破滅を宿した寂しがり屋   作:紫蒼慧悟

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サーゼクスェ…


ギャグ化

切りたい…今すぐに切って着信拒否にしたい…

「切りたい…今すぐ着信拒否にしよう…」

『声に出てるぞ!?というか連絡手段がなくなるからやめてくれ!!』

電話の相手はアザゼル。堕天使の総督だ…

「高くつくぞ…?」

『すまんなぁ。迎えはよこすから殺さないでくれや』

「ん。毎度有り」

どちらともなく切る。

携帯をしまっているとサーゼクスがよってくる。

「何かあったのかい?」

「アザゼルからあの糞女の背後関係吐かせるから生かしとけってさ」

「背後関係?」

「向こうにもいろいろあるんだろ?」

あいつらじゃないよなぁ…?

あいつらだったら速攻で潰しにいかないと俺の目的のために邪魔だなぁ…

『そういえば、アソコのトップは誰なのかしら?』

潰していけばわかるんじゃないか?

最悪ティアを召喚すればどうにでもなるし…

『そうね…その時は全☆力☆全☆壊で潰してあげないとねぇ…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「!?」

夕牙の家のリビングでオーフィスが震えていた。

「何か、嫌な予感が…」

この時はまだ幸せだった。

そう、後のオーフィスは供述していたとかなんとか…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お疲れ。まさか堕天使を倒しちゃうなんてね」

「遅ぇよ、色男…」

ティアと相談していたら、赤龍帝が倒れそうになっていたところに金髪が肩を貸していた。

『どっちが攻めかしら?』

腐ってやがる!?

『腐れも大事な文化よ?』

まぁ…実害がないなら別にいいけどさぁ…

そんなことをやっていると協会の外から白髪ロリがさっき飛ばされた堕天使を引きずって持ってきた。

「……部長。持ってきました」

白髪ロリの声を初めて聞いた気がするんだが…

『無口なのよ』

今堕天使の周りに集まっているのが護衛対象のリアス嬢の眷属か…

サーゼクスと俺が遠巻きに見守っているというわけだ。

「リーアたんも成長したなぁ…」

こいつは…いや、何も言うまい……

そんなことをしていると堕天使の尋問(?)が始まった。

巫女が手を上へかざし、魔力を水に変換して堕天使に被せる。

『あ、正しい拷問方法…』

ティア…どこでそんなことを覚えたんだ?

まあいいや

情報収集の時に役立ちそうだし…

まあ、そんなことをされれば誰だって咳き込む。

案の定堕天使は「ゴホッゴホッ」と咳き込んでいた。

「ごきげんよう、堕天使レイナーレ」

「…グレモリー一族の娘か…」

「はじめまして、私はリアス・グレモリー。グレモリー家の次期当主よ。短い間でしょうけど、お見知りおきを」

サーゼクスがカメラでリアス嬢を撮っていた。

「何やってんだよ?」

「リーアたんの勇姿だよ?録画しないとダメじゃないか!」

黙れ、このシリアス・ブレイカーが…

ギャグ化(シリアス・ブレイク)

とかサーゼクスが言っても不思議じゃないなぁ…

『種族関係なしでできる人がかなりいそうね…』

リアス嬢達はサーゼクスが壊れてるのにも気づかずに尋問を続ける。

「フフフ。甘いわね!私には協力してくれる堕天使がまだいるわ!!」

「お生憎様。あそこにいる彼が殺してしまったわ」

そう言ってこちらを見ずに俺に指を向けるリアス嬢。

堕天使は俺の顔を見て顔を青ざめさせている。

「な、なんでここに《白刃》がいるのよおおおおおおおおおお!?」

《白刃》

俺の異名の一つだ。

俺の髪の色が白いのと、俺の神器が鎌なのが由来だが、それだけじゃない。

堕天使専門の殺し屋だった頃に神の子を見張る者(グリゴリ)に攻め込んだ時のことだ。

傷ひとつ付けられず周りは堕天使の死体だらけ…

その姿はまるで白い刃のようだったらしく、この異名を付けられた。

しかも、攻め込んだはいいがコカビエルはいないし…

アザゼルとシェムハザとバラキエルとアルマロスと刃狗(スラッシュドッグ)に囲まれて四面楚歌状態だった。

少なくとも…見た目はだが…

俺の神器の効果で堕天使の光や神器の能力を無効化して逆に追い詰めてやった。

『その後、コカビエルがいないなら帰る…とか言って帰ったわよね?』

元々コカビエルがいない時点で帰るつもりだったのにあいつらがいきなり襲いかかってきて帰れなかったんだよなぁ

「仕事だ…

 仕事じゃなければすでにお前の首は刈り取ってるよ」

俺がそう言うと堕天使は諦めたのか項垂れるように顔を背ける。

その時の表情は全てに絶望したような表情だった。

「冥土の土産に教えといてやろう…」

俺は赤龍帝に指を向ける。

赤龍帝は「お、俺?」とか言っている。

「あいつの神器は『龍の手』ではない。十三種の神滅具の一つ。

 『赤龍帝の籠手』…二天龍の片割れだよ」

堕天使の顔がさらなる絶望に染まる。

「そ、そんな…一時的にとはいえ、神や魔王すら凌駕する力が得られるという……あの神器が、何故こんな子供の手に!?」

赤龍帝は俺と堕天使の発言に驚いている。

「お、俺の神器ってそんなにすごいものだったのか!?」

「まぁ、そこまで上がるのに時間がかかりすぎるし、待ってくれるのは馬鹿だけだろうがな…」

俺の発言に赤龍帝は落ち込む。

「さて、消えてもらうわ。堕天使さん」

リアス嬢が堕天使に最後通告を言い放つと、堕天使は何かを言おうとしたがその言葉は紡がれることはなかった。

「そいつはちと困るなぁ…」

俺の隣…サーゼクスの逆側からの声に全員がこちらに振り組む。

「アザゼル様!!!!」

「「「「なっ!?」」」」

堕天使の一言にリアス嬢達が驚く。

赤龍帝は誰なのかわかっていないのか首を傾げている。

俺とサーゼクスは驚いてすらいない。

「お前直々に来たのかよ?」

「ああ。アイツ等今出払っててな…」

リアス嬢とその眷属は俺にまで警戒をしている。

「で?サーゼクスは何やってんだ?」

「ほっとけ…」

俺の言葉にアザゼルは嘆息する。

「すまんが、そいつは殺されちゃ困るんでな…」

「おい待て。」

アザゼルが女堕天使を持って帰ろうとしたところに赤龍帝が声を掛ける。

その声には怒気が含まれていた。

「アーシアの神器を返せよ…」

「ふむ。この指輪か…ほらよ。」

アザゼルは女堕天使の指から指輪を取り上げ赤龍亭に投げ渡す。

神器を無理矢理抜き取ったのか?

『そうみたいね…』

「あ、ありがと…」

赤龍帝の例の一言にアザゼルはニヒルに笑う。

「似合わねえ…」

「うるせえよ!!それより、ほらよ」

アザゼルはアタッシュケースを俺に向けて放り投げる。

「基本的に現金払いは受け付けてねえんだけどな…」

「まぁ、気にすんなよ。俺とお前の仲じゃねえか」

『どっちが攻めなのかしら?』

ティア!?

「まあいいや。毎度有り」

「へっ!じゃあな、サーゼクス!」

「ああ。また会おう、アザゼル」

サーゼクスとアザゼルの会話がこれだけだったのは言うまでもない。

さて、仕事の開始はまだなのか?




全然話が進まない…
こんなはずでは…
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