作・皆さん夏ですね、夏と言えばプール?夏祭り?花火?いいえ夏イベです!
ア・作者もっとさ作品についてとか語ろうよ
作・今年こそメルトとアストルフォきゅんの水着おぉ〜
ア・本編どうぞ(白目)
向日葵畑の彼女・前編
またやってしまった‥‥‥‥
日は落ちた薄暗い森、その中を一人重い足取りであたしは家まで帰っていた。
事の発端は人里に紅茶の葉を買いに行く途中のことだった、二人の少女がガラの悪い妖怪に絡まれていたのでその妖怪をめった打ちにした。
無論少女達は助かったのだか、帰り血を浴びたあたしを見て震え上がっていて腰を抜かしていた。
それも無理はない、突然妖怪相手に日除傘で殴りかかり血だるまにしたのだから、少しやり過ぎた‥‥‥
もしあたしがあの子達の立場であっても同じ反応をするだろう。
「こんなことなら助けなきゃ良かった‥‥‥」
一人でいるせいか心の声が漏れてしまった。
しかし私の周りからの評価は既に最悪だ。
人間はおろか妖怪にすら恐れられるしまつ。
無邪気で無鉄砲な悪ガキ妖精達ですらあたしには絡んでこない。
そうあたしは悪名高き『太陽の向日葵畑』の主『
それにしても今日のは余りいい対応ではなかったな。
助ける助けない以前にもっと穏便にことを運べは良かった。
でも戦闘狂のレッテルが貼られたあたしには無理か‥‥‥
反省した所で変わりはしない、いつものことだ、次も同じことを繰り返してしまう。
そんなこんなで愛すべき赤い屋根の我が家が見えて来た。
小さな灯りを放つ一軒家とその周りには夜の闇のせいではっきりとは見えないが無数の向日葵達が咲き誇っている。
鍵を鍵穴にを開ける差し込み
本当はこれから紅茶を煎れようかと思っていたが、人里での一件で疲れたから今日もうは眠ろう‥‥‥、でもシャワーだけは浴びておこう。
余り人に会わないからと言っても流石にあたしも最低限の身だしなみは気おつける。
それに『あの戦闘狂なんか悪臭がする』なんて噂された日には立ち上がれなくなる。
タンスの引き出しから着換えを取り出す、え〜っと下着は‥‥‥
「おすおす幽香じゃするぜぇ〜!!、ん?なんだお前血まみれだなぁ喧嘩か?」
「ちょぉ〜と勇儀ノックくらいしろよぉ〜、あっ幽香酒はあるからおつまみ用意して〜」
けたたましい声のする後方に目をやると二人の鬼がいた。
一人は額に長い一本の角を生やし、星の柄が入った派手な着物に身を包んだ勝ち気な瞳の長身金髪美女。
その横に鹿や牛なんかを連想させる二本の角、見た目は人間の十二〜三歳くらいの少女がいた。
「あんた達今日も来たの?」
彼女達は鬼の一族。
彼女達は基本地下に住んでいるのだが、日が沈み夜がやって来るとこうして地上に上がって来て酒を
ここ最近毎日夜になるとあたしの家に押し入り酒を飲み始める。
そして騒ぐのだ夜遅くまで、おかげで最近は軽く寝不足だ。
「あんたらなんで毎日あたしの家に来るのよ、少しは自重しなさいよ」
「勇〜儀〜、今日は珍しい酒を持ってきたんだぜ、ほら早く飲もう」
「いいねぇ〜、それじゃ頂くぜ」
「あんたら人の話聞いてる?、はぁ‥‥‥」
べろべろに酔いながら今日も始まってしまった、馬鹿鬼二人の宴会が‥‥‥
「おいっ幽香何突っ立ってんだよこっちこ〜い」
だけど少しはコイツらにも感謝している、もしコイツらが家に来なかったら、私は本当にぼっちになってしまう、しかし‥‥‥
「幽香ちゃ〜ん、早くお酌してよぉ〜」
「おつまみ〜」
絡みがウザい!
