一介の人形遣いに何を求めているんですか…   作:影元冬華

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うーーーーーん!本編と合わせるの案外難しい!!しかもオリジナル主人公ばっかり出てきてる。タグ付けに困るわ。









(コスを受け取って更衣室にて着替え中)
指揮官「僕は、ホコリだけの答えを、見つけた顔しながら____♪」
耳郎「秀内さん、それ、なんていう曲ですか?」
指揮官「ん、これ?オリジナルの曲だよ?」
耳郎「オリジナル!?すごい…。」
指揮官「ずっと前から自分でやってたからねー。」
耳郎「(でもどこかで聞いた感じの声だな…だれだっけ?)」


更衣室での一幕。実際はオリジナルじゃなくて前世で自分が好きだった曲。元はAmazing Treesって曲です。PS4版ボーダーブレイ〇のテーマでめっちゃいい曲ですので聞いてみてください。




第一印象が今後を決めるのです

「わーたーしーがー!普通にドアから来た!」

 

 

 午前の授業と昼休みが終わって、午後一番。科目はヒーロー基礎学!先生は誰かと思ってたらインパクトのすごい登場の仕方をしたオールマイトがやってきた。しかも最新のものじゃなくてちょっと前のものだろあれ…よく残ってたな。そのまま教壇まで進み、今回やる内容についての説明が始まる。

 

 

「早速だが、今日はこれ!!戦闘訓練!!!」

 

 

 マジでいきなりだな!そしてその宣言とともに動き出す壁。中から出てきたのは…番号が書かれたボックスだ。きっちり21番まである。絶対端数だったはずなのに揃えるあたり、相当期待されてるんですね…。

 

 

 

「入学前に送ってもらった『個性届』と『要望』に沿ってあつらえた…」

「「「戦闘服!!!」」」

「着替えたら順次グラウンドに集まるんだ!!」

「「「はーーーい!!」」」

 

 

 

 そういえば、入学前に書けって指示されたものがあったが…そういうことだったのか。今まで自分で持ってたあの服装(入試の時のもの)で十分だったから、特にこれと言ってこだわったりしたものはなかった気がする。強いて言えば、近接戦闘用の武器をマウントできるアタッチメントを腰につけて欲しいって書いたはず。後は…完全に頭を覆うマスクをおふざけ程度でサラッと書いたっけ。思い出してたのがFGOに出て来た、シグルドってキャラの初期イラストのアレだったから作れていればいいなー。複雑すぎる精密部分は完全手作業なので、発生する手間賃とかがきっとシャレにならないだろう。

 

 

 

なんて思ってました。きっちり作られてるじゃねぇか!!!嘘だろう!?えっまじで?しかもサーモカメラとかもおまけでつけたって…。やりすぎです(歓喜)あ、熱がこもらないように口動かすと下半分というか口回りは動くのか。可動式の仮面もいいよね!

 そんなもんで、とっとと着替えてグラウンドへごー!はたから見れば私はきっと不審者かヴィランに見えなくもないだろうなぁ…。さすがにシグルドのマスク(風の何か)はやりすぎたかも。でもかっこいいから気にしなーい!

お、何気に最後のほうになったらしくグラウンドにはみんな出てきてた。すげー。みんな個性的な衣装にしてる。麗日さんかあれ、めっちゃボディライン見えてる。…でけえな(コナミ)。おうこら峰田だったか、盆栽頭のチビさんよぉ、親指立ててじっと見てるんじゃねぇ。セクハラ親父にしか見えないぞ。

 

 

 

 

『指揮官も側から見れば敵にしか見えないと思うけど。それにしても、全身真っ黒じゃない。その恰好。』

「あー、うん。本当はもうちょっとガッチリして色を振り分けたかったんだけどね。それこそ、あそこにいる飯田君のやつみたいな完全武装のフレームタイプに三色くらい足した感じで。」

『あれはあれで目立つわね。何より、あんな見た目だと私たち的には鉄血を思い出すわ。』

「夜戦地域に出てきた装甲兵って感じかな。あながち間違いじゃないけど。あるいは軍の犬どもか。」

 

 

 

 ガッチガチのメカフレームっていいよね!ガ〇ダムとかゾ〇ドとかフ〇フナーが好きでした。デザイン的に好きなのはガン〇ムAG〇に出てきたガフラ〇なんですわー。変形と獣ってロマンしかないと思うんだ。逸れたよまた…。

