流石に予備の日本刀を渡すことはお人好しである龍姫達でも冒険者になりたての存在には日本刀は扱いは簡単ではないので龍音が素材で持っていた鉄パイプを剣を失くした新人剣士にあげて同行していた聖女見習いと一緒にギルドを出て行ったのであった。
それを見届けているとゴブリンスレイヤーがギルドにいつものようにゴブリン討伐依頼を受けにやってきたのであった。
「おまえは、そっちは妹か? ゴブリンスレイヤーと呼ばれている」
「龍姫の妹の龍音です」
「星龍の妹で天龍です」
「こちらこそ、以前お姉さん達に助けられた神官です」
《天龍、この人が天界で選ばれた人だよね》
《うん》
龍姫は以前女神官が初めて同行した依頼でゴブリンから助けたことがあり一緒に生還し命の恩人ということもあって再会できてうれしそうに近寄ってきた女神官がゴブリンスレイヤーに好意を抱いていることに気が付いたのだ。
その様子を受付嬢が見ていたので龍音&天龍が念話で会話をし始めたのであった。
「今日はどうするんですか?」
「オレはいつものようにゴブリンを殺しに行くだけだ‼」
「お姉ちゃん達から聞いた通りの人ですね」
どうやら時間があるというより受付が混雑しているらしく受付カウンターが空くまでテーブルで会話をすることになったのであった。
「立会人が来られないんですか(゚Д゚)ノ‼」
「依頼中に怪我しちゃって・・・」
「それでしたら」
《龍音・天龍、今回は戦闘系じゃないらしいね》
《たまにはいいじゃない》
《同じく》
受付の方から立会人が来られないということを聞いてしまった龍姫達はもしかすると自分達が立会人の依頼を受けることになるということを感づいてしまったのであった。
「ゴブリンスレイヤーさん‼」
「ゴブリンか?」
「ゴブリンではありません‼」
「ちょっと‼ 帰らないでください!」
「そうですよ‼」
「話くらい聞いたらどうですか‼」
受付嬢がゴブリンスレイヤーに立会人をお願いしようとしたらゴブリン以外に興味がないのか直帰しようとしたので龍姫達が立ちはだかって話を聞くように説得したのであった。
「手短に頼む」
「はい‼ そして、龍姫さんですね。妹さん達もお願いできますでしょうか?」
「ええ、端からこっちはそのつもりでしたので」
「ねぇ、あの子達が噂の白金級の子達なの?」
「そうよ」
どうやら龍姫達と受付嬢の熱意に負けたようでゴブリンスレイヤーは龍姫達と一緒にこれから行われる階級昇進審査の面接官を務めることになったのであった。