一介の人形遣いに何を求めているんですか…   作:影元冬華

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前回の感想にて

Q:ガールズラブのタグつけたほういいんじゃない?(その展開見たい)
A:この作品、愛はあっても恋愛ではなく家族愛のつもりなんじゃ。すまんな。(百合展開書きてぇよ!!!)


Q:緑谷追いつくの無理じゃね?
A:しょっぱなのロボが原作より早く消えたので、その分走ったりできたことにしてください。私にそこまで考える頭はなかった(白目)





 今思った。レア度の高い奴らしか出てきてねぇ!!!でも好みだったり使用頻度高い人形たちなのでしょうがないよね…。何気にIDW好きだけど。
 あとアンソロも買ったんですけど…圧 倒 的 4 0 4 小 隊 率


始めましょう。ここが戦場(いくさば)なのですから【中】

『騎手がその騎馬のポイント全部を持つことになるのか。』

『責任重大、だけど鉢巻を取られても即失格にならないのはありがたいかな。』

「それは他の騎馬にも言えるのが面倒なんだけどね。」

 

 

『個性発動アリの残虐ファイト!でも…悪質な崩し目的での攻撃はレッドカード!一発退場とします!』

 

 

 

 

 おうふっ。崩し目的はだめなのか…でもそれって、直接狙わなければ妨害で使用可能ってことだから…。うん、やっぱりあれを使うのが手っ取り早そう。

 

 

 

 

 

『指揮官、悪い顔してるー。』

『一応聞きますけど、騎手と騎馬のどっちになるおつもりで?』

「騎手。じゃないと今考えてる作戦は無理そう。あとは…45姉いる?」

『いますよー。現地じゃなくて基地待機なのでいつでも。』

「今回やろうとしてるのは_______ってことだから。45姉、しっかりアシストよろしく。」

『オーケー。ずいぶんと面白そうだけど、やられる側はたまったもんじゃないと思うよ?』

 

 

 

 

 ステンバーイ、ステンバーイ…。いえ、今回は射撃は一切使わずに行くつもりなんですけどね。でもはっきり言ってまだ使いこなせていないうえに、今回やろうとしてるのは…ひっどいことなんですよねー。だがしかし、勝てばいいのだよ!HAHAHA!!

 ともかく、騎馬を作るために設けられた時間は15分。あらかじめ他のクラスの人の個性とかも調べていた分、今回組みたい人は現時点で決まってる。

 さっき1位になってた緑谷君は…うん、よけられてます。狙われちゃうの確定してるし。

 

 

 

 

「さてと。目的の人物はー…みっけ。はろー!騎馬を組みたいんだけど組んでくれないかい?」

 

 

 

 

 

 声かけた瞬間、「はぁ!?」みたいな顔されたけど…。悪かったな、こんな凶悪な奴から声かけて。しかも様子からして私で人数ジャスト。やりい。

 それともう一つ。君の個性は私に対しては効果がないと言っておくよ。安心したまえ!!!安心できなさそうだけど。

 

 

 

 

 

 

『さあ上げていけ鬨の声!血で血を洗う雄英の合戦が今、狼煙を上げる!!』

 

「いやぁ、いきなり声をかけて悪いね。でもさっき言った通りによろしく。」

「…正直に言おう。俺は今すぐにでも投げだしたいくらいだからな。」

「SANチェック入るかもしれないけど…確実に次に進むって約束できるから。」

「…。」

 

 

 

『3…2…1…______スタァァァト!』

 

 

 

 

 

 合図と同時に騒ぎ出すスタジアム。目の前の騎馬はあっという間に緑谷君のいる場所へと殺到していく。こうして見ると、圧巻の光景です、HAHAHA!

 

 

 

 

「1000万ポイントの奪い合いだろ!!」

「くそっ!込み合ってて進まねえ!!」

「だあああああ!!じゃあ眼帯付けたあいつ狙うぞ…おい待て、あいつはどこだ?」

「んぁ?眼帯ついてるならすぐにわかるだろ…ってマジでいねえ!?」

 

『さぁ~~~て!開始2分もたってねえのに早くも混戦混戦!』

 

 

「1000万狙わないで地道に稼ぐぞ!2位だったあいつを探せ!」

「ああっ!爆発野郎にやられっちまった!」

「轟も厄介極まりねえぞ!」

 

 

 

 

 うん、この様子だとしっかりと効果は出ているようで。

 さて、始まって5分でそれなりに鉢巻がまとまり始めたな。行動開始と行きますかぁ!

