破滅を宿した寂しがり屋   作:紫蒼慧悟

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原作が始まります。
まあ、殆ど終わりの方なんだけど…
まあ、楽しんでくれれば幸いです。


旧校舎のディアボロス
願い


夜になってから、サーゼクスが来た。

グレイフィアから言われたのか、直接魔法陣からではなく玄関からの訪問だった。

珍しくグレイフィアが不在だったのがアレだが…まあ気にしないでおこう。

「やあ、夕牙君。おや、そちらの少女は?」

無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)

「なっ!?

 何故こんなところに!?」

サーゼクスがかなり狼狽えてる。

「俺の妹」

「………………」

あ、頭抱えだした。

「オーフィス、少し出てくるから留守番頼んだぞ?」

「わかった。我、留守番してる」

チョコンという擬音が付きそうな感じでリビングにあるソファに座っている。

多分適当にテレビを見てるだろう…

最近覚えさせたら、何故かはしらんが興味を持った。主にアニメにだが…

「ほら行くぞ」

未だに頭を抱えているサーゼクスを連れて家を出る。

なんかブツブツ言ってるけど大丈夫かなぁ…?

『にしても…オーフィスは妹なの?』

ティアが最初に言い出したんだろ!?

『私は無理強いなんてしてないよ?』

も、もう別にいいじゃん…

今までティアと"アイツ"以外に家族出来なかったし、特に意味はないよ!

『相変わらず…というよりは出会った時から寂しがり屋だけど、まだ治ってなかったのね…』

別にそんなんじゃねえ…

寂しくなんか…ない…

 

 

 

 

 

暫くしてから…というよりも家の外に連れ出してから正気(?)に戻った。

徒歩で学園の裏門から旧校舎にいるサーゼクスの妹…リアス・グレモリーに会いに行くことになった。

魔法陣で転移したほうが早いだろうに…

「おら、さっさと行こうぜ」

「夕牙君、何故オーフィスが妹なんだい!?」

「今度教えるかもしれない…」

サーゼクスから視線をそらして答える。

あんなことコイツに言ったら絶対に笑われる…

それだけは何があっても阻止する!

サーゼクスに知られる→四大魔王に知られる→四大魔王からからかわれる→悪魔社会滅亡

『途中からめんどくさくなったわね…』

ティアが何か言っているが、おれは何も知らない。

ベツニハッショッテナンカイマセンヨ?

「それで妹のリーアたんのことなんだが…」

「妹にたんづけすんなよ…」

「優雅もオーフィスのことを"オーたん"った呼んでみてはどうだい?」

「俺まで巻き込んでんじゃねえよ!!」

『そうね…どっちかって言うと"フィーたん"よね!!』

そうゆう問題じゃねえから!!

「おや?」

サーゼクスの言葉に気付いて前を見ると結界が貼られていた。

あの結界は外から出られなくするタイプの結界だったはずだ…

俺とサーゼクスは気にせずに結界の中に入る。

結界の中には紅髪の少女と黒髪ポニテの巫女、そして堕天使が三人いた。

「お兄様!?」

「サーゼクス様!?」

紅髪の少女と巫女が揃って驚きの声を上げる。

堕天使も全員でこっちを見ているが、動きが遅すぎる。

堕天使がこっちを向いたとき…其れは、

俺が男の堕天使の首を狩りとった時だった。

「「なっ!?」」

驚きの声を上げたのは堕天使ではなく、悪魔側…

紅髪と巫女の方だった。

「遅すぎる」

俺は一言だけ呟くと、残り二人の堕天使に襲いかかる。

『なんかエロい』

変な意味じゃない!!

残りは小さいのと大きいの…

距離的にはほぼ同じ…なら!

俺は一気に加速して擦れ違いざまに両方の胴体を切り落とす。

「殺すぞ、堕天使?」

「言うの遅いよ!?」

言い忘れた言葉を言うと、的確なツッコミをサーゼクスがしてくれる。

俺は神器をしまって携帯を取り出し、電話をする。

「あ、アザゼル?今さっき堕天使3人殺したから」

『いきなり電話してきたと思ったら順序が違うだろ!?

