取り敢えず調教シーンは早く終わらせないと
飛んでくる魔力の雨を尽く転移させて敵方の戦力を削ぎ落とす。
既に半分は削りきり、残るは後方にいる主戦力。
今までのは謂わば前菜というところね…
にしても…後方でふんぞり返ってる悪魔には見覚えがあるような…
……誰だったかしら…
思い出せないわね…
思考の大半を思い出すことに費やしつつ、前菜を処理していく。
アンナの知り合い?
違うわね…
アンナを誘拐しようとしていたロリコン集団?
いや、アレは全員私の『
私の家の敵対勢力は全て屈服させたあとに全裸土下座させて脅したから有り得ないわね…
なんだったかしら…
ランディの一族を殺した奴らだったかしら?
いや、アレは堕天使だったわね…
思い出せないわ!
一体誰なのかしら?
食事は終わった。
結構な量を作ったから食べきれなかったら明日の朝に回そうと考えていたのに全部平らげやがった。
「風呂から上がったら明日に響かないようにマッサージしてやるからさっさと入って来い」
俺の言葉の"風呂"という単語にグレモリー眷属は顔を輝かせた。
「そういえば最初から気になっていたのだけれど、その子は誰なの?」
リアス嬢がオーフィスに指差して聞いてきた。
そういえば、説明していなかったな…
オーフィスの正体バラすと後々めんどくさくなりそうだし、誤魔化すか?
『そのうちバレて更に怒られるかもしれないわよ?』
じゃあ、バラすか!!
あ、サーゼクスには伝えてたから別にいいか
「あー、そいつは依頼で預かってる子だ」
「あら、そうなの?
でも少し危険ではないかしら?」
「安心しろ俺より強いから」
「「はい!?」」
全員驚いている。
あ、アーシアは何時もどおり首を傾げているだけだった。
まあ、俺に複数で挑んで来といて傷ひとつ付けられず手加減までされて惨敗だったからな…
その俺より強いと言われるのがこんな幼女なんだから…
『ちょっと自慢っぽく言わないの。
嫌われる原因になるわよ?』
別に他人の言動なんか気にしないし…
俺はティアと他数名がいればどうでもいい…
『一般常識が抜け落ちている箇所があるわね…』
俺達が騒いでいるのをよそにオーフィスはいつもどうりの平常運転で、食後のお茶を飲んでいる。
「まあ、そんなことは置いといてさっさと風呂に入ってこいよ。
ここ露天風呂だったぞ」
俺のお風呂という言葉に全員の表情がいつもどおりに戻る。
「お風呂!!」
兵藤がニヤニヤしながら立ち上がる。
「僕は覗かないよ、イッセー君」
「俺はそもそも興味がない」
木場と俺に先に言われて兵藤が焦る。
「ば、馬鹿…お、お前らなぁ!!」
木場はどうか知らんが正直こいつらは調教してもいい護衛対象としか認識していないから覗く気はない。
第一、俺の好みはグレイフィアみたいなタイプだ。
『あら、それは初耳ね』
そりゃあ、誰にも言っていないしな…
最初に言っておくが別にメイドさんが好きなわけじゃないぞ?
「あらイッセー、私達の入浴を覗きたいの?」
視線が兵藤に集中する。
「なら、一緒に入る?」
リアス嬢の発言に俺は耳を疑った。
え…?
コイツ、痴女だったのか…
兵藤は嬉し泣きをして握り拳を作っている。
コイツは本当にブレねえな…
だが、この様子なら明日からは更にキツくしても問題なさそうだな…
いざとなったら"アイツ達"に依頼でもするか…
「朱乃はどう?」
おい、周りを巻き込むなよ…
「私は別に構いませんわ。夕牙君も一緒にどうです?
殿方の背中を流してみたいかもしれません」
「だから、興味ねえっつってんだろうが!」
しかもなんだよ、『みたいかもしれません』って、
疑問形なのか?肯定してんのか?
兵藤はいつもどおりに鼻の下を伸ばしてんな…
「アーシアは?愛しのイッセーなら大丈夫よね?
仲もいいみたいだし、夕牙も大丈夫なんじゃないかしら?」
「お前もう死ねよ…」
なんでこいつは周りを巻き込みたがるんだ?
おい、アーシア頷いてんじゃねえ!!
否定しろよ!!
「小猫はどう?」
「……嫌です」
よし良くやったぞ小猫!!
女湯なんて行けるか!!
俺の隣で兵藤が燃え尽きているがそんなことはどうでもいい!!
「……でも、夕牙先輩なら構いません」
なんでだああああああああああああああああああああああああああああああああ!?
「だから、嫌だっつってんだろうが!!!!
てめえら大人しく入って来い、この痴女ども!!」
俺の叫びに反応したのは小猫だ。
「……夕牙先輩、他はともかく私は痴女じゃありません」
「ちょっと待ってくれる、小猫…
それじゃ私達が痴女みたいなんだけど…」
「「違うのか(んですか)?」」
俺と小猫の声がハモって言うと、リアス嬢はなんか落ち込んでいた。
「うふふ、私も違いますわよ」
「わ、私も痴女じゃありませんよ!!」
これで否定しなかったのはリアス嬢だけだな
木場が空気になりつつあったので食事を終えた奴から風呂場に行かせる。
よって、さっきまで賑やかだったこの場所は俺とオーフィスの二人だけだ。
「おかわり」
「まだ食うのかよ!?」
オーフィスの食欲は尋常じゃなかった…
洗い物を済ましてオーフィスと温泉に向かう。
男湯と女湯の暖簾が架かっている場所が見えたのでやっと風呂に入れると思うと、少し嬉しくなる。
というか、ここただの別荘だよな…
なんでのれんがあるんだよ…
男湯の暖簾を潜ると兵藤と木場が丁度上がったところらしく、体を備え付けのバスタオルで拭いているところだった。
「お、夕牙!いい湯だったぜ!!」
全裸でこっちに来んな!