 

 

 

 

 

「出るよ。まずは壁際で様子見てる所から。やる前に合図するから耳塞ぐの忘れないで。」

「わかったよ…。くそ、何でお前には俺の個性が効かねえんだ…。」

「すでに受けたものに対して、何も対策を取らないのは愚者の選択だからね。覚えておくといいよ。その個性、使い方を誤れば破滅しかないけど、正しい使い方をすれば英雄になれるくらいに強いんだから自信を持てよ。」

「ああもう!お前みたいな規格外には会いたくねえけどな!」

 

 

『…んん???秀内ガールはいったいどこへと消えたぁ!?あれだけ目立つ面なのにどこに隠れていやがるんだぁ!』

 

 

 

 

 おっと、そろそろ効果が切れ始めてる。仕掛けるならやっぱり今だね!

 

「(45姉、さっき言った通りに迷彩を弱めていくように。あとは…私がやられないようにしっかり耐えてね。)」

『任せて。」

「よし、準備完了。()()君、このまま壁際のチームをつぶすよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 何とか他のチームから奪い取った鉢巻を死守しつつ、壁際付近で防御に徹底している。何度か狙われたが、奪われないように立ち回り、逃げ切る。あとはこのまま時間切れになれば…。

 

「…あとはこのまま取られないように_____っ!!」

 

 

 

 急に背筋が冷えるような恐怖が、何の前触れもなく襲い掛かってきた。だが、近くに他チームの騎馬の姿はない。ならば一体どこから?_____

 

 

「_____首を差し出すか、全ての鉢巻を差し出すか。貴様に選択する時間を与えよう。」

 

 

 

 

 ____首筋に当てられた黒い剣が見える。その声は低く、感情は感じられない。だが、ここで動けば確実に恐ろしいことが起きる、それだけは理解できた。

 感じたことのない恐怖で一言も発することができない。下で騎馬を務めるクラスメイトも同じような状況だろう。ガタガタと震えることしかできない今、この恐怖から逃れるすべは一つ。鉢巻を差し出すことのみ。

 

 こうして、俺たちからはすべての鉢巻きが奪われてしまった…。だが、あの恐怖を味わうくらいなら、その程度の代償は安いようにも感じた。

 

 

 

 

 その直後に見たのは_____ユラユラと陽炎のように消える騎馬、あの眼帯を付けた生徒が黒く大きな剣を携えながら、悠々と進んでいく姿だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ____よっしゃああああ!!!!作戦成功!!!!でも心なしか、下で騎馬になってる3人まで震えている気がする。ごめん、ちょっとやりすぎた。

 

 さて、私が何をしたかというと…ただの八つ当たりです。八つ当たり、はい。でもこれ、手の込みすぎた八つ当たりなんですよ。

 手順としては

 

・45姉を【装備】して、4人分の迷彩と認識阻害をかける

・何分か様子見をして鉢巻がある程度まとまるのを待つ

・壁際にいる奴らから狙って奪う

 

 って感じで。そして八つ当たりの内容は…先日発生した襲撃事件です。先ほど奪うときに言ったセリフ、前世で某ソシャゲにて大変お世話になったキャラの物をいじったセリフでして。言ってないところを補うとただの八つ当たりに、省略すると脅迫になります。私はどうも、怒りが外に向くと殺気じみたものになってしまうらしく、怒らせないほうがいいらしい。らしい、というのは自覚してないからなんですけど。

 

 ともかく、「(襲撃事件のせいで人形たちとの訓練がおじゃんになってしまった。この怒りをどこに向ければいいか知らんがとりあえず頭に来ているから)首を差し出すか、すべての鉢巻きを差し出すか。貴様に選択する時間を与えよう。」

 

 となりました。案の定、殺気がすごかったらしい。45姉がめっちゃ笑ってる。そんな感じで外周付近を地味に回って、鉢巻強奪with八つ当たりの殺気となっております。奪われたチーム、どうも「たけしマナーモード」みたいになって震えてますね…あとでケアしなければ。きっとSANチェック入ってる。

 そしてもう一つ。迷彩を解くときに陽炎っぽくすることで某キャラの必殺技演出を再現しています!即死が入らないだけいいと思うんだ。そのため、45姉を【装備】して、そのまま処刑人のブレード、うちでの呼び名が【断罪剣】って呼ばれているんだけど、それも出してます。あとは無表情を維持しつつ悠々と進んでは脅迫(八つ当たり)をしていきます。離れたところでは緑谷君と轟君と爆轟君の混戦がすごいことになってる。見てて派手すぎじゃねーかあれって思うけど。

 

 

 

 

 

『5…4…3…2…1…_____time up!!』

 

 

 

 

 

 よぉし!鉢巻維持!!結果発表を聞くとしよう。45姉、いつまで笑ってるの。

 

