バクマン。~未来へ向かって~   作:舞翼

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今回は加奈ちゃんside?ですかね。
漫画だけじゃアレだと思ったので、イベントも挟んで見ました。現実でも、声優さんのイベントが沢山ありますからね。


イベント

 今日は、加奈のFAN EVENTの日であるが、何故か俺が呼ばれた。いや、加奈に「サプライズ演出お願いっ!」と言われて了承したんだけど。まさか、イベント出演だとは思わなかったなぁ……。

 ともあれ、「こちらです」と案内してくれたスタッフさんに続くと、裏の関係者扉から内部に入り、控室に通されたのだった。

 

『かなりん最高!』

 

『さすが、人妻声優(舞台女優)!』

 

『サプライズってなんなの?』

 

 ……会場はかなりの熱気である。もしかして、コミュ症の俺が今からあの中に入るの?……てか、緊張で口の中がカラカラなんだが……。

 

『実は、旦那さんを呼んじゃいました!……でも翔太君。今日の出演は予想してなかったかも知れないの』

 

 へへ。と可愛く加奈は笑い、観客のボルテージ(熱気)は更に増した。つーか、出演は舞台場で顔合わせ的な感じだと思ってたしなぁ。まあ、色々と確認を怠った俺が全面的に悪いんだが。

 

『その時はオレたちも一緒に怒られるよ!』

 

『だな!オレたちは、かなりんをフォローをするぜ!』

 

 ファンからそんな言葉が飛び交う。

 加奈の「翔太君、どうぞ!」という言葉と同時に、後方から俺が姿を現すと、会場が暗くなり俺だけがライトで照らされる。そして、ファン全員が一斉に振り向き力強い拍手をくれる。

 

「(ま、マジか。コミュ症の俺にはきついぞ……)」

 

 そんな事を思いつつ、俺が壇上に上がると会場内の照明が照らされ、俺が、パン、パパパン。と手を叩くと、ファンの皆も同じ動作をしてくれました。

 

「え―と。加奈の紹介にあった、柏木翔太です。本日はよろしくお願いします」

 

 俺がそう言うと、『よっ!人気漫画家!』『きゃ―!波木さん!』『かなりんと結婚してるなんて、柏木翔太は羨ましい!』等の声が挙がる。

 

「お、おう。色々な声援?ありがとう。てか、俺出てきたのはいいけど、何やるの?まったく聞いてないんだが」

 

「それはね……じゃじゃん」

 

 すると、画面のスクリーンには《人気夫婦の、味覚調査!》という文字だった。あれだ、よくテレビで見る、A、B、C、Dの中から、最初に食べた○○と同じ物を選べ。というやつである。

 そしてお題は、

 

 ――《同じ紅茶を当てろ!》

 

 と、いう指令だ。

 すると、スタッフさんが1~5番までのカップに入った紅茶と、見本品(当てる紅茶)をトレイに載せて持ってきてくれ、それをテーブルの上に置いてから、俺と加奈は目隠しをして見本品(当てる紅茶)を飲む。てか、外すと罰ゲームもあるらしい。

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦

 

 翔太と加奈は目隠し、スタッフが観客に正解の紅茶を見せる。

 ――正解の紅茶は、王道?である紅茶花伝だ。ちなみに、番号は5番である。

 

『おおお!!』

 

 と、声を上げるファンたち。翔太たちを惑わすようなフェイク?なのだろう。おそらく、翔太たちは大体の紅茶を絞っているはずだからだ。

 

「ちょ、待て。そんなに意外な紅茶だったの、か?」

 

「わ、私は王道な紅茶だと思う、よ……」

 

 戸惑いが生じる、翔太と加奈。

 そして、1番から順に飲んでいく。

 

「1番は違うな。全体的に薄い感じがする」

 

「うん。もっと濃かった感じだったね」

 

 それから、2、3番は違うと判断したが、4番の紅茶で、

 

「ん?これか?」

 

「確かに、全体的に濃いよね。これは候補に上げとこうよ」

 

「だな」

 

 加奈と翔太が5番の紅茶を飲み、首を傾げる。

 

「ん?んん?同じ味なんだが……」

 

「で、でも、私は5番な気がするよ」

 

「い、いや。4番もあり得るぞ。……いやでも、やっぱり、5番ぽいよな?」

 

「……私、やっぱり4番な気がしてきたかも」

 

 かなり自信がない翔太たちに、ファンの皆は『ファイナルアンサー?』と圧力?をかける。

 そして翔太たちは、お互いに指を差した番号にすると決めたのだった。

 

「「せーの!!」」

 

 翔太と加奈が指を差した番号のカップは、4番だ。――――だが、不正解音が鳴り、罰ゲームに決まったのだった。

 そしてスタッフが持ってきた、トレイの上に載った2つカップ中には、かなり濃い緑色の飲み物が注いである。

 

 ――罰ゲームは、かなり苦い青汁である。

 

 ちなみに、翔太と加奈は青汁が大の苦手でもあったりする。

 そして、「マジかー……」と額を右手で押さえる、加奈と翔太。

 ともあれ、スタッフがテーブルにトレイを乗せて、翔太と加奈のテーブル前に置く。

 

「……えーと、3、2、1のコールお願いできるかな?その方が、一気に飲めるかも」

 

「まあ、そうだな。お願いできるか?」

 

 『いいとも!』や『OK!』や『了解!』などの声援?をくれるファンたち。

 『3』『2』『1』――『0』のカウントがあり、加奈と翔太はカップを右手で持ち、カップを傾け一気に口に含んで飲んだが、顔を顰める。

 

「「――……苦い!!」」

 

 加奈と翔太が同時にそう言う。そして、爆笑の渦が巻き起こる。

 水で口を潤し、後1問ほど続けたが、外した翔太と加奈。罰ゲームは――、

 

 ――《お互いが、恥ずかしい言葉をお願いします》

 

 という、指令だった。

 この時翔太は『マジか……無茶ぶりすぎだろ。ここのスタッフ……』と内心で思っていたのだった。

 翔太と加奈は息を吐き。

 

「翔太君――誰よりも愛しています――」

 

「お、おう――俺も愛してる。これからもずっと一緒にいような――」

 

 『ひゅうううぅぅううう!』という声援が凄い。翔太と加奈は、2人きりの時は恥ずかしくないんだが、人前でとなると羞恥に駆られる。

 

「……終わり終わり!このコーナは終わりな!」

 

「……う、うん。私も賛成かも」

 

 ともあれ、こうしてこのコーナは終わったのだった。




平均文字数を合わせる為に、前後に分ける事にしました。

では、また次回m(__)m

追記。
翔太君は、今日何かに出演する予定だったので、ペン入れやその他諸々は終わらせています。ちなみに、週一のアシスタントが休みの日ですね。
イベントには、加奈ちゃんのマネージャーさんに呼ばれましたね。
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