色々やってたら大分期間が空いてしまったんだ。すまない (´・ω・`)
3ヶ月以上経っているのに、お気に入り登録、高評価、誤字指摘ありがとうございます。
更新速度tnkちゃんですが頑張ります!!
↓この先txtに書きなぐった茶番あり
シャニマスリリースされ、弟がプレイする所を見守るアルストロメリア
「これでチュートリアル終了か。よし、ガチャ引くか」
「運命の……出会いガチャ……気に入ったアイドルが出るまで、何回も、引き直せる……よ」
「ふーん……見た感じ最高レアリティのプロデュースアイドルはイルミネーションスターズの3人だけか。……姉さんたちは?」
「えーっと……随時製作中!……かしら?」
「まだサービスが開始したばっかりだもんね〜。真乃ちゃんたち、一番先にこのゲームの話が行ったらしくて。収録とか他のみんなよりちょっと早かったからかも」
「283プロの顔がこの3人なんじゃないの?」
「ちーがーいーまーすぅ!みんなが輝いてるのっ甘奈たちみーんなが主役なんだから☆」
「……甜花たちはまだ、力をたくわえてる……だけ。後から本気、出す……!」
「なんだっていい。ガチャを引くチャンスだ!」運命の10連スタート
リザルト
pSSR櫻木真乃、pSSR風見灯織、pSSR八宮めぐる
pSR大崎甜花、pSR大崎甘奈、pSR白瀬咲夜
pR大崎甘奈
sSSR小宮果穂
sSR園田智代子
sR西城樹里
「わぁ……!すごい!春くん、画面がキラキラしてるね!」
「さすが……ひーくん……!これ、ガチャ結果……ツイスタに上げちゃダメ?」
「燃料投下はNG。つーか、見知った顔ばっかなんだが」
「むぅ。なにさー、甘奈たちじゃ不満なのー?」
「最高レアリティだろうが、結果が良かろうか、お目当ての物が引けねばそれは爆死だというのだよ。というわけでやり直し」10連やり直す
「「えーーっ!」」
リザルト
pSR桑山千雪
その他Rがいっぱい
「よし、姉さん来た!これでよし」運命のガチャ確定
「「納得いかない!!」」
「あらあら……春くんったら……♪」
また運命の出会いガチャ引きたくて書いただけです。
主は運命の出会いガチャはSSR3枚抜きで終了しました。それとは別に普通のリセマラ作業に系8h程かけました。
その為、リリース当日に始められませんでした。
「ハル先輩!お湯がグツグツしてきましたっ」
「おーう。そしたら、弱火にしてから麺をぶっ込んでくれぃ。左、左に回すんだぞー。右じゃないからな」
鬱陶しいくらいに全てを焼き尽くさんとばかりに輝きまくる太陽。まさに真夏の象徴と言えよう。
こんなクソ熱い日なんかは家に引き篭り、クーラーでキンッキンに冷えた部屋で積みゲーや積みアニメなんかを消化するに限る。
アイスなんかがあればなおさら良し。
「司令官!お客さんからオーダー入りましたー。海軍カレーと焼きそばを一つずつ!あと、私のチョコアイスはまだでしょうかっ?」
「司令官じゃない。今の俺は料理長だ。海の家の干からびた料理長だ。焼きそばはもうすぐ出来る。カレーは今からササッと作るが、ちょい時間が取られる。チョコアイスはまだだから、このパフェの盛り付け用のポッキーでも咥えておけ!」
うん。好き好んで灼熱の太陽の下で出歩く程、俺は酔狂ではない。
直射日光を遮れる場所にいるとはいえ、肌にねっとりとまとわりつくような熱気が鬱陶しい。例えるならば、常温よりもやや高めの体温のスライムに全身包み込まれるくらいに不愉快だ。
スライムに捕食されたことないけど。
日本の四季の中で、俺が最も嫌う季節は夏である。
巷の若い輩はヤマーやら、ウミー!やら夏祭りー!とか、イベント盛りだくさんの夏!なーんて、浮かれに浮かれており、この日は空いてる?とこれみよがしに夏を満喫します!とアピールする奴。
「……料理長さん。お冷を……お持ちしました」
「ありがとう!俺なら大丈夫だ。それよか、向こうにいるプロデューサーさんに持っていってやんな!スーツ姿で砂浜に仁王立ちしてる人の方が心配だから!」
全員明日から坊主な!
