破滅を宿した寂しがり屋   作:紫蒼慧悟

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アレ?
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引越し

殺してやる!!絶対にお前を殺してやる!!

「ハッ!!餓鬼の割にはなかなか心地いい殺気だ」

黒い翼を生やした両親の敵…

『だめ』

俺の手には何時の間にか銀色の鎌が握られていた。

『また…悪夢が始まる』

神器(セイクリッド・ギア)持ちだと!?」

声が聞こえる…

悲しみに満ちてしまっている声だ…

丁度良い…これを使えばあいつを殺せる…

絶対に…ぶち殺してやる!!

 

 

 

 

 

 

『夕牙!!もうすぐ約束の時間です!!』

「ん。今起きるから…だから…二度寝させて…」

『いい加減にしなさい!!』

うおっ!?

大音量で耳が痛い!!

「ふあ~っ」

欠伸が自然と出る。

朝は眠いから嫌いだ…

半分は悪魔だから仕方ない…

「ねむねむ…」

取り敢えず顔を洗ってこよう…

『夕牙!迎えが来たわよ!』

んー?ちょっと待って…今から顔を洗うから…

ポヨン

「ん?」

顔に当たったとてつもなく柔らかいもの…

枕?

取り敢えず触ってみる。

とても柔らかかった。

顔を上げてみると顔見知りの銀髪美人がこっちを見ていた。

「グレイフィア?」

グレイフィア・ルキフグス

悪魔陣営の四大魔王の一人、サーゼクス・ルシファーの妻。

人妻メイド。

子持ちの人妻メイド。

俺の苦手な人物の一人。

その人に俺は何をしている?

オパーイを揉んでる。

つまり…死刑!?

『間をかなり端折ったわね…』

「ごごごごごごごごごごごめんなさい!!!

 謝罪します!!心の底から謝罪しますから!!

 命だけは!!命だけはご勘弁を!!」

すぐさまジャンピングDO☆GE☆ZAを実行。

頭の部分からドゴンとかしたら危ない音がしたけどそんなの関係ない。

俺はこんなところで死ぬわけにはいけないんだ!!

「頭をお上げ下さい、夕牙様

 私は怒っておりませんので」

グレイフィアの方を見ると少し困った表情でこっちを見ていた。

『取り敢えず止血しなさい。血が出てるから…』

「おっとっと…包帯包帯…」

結論から言おう。

俺は自分の傷を手当できなかった。

グレイフィアが回復魔法を使ってくれたからだ。

その後、俺の荷物を持って魔法陣で一緒にサーゼクスの執務室へ直行。

「やあ、夕牙君。待っていたよ」

紅髪の青年が笑顔で迎えてくれる。

「依頼内容は?」

「単刀直入だね。食事をしながら話そうか」

「は?そんなのいいk(グ~~)……お前の奢りだろうな?」

「もちろんだよ」

こいつ…

『顔、真っ赤よ?』

五月蝿い!!

「まあいい、店の食材が無くなるぐらい食ってやる…」

「構わないよ?」

「やっぱりお前ムカツク…」

「ハハハ、そんなことを言わないでくれ

 悲しいじゃないか」

「嘘泣きしてんじゃねえよ!!」

よし、腹ごしらえだ!

 

 

 

 

 

冥界のレストランもなかなかイケルんだな…

「本当に食材が無くなるところだったよ…」

冷や汗かいてる…

「まだ食えるぞ?」

「それで、仕事の話なんだが…」

『逸らしたわね』

逸らしたな…

「既に向こうに夕牙君の住居や学園の制服は既に用意は済んでいる。

 後は君が何時向こうに行ってもらえるかどうかなんだが…」

「すぐにでもいいぞ?」

「本当かい!?じゃあ、すぐに行こう!」

いきなり立ち上がるサーゼクスだが、

「いけません!」

サーゼクスの背後にいたグレイフィアが止める。

「痛いじゃないかグレイフィア」

「仕事を済ませてからにしてください。」

「それじゃあ、グレイフィアが案内してくれるかい?」

「かしこまりました」

俺抜きで話が進んでるんだが…

『別にいいんじゃない?』

まあそうなんだけど…

「それでは夕牙様、まずは住居の方へ案内させていただきます。

 護衛対象のお嬢様方へのご紹介は後日となります。」

「ん。

 じゃな、サーゼクス」

「ああ。また会おう、夕牙君」

 

 

 

 

 

 

グレイフィアに連れてこられたのは、日本にあるグレモリーの管轄地にある普通の一軒家だった。

「見た感じ普通だな…」

「内部は見た目より広くしてありますし、地下にはトレーニングルームも御座います。」

「別にそこまでしなくていいのに…

 まぁ…ありがと…」

『なんで照れてるの?』

ティア、五月蝿い!!

グレイフィアの方を見ると優しい表情でこっちを見ていた。

「…ふん」

『そんな反応だから子供扱いされるのよ?』

!?

そうだったのか…

因みに中は本当に広かった…

掃除が大変そうだ…

その後に転入先である"私立駆王学園"までの道程や近所のスーパー等を案内してもらった。

余談だが、御近所さんは全員悪魔関係者だったよ…




一話一話が短い気がしてきた…
因みに原作開始は一巻の終盤を予定しております。
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