すると、俺たちの到着に気がついた暁が俺たちの方に向かってかけてくる。
「アップはあっちのコートで頼む。アップが済んだら声をかけてくれ」
「ああ、わかった」
そう言って俺たちはアップを始めるためにコートに入る。
コートに入ってすぐにアップを開始する俺たち。その中で、俺、蒼夜、日向の3人はアップをしながら相手選手の観察をする。
「見た感じは特に目立つ感じでは無いですね。」
「そうだな、やはり警戒するべきはキャプテンの暁だろう。去年の決勝も2年生ながら県予選のベストキーパーに選ばれていたしな。」
そう、暁は去年2年生ながらGKとしてレギュラーで出場し、俺たちと当たるまで、4試合を1失点に抑えている。しかも、その4試合の中には県内トップの攻撃力を有するチームがいたが、1点しか失点していないのだ。
「まぁあいつを破るには、うちのFWに頑張ってもらうしか無いわな。どれだけ俺らがサポート出来るかも鍵になってくるし」
「そうですね...それと...」
蒼夜はそう言って暁から目線を外し、隣にいた明るいボリュームのある茶髪に少し強面の男に目を向ける。
「桐ヶ谷か..」
「はい...あの人のシュートも要警戒ですね」
「あいつを抑えることも、試合の流れを引き寄せることに繋がりそうだな」
日向は、桐ヶ谷の止め方を既に考え始める。守備に関しては、こいつの指示は誰よりも的確だ、任せるしか無いな。
「どうやら去年見たことない奴が結構いるな。良い1年が入ったようだ。」
「全員真面目そうで羨ましいです...」
蒼夜はそう言って、不機嫌になりながらアップをする黒騎を見つめる。
「アハハハ...」
こいつどれだけ黒騎のこと嫌いなんだよ...と思いながら、俺は苦笑いをこぼした。
3人で話し合っていると、暁が近づいて来た。
「どうだ、問題はないか?」
「ああ、大丈夫、こっちは準備おっけいだ」
「わかった。じゃあ早速h...」
暁が言いかけ時、その背中からいきなり目を輝かせた女の子が現れた。
「貴方達が去年キャプテンたちに勝ったチームか〜!」
いきなりの登場に、蒼夜と日向はビクッと驚く。俺はこころの影響かあまり驚かなかった。
「綺良星...話の腰を折るなよ...」
「アハハッ!ごめんなさい、キャプテン!」
高いテンションで暁に謝る綺羅星と呼ばれた彼女、未だにキラキラとした目を俺に向けてくる。
「な、何か?」
「あっ、ごめんなさい!ちょっと気になっちゃって〜」
エヘエヘと、頭の後ろを撫でる彼女。
「自己紹介がまだでしたね、私は2年の
金髪ポニーテールの彼女、綺良星輝奈は元気よく俺たちにそう名乗った。
「お、おう。よろしく」
「またしてもうちの部員がすまない...」
暁がまた申し訳なさそうに謝る。
「あっそうだ、この際だからお互いに顔合わせと行きませんか?これから多分長い付き合いになりそうですし」
蒼夜がそう暁に提案する。暁はうーんと少し考えて、蒼夜の提案に賛成した。
「そうだな、時間はまだあるしお前たちとは今後とも研鑽したいからな」
そう言って暁は集合とチームメイトに声をかける。それに続いて俺も皆に集合を呼びかける。
全員が集まったところで、両校の顔合わせが始まる。
「まずは俺たちだな。俺はさっきも言ったがこのチームのキャプテンの暁恭平だ。よろしく」
先陣を切ってもう一度挨拶をする暁、それに続いて隣にいた先ほど3人で話していた桐ヶ谷が挨拶する。
「3年の桐ヶ谷悠哉だ。よろしく」
そう言って桐ヶ谷は隣に目を向たのだが.....