 

 

『早速上位4チームを見てみよか!___1位、轟チーム!』

 

 

 

 安定したチームだなと思ってたけど、1000万ポイントをかっさらったみたいね。でも騎手の轟君は悔しそうな顔してる。

 

 

 

『2位、爆豪チーム!』

 

 

 こっちも悔しがってるぞ!?いや、爆豪君の場合は1位じゃなかったとこからくる奴だな。ご愁傷様。

 

 

 

『3位、鉄て…アレェ!?秀内チームだ!!お前どこにいたんだよ!?』

 

 

 

 ドーモ、ミナサン。ヒデウチ=デス。アサシンして八つ当たりしてました。今はもうさっきの剣消してるのでみんな気づけていなかったのかも。

 あと私の個性の力で消えてただけなので。目の前にいましたとしか言えませんぞー。私の名前が挙がった瞬間、マナーモード勢が一瞬びくってしてた。ごめん。

 

 

 

 

 

『4位、緑谷チーム!以上4チームが最終種目進出だぁーーー!』

 

 

 

 あ、とーくんのシャドウが鉢巻咥えてどや顔してる!!やるなぁ。緑谷君、めっちゃうれし泣きしてる。

 

 

 

 

 

『一時間ほど昼休憩をはさんでから午後の部だぜ!じゃあな!』

 

 

 

 

 

 

 

 マイク先生、相澤先生に飯フラれてるじゃないですか。てかけが人寝かせておけよ。

 ふむ、お昼休憩か。でもお昼の前に…親のとこに最終種目出場を直接報告しないとね!…45姉、まだ笑ってるよ。

 

 

 

 

 

 

 

________________

 

 

「父さん、母さん!見てた!?」

 

 

 

 そんな声がすぐ近くから聞こえてきた。声の方向を見れば、眼帯をした生徒が両親のところへと最終種目進出の報告をしているようだ。とても仲睦まじい家族で、見ていて微笑ましい。そこから何言か会話をした後、両親は会場から出て行ってしまった。おそらくは仕事の都合か何かで午前中しか見られなかったのだろう。

 

 1時間の休憩があるから、俺も昼飯を食うために敷地内の売店に行こうとした時だった。やけに人だかりができている場所があった。何事かと思ってみてみれば…やけに美人な外国人が4人いた。しかもこれ、よくよく見るとその集団から円を描くように距離を取ってやがる。まさかの野次馬かよ!!だが、そんな人だかりを無視してその集団に近づいていく1人の生徒の姿が。先ほどの眼帯を付けていた生徒だ。

 

 

 

「みんなこっちに来てたんだ。というか、この人の集まり方はいったい何なの…?」

「あー、私たちは何もしてないぞ。ただまぁ…いつの間にかこうなってたとしか言いようがないんだ。」

「ごめん姉御、注意しなかった私も悪かった。ま、お昼だし一緒に何か食べにいこっか!」

「いいけど、この人混みの中を行くの?」

「それしかないでしょ。あー、もしかしてファル姉、痴漢未遂にでも合った?」

 

 

 

 

 やけに仲がいいようだな。ただ、なんというか…眼帯付けたお嬢ちゃんがいるとどうしても…マフィアの集団にしか見えなくなってきた。でもこんな集団にやられると考えたら…いや、やめておこう。

 美人ぞろいの集団がスタジアムから出て行った。正直、今の奴らを見れただけ眼福だったな…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 現場に直接見に来てたのは4人が限度っぽいね。まぁ、この人混みじゃあ致し方ないでしょうなー。

 雄英の近くに【箱】を置いていたのか、ここらへんであればもうバッテリーなしでもうろつけるって416が報告してくれてたからそこまで混乱はしてないけど。来てたのはトンプソン、FAL、ブレン、kar98kの4人だった。ブレンが来てるのはちょっと意外だね!

 

 そうしてやってきたのは食堂。めちゃくちゃ人がいっぱいいる。そりゃそうだよね、普段食えない学食を食べることができるんだから集まるよねー。それでも何とか空いたスペースを見つけて5人でお昼たーいむ。頼んだのはお腹に負担がかからないようにと考えて、和食メインの物にしました。煮物うまうま!学食、普段使わないからちょっと新鮮。あと4人もそれぞれ気になってたものを注文してましたねー。姉御はバーガーセット、FALは私と同じ和食メインのもの、ブレンとKarはロシア料理を注文してたみたい。ロシア料理なんてものまで用意してるのか…!

