色々とあったので称略しているけど、本当にお待たせです。
多分これを読んでいる途中で「お前が使うのかよ!?」
とか言われそうだけど、仕方ないね。
前半をギャグで後半を無双で書いているはず…多分
ついでに言っておきますが、別にリアスアンチではありません
「いえ…今日はこれで失礼させていただきます。」
私としてはグレイフィアがどれだけ成長していたかが気になっていたので少し残念ですね。
「ならばさっさと私の前から消えなさい。…さもないと、
「「!?ッ」」
青い顔をしながら直様消えるように転移していくグレイフィアを見送りながら両手に貯めていた魔力を霧散させる。
旧魔王派の撤退により、こちらは不完全燃焼…
「まあ、いいわ…
帰るわよ、二人共」
ランディとロイドの二人に声をかけ、返事を待たずに歩を進める。
「あ、はい」
「あ、おい、姐さん!!」
二人は慌てて私を追い、私は歩を緩めずに暗くなってきた冥界の荒野を歩む。
ふふふ。最後に向けた殺気で気絶せずに逃げ切ったことは褒めてあげませんとね。
「うふふふふ」
笑いがこみ上げてきますね…
「おい、姐さん笑ってんぞ…」
「はぁ、今日も特別コース確定か…」
あぁ、これだから世界は楽しいんだ…
私より強い奴は世界中にいる。
封印されていない邪龍に無限と夢幻。
サーゼクス達、新四大魔王やグレイフィア等の若者達…
人間の中にもいるかもしれないわね…
本当に楽しみだわ…
だから……簡単に壊れないでね…
兵藤が校舎内に消えたのを見届けてから敵の女王と縦ロールに視線を向ける。
《うわぁ、弱そう…》
ティアが哀れみの感情を込めて言うもんだから、なんか弱いもの虐めしてるみたいだ。
「はぁ、めんどくせえけど…一応足止めをしておくか、はぁ…」
言葉の最初と最後に溜め息を入れたせいか、目の前にいる女王と縦ロールはおこのようだ。
「舐めてくれたものね…白刃!!」
縦ロールは動かずに女王が突っ込んでくる。
《あら?意外に脳筋なのかしら?》
真っ直ぐに突っ込んでくるので右に体をずらして躱す。
「掛かったわね」
あ、そうきたか…
躱した直後に俺の背後から爆音が聞こえ、俺の体は宙に投げ出された。
「やりましたわね!!」
縦ロールのフラグ声が聞こえたので短距離転移で縦ロールの背後に移動する。
女王は爆発した地点の上空を舞って、警戒している。
残念ながらそこには誰もいないんだがな。
縦ロールの声が煩いのでお仕置きと母さんから受け継いだ先祖代々のドS心でタイキックをかます。
《デデーン!縦ロール、アウトー!》
「ぎにゃあああああああ!?」
気絶はしないように加減したので大丈夫だろ…
というよりもタイキックでリタイアってのもカッコ悪いだろうし…あれ?俺優しくね?
《とても邪悪な笑顔をしているわよ?》
「レイヴェル様!?」
「うっ…ひぐっ…」
あ、泣いちゃった…
《ちょっと男子ー》
ティアは本当にどうやってそういうネタを仕入れてくるんだ…
「くっ!白刃!!」
「なんだよ?」
女王がこっちを睨んでくるが別に怖くない。
だからベイの方が怖いって…
《あ、上の方がピンチよ?》
え?