 しかも事後承諾かよ!?』

「は?お前の部下がグレモリーの管轄地で悪さしてるのが悪いんだろ?」

『何っ!?俺はそんな命令はしてないぞ!?』

「お前の意見なんざしらんわ」

『お前、相変わらずだな…

 まあいいや、そいつらの名前は?』

「は、知らねえよそんなもん?」

『自慢げにいうな!!!』

「めんどくせえな…ちょっと待て」

一旦電話を切ってサーゼクスの方を見ると

紅髪女と巫女の二人を侍らせていた。

「サーゼクス、さっきの堕天使の名前知らねえ?」

「貴方!お兄様に向かってなんて口の利き方を「いいんだよ、リアス」お兄様!?」

「知ってるのか知らねえのかどっちだよ?」

「ふむ、リアスは知っているかい?」

「ええ、ミッテルトとカラワーナとドーナシークです」

「だそうだよ」

俺はサーゼクスに頷いた後もう一度アザゼルに電話をかける。

「わかったぞ、ハゲ」

『ハゲてねえよ!!』

「ミッテルトとその他らしい」

『略すな!!って…そいつらはレイナーレって奴の部下だったな…

 一応コッチとは関係ないから別にいいけどよ』

俺の横にサーゼクスが来て耳打ちしてくる。

「なんかサーゼクスの妹の眷属に手出したらしいけど?」

『マジかよ!?あー、代わりに誤っといてくれ』

「お前が頭を丸刈りにするなら考えといてやる」

『嫌だよ!!なんd』

聞きたいことも聞けたしめんどくさくなったので電話を切る。

「グリゴリとは関係ないから殺してもいいってさ」

「関係ないと知ってて殺したんじゃないのかい?」

「いや?」

俺が首を横に振るとサーゼクスと少女二人が引き攣った笑みを浮かべていた。

その3人を放っておいて、この街の教会がある方向へ目を細める。

『あそこにもいるね』

取り敢えず魔法陣で教会に転移しようとすると、何故かサーゼクス達も魔法陣に入っていた。

特に問題もないためそのまま転移する。

 

 

 

 

 

 

 

さて、視点が変わって驚かれる前に自己紹介と行こう。

俺は兵藤一誠。

おっぱいが大好きな下級悪魔だ。

今俺は…心の底からムカついている。

その理由は簡単に言うと、元カノに殺された挙句、友達まで殺されちまったからだ!

そして、その元カノ…レイナーレをせめて一発ぶん殴ってやらないと気がすまねえ!!!

目の前にいるレイナーレは友達の…アーシアの神器"聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)"を持っている。

そのせいで…アーシアから無理矢理奪ったせいでアーシアは死んじまったんだ…

もっと…もっと俺が強ければアーシアは死ぬことはなかったかもしれない…

だから……許せない!

弱い俺自身のことも…目の前のレイナーレのことも!

━━思いなさい。神器は想いの力で動き出すの。そして、その力も決定するわ。━━

「返せよ」

━━あなたが悪魔でもそれは変わらないわ。想いの力が強ければ強いほど、神器はその想いに答えてくれるわ。━━

「アーシアを返せよォォォォォォッ!!」

『Dragon booster!!』

俺の左腕の神器が俺の声に答えるように光り輝く。

力が溢れて来る。これなら…いける!

レイナーレに殴りかかるが、軽々と避けられる。

クッソォォォォォォ!!

「所詮一の力が二になったところで無駄なのよ!!

 あなたにもわかりやすいように説明してあげる。私が千で貴方が二。あなたがどれだけ頑張っても無駄なのよ」

『Boost!!』

宝玉からの音声でまた力が溢れてくるが、それでも俺の攻撃はレイナーレに当たらない。

「フフ。喰らいなさい」

レイナーレの両手から光の槍が形成されて俺の両足を貫く。

「ぐあああああぁぁああぁっ!!」

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!

こんなところで……膝なんかついてられるかよおおおおおおお!!

ジュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ

光の槍に手をかけると、肉が焼けるような音がする。

「ぐううぅぅぅああああああ!!」

熱い熱い熱い!!超熱ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!

光の槍を触っている両手と足の傷口から煙が上がっている。

「アハハハ!光は悪魔にとって猛毒に等しいのよ?触れるだけで身を焦がすわ。

 あなたのような下級悪魔では━━」

いちいち…うるせええええええええええええ!!!!

