破滅を宿した寂しがり屋   作:紫蒼慧悟

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あけましておめでとうございます。
今年最初の投稿ではありませんが、最初の投稿の時にしていなかったので…


何故か3つに別れたけど、未だに終わらない。
イベントがまだ残ってるし、エクスカリバー編はまだまだ先です


フェニックス(中編)

旧魔王派の面々は既に虫の息、生かさず…そして、殺さず…

尋問の鉄則ですね…

「で、姐さん…こいつらどうするよ?」

さて……おや?

「クルゼレイ様、カテレア様…良かったですね。

 お迎えのようですよ?」

「そこまでです!」

来たのはやはり貴女ですか…

「げ、ルキフグス家かよ…」

「しかも、ルキフグス家一の才女、グレイフィアだ…」

ランディとロイドが嫌な顔をする。

そういえば、何度も負けてはレーヴェやアンナにお仕置きという名の修行を受けてましたね。

今回もそうなるとは限りませんし、生きて戻れるとも思えませんが…

この二人はもうずいぶん前から打倒グレイフィアを誓っていますからね…

「お久しぶりです。アイリス・ヴァレフォール様」

「ええ。随分と強くなったようねグレイフィア」

そういえば、現ルシファーのサーゼクスがなんかグレイフィアのことを言ってたわね…

なんだったかしら…

……まぁ、いいわ

ここで死ぬならばその程度なのよ?

わかっているの、グレイフィア?

「っ!?」

いきなり距離を取られたわね…

「どうしたの?」

「惚けているのですか?相変わらず最強の名を欲しいがままにした人ですね。

 アイリス・ヴァレフォール…いえ、空間支配の破壊者(オートクラシー・デス・クラッシャー)と呼んだほうがいいでしょうか?」

「その名で呼ぶということは…死ぬ気で来るということですね?

 まぁ……楽々と死なせはしませんがね…」

私以外の全員が敵味方関係なく顔を青ざめさせているが、私のすることは変わりはしない。

歯向かう者は全て壊し尽す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朱乃が負けるのが確定して、あの女王をどうやって倒そうかと思案しながらグラウンドに向かう。

そういえば、アキレウスが面白い技使ってたな…

超短距離転移を併用すれば出来そうだよな、あれ…

《計算めんどいわよ?》

そこはどうにかする。

《まあ、頑張りなさい》

あいよ。

《ライザー・フェニックス様の兵士3名、戦闘不能(リタイア)

ティアと新技について考察しているとグレイフィアからのアナウンスが響く。

木場が予定通りに倒したか…

残りはグラウンドに集結しているようだな…

って、おいおい…

あのお嬢様は頭に蛆でも湧いてんのか?

なんで王自ら動いてるんだよ?

アーシアには止められなかったか…

目的地は焼き鳥のところっぽいな…

「はぁ…大人しくしてろよ、あのジャジャ馬が…」

《はぁ、メンドクサイ小娘ねぇ…》

全くメンドクサイ…

自分がやられたら終わりだってことぐらい分かんねえのか、あいつは?

「あ、夕牙君…」

何時の間にかグラウンド手前まで来ており、そこには兵藤たちが集まっていた。

俺が来たことに気づいた木場が声を掛ける。

「グラウンドに残りがいる」

俺の言葉に3人が表情を強ばらせる。

どう作戦を立てようか考えようとすると、

「私はライザー様の『騎士』、カーラマイン!!こそこそと腹の探り合いにも飽きたところだ!!

 リアス・グレモリーの『騎士』よ、いざ私と尋常に勝負せよ!!」

おいおい…

《脳筋ね…》

木場の方を見ると、冷めた目で焼き鳥の騎士を見ていた。

「どうするつもりだ?」

「そうだね…取り敢えず後ろから首でも掻っ切ってくるよ」

笑顔ですごいことを言った。

「………祐斗先輩が壊れました。」

「木場……辛いことがあったんなら力になるぜ?」

おい、余計なこと言うなよ…

「僕はいつもどおりだよ、二人共。

 夕牙君に言われたとおり『最悪』を想定して動いているだけ…」

木場の発言に二人は耳を傾ける。

「部長の望みは今回の婚約を破棄すること。

 なら僕は部長の『騎士』として汚名を被ってでもその願いを叶えるだけ。

 それが僕の騎士道だと思うから…」

そういうなり木場は俺との模擬戦で使った魔剣を創造して姿を消し遠回りであの騎士の背後に回り込む。

「…………部長のために、私がすべきこと…」

「くっそ~…かっこいいじゃねえかよ、木場…」

2人も気合が入ったところで、木場のフォローにでも回りますか…

「敵は引きつけておいてやるから、お前ら二人も奇襲しろ。

 いいか、奇襲だぞ?叫び声上げて敵に知られる馬鹿なことすんなよ?いいな、兵藤?」

「………そうですよ、一誠先輩」

「二人共酷くね!?」

お前が一番その可能性が高いんだよ

グラウンドにいる騎士に俺が見える場所まで移動する。

「ん?なぜ貴様なのだ!?そちらの騎士はどこだ!?」

なんでいきなりキレられたんだ?

というか本当に残りが集合してんのな…

周りを見回すと、仮面の女、もう一人の騎士、縦ロール、着物、猫耳AとB…

うわー

《改めて見ると引くわねー》

「はぁ…雑魚ばっかか…」

聞こえないように口に出すも聞こえていたらしく…

「貴様…!!我が騎士道を愚弄するか!!!」

《騎士道ってなんだったかしら?》

「なら、俺を倒してみろよ?

