バクマン。~未来へ向かって~   作:舞翼

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書いてしまった(^_^;)


夢と希望
プロローグ


 彼の名前は、波木歩夢(なみき あゆむ)こと、柏木翔太(かしわぎ しょうた)だ。彼は高校生3年であり、連載漫画家である。ちなみに、連載期間は2年目である。

 そして彼は、マンションの一室で、作業机を前にして椅子に座り漫画を書いていた。

 

「お疲れ様です。コーヒーを淹れましたのでどうぞ」

 

 そう言ったのは、ボブカットで高校の制服を来た、南波加奈(なんば かな)である。ちなみに、声優の卵でもある。

 

「と言う事なので、休憩にしましょう」

 

 加奈はアシスタントの机脇にコーヒーカップを配り、作業をしていたアシスタントは作業を止めてから「はい」と返事をし、加奈が配ったカップを受け取り口に含む。

 

「先生は、彼女さんが居て羨ましいですね」

 

「ですね。僕も彼女が欲しいです」

 

「いや、腐れ縁の幼馴染ですよ。てか、漫画家になったのも、彼女の一言ですし。な、加奈さんや」

 

 そう、翔太が漫画家を目指したのは、翔太が気まぐれでノートに漫画を書いていたら、加奈の「今の作品を原稿にしてジャックに応募したら面白そうだね」の一言なのだ。

 

「連載できるとは予想外だったけどね」

 

「だよな。ジャックから声をかけられたのは予想外すぎた。てか、連載会議に回るとか驚いたし」

 

 翔太の予想では、ジャックは自分をキープする為と思っている。まあ、自惚れも入っているが。

 

「ジャックで友情物語は斜め上だし、一応、確保したかった所もあるでしょうけど」

 

 アシスタントたちは頷き、

 

「先生の作品は、今のジャックでは新しいですから」

 

「それに、高校生で連載なんて憧れますね」

 

「連載会議では揉めたらしいですけどね」

 

 担当の吉田さんが言ってました。と、翔太は付け足した。

 

「まあ、学校でネーム書いてるので、勉学が疎かになってるのは否めませんが」

 

「その為の私でしょ。時間ある時に勉強勉強」

 

 加奈は翔太の為にノートの内容を纏めて、翔太に勉強を教えているのだ。確かに、高校を卒業しておくのは、後々重要になってくるかも知れない。

 

「わぁてるよ。勉強も頑張ります。加奈先生」

 

「宜しい」

 

 暖かい視線を感じた翔太は咳払いをし、

 

「それじぁ、休憩終わりで。作業に戻りましょう。というか、今日の作業で連載終了なんですけど」

 

 翔太の連載は今日で終了なのだ。打ち切では無く、本当の最終回と言う意味での終了である。

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦♦

 

 作業が完了し、俺と担当の吉田さんは、マンションに備え付けられているソファで対面に座っていた。

 吉田さんは、一枚一枚見終わった原稿を前にあるテーブルで整える。

 

「原稿OK。納得の最終回だよ。しかし君は、よく友情や根性を題材にした話を書けるよな」

 

「それしか書けないって所なんですけどね。俺に、王道バトル漫画と無理ですし」

 

「そうだろうな。柏木君の持ち味は人の心情を原稿にする事だ。だが、王道バトル漫画でも無くても、ジャックでのトップは不可能な題材じゃない。それに知ってるかい、新妻エイジ」

 

 ――新妻エイジ。彼は、10年に一度の天才漫画家と言われている少年だ。 

 そして俺は、ピクっと眉を寄せる。

 

「……ああ。CROWの事ですよね。あれを書けるとか天才ですよ。負けませんけど」

 

「(柏木君はかなりの負けず嫌いだな。今までは、普通の作家と肩を並べるだけだったからな。巧く行けば、彼を焚きつけられるかも)」

 

 吉田さんは口角を上げたが、俺が気づく事はなかった。

 

「それでどうだ。新妻君のアシスタントに空きがあるんだ。試しにやってみないか?……柏木君、明日から夏休みだしね」

 

 ……なるほど。新妻エイジをぶつけて、俺を焚きつける気か、吉田さん。ある意味策士だな。

 

「……いいですよ。新妻エイジのアシスタント、引き受けました」

 

 こうして俺は、新妻エイジのアシスタントを引き受けた。

 そしてこれが、運命の出会いになるとは、俺はまだこの時は思いもしなかった。




アニメ版も含んでいるので、少し違いが出てくるかもです。そしてペンネームは、波木歩夢。本名は、柏木翔太ですね。
まあ、スラムダンク等は無い設定ですね。
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