てか、年内最後の投稿になるかもです。
後、お気に入りが800人になりました。見切り発車の作品だったので、作者驚きです\(◎o◎)/!
~仕事場~
「ほ、本当ですか!?」
打ち合わせ中、吉田さんと対面で座っていた俺は腰を上げる。何でも、亜城木君は“走れ
止める条件として『年内、残り3回の連載会議で、“新妻エイジ”“波木歩夢”と競える作品を作り上げる。もしできなければ、ジャックには書けなくなる』という事らしい。
「ああ。亜城木君と編集長の間で交わされた、タントを止める時の条件だ」
俺は腰を下ろし、
「……まあ確かに。独断で連載を止めるんですし、それなりのリスク背負うって事ですか」
それにしても、かなり高い条件だ。
「そういうことだな。だからと言って、原稿の質を落とさないでくれよ」
「そこは安心して下さい。俺はいつも通り原稿を書くだけですよ……まあ、俺が気にしても意味がないですから」
「それを聞いて安心したよ。それじゃあ、打ち合わせを再開しようか」
「了解です」
打ち合わせの内容は、再び脚本のオファーが掛かった事と、原稿を渡し、終わりを告げたのだった。
そして、時は経過し連載会議前日。その間、亜城木君たちの作品は、1度目は連載会議に落ち、2回目は連載会議に回してもらえなかったらしい。
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~クリスマス~
世間ではクリスマス一色なんだが、俺は舞台現場に訪れていた。まあ、
「加奈は、そこはもっと感情を込めてくれ。奏さんは、ここの場面では包み込む感じで演じて下さい」
「「はい!」」
加奈と奏さんは、張りのある声を上げる。
そう。俺は脚本を見ながら稽古を見ていたら自然と声を出していて、その意見で良くなった事もあった為、監督から『宜しければ、脚本と演技を見比べて何かありましたら、指摘して下さい。私たちには見えない部分が、脚本を手掛けた翔太さんならアドバイスができると思います』という事らしい。てか俺は、舞台役者さんや監督からは『副監督(仮)』と見られてるらしい。それにしても『――どうしてこうなった!』と叫びたい俺である。
そんなこんながあり、舞台稽古は終わり、俺と加奈、奏さんは帰路に着いていた。
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「周りは、クリスマス一色だなぁ」
「私たちは、社畜だから仕方ないよ」
「舞台役者には、クリスマスっていうイベントは無いに等しいわ」
そして苦笑する俺たち。
奏さんは、そうだ。と両手を、パン、と叩いた。
「じゃあ、3人でクリスマス会を開催しましょう……コンビニのケーキでだけどね」
「まあ確かに。今からケーキを作ってたら、クリスマスは終わってますからね」
現在の時刻は22時を回った所だ。うーむ、今日は結構遅くまで稽古をしてたんだなぁ。と内心で呟く俺。
ともあれ、俺たちはコンビニで8分の1程に分けられたショートケーキを購入し、柏木家に向かったのだった。
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~柏木家、リビング~
俺、加奈、奏さんはテーブルの椅子に座り、目の前の皿によそってあるケーキをフォークを突き刺して口に運んでいた。それにしても、人気漫画家と
「そういや、
「まだ先のことは考えてないかな。声優のお仕事を疎かにするつもりはないけど、今は舞台に集中したいかなぁ。社長も『お仕事のスケジュールは、南波君に一任するよ』って言ってるから」
「加奈ちゃんがそう考えているのなら、私は精一杯フォローするわ。舞台の世界でも、加奈ちゃんの人気は凄まじいの。たぶん、《――私たちの道標》の舞台が終わったすぐに、違う舞台作品から声がかかると思うしね」
それに奏さんの話を聞いた所、舞台での“加奈と奏さん”は、言い方は悪いと思うが1セットで声がかかるらしい。あれだ、姉妹でオファーされるって感じだ。
「でも、アニメの“君の星だけ”が終わる計算なんだよね……ジャックの
まあ確かに。舞台とアニメが終わるとしても、加奈には週1のラジオと、シリーズドラマCDのアフレコ、雑誌の取材もあったりする。そう、かなり多忙の身でもあるのだ。それは、人気舞台女優の奏さんにも言える事だ。
「俺が言うのも何だが、その辺は加奈のさじ加減でいいと思うぞ」
ともあれ、俺と加奈、奏さんはこのようにしてクリスマスを過ごしていったのだった。
そして、週末での吉田さんとの打ち合わせで連載会議の結果を聞いた所、亜城木君は“
……マンネリ化になりそうで怖いよぉ。
追記。
翔太君は、仕事の幅をかなり伸ばす過ぎかも知れませんね(笑)