はぁ、深くため息をついた後私はおつまみを作るためキッチンに足を進めた。
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「アーサー今日は貴方に『太陽の向日葵畑』に行って貰うは」
呼び出された館の一室、目の前のイスに腰掛け紅茶を嗜む淡い紫色の髪の少女。
彼女の名はレミリア・スカーレット、とても見えないがこの館の主なのだ。
見た目は人間の少女なのだが、彼女は吸血鬼で俺の何倍もの歳を重ねている。
「昨夜フランが向日葵畑の主人に世話になったらしいの、そこで貴方にそのお礼をして来て欲しいの」
ティーカップを手に再度紅茶を煽るお嬢様。
俺が呼ばれた理由はこれか。
「
お嬢様はそう言って机の上に、カエルを模したがま口をおく。
「『太陽の向日葵畑』は人里の先にあるから頑張ってね、それと向日葵畑の主に気をつけなさい」
「『気おつけろ』とは?」
今まで優雅に紅茶を
「向日葵畑の主、
「あったら?」
お嬢様の真面目な表情に固唾を飲む。
「首謀犯はもれなく撲殺、それで怒りが静まればいいのだけどそうは行かず周りの命を根こそぎ奪うは」
なんだそれ!、完全に危険人物じゃないか!、てか‥‥
「なんでそんな危険な仕事を俺に任せたんですか!」
この紅魔館には俺以外にも沢山の従者がいる。
無論皆俺より強い、だったらその人達に任せたほうがいいのでは?
「だって仕方ないじゃない!、アンタ以外行かせたら絶対幽香と喧嘩になるは!、考えて見なさい、もし向日葵畑に咲夜を向かわせたらどうなるか!」
咲夜さんは喧嘩早いし、美鈴さんは向日葵畑に行く前に何とこかで居眠りするだろう。
「分かりました、俺行って来ます」
それにフランちゃんは俺の主でもあるわけだし仕方ない。
「それじゃ頑張ってね」
手をヒラヒラと振るお嬢様を後に俺は紅魔館を出た。
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行き交うそこら中から聞こえて来る人々の喧騒、風に乗ってやって来る香ばしい香り、ここは人里、幻想郷では数少ない妖怪や神そして人間の交流の場だ。
楽しそうに雑談しながら歩く子供連れの親子、洋服に身を包んだ妖怪、茶屋で団子を
歩きながら辺りを見回す。
幽香さんの家に持って行くお土産何にしようか?
人里には見て分かるように沢山の店がある。
それこそ日用雑貨とちょっとした
流石に外世界の物品や魔法絡みの道具や書物までは置いていない。
そう言ったものを求めるなら、また別のお店を当たらないといけない。
「さてと何を買って行こうか」
以前地底に遊びに行ったさいは「ゆっくり饅頭」を買って行った。
人の顔の様な模様が入った饅頭で店主さんに誰の顔なのか聞いたら「ワシにも分からん、この饅頭は家の父ちゃん、じいちゃん、ひいじいちゃん、ひいひいじいちゃんよりもっと昔から作ってるんだ」と言っていた。
これでいいか‥‥、俺はこの饅頭以外のお土産は食べたことないしね。
買うものが決まったことだしお店に行くか。
足を進めゆっくり饅頭が売っている「ニコモンズ」を目指す。
お店が見えて来た、あの人‥‥‥
「さとりさんも買い物ですか?」
お店の前に立つ俺より少し小さなシルエット、彼女は地底にある地霊殿の主『古明寺さとり』だ。
「お久しぶりですアーサー、貴方も買い物ですか?」
振り返りざまにピンク色の髪をふわりと揺らしこちらを向く。
彼女とは少し前に異変を共に解決しそれ以来交友関係が続いていて、紅魔館以外の数少ない知り合いである。
「はい、フランちゃんが
「そうでしたか、それなら一緒に行きませんか?、家の妹『
「それならご一緒させてもらいますね」
俺達はお土産を買い、向日葵畑を目指した。
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「うぁ〜、綺麗!」
人里を出て、森を抜け、その先にあったのもは美しく大きな黄色の花を咲かせた向日葵達だった。
「そうですね、それにしても思ったより広いですね」
想像していた花畑はもっとこじんまりしたものだったのが、実際はとても広かった。
「この花畑を一人で全部世話しているなんてなかなかよね」
腰を下ろし間近で向日葵を眺め笑うさとりさん。
以前の異変の時はとても目が充てられないくらい落ち込んでいた。
信じた世界、恋人、仲間の全てに裏切られてしまった、
しかしさとりさんは会う度に少しつづ元気になっていっている。
今では時折笑顔を見せてくれる程にだ。
「痛てててて!」
誰かが俺の頬をグイッと引っ張る、その正体は顔を真っ赤にしたさとりさんだ。
「あのですね、私の程度の能力を忘れたんですか?」
あっそうか、この幻想郷には特殊な能力『程度の能力』を持った人や妖怪がいる。
さとりさんもその一人でその能力は『人の心を読む程度の能力』、文字通り彼女は他人の思考を読み取れるのだ。
しかしこの能力はオンオフが効かないらしく、常に人の思考が流れこんで来るらしい、それが原因で以前の異変を起こしてしまった。
「そうです、私は心が読めるんだから変なこと考えないで下さい」
「すいません、でもさとりさん元気になって良かったです」
赤みの引いていた彼女の顔がまたかぁっと赤くなっていく。
「あなた達だれ?」
ザッと後に飛び退く、何だこの気配は、接近に全く気づかなかった。
それに殺気が暴走した時のフランちゃんの比じゃない、体の震えが止まらない本能がヤバイとけたたましく警報を鳴らしている。
ウェーブのかかった緑の髪に白の日除け傘、つまらなそうにこちらを見つめる。
「俺はアーサーっていいます、紅魔館の使いのもので、この向日葵畑の主にお礼をしにきました」
恐怖と緊張で震える体に鞭を打ちどうにか言葉を捻り出す、しかし彼女は何者なのだ?