夏なんて、気温は熱いわ、どこ行っても人で溢れかえって暑苦しいわ、熱さで頭がやられたDQNが夜中をバイクで走り回ってウザいわ、人の目を気にせずイチャイチャイチャイチャとお熱ーいカップルが増えるわ……!こんなクソ暑い中よくもまぁ、ベタベタと出来ますね。尊敬しますわ。
でも、お前らどうせ最後は人気のない所でズッコンバッコンってヤることヤッてんでしょう!
エロ同人みたいに!エロ同人みたいに!!
「春ひ――――料理長!客からケバブサンドはないかって聞かれたんだが!」
「その辺うろついて自分で店探してこいって突っ返せ!……と普通の海の家なら追い返しているところだが、あらゆる客のニーズに答えてこそ海の男。こんなこともあろうかと、材料は調達済み!別途料金は頂きますが、貴方だけの特別サービスみたいな事を言って、悩殺してこい!」
「あるのかよ!?……って、誰が悩殺なんかするかっ!」
あーもうありえないわー。マジありえないわー。
魚が切り身の状態で泳いでると思っている人くらいありえないわー。
こんなありえない熱さで、こーんな場所にいるなんてまったく、わけがわからないよ。
……そう。俺は家にいるわけでもなく。いつものようにいつもの
「春彦!この焼きそばにプロテインはどうかしら?貴方の最高料理に最高のプロテイン。これを完璧と言わずに何と言うのかしら!」
「焼きそばにプロテインだって……!?よりにもよってバニラ味を……こんなの普通じゃ考えられない……!……しかし!仲間の意見を尊重するのも海の男!頭ごなしに否定するのではなく、チャレンジ心も時には必要な物ですしね。よかろう!許す!もうドバーっと!勢い良くいっちゃってくださいな!」
「それでこそよ!春彦――――いえ、料理長!」
「「ダメ(やめろ)ーーーーーーっっっ!!!」」
海……の家で臨時アルバイトをしております。
なぜ俺ここでが頭に鉢巻きを装備し、海の男!!とデカデカと両面に書かれたシャツを着て、こんな事をしているというと……数週間前に遡る。
はい、回想モードスタート!
「接客の仕方を教えて欲しい?」
今目の前で、注文も取らずに手を合わせて頭を下げて来ているのは大崎さん家の甘奈さん。
その隣では甜花が【初めての方でも図解でわかる!接客ハウツー本】と表紙に書かれた本を抱え、やけに気合が入った目でこちらを見ている。
「なんでまたそんなことを」
「この間、海の家でお仕事するって話をしたでしょう?」
「あぁ。地域の活気を高める為に、アイドルの宣伝も兼ねてバイトみたいな事するって言ってたね……あぁ、なるほど。それでか」
俺の隣で4人分の紅茶を淹れながら、補足を付け加えてくれる姉さん。
俺は今日もJewel Pioneerでアルバイトという名の自由時間に精を出していたわけですが……見ての通り姉さんたちがやってきましたよっと。
「もちろん、みんな水着だよ☆春彦君にも是非来てほしいな〜」
「や、行かないから。海の家目当てで行くとか意味わかんないから」
不服そうに口を尖らせている甘奈だったが、その日はアルバイトだから、どの道行けないと伝えると渋々ながらも引き下がった。
水着のアイドルをひと目見たいので、冷やかしに来ました〜
とか、動機が不純すぎる。
最初に姉さんから俺に来てほしいって言われた時は
『春くんになら……見られてもいいのになぁ』
……理性とかその他諸々全てをかなぐり捨てて、行きます!と返答しそうだったわ。
……姉さんの水着かぁ。聞いた話だと、新しく新調したって言ってたよなぁ。すげー、見てみたいわ。
そのうち写真集とかも出るんだろう。最低4冊は同じのを買わないとな。
観賞用、保存用、布教用、実用用で揃えるのは1ファンとして当然。