 

 

 

 

 …週一くらいで利用してみようかな。

 

 

 

「…ん?お嬢、あそこにいるのは同じクラスの生徒じゃないか?」

「おん?あ、ほんとだ。どうしたの八百万さんや。」

「秀内さん、その…先ほど峰田さんと上鳴さんから言伝をもらいまして…。」

「もしや、参加しないといけないものが増えた感じ?」

「ええ。時間的にも今から動かないと少々厳しいかもしれませんわ。」

「おっけおっけ。じゃあ4人とも、先に行かせてもらうねー。」

 

 

 

 

___________________

 

 

「…なぁ、確か事前に調べた限りでは生徒が出し物する項目ってなかったはずだよな?」

「そのはずだけど…。」

「もしや、誰かが邪な理由でやらせようとしているのでは?」

「ふふっ、指揮官もチアガールの格好をするんでしょうか?」

 

「「「ない」」」

「そんな夢も希望もない…。」

『そろそろ交代してよーー!席のキープ案外面倒なんだよー!』

 

 

__________________

 

 

 

 

 

 

『___あくまで体育祭!ちゃんと全員参加のレクリエーション種目も用意してんのさ!本場アメリカからチアガールも呼んで一層盛り上げ……ん?アリャ?』

『何やってんだあいつら…。』

 

『どーしたA組!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 あぁー…やっぱりな。これ絶対、邪な理由で騙されたんだわさ。まぁ、私は回避したからいいんだけどさ。

 

 現在、最終種目まえのレクリエーションタイムでございます。私がいるのはフィールドに入るための待機通路、他のクラスメイト(女子)は目の前でチアガールの衣装着て並んでおります。ちょっと奥にいる峰田君と上鳴くんの様子からして、こいつらが主犯だなー。よぉーし、叩きのめすか。ちなみに私がチア衣装を回避できた理由はですね…「合わなかった」という非常に悲しい結果だったためです。多分、体鍛えてるから全体的にがっしりしてるのと、眼帯のせいで方向性がぶっ飛んでるからですね。外してもあまり変わらなかったらしい。まじかよ。

 

 

 

 そうして始まる運命のくじ引きたーいむ。進出4チーム、16人によるトーナメント形式のガチバトル。ここが正念場になるなぁ!

 

 

 

 

 

 

 

『それじゃあ、組み合わせ決めのくじ引きを_____』

「__あの、すみません。俺、辞退します。」

 

 

 

 

 そうして手を挙げたのは同じクラスの尾白君。先ほど騎馬を一緒に組んでいたんだけど…やっぱり、彼の個性で動いてたっぽいね。辞退の理由は「自分の実力で来たわけじゃないから」というもの。素直ですな…。あとごめん、いくら彼の個性で操られていたとはいえ、おもっくそビビらせたね。同じような理由でもう一人、Bクラスの庄田君も辞退。繰り上げとして5位だったチームから2人入ってきた。ミッドナイト先生、主審だけど好みで棄権を認めるあたり相当ノリがいいほうと見た。

 くじ引きの結果、初戦はクラスメイトの芦戸さんとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 レクリエーションが終わり、セメントス先生によるフィールド作りが完了した。

 ひしひしと伝わってくるのは緊張と期待の空気。出番はもう少し後だけど、すでに戦いは始まっている。

 

 

 

 

 

「行くよ。ここは既に敵地と思え。」

 

 

 返ってくるのは確かな返事と自信。こんなところで負けるようじゃあ、あの世界を生きていた彼女たちに示しがつかない。指揮官を名乗る資格もきっとないだろう。

 見据えるは、目の前ではなく未来。たとえちっぽけな理由であろうと、全力で叶えに行くのみ。

 

 

 

 

 

『続いて第5試合!両選手、フィールドへ!』

 

「_____ST AR-15(コルトスター)、出るぞ。」

『ええ。指揮官、あなたに私の力を。』

 

 

 

 

 

 

 

 こうして、私の勝負が幕を開ける。




チア服が似合わない脳筋女子はこいつです()


指揮官が騎馬戦でしてたことはFGO(もはや伏字が面倒になった)の山の翁の宝具のアレンジです。八つ当たりだけど。

Q:何で洗脳効かないの?
A:45姉は本国で実装されたイベントシナリオでそれっぽいことを既にされていてな…だがしかし、とある人形が対策をしていてくれたおかげで何とか生き残ったので、その設定を利用してます。(わかりにくい説明で悪いね)
 要は抵抗持ちってことです。



 迷彩と404小隊お得意の認識阻害で存在感が皆無に…!つまり相手は死ぬ(死なない)処刑人のブレード、めっちゃかっこいいよね!ハンターのスタイルも好きだけど。ただしドリーマー、お前は死ね慈悲は無い。
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