 さきほど言われた通り、今の格好はどっかの黒の剣士かよ!とツッコミを入れられるくらい黒いです。顔も隠れているので本当に黒いです。顔には獣のような意匠の仮面、迷彩を掛けても邪魔にならないように肩と首についたアタッチメントが特徴的な耐衝撃アーマー。腰には【装備】をしたときに出現するグレネードを腰に下げるためのベルトとホルスター。左足と右足にはそれぞれコンバットナイフをしまうことができるレッグホルスターと関節部を保護するフレームで固め、足首まで完全に保護するコンバットシューズと、ヒーローとは思えないくらい凶悪な人相です。…ダークヒーローにでもなるのかこれ。

 

 

 そんな感じで護衛のFALと話をしてたら、どうも今回演習を行うのはここじゃなくて屋内らしい。クラスでヴィランとヒーローで別れてそれぞれ戦うらしい。…まてよ?二人組らしいけどこれじゃあ一人確実にソロが出てしまうんじゃないか?そうなった場合は一対一になるのかな…。

 

 

 

 

 

 

「おおっと、そうだった。秀内少女、君は特例的に一人で演習を行ってもらうよ。入試成績を鑑みて、校長から直々に単独演習をさせてほしいと言われていてね。」

「えっ、ちょっ!」

「はっはっは!大丈夫!君が演習を行うのは全員が終わった後になる。そのあとに一組選んで一対二でやってもらうからね。ある程度手の内を知ってから対処できるだろう!頑張りたまえ!」

「…分かりました。」

 

 

 

 マジですか…マジですかぁ!!私だけ単独!しかも相手は二人かよおおおおおお!!!とー君、どんまいって感じでこっち見ないで…悲しいから…。でも言われたのならしょうがない、やれるだけやるとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しょっぱなの組からかっとんでますなぁ!!!!演習用のビルぶっ飛んだけど!?これ私死なない?ダイジョブ?いや、今後の組は全員あそこまでやばいものではないと思う、そう信じたい。緑谷君は保健室へ。麗日さんと爆轟君、飯田君は地下のモニタールームに入ってきて講評の後、次の組へ。

 それにしても、さっきの緑谷君の動きは見ていて興味深かった。自分の個性を使わずに爆轟君に挑んで、なおかつ最後の天井発破まで引き付けてたからね。多分、真上を撃ち抜く前にあらかじめ麗日さんと話をしてたと思う。やりますな。あと飯田君の悪役に徹する姿勢は素晴らしいと思った。まじめだなぁ…。

 そのあとは最後までビルを壊したりすることなく順調に進み、ついにやってきた私の番。みんなの個性見てたけど、轟くんの個性は相性悪いなって思った。遠距離から撃とうにもその前に氷の壁作られたり火の壁で溶かされそう。八百万さんもそのあたり一緒かな。壁作られて隠れられたら終わりだね。

 

 

 

「さて、それでは最後だ!秀内少女、君の個性は少し特殊だから今回はヴィランとして動いてもらいたいが構わないかい?」

「構いません。ただ、ハンデとして一ついいですか?」

「あまり行き過ぎたものはだめだが、どういうハンデだい?」

「今回使うのは演習用の模擬弾、つまりペイント弾なのですが当たった部位に応じて行動不能判定などをもらうことはできませんか?頭と心臓付近なら戦闘不能、腕や足の場合はそこの部位を使用することを禁止する、といった具合なのですが。」

 

 

 

 このくらいのハンデはさすがに欲しい。実際にはヴィラン相手であってもゴム弾くらいで収めるんだけど、自分はヴィランということで実弾を使う設定で考えでもらいたい!私の言葉にオールマイトと何人かの生徒が「うーん」みたいな顔してる。いや、クラスメイトに関してはたぶん私の個性知ってる人少ないと思うからね。とー君ですらよく分からんって言ってたし。はい、私は個性を隠してます!!本気出したら絶対質問攻めにあうし監視される。それは嫌でござる!!

 ちょっと待ってからオールマイトが出した答えは「OK」だった。よしっ!これで無効化できる。守るのは正直、今出せる範囲では難しいと思う。相手にもよるけど。

 そうして始まる運命のくじ引き。緑谷君のいるAは抜いてあるらしいけど…だーれだっ!

