破滅を宿した寂しがり屋   作:紫蒼慧悟

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【悲報】今回子猫ちゃんの台詞無し

子猫「!?」


願い《裏》

転移した場所は教会の地下だった。

あり?座標間違えたかな?

『そうみたいね』

金髪のイケメンと夕方に擦れ違った白髪のロリが大量の神父相手に戦っているところだった。

「裕斗!小猫!」

紅髪女が二人の名前を呼ぶ。

巫女は二人の援護をするために魔力を練っているところだった。

「ウザイ…」

黒い方の油虫みたいでウザったい。

体の中を駆け巡っている魔力を両の掌に集めるように集中する。

性質を瞬時に変換させる。

セラフォルーから氷の変換は嫌になるほど教え込まれたから氷の変換は得意だ。残念ながら…

魔力は一瞬で巨大な氷の槍になった。

両方の槍を神父達に向けて投げる。

「!?裕斗!小猫!避けなさい!!」

紅髪女がこちらの意図に気づいたのか、二人に命令する。

槍は空中でバラバラになり、細長い槍になり神父全員を襲う。

「ぐあああ!!」

「腕が…腕がぁぁぁ!!」

「い、痛いぃぃぃ!!」

神父の殆どが氷の槍の餌食になり、体のどこかに槍が刺さりその部位から徐々に凍り始めている。

「ちっ!流石に全員は無理か…」

舌打ちをして愚痴ると、隣にいた紅髪女が文句を言ってくる。

「ちょっと!!私の眷属がいるのにあんなことしないでくれる!?」

取り敢えず無視だ。

残っている神父に向けて魔力弾を放って、制圧していく。

「ちょっと!?「アハハハハハハ」お兄様!」

「サーゼクス様!?」

サーゼクスの笑い声に紅髪女が抗議の声を上げ、金髪がサーゼクスの存在に驚いている。

ん?お兄様?

ってことは、この紅髪女がリアス・グレモリー?

『今頃気づいたの?』

うっさい!悪かったな!

『あれ?上から懐かしい気配がするわね…』

上?

あ、堕天使の気配もするわ…

「上か…」

俺が天井を見上げて呟くと、裕斗と呼ばれた金髪が思い出したように喋る。

「部長!一誠くんが上でレイナーレと!」

「わかっているわ」

リアス嬢(推定)と金髪達が話しているスキに上に行くための階段を発見したので階段を上る。

何故か俺の後ろにサーゼクスがいた。

何時の間にいやがった!?やっぱりコイツは油断ならねえ…

「お兄様!?」

リアス嬢(推定)達も付いてくる。

『仲間が増えたわね』

どこがだ!?

 

 

 

 

 

 

上に出ると、女堕天使と左手に赤い篭手を付けた少年が戦っているところだった。

「兵藤くん!!」

金髪が出そうだったので止める。

止めたのは3人…

俺とサーゼクスとリアス嬢(推定)だった。

『その(推定)やめてあげなさい…』

不確定だから…

「君のことだからすぐにあの堕天使を始末すると思ったんだがね」

「いくら俺でもそこまで無粋なことはしねえよ…」

俺とサーゼクスのやりとりに、後ろでも金髪に対してリアス嬢が説明している。

「だめよ裕斗。一誠にやらせてあげなさい」

「ですが、部長!一誠くんじゃ…」

『あの子の神器…赤龍帝ね』

赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)か…」

俺の発言に戦闘中の二人以外が俺の発言に驚愕の表情を浮かべる。

「二天龍の片割れ…赤龍帝が!?」

「アレが!?」

「あらあら」

上からサーゼクス、リアス嬢、巫女だ。

「夕牙君、なぜ赤龍帝だと?」

「簡単な話だ。

 龍の手(トゥワイス・クリティカル)なら神器を出した時点で一の力を二にしている。

 宝玉から音声が流れても一度だけだ。

 ならアレが何度も倍加している理由にならない。」

俺の説明にあの二人以外が耳を傾ける。

「持ち主の能力を十秒ごとに2倍にする。つまり、十秒後に2倍…二十秒後には4倍という風に時間が経てば経つほど倍加される。」

『でもまだドライグの声が聞こえてないみたいね』

宿主の潜在能力が低すぎるからじゃないのか?

━━こういうときって、神様に頼むんだっけ…━━

少年が呟く。

その一言で俺たちは黙ってしまった。

━━あー、神様はダメだ。さっきも聞いてくれなかったし、アーシアも助けてくれなかった━━

アーシア?

『多分あそこの長椅子で動かない女の子のことじゃないかな?』

━━じゃあ、アレだ。魔王様なら俺の願いを聞いてくれますかねえ?━━

「呼ばれてるぞ?」

「フフフ。」

小声でサーゼクスに言うと、魔王様は笑っていた。とても楽しそうに…

━━いますよね?聞いてますよね?━━

サーゼクスの笑みが心底楽しそうになっていく。

━━俺も一応悪魔なんで、ちょっと俺の願いだけでも聞いてくれませんかね?━━

「だってよ?」

「内容によるね」

━━今から目の前のクソ堕天使を殴りたいんで邪魔が入らないようにしてください。ほら、乱入とかマジでゴメンです。━━

少年は徐々に立ち上がろうとしている。

「そういうことは立ってから言えよな…」

『そうね。しゃがんだままで言われてもねえ…』

━━増援もいりません。俺が自分で何とかしますんで。足も大丈夫です。今から立ちますから━━

「増援はいらないそうだよ、リアス」

「ええ。私の下僕ですもの。アレぐらいは言ってくれないと困るわ!」

「あらあら。部長ったら」

━━だから、俺とコイツだけのガチンコをさせてください━━

またもや俺たちは黙る。

━━一発だけでいいんで…殴らせてください!━━

「いいだろう。その願い…聞き届けた。」

サーゼクスがそう呟くと、少年は立ち上がった。

足はガクガクで今にも崩れ落ちそうだ。

普通だったら立ち上がれないだろう。

それでもたちあがった。

『昔の夕牙に似てるわね』

さあ?なんのことやら…

『だから直ぐに殺さなかったんでしょ?』

そんなんじゃねえよ…

『Explosion!!』

赤龍帝の籠手から今までとは別の音声が聞こえた。

「すごい!」

「上級悪魔並ですわね」

「今まで貯めてた倍加の力を一発に集中したってところか…」

『確かに…あの子、今にも倒れそうだしね…

 最後の一発ってところかしらね』

「吹っ飛べ!クソ天使!!」

殴り飛ばした。

堕天使はそのまま協会の壁を突き破って外まで吹き飛んでいく。

「本当に立って殴ったな。」

「これからが楽しみだよ」

俺の感想にサーゼクスも同意するように笑っている。

まだまだ弱いけどな。

今のままじゃアイツとは勝負にすらならんぞ?

アイツは歴代最強、コッチは歴代最弱

さて、どうなるのか…

『最強vs最弱って何かのアニメであったよね?』

どこの学園都市だよ?

pipipipipipipipipipipipipipipipi

携帯が鳴る。

いったい誰なんだ?

めんどくさいが電話に出る。

『すまんが、レイナーレは殺さねえでくれねえか?』

堕天使の総督(ハゲ野郎)だった。




子猫ファンの皆様申し訳ない。
悪気はなかったんだ。
ピンポーン!
おや、誰か来たようだ…
あれ黒歌さん?どうしたんですか?
ウワッ!?ナニヲスルヤメ…アッーーーーーーーーーーーーーーーー!!
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