校舎の屋上に視線を移すと、真紅の炎が咲き誇っていた。
まぁ、こいつら足止めしててもあいつらじゃ、ダメだったか…
はぁ、仕方ない…
短距離転移を使い屋上で何故かガイナ立ちしてる焼き鳥にレアさん直伝の奥義を炸裂させた。
「秘技・千年殺し!!」
「あっーーーーーーーーーーーー!!!」
尻を抑えて屋上に倒れこむ焼き鳥の姿がそこにあった。
「「…………」」
アーシアと兵藤とリアス嬢はポカーンとして動こうとしない。
さて、どうするか…
俺の後ろにはおってきた女王と縦ロールが状況が読み込めずにポカーンとしている。
とりあえず、目の前に尻を突き出している焼き鳥の股間が無防備だったので爪先で蹴り上げてやった。
《容赦ないわねー》
「ふんぬっ!!」
焼き鳥のこの世のものとは思えない悲鳴が聞こえたが無視だ。
「ひっ!?」
兵藤が股間を抑えて後ずさりする。
女性陣はドン引きしてる。
これでこの勝負こっちの勝ちじゃね?、と思い込んでいたら焼き鳥がいきなり燃え上がった。
「焼身自殺か…」
《違う、そうじゃない…》
「くっ!やってくれたな、この下等生物がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
炎の中から現れるなり殴りかかってくる焼き鳥。
拳に炎を纏っているので選択肢は避けるだけだ。間違っても受け止めることはない。だって熱そうだし。
そのお陰なのかはわからんが、図らずとも俺と焼き鳥の一騎打ちのような状態になってしまった。
えー、俺こいつに興味ないんだけどなー
間違っても俺がこの雑魚焼き鳥を倒すわけには行かない。
倒せないわけではない。ぶっちゃけ余裕で倒せる。
だが、今回の主役は俺ではない。
俺はあくまで添え物。スーパーに売っている刺身のパックに入っている大根のアレみたいなものだ。
《言ってて寂しくない?》
五月蝿い
魔力を使いリアス嬢達のいる空間を切り取り位相を僅かにずらす。
それだけで焼き鳥たちはリアス嬢達に手出しできなくなる。
現に、上空に舞っている女王がリアス嬢に爆炎を見舞おうとしたが、位相がずれているために見えない壁にぶつかったかのように爆発する。
「どうゆうつもりかしら?」
リアス嬢が何かを言いたげに俺に問いかけてくるが、その顔を一瞥したあとに兵藤とアーシアに指示を出す。
「アーシアはさっさと兵藤を回復させてやれ。」
「は、はい」
アーシアは即座に兵藤に癒しの力を振るう。
兵藤もわけがわからないという顔をしていたが、ドライグのほうは解っているようで少し安心した。
《相棒、奴の動きを見ておけ。今より更に強くなりたいのならな》
「ドライグ…」
という訳でやっと理解できたオツムの弱い赤龍帝(笑)
一瞬でも目を離さないように真剣に俺の動きを観察しようとしている。
「やっと、終わったか?」
「なんだ、待ってたのか?馬鹿じゃねえの?」
アホだろこいつ等…
隙があるならさっさと来いよ…
「だが、お前が倒せるのはあと二人だけ…それに俺とレイヴェルは不死だから倒すのは無理だ!!」
「は?アホかテメエは?確かに俺は後二人しか倒せないが、
「「!?」」
目の前の3人に殺気をぶつけるだけでいい感じに顔を歪めてくれる。うん、少しやる気出た。
《"殺る気"の誤変換ね…》
聞こえない
まずは…女王だな。
さっきから羽虫みたいに飛び回っててウザイ。
魔力を体の全身に行き渡らせ、連続短距離転移の準備が終わり次第に、動く!
最初の転移で移動したのは、魔力で飛んでいる女王の真下だ。
パンツ見えたとか兵藤が思ってそうだなぁ、と思いながら女王を真上へ蹴り飛ばす。
焼き鳥たちが気づく頃にはもう遅い。
次の転移で移動したのは真下からこっちに向けて飛んでくる女王の上。
今度は右へ蹴り飛ばして、転移。
その次は下、その次は右…
これを延々と繰り返すだけの楽な作業だ。
右、下、上、左、右、上、右、下、左、下、上、と延々と続くかに見えた作業も終わりがきた。
女王のダメージが限界に来ているからだ。
なので最後の転移で、女王の真上に移動し重力を利用しての回転型かかと落としを丁度胃がある辺りにぶち込み、全力で振り下ろす。
「アキレウス直伝…ケイロン・ステップ」
技名を言う必要はないのだが、アキレウスとの約束なので仕方ない。
女王はグラウンドのほぼ中央に、クレーターを作って倒れていた。
『ライザー・フェニックス様の『女王』1名、
グレイフィアのアナウンスが来ると同時に俺はさっきまでいた屋上に降りてきた。
「まずは一人…」
俺がそう言って、焼き鳥兄妹を見ると顔面に絶望の色を貼り付けた二人の悪魔が後ずさりしていた。
さて、使わないのも勿体ないので校舎周辺に仕掛けたアレを使って一人をリタイアにもう一人を瀕死に追い込むか…
「なんなんだ…なんなんだ、貴様は…」
焼き鳥が何か言ってるが知らんし、俺は俺だ
残っている魔力を総動員して、その全てを喉に…いや声に込める。
「――ものみな眠るさ夜中に――」