「ぬがぁぁっぁぁぁぁぁぁ!!」

痛ぇぇよ!!死ぬほど痛ええ!!けどな…この程度で、倒れるわけないだろうがあああああああ!!

「この程度!アーシアの苦しみに比べれば!屁でもねえんだよ!!」

光の槍を気力と根性で引き抜くと光の槍は霧散して消える。

足の傷口から血が流れるが、そんなこと気にしていられねえ

『Boost!!』

左手の宝玉からは変わらずに音声が流れる。

力が溢れてくるが、足に力が入らずその場に尻餅をついてしまう。

いや……体に力が入らねえんだ。

レイナーレが何か言ってるが光の濃度とかそんなの知らねえし興味もねえから聞き流す。

確かに俺は悪魔になってから日が浅い。

つまり、俺じゃお前に勝てないって言いたいんだろう。

だからなんだよ…?

確かに体中痛えよ…

体の内側から焦がされてる感じで、少しでも気を抜いたらおかしくなっちまいそうだよ…

だから…それがどうしたんだよ?

「こういうときって、神様に頼むんだっけ…」

俺の口から言葉が漏れる。

「?」

レイナーレが疑問を浮かべているがどうでもいい。

アーシア…すぐにコイツをぶん殴ってアーシアの神器を取り返すからもう少し待っててくれ…

「あー、神様はダメだ。さっきも聞いてくれなかったし、アーシアも助けてくれなかった」

「遂に壊れたのかしら?」

「じゃあ、アレだ。魔王様なら俺の願いを聞いてくれますかねえ?いますよね?聞いてますよね?

 俺も一応悪魔なんで、ちょっと俺の願いだけでも聞いてくれませんかね?」

レイナーレが哀れみのこもった視線で俺に何かを言っている…

「今から目の前のクソ堕天使を殴りたいんで邪魔が入らないようにしてください。ほら、乱入とかマジでゴメンです。

 増援もいりません。俺が自分で何とかしますんで。足も大丈夫です。今から立ちますから。

 だから、俺とコイツだけのガチンコをさせてください。

 いい場面なんです。怒りが凄まじくて、痛みもどうにか耐えられています。

 ━━一発だけでいいんで…殴らせてください!」

動く。足の感覚はもうすでにない。でも動く。

少しでも動かすと激痛が走る。それでも動かす。

立ち上がれる。体中がガクガクと震えて止まらない。

「嘘よ!!立ち上がれるはずないわ!!」

「よー、俺の元カノさん。色々とお世話になりました。」

「ありえないわ!!全身を内側から焦がしているのに、光を緩和する魔力も持たない下級悪魔ごときが耐えられるはずがないわ!!」

「あー、痛えよ。超痛えよ。意識飛びそうだ。けどな、てめぇへの怒りと憎悪が凄くてさ、どうにかなりそうなんだ。」

この一発が最後だ。これを撃てば俺はもう動けないだろう。

だから…次で決めないとな!

「なぁ、俺の神器さん。目の前のコイツを殴り飛ばすだけの力はあるんだろう?じゃあ、トドメと洒落こもうぜ!!」

『Explosion!!』

左手の籠手が光り輝く。

堕天使が使う光とは違う。優しい光だ。

力が…溢れてくる!!

目標は目の前の堕天使一人だけ…なら後はやるだけだ!

「ありえないわ!どうして貴方の力が私を超えているの!?

 この力…中級…いえ、上級クラス!?」

上級?つまりは部長とおんなじってことか?

じゃあ、コイツを殴るのも簡単だなぁ…

レイナーレが喚いているが、正直体の痛みが凄くてよくわかんねえな…

また光の槍を投げてくるが、左手の篭手で弾いて霧散させる。

弾かれるとレイナーレの表情が絶望に染まっていく。

「い、いやっ!」

レイナーレの翼がはためく。

!

「逃がすか馬鹿!!」

「私は!私は至高の!」

捕まえた!後はこの拳で殴るだけだ!!

「吹っ飛べ!クソ天使!!」

当たった!!後は振り抜くだけだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

「おのれぇぇぇぇぇぇぇぇ!!下級悪魔がぁぁぁぁぁぁ!!

「うおおおりゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」

堕天使が吹っ飛ぶ。

「ざまーみろ…」




あれ?
今回長くね?
まあいいや
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