「それよりもその子は女湯の方じゃなくていいのかい?
今なら部長たちもいるし…」
「問題ねえよ。家ではいつも一緒だし…」
「夕牙…ロリコンなのか?」
「お前の夜中の調教は100倍の濃度でやってやるから覚悟しておけ」
「本当にすいませんでした!!」
土下座かますぐらいなら最初から戯けたこと抜かしてんじゃねえよ…
妹に欲情なんてしてたまるか…
弟に欲情する姉と姉に欲情している弟の白髪姉弟なら知っているが…
二人を放っておいて俺も服を脱ぐ。
「「!!」」
後ろから木場と兵藤の驚きの声が聞こえる。
俺の背中の傷だろうな…
『そういえばそれってコカビエルに付けられた傷だったわね…』
俺の背中には無数の傷跡がある…らしい。
背中は自分で確認できないからどんな傷跡になってるかもわからない。
聞いた話だと、刺し傷、切り傷等の傷跡がごちゃまぜになったような傷跡だそうだ。
まあ、未熟だった頃はいろいろと傷だらけになったからな。
コカビエルにやられた傷跡だけじゃなく、討伐対象だったはぐれ悪魔とかから受けた傷跡もある。
「夕牙、傷だらけ」
既に服を脱いだオーフィスが俺の背中をペタペタと触ってくる。
結構くすぐったい。
おい兵藤、オーフィスの全裸見て鼻の下を伸ばすな。
お前の方がロリコンじゃねえか…
リアス嬢に言いつけるぞ?
貸切状態の温泉はかなり気持ちよかった。
オーフィスは泳いでいたが…
風呂から上がると食事を作る前に貼っておいた侵入者捕縛用の結界に異常が見られたのでそこに向かう。
「う~、夕牙これ外すにゃん!!」
「なんだ痴女か」
「痴女じゃないにゃん!!」
なんか猫妖怪痴女、黒歌が捕らえられていた。
捕らえたのは俺の結界なんだが…
「なんで結界なんか張ってあるにゃん!?
これじゃあ、白音の総てを記録できないにゃん!!」
「黙れよ、シスコン」
「ひどいにゃん!!」
なんで俺の周りはシスコンが多いんだ?
サーゼクス、セラフォルー、黒歌、ベイ、後ティアだな
『夕牙も含まれるからね』
え…
まじで?
そんなことよりこのシスコンをどうするか…
「さてサーゼクスにでも突き出すか…」
「ちょっと待つにゃん!!
なんで私が突き出されなきゃいけないにゃん!!」
「自分の胸に手を当てて考えてみろ」
「それじゃあ、この拘束を解くにゃん!!」
「やなこった」
結界に捕縛されている黒歌にそう言うと黒歌がすかさず講義してくる。
「大体、私を冥界から逃がしたのは夕牙にゃよ!!
逃がした本人が捕まえるとか矛盾しすぎだにゃん!!」
そう、このはぐれ悪魔を逃がしたのは俺だった。
だから捕まえると俺が逃がしたことまでバレてしまうので捕まえるに捕まえれない。
「記憶にございません」
「目を見て話すにゃん!!」
いい加減にしないと黒歌が本気で結界を破壊しそうなので怖い。
俺は結界を張るのはあまり得意じゃないので直ぐに破壊される。
「じゃあ見逃してやるけど、すぐに帰れよ?」
「夕牙の子種をくれるなら考えてあげるにゃん!!」
「イバンな、痴女」
「だから痴女じゃないにゃん!!」
てか、セラフォルーといいこいつといい…なんで俺の子種が欲しいんだよ…
『それだけ好かれているってことでしょ?』
好きな相手には子種を強請るものなのか?
『いや、そんな世界はちょっと…』
そうなのか?
ヘルガがこの前ベイの子種がどうのこうの言ってたから…
『あの二人は放っておきなさい…』
「む~、仕方ないから今日のところは帰ってあげるにゃん
だけど、私はあきらめないわよ!!」
仕方ないので拘束を解くと捨て台詞を吐いて帰っていった。
「何がしたかったんだあいつは?」
『さあ?』
その後別荘に戻ったら偶然出会った小猫に抱きつかれて泣かれた。
理由はわからん。
取り敢えず宣言通りに兵藤の調教は難易度ルナティックで半殺しにしてやった後にリアス嬢にオーフィスの裸を見て興奮してやったことを教えてやった。
その結果、更なる調教が施されて兵藤の悲鳴がすごいことになったがまあ、よくあることだな。
オーフィスは部屋で寝ていたが、兵藤の声で起きたらしい。
イッセーはまだ生きています。
ちっ…
取り敢えず他作品キャラの何人かが絡むかもしれません
刹那とか水銀とか黄金とかインポとかゾウリムシとか屑兄さんとか…