 

 

 

 

「ヒーローチームは…Cだ!」

「あら、わたくしたちですか。」

「ま、マママジでか!入試一位と当たるのかよ!」

「八百万さんと峰田君かぁ…。お手柔らかに~。」

 

 

 

 いった傍から相性の悪い人にあたったあああああ!?やめて…マジでつらい…。【装備】しか使えないから何とも言えない戦闘力なんだよね。しかも室内となると誤魔化しが外と違うやり方になるから苦労する。でもまぁ、当たったからにはできる限りでやりますがな!

 

 今回はハンデとしてもらった部位ヒット判定だけど、頭と心臓部(背中側も含む)は一撃で戦闘不能、つまり確保と同じ扱いになる。腕と足、その他の部位は当たっても動けなくなることはないが三発目が当たった時点で確保判定とするらしい。ありがてぇ…。そんなわけで、ヴィラン側なので核のレプリカを好きなところに配置して待機、オールマイトの開始の指示を待ちます。室内戦、それも一体多数で相手の戦力は未知数。自分が使えるのは銃のみ。一応、中身を入れ替えたペイント手榴弾は使えるが極力使いたくないのが本音だ。場所を考えないと自分にも被害が出る。まぁ、置き地雷みたいに使うのもありだろうけど。

 隙の大きいMGやSG、RFは無し、HGは取り回しがいいが射程と弾幕の関係で後回し。残るはSMGとARだが…。

 

 

 

『なんなら、私を使ってみる?』

 

 

 

 名乗りを上げたのはVector。巷では放火魔なんて言われてるが実際強い。何せ一度手榴弾を投げてしまえばその爆発と延焼によって焼き尽くす強力なスキルがあるのだ。他の焼夷手榴弾持ちと組み合わせると焼け野原が完成してしまう。SMGとしても優秀な部類に入るため、今回のような屋内では十分であろう。

 

 

 

「おーけー。Vector、装備段階は二で行くから準備しておいて。今回は所持制限を解除。徹底的に()()()()()からね。」

『へぇ?焼き続けるとは珍しいね。窓は開いてるの?』

「開いてる、というかない。ついでに言うと耐火性の建物だからそこら辺の対策もね。ただし広がりすぎない程度に。」

『燃え続けるのに広がらないようにって、ずいぶん難しい注文だね。でもいいよ、他でもないあんたからの提案だからね。』

「よろしく。あと完全に口調は悪役になるからそれに合わせてくれると嬉しいなー。」

『流石にそこまでになると報酬を要求するわ。スプリングフィールドの店でゆっくりしたいわ。』

「じゃあ日曜日の護衛をお願いするよ。その日は春庭でお手伝いするからね。」

 

 

 

 

 そういうとVectorはそっけなく「わかった」と返したが、たぶん顔が緩んでいるんだろうなぁ…。うちのVectorは小説を読むのが好きだから、きっと智春さんのお店でコーヒーをゆっくり飲みながら本を読んでいたいのだろう。Vectorの眼鏡姿を拝むことができる貴重な時間。逃がすもんか!

 

 そんな感じで準備をしてると入ってきたオールマイトからの通信。両者スタンバイ完了かを聞いてきた。無論、私はおっけー。あとはあの二人だけど、あっちもオッケーだったらしい。

 

 

 

 

『さて、それでは始めてくれ!』

「【装備】!Vector!!」

 『任せて』

 

 

 

 

 開始の合図とともにVectorを【装備】。同時に、Vector本体を背中に固定して特殊焼夷手榴弾を手に持つ。

 

 ここは5Fの中心にある部屋で、出入り口は一つ、なおかつ窓などもなく周りは部屋で囲まれている。中心に置かれた部屋であり、壁を壊して入ってくるにせよ二回は必要なのである程度の時間を稼ぐにはちょうどいい場所である。何でこんないいところあったんだ。ともかく、直接乗り込んでこれそうな場所に手榴弾を投げていく。

