東方白英録   作:六月(ろくがつ)

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 (作者=作、アーサー=ア)
 作・新シリーズ始まるよ!


虚構世界の孤独姫編
プロローグ「虚構の中ですら‥‥‥」


 私は自分だけの世界を作ることにした。

 

 私の程度の能力『心を読む程度の能力』、他人の心の中を勝手に除き込む能力。

 

 皆はこの能力を嫌がる、そんなの私だって嫌だ、見たくもない汚い心を見せられ、嫌われ、居場所を失う。

 

 もう耐えられない、私はこの世界では生きて行けない。

 だから‥‥‥だからこそ世界を作るのだ。

 

 私による私のための私だけの世界。

 

 私を大切にしてくれる素敵な王様、ちょっと怖いけど根は優しい幼馴染、もふもふのクマさん、不思議で面白い友達、私を愛してくれる国民たち、皆が私から心を読まれない世界。

 

 なんて素晴らしいの‥‥‥

 

 

 

 

 なのにどうして、どうしてこんなことに!

 

 

 「さとり‥‥‥お前だけでも‥逃げろ」

 バタリと力なく地面に倒れる幼馴染。

 

 「ナイトなにをするの!、あぁジェイが‥‥‥」

 倒れる幼馴染を両手をいっぱいに広げ抱きしめる。

 

 「おや『アイツを殺してでもキミを僕の物にする』的な展開は嫌いかい?、妄想と虚構の()()ぎだらけのお姫様?、そろそろ遊びは終わりにしましょうか?」

 

 「何を言っているの?、わけが‥‥‥分からない」

 私の発言に呆れた様に両手を上げて首を降る王様、‥‥‥だって彼には、彼はにはここが作られた世界だってことは分からないはずなのに。

 

 「キミは僕達を賢く造り過ぎた、心まで読めなくして、そのメルヘン思考は辞めた方がいい、まぁそのおかげでこうやって自由になれたんだけどね!」

 

 腰に差した剣を引き抜き私に振り下ろすナイト、四つんばいになりながらどうにか剣をかわす。

 

 「手を煩わせないでくれよ、全く‥‥‥‥」

 

 「さとりに何してくれてんだボケッッッッ!」

 ナイトの頬に傷だらけの拳が叩き込まれる。

 

 「なぁ!、生きていたのか‥‥ジェイ!」

 

 「あの程度で‥死ぬかよ、よくも‥‥俺の女に‥手出してたな‥‥覚悟出来てるだろうなぁ!」 

 

 ナイトに飛びかかるジェイ、あんなにボロボロな状態では返り討ちにあってしまう。

 

 「さとり!‥‥、今のうちに逃げ‥‥ろ!」

 

 「でも、でも、貴方を置いて行くなんて出来ない!」 

 

 「馬鹿!、お前がいたら逃げようにも逃げられないだろうが!、絶対後で追いつく俺を信じろ!」

 

 「でも、で‥‥‥‥」

 

 「とっとと行けグズ!」

 

 恐ろしい形相でこちらを睨みつけるジェイ、私はその迫力の前で私は逃げ出してしまった。 

 

 私は走った宛もなく、ただひたすらに。

 

 

 私はただ幸せになりかっただけなのに‥‥‥‥

 なんでこんなことになってしまったんだろう、もう嫌だ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 ア「作者、このプロローグ文字数がギリギリなんだけど」
 作「‥‥‥‥」
 ア「文字数がギリギリなんだけど?」
 作「次回もお楽しみに!」
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