「ひーくんなら、お客さんを集める必殺技……とか知ってそう……だし」
「しばらくの間、売り上げ額を2倍にしちゃう技とか使えそう!」
使えるわきゃないだろ。
SLGで良くそういうスキルとかあったりするが。何?客に高値で買わせようと脅迫地味たことでもやってるのだろうか。
上手いこと口で丸め込んで、定価の倍額で支払わせたりしているのだろうか。
客も相変わらず来なくて、暇を持て余しており、何か起きねーかなぁとは思っていたが……接客ねぇ。
姉さん含めアルストロメリアの3人はちょっと前まで、283プロの事務所にいたのだが……事務所で、バイト未経験者の甜花と甘奈は、社会人であり、雑貨屋兼任でアイドルをしている姉さんに相談をした所……そしたら姉さんが「なら春くんに教えてもらいましょうー」と提案したと言うことを3人から掻い摘んで聞かされた。
普通なら押し付けられたと思うかもしれないが、姉さんだしなぁ。俺の方が接客上手だとか教え方上手いとか言った所だろう。
「ま……暇だしいいけどさ。でもな、言っておくけど俺よか姉さんの方が対応は丁寧だぞ?」
姉さんは売り場に困ってる客や悩んでる客がいたら、困ったさんオーラをキャッチして、素早く声をかける。
対して俺は動かないスタンスである。尋ねられたら、速攻で対応するが客の困りマックスオーラを察知しても、素知らぬ振りだもの。
いやまぁ、見るからに探し物を探していたり、迷子っぽいお子さんがいたら話は別だが。
「そんなことないわ。春くん、お客様から親切で優しい男の子って評判よ」
「……この間、お客さん……に商品の説明……聞かれていたの、甜花たち……みたよ」
「そーそ!カッコよかったよ☆あんなスラスラと難しい事言えるなんて、甘奈だったら無理だもん」
三人から絶賛される。双子から見てるこっちが顔を反らしたくなるくらいの純粋でキラキラとした目を向けられる。
どうやら、俺の預かり知れない所で評価されたり、見られていたらしい。
「ふぅん、そこまで言われたら俺もやる気を出さなきゃいけねぇな。良かろう!姉さんからの仲介により受講料50%OFFサービスだったが、今回は無料!出血大サービスの100%OFFだ!」
「わぁ♪春くん太っ腹〜」
褒められて悪い気はしないどころか、俺は褒められて伸びるタイプな子なんです。
姉さんからの称賛のお言葉だけでも十分ワイにとってはご褒美である。
「ひーくん……ちょろい?」
「ていうか、お金取るつもりだったんだ……」
「さて……さっそくだが、二人は接客における大事なこと。何かわかるか」
「大事なこと……?」
「あぁ。言っちまえば心構えみたいなものだ。なんだっていい、思い付く物を上げてみな」
「……うーん……大事なこと……大事なこと………………!えがおっ……!」
「そうだな。接客の基本、表情はとても重要。疲れてる時、イライラしる時って顔に出やすいもんだ。けど、そんなこと客には関係ない。少しでもムスっとしたり、しかめっ面しているとすーぐクレーム入れられるからな。……ま、俺みたいに猫被りが上手い人には関係ないが」
「く、くれーむ…………甜花、やっぱり……お家かえっていい……?」
「まぁ、まて。踵を返そうとするな。人の話は最後まで聞け。その店の事を思ってクレーム入れてくる客もいれば、しょうもないことで難癖つけてくる厭味ったらしい客もいるだろう。けど、何も一人で対応しなきゃならないってことはないんだ」
「そうね。困った時は周りの人に相談。今回で言ったら、私や甘奈ちゃんを頼ってくれていいのよ」
「そう……なの?」
