ゴブリン討伐でガソリンを使って火攻めにするという戦法を使うことになることは予測していたことであり異世界人である龍姫&星龍の二人はこういった戦術は慣れているのだが今日冒険者になったばかりの女神官は目が点になっていたのだ。
「龍姫ちゃんの事だから、奥に部屋があったはずだけど?」
「あったよ、呪術師のようなゴブリンがいましたけど、途中で戻ってきた」
「スゴイですね。ほかの冒険者なら突入していくと思うんですが?」
「良い判断だ。駆け出しがよく突っ込んで失敗する」
流石長年一緒にいる為か龍姫が奥へ先行してゴブリンを倒しに行った際に偵察も兼ねていることも知っているので星龍が問うともちろん偵察しながら倒して引き返してきたというのであった。
女神官は冒険者なら全滅させて来ようとするものだと、だがそれは良くある駆け出しの冒険者が墓穴をほっているに過ぎないとゴブリンスレイヤーは解説して奥へと進むことになったのであった。
「おまえ達のあれはまだあるか?」
「これですね」
「わたしを助けてくれたものですね」
「これ、「手裏剣」って言う物で」
「こうやって撃つんだよ‼」
「ザクッ‼」
「なんか、ボク達ゴブリンスレイヤーさん達の仕事横取りしてるみたいで」
「別に構わない」
奥の呪術師ゴブリンが待ち構えている部屋の前に到着してゴブリンスレイヤーは龍姫&星龍にまだ手裏剣の在庫はあるのかと質問してきたので二人はもちろんと言いながら別に装着しているホルダーから一般的な形の「四方手裏剣」を取り出して女神官は物珍しそうに見ていたので百聞は一見に如かずと言わんばかりにゴブリンの呪術師目掛けて投擲して見事の眉間に直撃して倒したのであった。
龍姫&星龍の二人はゴブリンスレイヤーの仕事を横取りしているようで申し訳ないと思っているとゴブリンスレイヤーから気にしないでほしいと言われてほっとして気を取り直して、
「魔神剣‼」
「ザクッ‼」
「はぁあぁっぁ‼」
「さて、そこの玉座の裏に隠れてます」
「助かる」
「ああ、もう少し遅れていれば五十匹ばかり増えて襲ってきただろ」
「子供も・・・殺すんですか?」
「当たり前だ。奴らは恨みを忘れん、それに巣穴の生き残りは学習し知恵をつける生かしておく理由など一つもない」
「ぜ・・・善良なゴブリンがいたとしても・・・?」
「善良なゴブリン探せばいるかもしれん、だが、人前に出てこないゴブリンだけが良いゴブリンだ」
龍姫が地を這う斬撃を放ったのを合図にゴブリンスレイヤー共に突入した星龍は龍姫と息の合ったコンビネーションで不意打ちをしてくるゴブリンを倒して行ったのであった。
そしてここで志半ばで散って行った者達の人骨で作られたであろう玉座の背後からゴブリンの気配を察知していた龍姫はゴブリンスレイヤーに教えると道中で拾った石斧を持ってゴブリンスレイヤーは玉座を蹴り壊して女神官にこれから行われる光景を見せないために龍姫が女神官を抱きかかえて見せないようにし、ゴブリンスレイヤーは隠れていたゴブリンを全て倒して行ったのであった。