FAIRY TAIL 毒龍の滅竜魔導士   作:大枝豆もやし

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第10話

 それから俺たちはフリードマンさんの屋敷に戻って報告した。

 その後、検束がギルド間抗争禁止条約違反とかで俺をしょっぴこうとしたが、証拠を見せて黙らせ、逆に汚職検束がしょっぴかれることになった。ちなみに汚職に手を染めたのはその検束だけで他は潔白だった。

 

 そうして無事一連の事件は解決した。

 俺が奪った資料から検束魔導士の悪事が次々と見つかり、逆に検束魔導士が所持していた資料からは闇ギルドの悪事が見つかった。お互い協力関係というよりも互いに利用しあっていた間柄だったようだ。

 報酬も本来は10万Jだったのだが、闇ギルドや検束魔導士を逮捕したことで50万Jに引き上げてくれた。自然と顔がにやけてしまったのは仕方のないことだろう。カナの顔もだらけきっている。

 

 カナは幸い傷跡は残らずにすんだ。魔導士ギルドに所属しているとはいえ女の子だからな、傷跡が残らなくてよかった。まあ、カナなら傷跡もアクセントになる美女になること間違いなしなのだが。……これらを言ったら顔を赤くして叩かれた、穴に入りたい。

 

 

 そして今俺とカナは帰るための魔動輪の中にいる。これはフリードマンが用意してくれたものだ。ゆっくりと進む車の景色を楽しんでいると……。

 

「……ごめんイクマン。最後に迷惑かけちゃって」

 

 カナが暗い表情を浮かべながら俺に謝ってきた。恐らく最後とはギルドマスターに捕らわれたときのことを言っているのだろう。しかしあれは仕方がないことだった。というか気を抜いた俺がマヌケだったし。だが、これを言うと自分もそうだと言いかねない。なので……。

 

「マスターが言ってたぜ、フェアリーテイルのギルドの仲間は家族でもあると。家族なだから助けるのは当たり前だ。それに迷惑なんて思ってないし。……むしろ俺が付いていながら守ってやれなくてすまん」

「……そっか。ありがとね、イクマン」

 

 カナはそっと俺の腕に寄りかかり嬉しそうにに目を閉じた。

 そう、迷惑なんて思わない。家族にかけられた迷惑なんて迷惑とは感じない。家族にほっとかれるよりはずっと良い。……いなくなるぐらいなら迷惑千万の方がいい。

 

 馬車特有の馬の歩く音が鮮明に聞こえるほど車内は沈黙している。だがその沈黙は決して嫌なモノではなく、むしろ心地よいモノだった。

 その道中、ギルド間抗争禁止条約違反とかでしょっぴかれたが正当防衛ということで無事釈放。俺たちは帰りの列車に乗るため駅へと向かった。

 

 余計なことで時間を潰されたが帰るとするか、我が家に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「その前にコイツを処分しねえとな」

 

 あの男から盗んだ禍々しい本を毒の力で消し飛ばす。

 いつもなら金に困ってもないのに犯罪者相手とはいえ盗みなんてしないはずなのだが、これだけは何故か殺さなきゃいけないって思ったんだ。

 

「(……何故俺は本に殺すなんて単語を使った?)」

 

 一瞬訳が分からなくなるも、別にいいかとその場は捨て置いた。

 それよりもまずは今日の飯だ。確か初依頼ということでエルザとジェラールが何か作ってくれるって言ってたな。

 

滅竜魔導士を全員女体化したいんですけどいいですかね~?

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