一介の人形遣いに何を求めているんですか…   作:影元冬華

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インフルで寝ろと言われたのに寝てないのは私です。皆さん、寝ましょう()


今回は、前回入りきらなかったちょこっとです。短いですはい。



クッキー集め楽になっとるやんけ!!!!!死ねえ!アルケミスト!!!ドリーマー!!!友軍の力を思い知れえええええ!!!


宴は終わりて次へと参る

 決勝戦が終わり、一〇〇式と2人で観客たちに向かって敬礼をする。とてつもなく大きな声援がスタジアムに響き渡る。

 

 

 

「やったね、もも。本当はこの光景を父さんと母さんに見せたかったんだけどなぁ…。」

「仕方ありませんよ。…でも、確かに直接見てもらいたかったですね。」

 

『フィールドの2人…いや3人か?ともかく、表彰式の準備をするから退場してくれよな!!』

 

 

 

 マイク先生から退場を促された。とりあえず、一〇〇式とモシン・ナガンには下がってもらう。…このまま退場しても、おそらく待っているのは質問攻めだろうしなぁ。

 一〇〇式が何の前触れもなく消えたため、再び観客が騒ぐ。流石に収拾がつかなくなると判断した先生たちがアナウンスなり直接注意したりしてる。申し訳ないっす。下がった2人のほかに、何人かの人形が「まあ、そうだよね」といった具合にちょっと笑ってる。

 

 まあ、とりあえずクラスの控え場所に行くとしようか。

 

 

 

 

___________

 

「45、状況は?」

「順調。いやー、わかりやすい反応がいっぱい来てるよ。ほら。」

「…本当にわかりやすいですね。では、事前の打ち合わせ通りに。」

「もちろん。これで指揮官に手を出すことがタブーだって思い知るだろうし。416、荒事は任せた。」

 

「はぁ…分かったわよ。MG4、45、そっちもしっかり役目は果たしなさい。」

 

 

 

___________

 

 

 

 

 

『それではこれより、表彰式に移ります!!』

 

 

 

 

 3位に爆豪君、2位に轟君、そして1位には私が。爆豪君の顔がすっごい面白いことになってる。愉悦(悪い顔)。

 

 ただ、本当は3位に飯田君もいたはずなんだけど、なんでも、家のほうで何かあったらしく早退したらしい。詳しいことは聞いてないけど、ヴィランに襲われたとかなんとか。無事だといいけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 表彰式はオールマイトがメダル授与をしてくれたんだけど…ところどころで締まらない出来事が連発してた。これはひどい。それぞれがオールマイトから一言ずつもらい、それからメダルを受け取った。私の目の前に来た時にオールマイトは、9割が褒めたたえるような顔、1割が少々不安そうな、というか心配するような表情をしてた。器用だなー。

 

 

 

 

 

「秀内少女!様々な状況に応じた行動と戦術判断、とても素晴らしいものだった!!」

「ありがとうございます。でも、少し危ないところもあったのでまだまだです。」

「その心意気やよし!常に向上心をもって挑んでくれ!…それと、先ほどの少女はいるかね?」

「あ、先に言っておくと人じゃないので。ほぼ人と変わらない見た目ですけど、人形です。ももちゃーん、武装無しで出てきてー。」

「___えっと、何か御用でしょうか?」

 

 

 

 

 やっぱり、何の前触れもなく人形を呼び出したからオールマイトがめっちゃびっくりしてた。あと隣の轟君も。さっきも見たやんけ…。観客たちも再び現れた一〇〇式に騒いでる…よくよく聞けば「かわいい!」とか「隠れてただけなの!?」とか言ってるのが聞こえる。そのほかにはプロヒーローたちが「奇襲が得意そうだな」とか「人手不足が解消できそうだ」とか言ってる。めっちゃ実用的だけど…すみません、私にそんな気はありません。

 

 

 

「…。」

「あの、オールマイト…ももちゃん、いや、一〇〇式を呼んだのはいいんですけど、何か気になる事でもあったんですか?」

「ああいや、本当に…君の個性から出てきているのだなと思ってね。先日の襲撃事件のように別地点から連れてきているのでは、と他の教師陣が言っていたものだから確認したかったんだ。」

「そういうことですか。じゃあ分かりやすい形にしますねー。ももちゃん、宿舎モデルになってー。」

 

 

 

 私がそう頼むとももちゃんがポンっという音とともに30㎝くらいのデフォルメされたぬいぐるみのような姿になる。宿舎モデルと呼んでいる、いわゆる省エネモードなのだが…ぶっちゃけ「もちシリーズ」と呼ばれるぬいぐるみのようになっている。この姿になれると発覚したのは一週間前、偶然の産物だった。ちっちゃくなったももちゃんを頭の上に乗せ、そのままオールマイトと向き合う。かなりシュールな光景だと思う。しかもそのぬいぐるみは動いてるし。

 

 

 

 

「これではっきりしたと思いますけど…どうです?」

「…うむ、確かに君の個性のようだな。いやしかし、これは…。」

 

 

 

 

 そろそろ時間的にまずいと思うんですけど!?ああほら、ミッドナイト先生が早くってアイコンタクトしてきてるから!