「スピー……スピー……スヤスヤ…」
「「「「「寝てるッ⁉︎」」」」」
そこには、器用に立ったまま眠る腰まで伸びたボサボサの淡いオレンジ色の髪の女子がいた。
「おい夢原!起きろ!失礼だろ!」
そう言って眠る彼女を起こそうとする暁。その声に気がついたのか、彼女がピクッと反応を示した。
「うゅ?…ああ…
「「「「「また寝た⁉︎」」」」」
簡単に挨拶をして、彼女はまたしても眠りに落ちてしまった。
「すまない...こういう奴なんだ...」
顔に手をつけながら、謝る暁。
「(こいつもだいぶ苦労してるんだな...)」
そう思う咲真だった。
「では次は私ですね。先ほども申し上げました通り、私は2年の仰木氷麗です。よろしくお願いします」
先ほど俺たちを迎えてくれた仰木ももう一度俺たちに挨拶をする。
「じゃあ次は私ね〜!さっき3人には言ったけど、私は綺良星輝奈!よろしくね」
綺良星も先ほど居なかったメンバーのためにもう一度挨拶をする。
「私か...」
綺良星に続いて、赤い瞳に白髪のロングストレートで腰にカーディガンを巻いている女子が挨拶を始める。
「
手短に話す彼女、そんな彼女の挨拶を聞いて、隣にいた金髪ポニテの外国人の女子が話し出す。
「もう、ウララン!そんなんじゃ失礼だよ!」
彼女の言われ、美鷹は顔を横にズラす。
「も〜、あっごめんね!彼女根は優しいから、許してあげてね」
外国人の彼女が、謝ってくる。
「紹介が遅れました。私はローズ・エルスター、日本人とフランス人のハーフです。私、日本のアニメが大好きです!よろしくお願いします!」
まるで手本のような挨拶をする彼女に暁も安心したような表情を見せる。
「お初にお目にかかります皆様。拙者、
まるで時代劇の侍のような口調する青紫の髪と目をした少年に咲真たちが微妙な表情をする。
「次は俺だねー」
続いて青白い肌に柔らかな目つきが特徴的な黒のウルフカットの少年が挨拶を始める。
「俺は1年の
「私の番ですね」
そう言ったのは、黒のポニーテールに紫色の瞳をした女子だった。
「わたしは
そう言って軽くお辞儀をする闇雲、見たところ真面目で常識人だな...
「最後は俺だな」
最後にボサボサの茶髪の男子が挨拶を始める。
「
これまた相手に対してタメ口と問題がありそうな奴が出てきた。
「問題児ばかりですまない。これが今日お前たちと戦う、羽丘高校のレギュラーだ。よろしく」
暁は申し訳なさそうにしながらもその表情は自信に満ちていた。それは、このチームはお前たちに勝つと、語っている顔だった。
暁たちに続いて、咲真たちも挨拶を始めた。黒騎が問題発言をしそうになり、蒼夜が止まるという一悶着はあったが、無事お互いの顔合わせが終了した。
「よし、顔合わせも終わったことだし、早速始めよう」
暁の掛け声で、両校の全員がコートの中に入っていく。
コート中央、センターラインに花咲川高校と羽丘高校の選手が整列する。全員が並んだことを確認した審判をする羽丘高校のコーチが試合開始を宣言する。
「これより、羽丘高校対花咲川高校の練習試合を始めます。一同、礼!」
「「「「「「「「お願いします!!」」」」」」」」
両校の選手が同時に挨拶をし、それぞれの持ち場についていく。
全員がポジションに着いたのを確認して、審判が笛を鳴らす。
ピーーーッ!!
羽丘ボールで試合がスタートした。
本日はここまでです。試合に行けず申し訳ありませんでした!
次からは試合開始です。
今回初登場は
闇雲亜夜(茨木翡翠さん)
撮摩零(覇王龍さん)
葛城宗輔(artisanさん)
綺良星輝奈(蒼風啓夜さん)
大和小次郎(鳳凰院龍牙さん)
桐ヶ谷悠哉(黒き太刀風の二刀流霧夜さん)
美鷹麗(自分)
夢原現(自分)
ローズ・エルスター(artisanさん)
以上の9人です。
ステキなキャラをありがとうございます。
※活動報告にてキャラ募集を行っております。参加お願いします!