FAIRY TAIL 毒龍の滅竜魔導士   作:大枝豆もやし

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第7話

 俺ととギルダーツの戦いの後、ギルドは未だに盛り上がっていた。

 皆が話すのは俺たちの勝負についてばかり。あのまま戦っていればどっちが勝ってたかとか、俺の魔法がどうだとか。兎に角ギルドの奴らは祭りの余韻に浸っていた。

 時々俺の強さを語るものが多く、それを聞いたエルザとジェラールはどこか誇らしげであった。何でだ?

 

「おぬしの力には本当に驚かされた。ワシの想像をはるかに超えておったよ」

「全くだぜ。こんなにまだ小さいのにこれほどの力を持ってるとは。俺を含めて皆にとっても良い刺激になったな」

「それなら良かった。じゃあ俺は一人でクエスト行ってもいいか?」

「うむ。イクマンの実力であれば一人旅でも大丈夫じゃろう」

 

 こうして、俺は一人旅が出来るようになりました。

 

 

 翌日、俺はギルドのメンバーと鍛錬をすることになった。

 実際に戦い、その後に魔法の説明をした後で魔法の使い方と動きに関して指摘をしていく。俺も様々なな魔法を見ることが出来るので楽しめた。

 もちろんエルザやジェラールも参加している。二人共才能があるのかどんどん力を伸ばしていた。

 しかし何で皆こんなガキに頼むかねえ。中身は大学生だが見た目はガキだぞ。その精神も体に大分引きずられているし。

 

 そんな中、エルザに負けないほど熱心に指導を求めてくる子がいた。名前はカナ・アルベローナ、女の子だ。

 

「お前の魔法は威力こそ低いが、応用力はずば抜けているな。使いこなせばかなり有利に立てるぞ」

「うん!」

 

 カナの頭を撫でながら褒める。彼女は嬉しそうに目を細め、顔を赤くした。

 可愛い奴だ。まるで小猫みたいだ。

 

「……イクマン、私はどうなんだ?」

 

 エルザとジェラールが不機嫌そうな目を向ける。

 

「素晴らしい。お前たちの魔法は威力も応用力も高い。使うタイミングさえ誤らなければかなり優位に立てるはずだ」

「……ふ~ん。同じ内容なのに二人のはべた褒めなんだ。ふ~ん」

 

 ……どう答えればいいんだ!?

 

 それから俺は三人をフォローしようと翻弄する。前世でも今世でも女子の扱いなど経験がないのでかなり慌てた。

 女の子って難しい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なあイクマン、目は大丈夫なのか?」

 

 飯を食ってると、いきなりエルザからそう聞かれた。

 

「ここに来る前は…わ、私たちの手をつながないと禄に歩けなかったではないか。……もしよかったらまたしてやっても……いいぞ」

「いや、いい。今はばっちり治っている」

 

 顔を赤くしてモジモジするエルザに俺は

 

「そもそも厳密にいえば目が見えなかったわけじゃねえんだ」

「え?」

「ずっと目を塞がれたせいか、ピントが合わなかったんだよ。あと光の調整とか。だから見えるには見えるんだが、ぼやけて見えたりしてたんだ」

「ふむ、なるほどつまり目の機能がうまく働かなかったということだな」

「察しが良くて助かる」

 

 俺は目をつぶされたわけでも目の機能が停止したわけでもない。ただ、いきなりの情報で錯乱していただけだったのだ。

 例えば、エルザと初めて会ったとき、俺はエルザが10人に見えた。本当に10人ならハーレム万歳と喜ぶのだが、俺の耳と鼻が妄想を否定。すぐに目の錯覚だと気付くことが出来た。

 

「あの時は至近距離でしか分からなかったが、今じゃしっかり見えている。……それでも離れてるとヤバいが」

「じゃ、じゃあまた手…手を繋いでやろうか?」

「いや、10mぐらい離れてるとエルザが三人に見えるぐらいだ。大した問題じゃない」

「大問題じゃないか!!」

 

 いや、そんなことねえよ。目はアレだが鼻と耳が嘘を暴いてくれるんだから。

 それにしても最近エルザの口調が荒々しくなってるな。まさかギルドのバカ共のせいか?

 

「とにかく、今の俺は健康なんだ。この調子でリハビリを続けたら完全復活も近いだろうな」

「や、やはり目が見えないではないか! ほら、行くぞ!」

 

 結局、しばらくエルザが盲導犬のように俺を引率することになった。解せぬ。

滅竜魔導士を全員女体化したいんですけどいいですかね~?

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