東方白英録   作:六月(ろくがつ)

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 作者=作 アーサー=ア
 作・どうも作者のろくがつです、自分の所の主人公をからかって剣を突き付けられました‥‥‥
 ア・しょうがないよ作者が下だらない嘘をつくから、それと何で名前を変えたの?
 作・あぁ名前のこと、『六月=むつき』って読む人がいそうだったから『六月(ろくがつ)』にしたんだ
 ア・じゃあ、名前の前についていた『ゆっくり』ってのはどうしてた消したの?
 作・よくぞ聞いてくれた‥‥‥、あっでも読者の皆さんが『前置きいいから本編はよって』感じになりそうだから『ゆっくり』については後ほど
 


エピローグ「新たな幕開け」

 ここはどこだろう? 

 

 茶色い木製の壁、同色のドア、間隔を開け陳列されたベット、目を覚ますと俺はその一つで眠っていた。

 

 先生と呼ばれていた人物、閻魔さま、そして金髪の少女、皆は助かったのだろうか。

 

 「どうやら起きたようですね」 

 

 ドアが開かれ現れたのは幻想郷を統括する閻魔、四季・映季・ヤマザナデゥだった。

 

 「無事だったんですね」

 その姿を見ると目頭が少し熱くなってしまった。

 

 「何泣きそうな顔してるんですか?、あれくらいじゃ死にませんよ」

 

 プイッと顔を振る閻魔さま、その仕草はとても幼く見えた。

 

 「所で他の人達は無事だったんですか?」

 

 真実は知ることは恐ろしい、でもしっかりと向き合わなくてはならない。

 

 「貴方を含めみな怪我こそしていも生きていますよ」

 

 閻魔さまの言葉で俺の中に張り詰めていた緊張が抜ける、良かった。

 

 「それと、とても言いにくいですが‥‥‥、これからの貴方の事について」

 

 「俺の事についてですか?」

 

 閻魔さまの表情が先程とは打って変わり曇る、まさか俺地獄行き!

 

 「多分貴方はここに来る前に転生をしています、そうなると貴方を元いた世界へは帰せないんです」

 

 「元のいた世界に帰れ‥‥‥ない」

 

 元のいた世界に帰れない?、それは家族にも旧友にも恋人にも会えないってことなのか‥‥‥

 

 「『前世の記憶を持った物は元の世界には立ち入っていけない』地獄での決まりなんです」

 

 顔を伏せる閻魔さま、こんな事を言わなくちゃならない閻魔さまもきっと辛いだろう。

 

 「なので貴方に残された選択肢は『幻想郷(ここ)で生きていく』、『私の元で働く』、『別の世界に行く』です」

 

 並べられた選択肢、急にそんな事を言われても決められない

 

 「明日まで待ちます‥‥‥明日もう一度来ますななのでそれまでに決めて置いて下さい」

 

 閻魔さまは(きびす)を返し部屋を後にした。

 

 

 

 

 「はぁ、どうしよう‥‥‥」

 

 並べられた選択肢どれを選べはいいものか。

 

 『幻想郷(ここ)で生きていく』は正直ここは物騒なのであまり選びたくない。

 

 『閻魔さまの元で働く』、これが一番いいだろう、まだ閻魔さま(あの人)のことをそれ程深くは知らないがさっきの姿と言い、悪い人ではないだろう。

 

 そして最後『別の世界に行く』これは論外、記憶喪失な上に知り合いが誰もいない世界で生きて行くなんてハード過ぎる。

 

 『閻魔さまの元で働く』が妥当だな。

 「ここにいるの?」、「ここだよ」廊下の方から少女の物らしき声が聞こえて来る、会話しているようだから二人いるのだろう。

 

 「失礼するは、貴方ね噂のお兄さんは?」

 

 病院室に二人の少女が入って来た。

 

 一人はあの金髪の少女、もう一人は金髪の少女に似ているが、髪の色は薄い紫顔つきが少し大人びているような気がする。

 

 「随分と可愛い子ね、あっ失礼したは私の名前はレミリア・スカーレット、フランドール・スカーレットの姉よ、あなたに妹の件で謝罪に来たは、ほらフラン‥‥‥」 

 

 レミリアと呼ばれた少女に押され俺の前まで来た、金髪の少女フランドールその表情は少し暗く見えた。

 