 今回Vectorに用意してもらった焼夷手榴弾はある程度カスタムしており、水の中でも燃えるような組み合わせの薬剤等を使っている。どうも、基地にはいろんな薬剤やら火薬やらが豊富にあるらしく、その気になれば全く新しい爆薬などが作れるらしい。大丈夫かこれ…質量保存の法則他に喧嘩売りまくっていないか…?そんなことを気にしててもしょうがないからとりあえずぼんぼん投げて道をふさいでいく。正直に言おう、熱い。その様子を見ていたオールマイトから通信が入る。

 

 

『秀内少女!それ以上は危険ではないのかね!?』

「あー、大丈夫ですよ。これ、燃え広がらないようにカスタムしてますから。しかも時間できっちり消えるものなので。まぁ、直接火の中に突っ込まない限りは大丈夫かと。」

『む、そうか。だがさすがにそれ以上は安全上の理由からして使用を控えてもらいたい。』

「わかりました。じゃあここからは素直に自分の得物で戦いますかね。ただ、どうせヴィランになったのだから思いっきり役作っていきますね。」

 

 

 

 オールマイトから疑問の声が上がっていたが、まぁ見てもらえばわかるでしょう!こっちの音声聞こえてるのオールマイトだけだし。Vectorはどうも早く暴れたくてうずうずしているし、ちょうど下から足音が聞こえてきた。ただ、音の重さからして盾か何かを持っているようだ。よし、ここからならもう撃っても問題ないし、何より声がしっかり聞こえるだろう。

 

 Vectorの本体を右腕で持ち、階段のほうに銃口を向ける。そして盾の一部が見えた瞬間、トリガーを引いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『八百万、峰田、両名とも被弾限界数突破!よってヴィランの勝利だ!』

「ま、上々かな。さすがに悪乗りしすぎた気もするけど。」

 

「つ、強すぎますわ…。まさかあの作戦が一切通用しないとは…。」

「オイラなんて足蹴にされたほかに銃口を額に直接当てられたぞ…しかもあんなセリフまで決めて…。」

「あー、ごめんね二人とも。さすがに悪乗りしすぎたんだ…。足蹴にしてごめんなさい峰田君。」

 

 

 

 あれから五分で仕留めました、やりぃ。Vectorも上機嫌で帰っていきましたね。「いっぱい撃ったし、燃やせたから満足した」って言ってた。やっぱり放火魔だよお前。

 

 最初にラジコンに盾を持たせて進めてきたのはびっくりだったわ。ラジコンって…。でもそのすぐ下に八百万さんが待機してたので、とりあえず一気に近づいてラジコンから盾を素手ではがして銃ぶっぱ。壊した後に牽制射撃で下にむかってひたすら撃ち込んだ。当初の予定ではこの隙に峰田君の個性、もぎもぎって言ったかな?これで壁かどこかにくっつけて無効化するはずだったらしいけど、フロア一面火の海だから流石にビビったらしく動けていなかったね。その隙を見逃すことなく体当たり。そのまま仰向けに転がしたら右肩を足で押さえていい感じに笑いながら(威嚇しながら)「安心しなよ、一瞬で終わらせるから何の痛みもない…。」ってVectorのセリフ決めて頭に一発。峰田君退場デース。そのまま、残ってる八百万さんを探して下のフロアに移動。あっちこっちにトラップが仕掛けられてたけど全部回避か無効化。ごめん、戦術人形の本気のサバイバルを体感してるから何となくわかっちゃうんだ…。そんでもって、新しく生成してるところをちょっと離れたところから射撃。腕と足に当たって終了でした。

 

 

 

 

「正直、本物のヴィランじゃなくてよかったと本気で思いましたわ。追いかけてくるときのセリフがもう…。」

「本当に悪乗りしすぎてすみませんでした!!」

 

 

 

 そのあと、オールマイトから帰って来いと指示があったので急いで帰りまーす。講評としては、まず放火したのは大変危険だから今後はやめろと釘を刺されました。そうですね、さすがにやりすぎました。また、二人は当初の作戦が瓦解した瞬間に連携が一気に取れなくなっていたので臨機応変な判断をするようにとのこと。私に関しては悪乗りしすぎてやりすぎないかが心配だったらしいです。まって、私に対しての反省点なくないですか??注意だけじゃないですか。講評が終わると同時にチャイムが。おうしーっと、ツッコミを入れたかったのに時間が足りなかった。とりあえず更衣室に行ってコスを脱ぐことにします。

 

 