 まぁ、お前には無理だろうがな…」

「なにぃ…きs…がっ!?」

だから言ったんだよ…

「そう…無理だよ…だって君はここで退場なんだから…」

木場が騎士の背後から魔剣で腹を貫いている。

「貴…様……卑怯…者…め…」

「何とでも言ってくれ…僕は部長に勝利を捧げなくてはならないんだ…」

《ライザー・フェニックス様の騎士1名、戦闘不能》

「で?次の雑魚は誰だ?」

「私だ」

出てきたのは仮面の女。

《お前だったのか…》

ティアに突っ込むのもいい加減疲れてきた…

「お前には借りがあるのでな…白刃…」

そういうなり、仮面の女はいきなり距離を詰めて殴りかかってくる。

大振りすぎて避けやすいな…

ギリギリまで引きつけて避けるも、今度は下から蹴りが来る。

ソレを左手に魔力弾を握り込み、蹴りに当てる。

当たった瞬間俺と仮面が爆発に飲まれる。

まあ、そうなるように魔力を変換したからな…

つうか、左手痛い。

「ぐううああああ!!」

仮面の叫び声と同時に爆発で傷ついた足を掴んでその骨を折る。

「ふん!!」

「あああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

その場に崩れ落ちたところを頭を狙って意識を奪うために蹴りを放つ。

仮面はそのまま吹き飛び新校舎の壁をブチ抜いて…

《ライザー・フェニックス様の戦車1名、戦闘不能。

 神下夕牙様は残り二人を戦闘不能にした時に強制退場になります》

仮面はそのままリタイアとなった。

「ちっ!あんまり威力が出ねえな…」

「いや、十分すぎるよ…」

木場からのツッコミの力がない…

木場の方に振り向くと、顔が引き攣っていた。

「くっ!!皆、あの男を仕留めなさい!!」

縦ロールが叫び、残りが俺に向けて殺到してくる。

ダブル猫耳ともうひとりの騎士の3人がこちらに来て着物は魔力でサポートか…

着物が魔力を貯めているところに…

「…………隙ありです…」

小猫が着物の真後ろにある茂みから奇襲を掛ける。

『戦車』の特性である馬鹿げた力で頭部を打撃する。

「がっ!?」

『ライザー・フェニックス様の僧侶1名、戦闘不能』

「それは、貴女もよ?」

上空からの声と共に小猫がいた場所が爆発する。

「「小猫ちゃん!?」」

兵藤と木場が叫ぶ。

だから叫ぶなといったんだよ、兵藤…

潜んでいる意味がないだろ…

《まあ、今回ばかりは仕方ないか…》

上空を見上げるとあの女王がいた。

やっぱり負けたか…

《リアス・グレモリー様の女王1名、戦車1名、戦闘不能》

辛うじて意識を保っていたが無理だったってところか?

《そうね。あの女王もアナウンスで味方がやられすぎて焦って見落としていたのかも…》

ボロボロのところを見るとそれなりにはやったようだな…

「ユーベルーナ、フェニックスの涙を使ったらどうかしら?」

「既に使ったあとなのです。

 気をつけてください、向こうはかなり手強いです。」

縦ロールの傍に降り立った女王は縦ロールの質問にそう返した。

今、現在手の空いているのは俺一人のためアイツ等二人の相手は俺か…

ダブル猫耳は木場のところに、騎士は兵藤の近くに強制転移させたので二人は現在戦闘中だ。

「おわ!?危ねぇ!!」

「くっ!?素早い!!ならこちらも!!」

兵藤は危なげに…木場は余裕そうに相手と戦っている。

仕方ないので兵藤に魔力弾で援護してやる。

「くっ!?いったいドイツだ?」

「隙有りだ!!」

「ぐああああ!!!」

《ライザー・フェニックス様の騎士1名、戦闘不能》

兵藤の援護はできたが木場の方は出来ずに…

「ぐあああああああああっ!!」

木場が爆炎に包まれ叫び声が上がる。

猫耳は両方共動きが止まった。

「ただでは死なないよ…」

木場のその呟きと共に

片方の猫耳が氷漬けになり、もう一方は木場と同様に爆炎に包まれた。

《ライザー・フェニックス様の兵士2名及び、リアス・グレモリー様の騎士1名、戦闘不能》

残りはあいつら二人か…

「くっそ!!木場の敵討ちだ!!」

傍に来た兵藤が悔しそうに叫ぶ。

いや、死んでないけどな…

「お前は校舎の屋上にいけ」

俺は兵藤の方には向かずそう言い放つ。

「けど!?」

「いいから行け。お前の王が苦戦してる」

俺の言葉に兵藤は悔しそうにしながらも校舎へ走る。

「行かせるとでも?」

行かせるさ…

女王の放つ爆炎をこっちの魔力弾で相殺して、あいつの視線をこっちに向かせる。

「くっ!あくまで邪魔をするようですね、白刃…」

さっきの篭った視線で向こうが睨んでくるが、正直怖くない。

まだベイのほうが怖い。ザミエルはもっと怖い。

校舎の屋上からは滅びの力と不死の炎が咲き誇っている。




次回でレーティングゲームは終わらせます(予定)
ではまた次回。


あ、破滅を宿した寂しがり屋の外伝も書いてますのでよろしくです。
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