遅れて申し訳ない…
仕事が黒すぎて休みがあんまり取れないし勤務時間は増えるしで、執筆時間が取れない。
これは本当にアカン。
まあ、そんなことは置いといて…
やっと書きあがった前編。
多分中編はないと思う。
「何故だ!?何故当たらないんだ!?」
「くっ!?アイリス・ヴァレフォールは未だに動いていないのだぞ!?
奴の眷属はいったい何なんだ!!」
5千いた旧魔王派の悪魔達は既に半分以下にまでその数を減らしていた。
ま、あの二人がいる時点で彼らの勝ち目は既にない。
これで二人のどちらかが負けるようなことがあれば、その時はこの子達が弱かっただけ。
次はない用に調教を施すだけのこと…
「「――ッ!?」」
ランディとロイドが突然背筋を震わせたように動きが一瞬止まり、後退する。
?
「何かあった?」
「「いや…なんか悪寒がして…」」
あらら…
風邪でも引いたのかしら?
まあ、問題はないでしょう…
この程度の力で我らを止められると本気で思っているのか?
もしもそうなのなら……
現魔王の指示を仰ぐまでもなく今すぐに旧魔王派を塵も残さず潰す。
「さあ、貴方達はこれからどうする気なの?」
私からの問いかけに答える者はいない…
徐々に減っていく旧魔王派を見ながら私は笑みを浮かべる。
転移が終了して目を開くと、そこは先程までいた部室と何一つ変わっていなかった。
グレイフィアがいないこと以外は…
「あれ、転移の失敗か?」
兵藤が声に出して首を傾げる。
俺は即座に魔力を使用してこの戦闘空間を把握する。
「成程。駆王学園をまるごとコピーしたのか…」
「「え?」」
俺が説明するまでもなく、グレイフィアの声で今回のレーティングゲームの説明がされる。
フェニックスの陣地は新校舎にある生徒会室。対してこちらは旧校舎にあるオカルト研究部の部室。
しかも今回に限っては魔王が2人も観戦しているとのこと。
御陰で観戦している貴族どもも多いってわけで…
リアス嬢に視線を向けるとやる気に満ちた目をしている。
ありゃダメだな…
気負いすぎてるな…
アレのフォローもしないといけないのかよ…
メンドくせぇ…
『情報の報酬ももらってないしね…
ここで負けたら報酬のグレードが下がるかもしれないわよ?』
あー、あいつならなんだかんだでやりそうだなぁ…
悪魔の上層部のゴミども相手取ってるんだし…
『それに、オーフィスも見てるんだしカッコいいところ見せないとね、お・に・い・ちゃ・ん?』
え!?あいつ見てんの?
『仮にも無限の名を持ってるんだもの
これぐらいは息をするようにできるわよ?』
あー…じゃあ、適度に頑張りますか…
朱乃から受け取った魔力式の通信機を耳に嵌めて、木場が机に広げた地図を見る。
長期戦を想定して魔力を温存しなきゃいけないんだが、百分の一まで落とされているのは魔力だけではなく体力や持久力などもだ。
その為、俺の戦闘参加はできるものの、いつもどおりの戦い方はできない。
『まあ、私も使えないしね…』
素手と魔力弾か…
『母親から教えてもらった奥義は?』
う~ん…アレをこの状態で繰り出すのには時間かかるからなぁ…
それに使えるとして一度だけだし…
まあ、保険として準備だけでもしておくか…
リアス嬢が素人の兵藤達の為にいろいろと懇切丁寧に説明しているが俺は完全スルーしている。
取り敢えず、メモを残して仕掛けに行くか…
『急がないと向こうも仕掛けてくるかもね…』
そうだな。急ぐとしよう。
報酬なしとかマジしんどいし…
定期報告の遅刻理由を説明しないと今度こそ殺される…
『ザミエルにね…』
簡単に想像できるんで止めてください。
『誰にも合わずに済んだわね』
旧校舎から新校舎までを現状の最速のスピードで最短距離を突っ切ってきたが誰にも会わないどころか、警戒網すらかかっていなかった。
まあ、楽にできそうだしいいや。
『範囲はどれくらいにするの?』
もしものことを考えて新校舎全体かな?
魔力を込めて仕掛けを新校舎全体を囲むように施していく。
『それにしても校舎内に気配があるのに動かないのはなぜなのかしらね?』
知ってて見逃してるのか…
本当に気づいてないのか…
『前者っぽいわね…』
(ちょっと夕牙!!今どこにいるの!?)
仕掛けが半分ほど終わった時点でリアス嬢から通信が入った。
というか、五月蝿い…
(新校舎の傍)
俺が現在地を伝えると耳元からリアス嬢の絶句した声が微かに聞こえる。
それに合わせて、何かが割れる音と周りが慌てている音も聞こえる。
ティーカップでも落としたか?
(ああもう!!時間がないからそのまま体育館に向かって頂戴!!)
耳元からリアス嬢のヒステリックな声がする。
(あいよ)
今はリアス嬢の指揮下に入るのでおとなしく従う。
まだ、3分の1も終わってないんだがなぁ…
『まあ、行くしかないでしょうね…』
向こうは既に動いているしな…
というか、動いているのに俺に気づいてないってどうゆうことよ…
「まあいいや。報酬のためだし…」
体育館に向かう途中に金髪縦ロールのウザお嬢がいたが華麗にスルー。
そして、焼き鳥の女王もいたけどこっちに気づいてないので石を投げて注意を逸らしておいた。
体育館に着くと朱乃が上空で待機。
内部では、小猫がチャイナ娘と兵藤が昆を持った少女とチェンソーを持った双子と戦っていた。
まあ、兵藤は逃げてるだけな気がするが…
俺がきた意味ってあったのか?
