FAIRY TAIL 毒龍の滅竜魔導士   作:大枝豆もやし

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第5話

 眼を覚ますと、眼前には綺麗な夜空が広がっていた。前の世界では星空など見れることなどなかった。空にまんべんなく輝く星々。少なくとも東京ではお目にかかれない光景だ。あまりの美しさに少し感動してしまった。

 

 何故か身体が重く感じたので目線を腕の左右に向ける。右側にはエルザが、左腕にはジェラールがしがみ付いていた。一瞬動揺するも、すぐ近くの二人の顔をまじまじと見てしまう。

 

 肩口まで伸びた緋色の髪に整った顔立ち。誰が見ても美少女だ。将来は凄い美人になるであろうことが容易に想像できる。

 ジェラールも同様だ。刺青の入った顔はいいアクセントになって彼女の美貌をより際立てている。

 

 そんなことを考えていると、もぞもぞと俺の右腕を枕に寝ていたエルザが眠そうに起きた。

 少しボーっとして眼の焦点が合っていなかったが、すぐに元に戻った。そして現状を把握したのか、顔を真っ赤に染めながらも慌てだした。

 

「あ…あうあうあう……こ、これはその、違うんだ! えっとその……」

「何がどう違うのかよくわからないけどおはよう」

「あ…ああ。おはよう」

 

 俺の右腕を枕にしてたことが恥ずかったのか。キョドるエルザ。けどその状態で挨拶してきたのはさすがだ。

 エルザはまだ恥ずかしいのか、下に俯いている。

 

「んじゃ行くか」

「そ、そうですね。じゃあ私ジェラールを起こします」

 

 それから俺たちは歩き出した。

 

 旅の道中、様々なことを話した。俺の強さの秘訣を聞いたり、なぜか俺の好きな女性のタイプを聞いたりと、そんなやりとりをしながら仲を深めていった。

 

 時間があるときは簡単な体捌きを指導したり、時折遭遇する盗賊やモンスターと戦ったりと、エルザとジェラールはこの短期間でもぐんぐん成長していた。

 

 二人は魔法が使えるようになった。

 エルザはザ・ナイトと呼ばれる剣や鎧を換装する魔法ジェラールは天体魔法だ。二人とも楽園の塔で身に着けたらしい。

 一応俺の魔法も説明している。毒の滅竜魔法だからそれなりに興味を持ってもらえると思ったのだが、エルザは興味を示さなかった。失われた魔法だってのに…。やはり毒というのがいけなかったのか?

 逆にジェラールは興味津々だった。……媚薬や精力剤も作れるって聞いたあたりから。

 

 

 到着するまでそれほど苦労はしなかった。盗賊や魔獣が襲いかかった所を俺たちが撃退したため、商人が是非お礼をということでマグノリアまで連れてきてくれたのだ。

 お金も多少貰えた。エルザとジェラールは可愛いから何かいやらしいことされると思った自分が恥ずかしい。

 

 そうして俺たちは進んでいき、フェアリーテイルのある街、マグノリアに到着したのだ。

 この街は活気に満ち溢れ、街行く人達は、皆笑顔が絶えず良い街だということが容易にわかる。

 ギルドに入った後を考えながら周囲を見渡す。映像を映す水晶ンで空中に文字を書くペンなど、いろんな魔法の商品が売られている。やはり戦闘以外でもいろいろと魔法が日常で使われているようだ

 

「これが、フェアリーテイルか」

 

 外観は思っていた以上に綺麗で見上げるほどの高い建物。入り口には大きな看板に『FAIRY TAIL』と書かれていた。

 中に入る。まぁいかにもギルドって感じの騒々しさだった。長テーブルがいくつもあり、そこでは皆が楽しそうに食事をしている。

 いや、食事をするだけならまだ良い方だ。まだ昼間であるにも関わらず酒を飲んでいる者、取っ組み合いの喧嘩をしている者、女性を口説いている者等、多くの人が集い盛り上がっていた。

 

 とりあえず、マスターに挨拶しようと周りを見渡す。すると1人の爺さんが目に入る。

 見た瞬間にわかった。カウンターであろう場所のテーブルの上に座っている見た目は小さいけれど大きく感じる老人。おそらくここのギルドの頂点に立つ人だろう。

 

「あなたがここのマスターか?」

「そうじゃ、わしがマスターのマカロフじゃ。わしに何か用かな?」

 

 やはり彼がマスターだったか。それに対してエルザとジェラールは……。

 

「このギルドに入れてください!!」

 

 二人は頭を下げて頼み込んだ。

 

「良かろう。2人をフェアリーテイルに迎える。同世代の子たちもおるから話してくるといい」

 

 俺はエルザに説明をまかせ、カウンターに座って料理を頼む。金をカウンターに置くと料理人らしき男は料理にかかった。

 金に問題はない。報酬だけでなく道中に襲ってきた盗賊や楽園の塔の連中から強奪したので、お金はあるほうだ。といっても、日用品や防具などを買えば一気に残り少なくなると思うが。そういえば住居も探さなければならない。なるべく安くていい部屋があればいいのだが……。

 

「2人のことは分かったが、おぬしはどうするんじゃ?」

 

 そんなことを考えてると、マカロフが俺に質問してきたので、慌てて答える。

 

「俺は……旅をしようと考えている。そこでお嫁さんを探そうと思います」

「「駄目!」」

 

 二人は強気の雰囲気で詰め寄った。

 

「そんなの絶対ダメ! お嫁さん探しなんてギルドにいても出来るでしょ!?」

「そうです! ギルドの中で捜すべきです!」

「え…ええ……」

 

 二人の大ブーイングに押されてしまう俺。言い返したいのだが俺は二人が怖くて何も言えなかった。

 やっぱりダメか、俺を養ってくれる寄生先を探すのは……。

 

「ギルドに所属しながらの旅はどうじゃ? フェアリーテイルに所属してお嫁さんを探しながらクエストを受ける。悪くない話じゃろ?」

 

 なるほど、そういうのもあるのか。

 

「では俺もフェアリーテイルに入るとしよう」

 

 それを聞いて2人はすぐに笑顔になって喜んだ。

 

「全員こちらに注目せい!この3人は今日から新しく仲間となったものたちじゃ」

 

 先ほどまで騒がしかったギルドが静まり、皆の視線が集まる。

 そしてマカロフに1人ずつ紹介される。

 

「赤い髪の子がエルザ、青い髪の子がジェラール、この男がイクマンじゃ」

 

 こうして、3人はFAIRY TAILに所属することとなった。

滅竜魔導士を全員女体化したいんですけどいいですかね~?

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