「向日葵畑の主にようがあるの?、だったら要件を早く言いなさい、私が
お嬢様さまから聞いていたが予想以上だ、早くお土産を渡して帰ろう。
「以前俺の主を助けて貰いありがとうございました」
紙袋を差し出すと、風見幽香はそれをそっと受け取った。
「ありがと、後で頂くは」
彼女は俺達の背を向けると反対方向に帰って行った。
「はぁ〜、緊張した〜」
彼女の姿が見えなくなると張っていた気が抜け、尻もちをつく。
「初めてだったけど凄い迫力だった、でも‥‥‥」
難し顔で何かを考えるさとりさん、その左手にはさっき人里で買ったゆっくり饅頭の紙袋が抱えられ‥‥‥
「さとりさん饅頭渡し忘れてますよ!」
俺の指摘を受け驚愕するさとりさん、やっぱり忘れていたんだ。
「どうします戻りますか?」
「うぅ‥‥‥、どうしよう」
さとりさんは頭を抱え唸り始める、それもそうだ左手の饅頭を渡すとい言うことは、もう一度あの恐怖を味合うというわけだから。
「さとりさん、その饅頭代わりに俺が渡して来ますよ」
やるしかない、さとりさんに行かせるのも心苦しい、なら俺が行くしかない。
「でもアーサーに悪い‥‥‥」
「俺なら大丈夫です、任せてください」
最初は考えていたさとりさんだが、そっと俺に饅頭の入った紙袋を渡す。
「‥‥‥それじゃお願いします」
彼女から紙袋を受取、向日葵畑の主の後を追った。
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走って追いかけたおかげもあってすぐに彼女の後ろ姿が見えて来た。
「風見幽香さ〜‥‥‥」
彼女に気づいて貰うため少し声を張り叫んだのだがそれ所ではなかった。
向日葵畑に隠れていた何者かが飛び出した、緑色の肌四頭身くらいの背丈、あれは妖怪、彼女目がけて鈍い銀色の剣を振り下ろしているのだ。
彼女の居る位置までそう遠くない、ならまだ諦めない!
力強く大地を蹴って加速、背中に剣の柄に手を伸ばし行きよい良く抜刀、行ける!
俺の大きく
「クソっ!、覚えてやがれ!」
奇襲に失敗した妖怪は捨て台詞を吐き一目散に逃げていった。
そんな妖怪の姿を眺めていると、背後から強烈な殺気を感じた、この一切微動だに出来ない感じ、誰が殺気を放っているなんて一目瞭然だ。
「風見幽香さん‥‥‥、さっき俺と一緒にいた女の子もあなたにお礼をしに来たです、それでこれを渡し損ねたらいしです」
そう言うと俺は振り返り彼女に饅頭の入った紙袋を渡した。
「それじゃ俺はここで‥‥」
目的を果たし振り返り帰ろうとした時だった。
「待ちなさい‥‥‥助けてくれてありがとう、‥‥‥ただそれだけよ」
彼女以外すぎる返答に一瞬思考が止まる、もしかしたら彼女は怖いだけで実はいい人なのかもしれない。
「いえいえ、こちらこそ主がお世話になりました」
俺は自然な笑顔で返答しその場を後にした。
作「アーサー的には今年だれが水着化して欲しい?」
ア「まだ引きずってたのその話、そう言えば作者は夏らしいことしたの?」
作「友達とプール行ったよ、今年こそ泳げるようになろうと頑張ったけど、入って来るのは酸素じゃなくて水ばっか‥‥‥」
ア「今年も駄目だったんだね」
作「お気に入り登録、評価、感想ドシドシ下さい、お願いします!」