 一つ、言うとすれば…みんなでけえな(コナミ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで、彼女はどう見えたんだい?オールマイト君。」

「…一言でいえば、爆弾、でしょうか。ヒーローにもヴィランにもなりえる。ある意味、どっちに傾いても何かしら大きな影響は出るでしょう。」

「ふむ…やはりそうか。」

 

 

 

 

 校長室に呼ばれた私は、先ほどの演習で見た結果について聞かれていた。

 秀内奏。成績及び素行は模範となりうるほどに優秀。なおかつ、部活動などには所属していないにもかかわらず、身体能力などは全国トップクラス。そしてそれを存分に生かす形となった自らの個性。「具現化操作」という名前ではあるが、実際は銃器及びその副兵装とアタッチメントの精製と身体能力の向上、一定のサイズまでの一部の物を自立行動させることができる個性だと聞いている。身のこなしも軍人やプロヒーロー並みのものであり、しかもそれらはすべて独学だという。

 なぜ彼女はそこまでして自分自身を鍛えたのか、そして何を目的としてヒーローとなろうとしたのか。そういったことも予想がつかないのだ。

 

 

 

 

 

 

「もうしばらく様子を見てみよう。今はまだ、ここに入学して短い。時間をかけなければ見えてこないものも在るだろうからね。」

「ええ。では、前々から話していたあの件は…。」

「やるしかないだろうね。少々心苦しいが、彼女には監視をつけよう。良くも悪くも、それですべて分かればいいのだが。」

 

 

 

 

 

 校長のその言葉に、罪悪感が沸く。これが爆轟少年のように分かりやすければ監視などはつけない。だが、かの少女はわからないのだ。後ろに大きな組織でもついていなければできないことを平然とやってのけてしまうほどの力を持っている、その事実が大きすぎるのだ。背に腹は代えられない。今後何事もなければ監視をなくすことも進言できるであろう。それまで、少々耐えなければ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その会話を、しっかりと聞かれていることを知らずに。

 

 




指揮官「おー、みんな揃ってる。」
全員「(誰だあいつ!?)」

やべー格好してるから分からなかった。悪人面の仮面付けてるからしょうがない。仮面デザインは大陸版FAMASのハロウィンスキンのマスクとFGOのシグルドのマスクを足して二で割った感じだと思ってください。



(指揮官演習中・八百万を追いつめている時)
指揮官「ふぅーん…隠れるんだぁ…いいよぉ。見つけたらどうしようかなぁー…腕から?それとも足から?…何も言わずに遊んでみるのもいいかもねぇ…!」
八百万「(やばいやばいやばい!!!!)」
(しばらくして)
指揮官「みぃーつけたぁ!」
八百万「(あ”あ”あ”!!!!)」


内心めっちゃ怖かった。指揮官はSOPの真似をしようとしてたらしい。ただしあの衣装から出る狂人感がえげつないものだった。銃持ってたのも影響してたと思う。



Vector「今回は四分くらい燃えてれば十分だよね(薬剤投入)」
ナガン「ほう、指揮官自ら焼夷手榴弾を使うとは(火薬搬入)」
FAL「爆発する必要がないなら調整は楽なはずよ。Vector、それ1㎎多いんじゃないかしら?」
Vector「あ、本当だ。ありがと、FAL」

出てくる前の一幕。武器は自分で調達する。FALは投げる回数が多いから目で見て分量がわかるようになった。




一〇〇式「(指揮官に監視を…。大した成果は出ないとは思いますが、一応共有しておきますか)」(退場)
オールマイト「…?」
校長「どうしたのかね?」
オールマイト「…いえ、誰かがいるような気配がしたもので。」


最近は護衛ではなく周辺の監視をしていることが多い副官。奏いわく、やりすぎだと思ったらストップをかけてるからそれまでは自由にさせておいて問題ないとのこと。
隠蔽の技術はトップクラス。ただし指揮官には即ばれする。






衣装
顔につけたマスクは上記の通り。あとは…EDF5のフェンサーを細くしてスタイリッシュにした感じだと思っていただければ。

カスタム焼夷手榴弾
マジでオリジナル。ナパーム的な何かに変わった。条件さえそろえば水の中であっても火は付きます。てか燃えます。危険物の試験の練習しててマジかよってなりました。火の取り扱いにはご注意を。

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