・監視記録1日目
担当した時刻になった。雄英から仕事が入った時は何事かと思ったが、どうも生徒の監視をしてほしいらしい。たがが生徒1人に何の疑いをかけているかは知らんが、仕事である以上見るしかないだろうな。
今日は担当した時間の間、ずっと駅前のカフェにいたな。随分マスターと親しい関係にあるらしい。時々手伝いをしてた。
・監視記録2日目
今日の担当は深夜だった。流石にこの時間にどこかに出るってことはねえだろう。というか、家の中を覗くのはあまりよろしくない。いくら子供とはいえ、対象は女だ。風呂に行った時は流石に見なかった。そこまでプライバシーを覗く必要はないはずだからな。
だがこの家、両親は仕事で家にいる時間が短いのか…。今くらいの年齢ならともかく、小学生位なら相当辛いだろうな。
・監視記録3日目
休日だからか、起きるには若干遅かったな。9時過ぎに起きてそのまま飯を食ってた。電話をしているところを読唇術で確認したら、親は夜に帰ってくるらしい。ちと安心した。
そのあとは家に何人か遊びに来てたな。1人は監視対象の生徒と同じ眼帯をつけてたから、どっちかがあげたって感じか。4人ほど来てたが、どいつも可愛いやつだったぜ。得したわ。
・監視記録4日目
前回から2週間ほど空いた。俺としては4日目に当たるからこう記すが、実際は18日と言ったところだ。
どうもコスチュームの仮面をいじっているようだ。配線を引っ張り出して回路関係を触っている。あまり電子関係は詳しくないから何も言えんが、正直片目でやるような作業じゃないだろうな。
・監視記録5日目
今日も駅前のカフェにいたな。いつもの眼帯を外してエプロンを付けてたから、バイトか?だがあの高校はバイト禁止だったはず。まぁ、賃金が発生しないなら手伝いで通じるだろう。
…そこまで遠いところから見ていたわけじゃないからか、コーヒーの香りがこっちまで来てたな。今度飲みに行くか。夜はバーにもなっているっぽいしな。
「…とまぁ、俺からの報告は以上だ。まだ監視するか?」
「そうだね。だが、くれぐれも…くれぐれも危害を加えたりプライバシーの侵害のし過ぎには気をつけてくれ。」
「…?そこまで危険視する必要があるのか?」
「わからない。だから細心の注意を払ってくれ。何かあってからでは遅いからね。」
「勿論だ。それじゃあ俺は戻らせてもらうぞ。」
『あの人、監視するのはいいけど…。』
『弁えてるから放置でいいでしょ。』
「動きはプロだし、気配の消し方も上出来だよ?どうせ近いうちにお披露目会だからそこまで気にしなくていいでしょ。……あった、この配線だなー。盗聴器を…ブチっとな。」
『しっきかーーん!終わったなら早く行こーーよーーー!』
「はいはい。P7、あまり店では騒がないでね。」
『はーい!』