通常、初依頼はビギナー用の依頼を受けることになっている。
簡単な依頼で仕事がどういうものか体験するのだ。ゲームに例えるならチュートリアル。いや、どちらかといえば体験版みたいなものだ。
そんな俺の初依頼はカナ・アルベローナと共に受けることになった。
カナを鍛えてやった際、一緒に依頼を受けに行こうと約束したのだ。俺としても初めての依頼は誰か経験者と行きたかったので了承した。初依頼は先輩同伴が暗黙のルールらしい。
カナは嬉しそうだった。普段は俺が先生面してるからだろうか。今回は彼女が先輩、つまり教える側だからな。ちゃんと先輩って呼べばいいのだろうか。
依頼内容は奪われた宝石を取り返して欲しいというもの。報酬はそれなりに高くて10万J。なかなかおいしい仕事らしい。
ということでマグノリアから少し離れた街に到着した。
規模にしては村に限りなく近い街と言ったところか。街にしては小さく、村にしては大きい。決して中途半端とは言ってはいけない。
依頼主の家はすぐに見つけることができた。何せこの街の中ではかなり立派な方の家だったからだ。
大きな門の前で執事服のようなものを着込んだ初老の使用人であろう人に出迎えられ、屋敷内の応接室へと案内された。
偏見かもしれないが、こういった家では自身の権威や財力を示すため無駄に高そうなものや趣味の悪い物が飾っていると思っていた。しかしそんなことはなく、品の良い調度品や絵画が飾られている。金持ち=成金と考えてごめんなさい。
それにしても警戒しすぎないか?
部屋の外に二人、隣の部屋にそれぞれ三人ずつ、そしてこの執事。……全員何かしら戦える者っではないか。
一番強いのがこの執事だ。歩いているときに身体の軸が全くブレず、即座に暗殺やボディーガードに対応出来る動きだ。
応接室についた。執事はドアをノックした後に失礼しますと一言。丁寧に開けられた扉から壮年の男性が待っていた。
俺達二人を見て一瞬不安そうにしたが、すぐに営業スマイルでそれを隠した。まぁ、子供二人じゃ不安にもなるだろう。依頼主はソファーに座り、俺達にも座るよう声を掛けた。
「私が依頼者のフリードマンと申します」
「フェアリーテイル所属、イクマンです」
「同じくカナ・アルベローナよ。よろしく」
「それで、依頼というのは盗まれた宝石を取り戻して欲しいという依頼でしたね?」
「えぇ、実はこの屋敷にある宝を盗まれてしまいまして……」
話を纏めるとこの屋敷に盗賊が侵入し、宝石を奪われたらしい。半数ほどは使用人達で捕らえることに成功したが、残りを取り逃してしまったという。
捕えた盗賊を尋問するも情報は一切取れなかった。どうやら盗賊たちは何も知らないらしく、引き取り場所しか知らされてないらしい。
「それで、件の宝石はどうなものです?」
「いえ、それは厳密に言えば宝石ではありません。……実はその盗まれたものはガラス玉なんです」
「え? どういう意味?」
「あのガラス玉は私にとって希少、いや大事な宝石なのですよ。まだ商業が成功する前、それは亡き父が私のために買ってくれたものなのです。まだ満足に三食も食べられなかった頃、私はアレが宝石同然でした。あれは……父の形見の宝石なんです」
なるほど。希少というより思い出が詰まった大事な宝というとか。
「お父さんの形見!? だったらこんなゆっくりしてられないじゃない!早く取り戻さないと」
「落ち着け、カナ。焦っても仕方がないだろう。しかし、何故盗賊たちはそれを盗んだ?依頼者にとっては希少だが盗賊たちにとってはただのガラス玉ですよね?」
「恐らくですが、間違った噂を聞きつけたのでしょう。貴重な宝石がここにあると」
つまり勘違いということか。だとするとこの依頼者はとんだ災難に見舞われたということだ。
ただ気になるのはそれだけじゃない。カナの様子がおかしい。
確かにそんな大切な物ならば早急に取り戻さなければならないが、さっきの態度は少し異常だ。いくらなんでも感情的になりすぎている。……一体何があったんだ?
とりあえず盗賊のいる部屋に向かう。何か手掛かりがあるかもしれないからだ。
「この部屋です。お入りください」
その部屋には5人の男達が拘束されており、その内4人は気を失っている。残りは意外にもまだ元気はあるようだ。
「……よし、やるか。カナは出ていってくれ」
「う……うん」
カナは若干怯えながら出ていった。よし、これで思う存分やれる。……こっから先はR指定だからな。
滅竜魔導士を全員女体化したいんですけどいいですかね~?
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yes
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no
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一部のみOK