「あぁ。そりゃ、一人で対処できりゃそれに越したことはないけど、人って不測の事態が発生した時、パニクる事が多いんだとさ。けど、第三者なら外側から冷静に観測出来たりするし、案外他の人に丸投げした方がサクッと解決することだってあるんだぜ?」
「……わかった!お客さんを、怒らせちゃったら……ひーくんを、呼ぶっ」
「いや、俺はいないから」
「……あのさー」
当たり前のように、春彦君の接客講座が進んで行く。
さっきまで口を挟まずに黙っていた甘奈だったけど、タイミングを見計らったとこで、遠慮がちに手を上げる。
「何かね?大崎甘奈君」
妙に芝居がかかった口調で、サングラス越しに瞳を光らせ(そんな気がした)手に持ってるメガホンを甘奈に向けてくる。
「その格好……何?」
「見ての通りだが」
見てわからないから聞いてるんだけどな〜
隣にいる甜花ちゃんも春彦君に寄り添うように立っている千雪さんも、甘奈の言いたい事が伝わってないのか首を傾げてる。
甜花ちゃんと甘奈は別にいい。甘奈たちはお気にの服で、小中高と毎日見慣れた学童用の机に座っている。
……ココ喫茶店のハズだよね?アンティーク調で統一されてる室内にこんな場にそぐわない机なんて……うん、やっぱ変だよね。
……それよりも春彦君と千雪さんだ。
「ねぇ春くん、やっぱりこの丈ちょっと短くないかな……?全体的にピッチリしてるし」
「そんなもんじゃない?俺の中の敏腕美人秘書ってそんな感じのイメージがあるけど」
「もう……春くんってば、美人さん……だなんて♪」
甘奈と甜花ちゃんがいるのに、目の前でイチャイチャし始める二人。
……今、甘奈―――ううん、甘奈たちは大きな敗北感を味わっている。
バッチリと胸元を開けている白のブラウスに、結構丈が短めの(ステージ衣装と同じくらいかな)黒のタイトスカート。
上もボーーン!って圧倒されちゃうくらいでっかくて、下は下で……うわわ、ヒップのライン出ちゃってるよっ。
やだ、千雪さんのスタイル……抜群すぎ?
はぁ……千雪さんってやっぱ大人の女性なんだなぁ。甘奈たちが同じ服を着ても、千雪さんみたいに着こなせないもん。
これが大人の女性の色気ってヤツ!?
今の甘奈たちじゃ、絶対に着こなせないよね……同じ女性として自身を失くしちゃうよ……甜花ちゃん、胸元を確認しちゃダメだよ!
甘奈たちはまだ、成長期なだけだからっ!友達からは「甘奈ってスタイル良いよねー。アタシらにもその栄養分けてくれない?」とか言われてるくらいだし!
……いけないいけない。そうじゃなかった。
春彦君が千雪さんに鼻の下を伸ばしてデレデレしてるのを見て、ちょっとモヤモヤとした気分になっちゃった。
甘奈が言えたことじゃないけど、千雪さんって本当に春彦君の事が好きなんだなぁ。
あんなに男の人と楽しそうにじゃれ合う姿、他の男の人としてるとこ見たことないし。最初は普段の二人とはイメージがかけ離れすぎて、結構違和感があったんだけどね……もう慣れちゃった。
ともかく、さっきから何事もなく話を続けている二人に、ビシっと指して気になっていた事を叫ぶ。
「なんで映画監督に秘書なの!?」
わけがわからないよ!
黄色いポロシャツにサングラスに黒のキャップ!甘奈たちがお仕事で撮影とか番組の収録で、現場の監督さんが良く座っているイスに腰を掛けて、メガホン片手に偉そうに足を組んでいる春彦君。
……あ、付け髭もつけてる。
千雪さんもさっき言った通りで、すっごいセクシーな秘書の格好をしてる。それに加えて、眼鏡もかけている。
前から千雪さんが細かい作業をする時に、眼鏡をかけていたのは見たことあるけど……今の千雪さんほど眼鏡が似合ってるとこを甘奈は見たことがない。
うん、二人ともこの上なく似合っているのはわかるけど………………なんで映画監督に秘書なの?
