トップハムハット卿と申します。
弱キャラ友崎くん。が好きすぎるあまり、二次創作を書いてしまいました!
「はい、じゃあこの二次方程式の軌跡を……近藤、答えてくれ」
数学教師から"近藤"と呼ばれた彼の名は"近藤涼太"。
「───です。」
「正解だ。よく理解しているな、さすがは学年トップだ」
涼太への決まり文句を言い、涼太の隣の席の竹井へと数学教師は目線を移す。
「次の問題を竹井、解いてくれ」
「えぇ!俺っすか!?全然分かんねぇや〜! リョータ、教えて〜!」
問題を見るや否や、隣の涼太に助けを求める竹井。
「こら、考える前から近藤に頼るな」
「考えましたって!2秒くらい……」
「それは"考えた"とは言わん」
「えぇ〜〜」
そんなやり取りを見て、思わずクラスのみんなが笑いをこぼす。
これが、涼太の所属する2年2組の日常的な風景だ。
「いやぁ、リョータ!マジありがと!」
「気にすんなって。いつもの事だし」
「そうだな。竹井がリョータに教えてもらうのは、いつもの事すぎてもう見慣れたよ」
水沢が呆れたような表情を浮かべながらも、楽しげにそう言う。
「ちょ、タカヒロそれ言っちゃう!?」
「事実だから仕方ないだろ」
一緒にいた山本までも竹井をいじりはじめる。
「修二まで!?」
気がつけば、竹井と涼太のそばには仲のいいメンバーが集まってきていた。
「竹井が先生に当てられて答えられたとことか、見たことないなぁ」
「葵までそんなことを……」
日南葵の言葉に少し大げさにしょんぼりする竹井を見て、またみんなから笑いがおこる。
「でも、あの問題をすぐに解けるなんてさすがリョータ!」
七海みなみ─通称"みみみ"が涼太の肩をバシバシと叩きながら褒める。
「大したことないよ。それより、みみみ痛い」
「あ、ごめんごめん。つい!」
痛いといいながらも、いつものことなので涼太もみみみも気にしてはいない。
「お前ら2人のそのやり取り、毎日やってるよな〜。ほんと仲良しだな」
「まぁ、涼太は私の頼れる相棒だからね!涼太と私は一心同体!2人で1人なのです!」
「あー、はいはい」
「照れることないぞ相棒!」
涼太の冷たい対応を照れだと思い、さらにバシバシと涼太の背中を叩くみみみ。
「こら!みんみ!近藤が困ってるでしょ!」
夏林花火がみみみに向かってそう言いながらビシッと指を差す。
「助けてくれ花火〜」
「近藤も、嫌な時はビシッと言う!」
助けを求めたはずが、なぜかお叱りを受ける。
「花火はいっつも俺に対して厳しいなぁ」
「私が厳しいんじゃない!近藤がみんみに甘すぎるの!」
「そんなこと言われてもなぁ」
困ったような、それでいて楽しそうな表情を浮かべ、頭をかく涼太。
「みんな、次は移動教室だよ!早く行かないと遅刻しちゃう!」
ふと時計を見た、泉優鈴が急ぐように促す。
「優鈴、そんなに焦らなくても大丈夫だって」
「涼太の"大丈夫"はあてにならないよ!そう言って、いつもギリギリに着席するし!」
「あはは、たしかにその通りだね。優鈴の言う通りだよリョータ」
運動神経抜群で学業も成績優秀な涼太だが、時間にルーズな一面があり、遅刻癖があるのが残念なところ…。
☆
「ねぇ、涼太。ちょっと今いい?」
「ん?葵か。いいけど、どうした?」
午前中の授業も終わり、お昼を食べ終えて竹井たちとお喋りしていた涼太に、日南が声をかける。
「教室じゃ話しにくいような話なんて、珍しいな」
「まぁ、ちょっとね」
日南に連れられ向かった先は、旧校舎だった。
日南に続くように、今はもう使われていない教室に入るとそこには……
「よ、よう。近藤」
「よう…って、友崎?」
クラスメイトの友崎がいた。
感想などいただけると、やる気が出ます!