 「あの‥‥ごめんなさい!、フランと慧音先生のことを助けてくれたのに、あんな酷いことして‥‥‥」 

 

 バッと顔を伏せ謝る金髪の少女、俺自身あの件は別に気にしていない。

 

 「顔を上げて、別に俺は怒ってないよ、こうなることは分かって首を突っ込んだ、だからフランドールちゃん‥‥‥フランちゃんが気負いすることはないよ」

 

 そう俺が勝手に矢面に立ったのだから彼女に非はない。

 助けた子に殺されかけるとは全く思わなかったけど‥‥‥

 

 「所であなたこれからどうするの?」

 今度は姉であるレミリアの方から話始めた。

 

 「行く宛がなくて、あなたが良ければ紅魔館(私の所)で働かない?、フランの執事として」

 

 「でもどうして俺を雇おうと?」

 

 「それはねフランが言い出したの」

 

 レミリアは横にいる妹フランドールに話を振る。 

 

 「あっ、えっとね、お兄さんはフランのあの姿を見ても怖がらずに向きあってくれたから、お兄さんが良ければずっと私のお世話をして欲しい‥‥‥、こんなこと頼める立場じゃないけど」

 

 手をもごつかせ下を向きながら話す少女‥‥‥、これは断れそうにないな‥‥

 でも俺の未来のためにはしっかと勇気を持って、断って閻魔さまの所で働こう。

 

 「やっぱり、フランは嫌?」

 金髪の少女フランちゃんの涙腺は今にもブチ切れそうだ‥‥‥、前言撤回もう諦めた‥‥

 

 「俺執事の仕事なんてしたことないですけど、大丈夫?」

 

 「えっ、ってことは」

 

 金髪の少女フランドールの表情がパッと明るくなる。

 

 「これからよろしくね」

 金髪の少女が俺を強く抱きしめる、あっなんかいい香り、ってそんなこと考えてる場合じゃないんだけどなぁ‥‥‥

 

 

 

 「ってわけで俺、紅魔館で働く事になりました‥‥‥」

 紅魔館に就職が決まった次の日、閻魔さまがきたので今後のことについて、決定したことを報告した。

 

 「そう‥ですか、貴方が決めたことなら私はとやかく言いません、妹吸血鬼の執事ですか‥‥‥」

 閻魔さまは腕を組み難しい表情をする。

 

 「今回みたいなことが起こらないとは限りませんからねー、でも紅魔館にはアイツがいますし大丈夫ですね」

 

 「アイツって誰ですか?」

 

 「アイツは‥‥‥」

 

 「閻魔さま、早く帰って来てっっっっ!」

 閻魔さまのアイツの正体を遮り、少女の悲痛な声が病室中に響き渡る。

 

 「紅鬼どうしたんですか?、そんなに慌てて

 病室に入って来た少女、赤毛の少女‥‥‥って!

 

 「地獄に戻って来た死者が溢れ返って、もうてんてこ舞いなんだ!」

 

 「事後処理のこと考えてませんでした!、アーサーそれじゃ元気で!」

 

 赤毛の少女と一緒に慌ただしく出て行った閻魔さま。

 

 赤毛の少女に文句言いそびれたけど‥‥‥もういいか

 

 「アーサーお見舞いに来たよ」

 病室の入口からひょこりと金髪の少女が顔を伺う。

 

 「今日も来てくれたんだねフランちゃん」

 

 「うん!」

 

 こうして俺の新しい人生が始まった。

 

 

 

 

 

 

 




 作・それじゃさっきの続き、どうしてた名前の前についていた『ゆっくり』を消してのかと言うと‥‥‥
 ア・言うと‥‥‥(ゴクリ)
 作・ゲームとかで使っている名前が『ろくがつ』だからそこらへん統一したくて『ゆっくり』を消しました(テヘェ♡)ちょっ!何で剣を構えるの!、それ以外にも『ゆっくり六月』より『ろくがつ』の方が語呂が良いかなって思って‥‥‥ねぇ
 ア・まぁ作者の名前だからあまりとやかく言わないけど
 作・それじゃ事態も収束した所で次回予告、次の白英録は地底のあの人がヒロインとして登場!
 ア・『地底のあの人』って誰なの?
 作・それは次回のお楽しみってことで、感想、お気に入り登録宜しくお願いします、それでは次回
 

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