「そりゃお前。指導つったら、鬼監督に決まってんだろ。俺の教えは少々スパルタ方式だぜ?」
「そこは先生とかコーチじゃないの?」
「今のご時世、教育者なんてのはすぐにお縄について、懲戒免職されてるだろ。その点映画監督とかってのは良く、【この業界では厳しくて有名】だとか、【一発OKサインをもらえたら、一人前】とか良く聞くじゃん」
「全国の真面目にやってる先生たちに謝ったほうが良いと思う」
「で、何事にも相棒と呼ぶにふさわしいパートナー……バディは必須だろ?社長といったら美人秘書。指揮官といったら美人秘書艦。主君つったら、近侍。映画監督と言ったら…………………………わかるだろ?」
「いや、わからないから!」
今の流れでゴリ押しできると思わないでよっ!
最初の社長って下りしか理解できなかったんだけど!?キンジって何!?
「まぁ、似合ってりゃなんでもいいのさ」
そう言って、サングラスを外して指にかけ遠心力に沿って回す。
……うん、春彦君み千雪さんも似合っているけどさ……なーんか納得がいかないなぁ。
それに、あんな凝った衣装にセット、いったいどっから持ってきたんだろ。
「いいわぁーーーん♡弟君に千雪ちゃんとってもエクセレントに、エーレガントに似合っているわよ〜。私の見立てに狂いはなかったようねぇん」
……
「あれこれ説明もし終わったとこだし、こっからは実践練習といきますか」←普段の制服に着替えた
「チュートリアルはここまで……だね」
「ここからが本当の始まり……甜花ちゃんと甘奈ちゃんの冒険が始まるのでした……なーんて」
甜花の奴珍しく気合が入っているようで、いつもよりか眉がキリッ(キリ)としていなくもない気がする。
あーあ、姉さんいつもの普段着に戻っちゃったよ。
さっきのぱっつぁんみたいにパッツンパッツンな男の欲望に応えたかのようなドスケベな格好も似合ってたんだけどなぁ。
いやね、姉さんの普段着もめっちゃ魅力的だけどね?
たまに客という立場を利用した野郎が、姉さん目当てでやってくる時があるが、あいつら姉さんの胸とかヒップとかガン見しやがるし。
気持ちはわからんでもないけどね?でも商品も買わずにしつこく花に《姉さん》まとわりつく害虫《野郎共》は駆除しないとね。
エリーちゃんにサービスコールをして、迅速な対応をしてもらいましたよ。
事務室からアヘ顔浮かべ、尻を抑えながら出てきた男を見て、思わず活躍筋に力が入っちまったよ。
……って、そんなことはどうでもいいんだ。重要じゃない。
甜花のモチベが高まってるうちにさっさと始めるとするか……
「いいよ〜いいよー!甜花ちゃんのその表情、めっっちゃイイ!これは永久保存でしょっ☆」
……うん、あいつはいつも通りだな。
さっきまでツッコミ入れまくっていたのと同一人物だとは思えん。
「では俺を客に見立てて練習するとするか。シチュエーションはお客様が来店して、席に案内するとこまで。まずは甜花から」
「ええっ……て、甜花……から?なーちゃんじゃないの……?」
「だって甘奈からやらせたら参考にするだろ?甘奈は接客とか苦手そうじゃないが、甜花は抵抗あるだろ。まずは甜花自身の考えを知っておきたくてな」
露骨に狼狽えて、甘奈に目線で頼ろうとする甜花の逃げ道を封鎖する。
「ば、バレてる……」
「いきなり甜花ちゃんからだなんて、春彦君ってばスパルター!」
「どこがだ。ぶっつけ本番に投入しないだけありがたく思ってほしいくらいだ。……まぁ、俺もスパルタ王ほど激しくはない。ちゃんと甜花の適正レベルに見合った客を演じてやる」
「…………本当に?」
不安そうにこちらを見上げる甜花に俺は満面の笑みを浮かべて
「ちゃんとじごく○よろい……や、さまよう○ろいを倒せるくらいにしてやるから」
「…………甜花、別に、スラ○ムを倒せれれば……いい」
「なに甘えたこと言ってやがるんですか、この勇者様は。俺はケチ臭い王様なんかとは違って文無しの勇者にはした金を渡すほど鬼ではない」
「ひーくん先生……はかい○つるぎがほしい……です」
「残念!勇者甜花に装備できる程ステータスが足りていません!」
うだうだとドラ○エに例えて、抵抗する甜花の頭にモンゴリアンチョップをかまして、始めるように促す。
俺は姉さんに雰囲気を出す為にとカチンコ(映画撮影にカット!と中段を入れるアレ)を渡し、一階へと降りる。
さぁ、春彦先生のパーフェクト接客教室はっじまるよー!