 

 

 

 

 

 

 

 最後の最後まで、どこか締まらなくて、けれども大きな声とともに雄英体育祭が終了した。

 

__________

 

「___というわけで、明日と明後日は休みだ。プロからの指名等は休み明けに発表する。ドキドキしながらしっかり休んどけ。」

 

 

 

 

 やっぱ今から指名が入るのか…どうやって逃げようか。私の目的なんて「人形と一緒にいられる環境を作る」ことだし。ヒーローはその手段の一つという…ものすっごく不純な動機です。絶対他の人には言えない。おうこら、腹抱えて笑っているんじゃないぞナガンばあちゃんや。

 

 

 

 

「___あと秀内、お前はこの後職員室だ。帰るんじゃねえぞ?」

「んな殺生な!!!帰らせてください!」

「駄目だ。」

 

 

 

 

 理不尽すぎる。結局、ホームルームが終わった後、私は職員室へとドナドナされてしまった…。多分、この個性について色々聞かれたりとかするんだろうなー。

 

 

 

_____________

 

「奏との関係?幼馴染だが…何か気になったのか?」

 

 

帰り、俺は緑谷以下数名に呼び止められ奏との関係を聞かれた。フィールドで大分仲が良さそうに見えたから気になったらしい。

聞かれたのはそれだけではなく、個性についても聞かれた。だが、正直なところ俺も詳しく聞いたことはなかったため、みたことを正直に話すだけで終わった。

 

 

 

「常闇君も知らなかったんだ…。じゃあやっぱり隠してたってことなのかな?」

「かもな。それに、中学の時は別の学校だったから怪我についても詳しいことは知らない。」

「あれだけ強いのに隠す必要なんてあるの______」

「面倒ごとは避けるに限るからねー。」

「うおあ!?き、聞いてたの秀内さん!」

「今さっき解放された。もう職員室と校長室行きとうない…。」

 

 

教室に戻ってきた奏は大分疲れた顔をしていた。おおよそ、個性についても色々と聞かれたりしていたのだろう。しかし、校長室にも行きたくないって言っているあたり、そっちにも何度か行ったのか…。本当に、巻き込まれやすい体質だなと思う。

 

 

 

「あともう帰りたい…多分明日以降は街うろつくだけでも体力持っていかれそうだし。」

「相変わらず面倒ごとから逃げたいんだな。」

「そりゃそーだよ!いやまあ、しばらくは大丈夫だろうけど。」

 

 

奏に個性のことについて聞こうと思ったが、辞めることにした。昔から何処か達観したような、それでいて周りの奴らを大切にするこいつが隠すということは、それなりの理由があるということだ。今無理に聞かなくとも、そのうち話してくれるだろう。緑谷たちも今聞くのはやめたようだった。

 

 

 

「な、なあ!も、もももももしかしてだけど!おっぱいの大きい人も呼べたりしな_____」

「シャドウ。」

「いだだだだ!!!!常闇それはかんべ…痛い!」

「自業自得ですわ。」

「呼べるけどこいつの前には出したくねえな。」

 

 

 

八百万と奏自身にクズを見るような目で見られている。シャドウで仕置をして正解だったろうな。

そんなことをしながら、俺たちも帰ることにした。

 

 

 

 

_____________

 

 

「…まさか、我々が思っている以上に目をつけられていたのですね。」

「誘拐未遂7回、暗殺未遂15回…おおよそ、20にならない子供が体験するようなことではないだろう。それを未遂で済ませているあいつも恐ろしいが。」

 

 

秀内の本来の個性が発覚した直後、雄英の教師陣はすぐに聴取をすることを決定した。武器を持った人、秀内は人形と言っていたがともかく、あまりにも危険と思える個性であるがゆえに忠告を兼ねて話をした。

だが、本人から聞かされたのは予想以上の事。幼稚園での襲撃誘拐未遂を皮切りに後ろ暗い組織に狙われ、それらを全て自分の個性で対処していたのだ。あの戦況判断と行動の鋭さはそこからきているものと判明したが、正直なところ、恐ろしくもあった。

 

 

『一番ひどかったのは中学卒業直前ですね。大事になったのでニュースにも出たと思うんですけど…東京湾にパンツ一丁で縛られてたあの外国人集団のやつです。』

『…待て、つまりお前は拉致されるところを反撃してあの状態で放置したのか!?』

『はい。』

 

 

 

普通の子供ならば何もできないままに連れていかれていただろう。それを物ともせずに全て反撃し、社会的に晒し者にしていたという。顔の傷ができた事件に関しては油断し過ぎていたと言っていたが…。

 

 

「…彼女に訓練を施したり、そう言った輩の対処をしていたのは個性で出来た【何か】だというのか。」

「人形、と言っていましたが、あれはもはや人と変わりないだろう。」

「やはり、監視はしておくべきだな。あの個性は子供が持つには危険すぎる。」

 

 

 

一生徒に対する反応が大きい。しかし、そうでもしなければ今後何が起きてもおかしくない。

 

 

 

だが、最後までその処遇をどうするかまで決まることはなかった。




もしかして:過剰反応
次回は番外書きたい。それから職業体験に行きます


指揮官「今思うと本当に巻き込まれすぎてると思う」
ナガン「今更じゃろう」


めっちゃ狙われてた。でも全部対処してるし晒し者にした。



指揮官「とー君ナイス。ありがとね、シャドウ」
常闇「流石にあの発言は酷いからな」


幼馴染コンビ。異性としての意識は皆無。悪ノリする指揮官とストッパー。峰田に容赦しないシャドウだった。

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