俺の声が空間中に響く。
魔力を込めて紡ぎ、空間を操作する…
俺が母さんから教わった奥義の一つでもある、"
他の悪魔でも出来なくはないが、今ひとつ効果は薄いだろう。
母さんの家系であるヴァレフォール家だからこそ使える方法だそうだ。
「――水底を離るることぞうれしけれ。――」
校舎周辺に仕掛けた魔力と共鳴しあい、不可視にしていた魔方陣が姿を現す。
「まさか…魔言法!?」
「有り得ん…有り得るはずがない…」
リアス嬢と焼き鳥が顔を青ざめさせて後退りをしている。
「――水のおもてを頭もて、――」
魔方陣の数は徐々に増えていき校舎を取り囲んでいく。
焼き鳥は俺を一瞥すると、妹を抱えて上空へ逃げる。
無駄なことを…
「――波立て遊ぶぞたのしけれ。――」
縦ロールがやっと自分の状態に気づいたのか焼き鳥に講義しているが焼き鳥は出来るだけ上空に飛ぶのに必死で気づいていない。
俺は魔言法を続けながらリアス嬢達の空間を更にずらす。
位相がずれるごとに3人の声がこちらに通じなくなるが、そこは耳にはめた通信機がカバーしてくれる…はず
「――澄める大気をふるわせて、互に高くよびかわし――」
後もう少しというところで空間の端まで飛び上がった焼き鳥が縦ロールを自分の後ろに隠しつつも、こちらに火球を放ってくる。
兄としてのプライドなのかは知らんが、妹を守ろうとする姿勢は十分評価に値する。
だが、火球のコントロールが悪く俺には当たらなかった。
「――緑なす濡れ髪うちふるい――」
魔方陣が全て顔を出し校舎全体を囲うように回りだす。
全ての魔法陣が現れたことで全ての条件が揃った。
魔法陣が組み合わさり、一つの巨大な魔法陣としてこの空間に広がっていく。
「――乾かし遊ぶぞたのしけれ――」
魔方陣が現れたことで俺の親がバレたがまぁ、いいだろう…
母さんからの遺言もあることだし…
「――
魔法陣が光り輝いた瞬間にはそれは始まった。
校舎や体育倉庫等の建造物はもちろん木や花壇などの例外なく
次の瞬間にはこの空間は更地と化した。
影はそれだけでは飽き足らず上空にいる焼き鳥兄妹を狙ってその手を伸ばす。
いや、手といっても影なんだけどね…
上から火球が降ってくるも、影に火を当てる事など出来る訳もなくあっさりと足を絡め取られる縦ロール。
「ひっ!?いやあああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
影の半分は未だに逃げ回る焼き鳥を追い、もう半分は絡め取った縦ロールに絡みついていく。
「いやっ!!助けて!!誰か!!誰かあああああああああああああああああああ!!!」
本来ならすぐにリタイアにさせてやるところなんだが、まだ焼き鳥が捕まっていない。
だが、母さんの考案したこの技から逃げることはほぼ不可能だ。
ほら、つかまった。
という訳で…
「食ってよし…」
俺の言葉に反応して縦ロールの包み込まれた黒い影の球体と、包まれつつある焼き鳥から咀嚼音が空間中に響き渡る。
グチャグチャ、ゴリゴリ、ベチャベチャと…
「嫌ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
「うがあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
二人の悲鳴が響き渡り、縦ロールの包まれた球体が萎んでいく。
『ライザー・フェニックス様の『僧侶』1名、
グレイフィアのアナウンスが響く。
退場させられる前にずらしていた位相を戻す。
「夕牙!!」
いの一番に話しかけるというよりも叫んできたのは兵藤だったが、ソレを遮るように俺の言葉をぶつける。
「俺ができるのはここまでだ。これで負けたらお前はその程度ということだし、敗因はお前だぞリアス嬢?」
「ええ、わかっているわ」
リアス嬢の満面の笑みを最後に俺は控え室へと転送された。
木場たちの様子を見に行こうとしてスタッフがいる医務室へと行くと、全員起きていた。
「あ、夕牙君…」
「……夕牙先輩」
「夕牙君」
三者三様の呼び方で俺の名前を呼ぶ。
その顔には申し訳無さやら恐怖やら色々込められているが、とりあえず放置。
こっちに転移してくる気配がある。
まあ、十中八九サーゼクスだろう。
顔面パンチの準備をしておく。
飛び込んできたのはピンク髪の小柄な少女というよりロリっ子だった。
わけがわからなかった。
『リアス・グレモリー様の『兵士』1名、
「はあああああああああああああああああああああああああああ!?」
俺はわけがわからないうちに負けた。
今回は結構長かった。
負けた理由は次回で判明。
しつこいようですがリアスアンチではありません。
必要なんですよいろいろとこのあとの展開に…
最後に飛び込んできたのは誰か、みなさんはお分かりでしょう…?
次回はレーティングゲームの一誠サイドとサーゼクス達観戦者サイド
その次に本気の夕牙君かな?
誤字脱字あったらよろしくお願いします。