「ダメだ。甘奈、甜花ちゃんと春彦君が何を話しているのかさっぱりわかんないよ」
「勇者甜花ちゃんの旅路はここから始まるのでした……甜花ちゃんクエスト。そして伝説へ。始まります」
「あれ?ついていけてないのって甘奈だけ?」
「take1♪」
「……」
「……」
「…………」
「…………」
「…………………」
「…………………」
「………………………」
「………………………」
「……いや、何か言えよ!」
「ひぃんっ!」
一言も発せず微動だにしない甜花。
たった今悲鳴に近い声を上げましたけどね。そうじゃないんだよ。
「カーット」と拍子木を鳴らしてもらい、甜花に近づく
「甜花、店員。俺、客。OK?」
「そ、そうだった……!甜花、従業、員……!……すぅー……はー……」
既にテンパり気味であったので、甜花を指差し、自身にも指を向け簡潔に伝える。
ゆっくりと深呼吸をし、キリッと気合を入れた表情になった。
「甜花、行けます……!」
「甜花ちゃんファイトだよ!」
「本番じゃないし、リラックス、リラックス。ね?」
「よーし、もっかいいくぞー」
「take2♪」
「い、いらっしゃっ!……いらっしゃいまちぇっ!!…………あう」
1度目は噛んでしまったが、めげずに二度目のあいさつをした事は以前の甜花からしたら、大きな成長をしてると言えよう。
が、結局は噛んでしまい肩を落としてしまう。
『甜花ちゃん!大丈夫、まだ終わってないわ!』
『そうだよ!ちょっと噛んだくらい、気にしない気にしない!次いってみよー☆』
視線を甜花から横にズラして見ると、二人がスケッチブック片手にフォローを出していた。なんか本格的に番組収録現場みたいになってきたな。
遠回しな続けて!の指示により、最初よりも落ち込んでいたけれども、継続していけまでの気力は取り戻した模様。
うん、二人共ナイスフォロー。
一人が失敗しても、残りの二人が機転を利かせてフォローに回ればいい。リハだろうが、本番だろうが、そんなことは関係ないんだ。重要じゃない。
重要なのは皆のコンビネーション……チームワークだ。
姉さんも甘奈も、甜花の危うさはわかっているだろうし、当日はプロデューサーさんだっているだろう。
周りに誰一人甜花のフォローに回れない状況に陥ることだって恐らくないはずだ。
これで甜花も安心して接客できるだろう――――
「それではお客様っ!お好きな席にご案内しましゅっ!」
安心して接客はできるねっ(上手くいくとは言ってない)
もうハロウィンだというのに、いまさら去年の夏イベを書くだなんて……こんなの普通じゃ考えられない……!
でもまぁ、そんなことはどうだっていいんだ。ハロウィン記念SSとか他の二次創作者さんやpi○ivで書いてくれるしね。重要じゃない。
俺だって書く意欲があれば、記念SSだって書きますよ皆さん!
以上渾身のミストさん語録でした。
なのでうみーん編が続くかは謎。まぁ、もう秋だしね。
あ、シャニマス1.5thAnniversaryおめでとうございます!