ソードアート・オンライン。
それは何千人ものプレイヤーが死亡したゲームである。
ゲームに閉じ込められたプレイヤーたちは必死に抗った。
各層のボスを攻略していくために。
そして、75層までのボスが死に、ゲームはクリアされた。
(厳密には茅場を倒したからだが。)
だが、それでも諦めない者がいた。
AIにだって心はある。
その者はある手段で世界の種子を手に入れ、時代を遡った。
SAOが開始する前に。
そして、神と接触し「転生者」を呼ぶことにした。
ーーーーーーーーーーーー
俺は普通の高校生探偵、工藤新一。
いや、嘘だけどね?
ノリってやつだよ⁉
頼むから引かないで…‼
まあ、いつも通りの場所でMY依頼人を待つわけさ。
これはガチだぞ?
そしたら、どうよ。
上から雷が降ってきた訳ですよ、晴れなのに!
というわけで、開始200文字で死んだんですけど‼
・・・・・・・・・・・、「知らない天井だ。」
いや、お決まりのセリフだな。
一回言ってみたかったけど、なんかなー。
で、どうせあれだろ?
転生のテンプレだろ?
はたく出てきて、女神サマー!
「アナタハ勇者ニ選バレマシタ。」
なんだよ、この機械的な声は!
「私ハ、転生者対応ノ量産型AI1号デス」
ああ、把握。
転生者が多いからついに機械を使い始めたわけだな・・・。
「イエ、特別ナ役割ニツキ、
本日ダケノ仕事トナッテオリマス。」
なるほど。
そろそろ念話も嫌だから、話していいかな?
「カマイマセン。」
「で、どこに転生するのかな?」
実のところ、そこが一番気になる。
「アナタガ転生スルノハ、SAOノ世界デス。」
「わかった。
転生特典はあるのか?」
「検索中。
適応者ノ体内ニ、異能ヲ確認。
特典ノ必要ハ無シと判断。」
まあ、そうだろうな。
俺には「力」があるし。
「転生先ヲ確定シマシタ。
SAO第75層ボスニ上書キ。
完了シマシタ。
ヨイ旅ヲ。」
「まって、なんか不穏な事が聞こえたんだけど‼」
そんな俺の悲痛な叫びは聞き届けられなかった・・・。
転生してから、いくつか気付いた事がある。
1,βテスト中はプログラムに逆らえないこと。(正規版は知らない。)
2,他のボスも転生者ということ。
3,みんなにも能力があること。
4,茅場明彦は俺らに自我があることを知らないこと。
5,俺らには前世のボスの記憶があること。
こんなよくわからない盤面だけど、まあ頑張ります!
って最初は思ってたんだけど…。
もう、酷かったよ!
毎日、メンテナンスの時間になるとカーディナルの監視が入って?
強制的に『ボストレーニングジム』に通わされるし?
俺なんか、骨だけなんだよ、体が!
どうトレーニングすれば⁉
で、βテストが終わってからはまあ天国だった!
カーディナルの監視がないし。
ボスみんなで集まって自己紹介をしようって話になったよ!
正規版が始まる前に、人間への攻略法を考えなきゃね。