兵藤は避けてばかりだが負けてる様子はないし、小猫は隙を伺っているから問題ないだろ?
小猫がチャイナ娘を殴り飛ばしたのでもう問題なくなったな…
とか、思ってたら兵藤を攻撃していた3人娘の服が弾け飛んだ。
『何アレ…』
知らんがな…
微弱ながら3人娘に兵藤の魔力があるのはわかっていたが…
「見たか!!これが修行の成果!!朱乃さんにヒントをもらい!!夕牙に習った魔力運用を下に開発した必殺技!!その名も
よし、後で血祭りだ…
『これ、評判下がるわね…』
コツコツと築き上げてきたイメージが…
よし、殺す。
『まあ、今回は止めないわ』
「あ、夕牙先輩…」
「お?遅かったじゃねえか!!部長が怒ってたけ…へぶしっ!?」
『相棒!?』
もうゲームなんか知ったこっちゃねえ…
「いきなり何すん…だ…よ…」
どうした、兵藤…
何を顔を青くしている?
(3人とも、聞こえてるわね?予定通り体育館は破棄。今すぐにそこを離れなさい。)
「ちっ…」
腹いせに兵藤を体育館の外へ投げ捨てる。
「ぐえっ!?」
兵藤が変な声を出したのと同時に小猫と一緒に体育科を後にするが、
「待て!!」
あの棍使いが突撃してきたので突きの勢いを利用して一回転させて体育館に投げ飛ばす。
棍使いは5回転ぐらいして反対側の壁に当たって止まる。
辛うじて意識があるのか消えてはいなかった。
棍使いが何かを言おうとしていたがその声は俺の耳に届くことはなかった。
とてつもない爆音とともに体育館は瓦礫の山となった。
上空には朱乃の姿が有り、その手には未だに魔力の余波があるのか、パチパチと電撃の残滓が見える。
「フフフ、
音符マークがついてそうなくらいに上機嫌な声だ。
『ライザー・フェニックス様の兵士3名、戦車1名、戦闘不能』
グレイフィアの声で異空間内全体にアナウンスされる。
俺が張った空間結界に反応があったので、足元の兵藤を蹴り飛ばして隣にいた小猫を兵藤と同じ方向へ投げ飛ばす。
「グペッ!?」
兵藤の傷が味方(俺限定)によって増えていくが知ったことではない。
「いきなり何すんだよ!?」
兵藤の怒りに答える前に俺は爆炎に包まれた。
『思ったより威力がないわね?』
「撃破」
聞こえたのは焼き鳥の女王の声だった。
「夕牙!!」
「夕牙先輩!!」
兵藤と小猫の声からするに無事みたいだが、こっちは少し暑い。
『暑いで済ませることじゃないんだけどね…』
「あらあら。あなたの相手は私がしますわ、『
朱乃や兵藤が俺の仇討ち的思考になってるけどまだ俺リタイアしてないからな?
「てめえ!!よくも夕牙を!!!降りてきやがれェェェェ!!!」
うん、兵藤五月蝿い。
『ボwwwムwwwクwwwイwwwーwwwンwww』
ティアの笑いのツボがよくわかんない。
確かに痛いとは思うけど…
いい加減暑いのは飽きた。
右手を横に一閃する。
本当は神器でやりたいんだけど今使えないし…
俺の周りを燃やしていた炎が消し飛ぶ。
あー、涼しい。
「あー、暑かった」
兵藤達は困惑しているようだ。
「馬鹿な!?」
最初に声を発したのは俺を爆炎に包んだ張本人である焼き鳥の女王、名前は知らない。
「あの程度でヤられるかアホ。後、俺が殺られたと思ってたお前らは後で腹パンな」
「「ごめんなさい」」
朱乃、小猫は謝ったから許すが、兵藤お前は謝っても許さん。
「さてと、それでは先程も言いましたがここは私が受け持ちますわ」
兵藤と小猫は朱乃に任せて先に行く。
が、俺はその場で朱乃を見上げる。
朱乃が視線に気づいたのか俺に向けて疑問を視線に乗せてぶつけてくる。
「全てを出し切らないと勝てないぞ?」
「………」
使わないか…
「まあいい。それがお前の選択なら後悔だけはするなよ?
リアス嬢が焼き鳥と結婚しても後悔すんなよ?」
「………」
朱乃は未だに何も言わないが苦しそうに顔を歪めていた。
「まあ、尻拭いくらいはしてやる」
俺はそう言い残して新校舎へと向かう。
という訳で、夕牙君のヒャッハー無双は来年までおあずけです。
小猫ちゃんのリタイアは遠のきました(笑)
さて、今更ですがヒロインはオーフィスにしようと思っていますが皆さんどうでしょう?
作者はロリコンですが巨乳も好きです。
因みにゼノヴィアはいっせーのヒロインにします。
イリナちゃんどうしよう…
まあ、天使(笑)でいいか…
こんな感じで今年最後の投稿です。
では、皆さん良いお年を~