一介の人形遣いに何を求めているんですか…   作:影元冬華

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Q:お前今日何個出してんだよ
A:3話。ついでにこれとは別の話も書いてた。

Q:ばっかじゃねえの????
A:インフルで外出できねえと暇なんだよ!!!!








マジでそんな感じ。製造契約書買うか迷いまくってる。うぐぐぐぐ。
あと章の名前をここから変えていきますぞー。わざとなので気にしないで


第4舞台Open the gate 
名は体につながるものですよ


 体育祭での疲れも取れ、2日後。生憎の雨模様でございますが私は元気です。テンションは低いけど。何でテンションが低いかというと…

 

 

 

 

「…ふっ!」

『んー、次の民家の屋根で降りてね。そこからは道路走ったほうが早いから。』

「おっけー。…っこいしょー!」

 

 

 

 

 朝っぱらから家の前にマスコミが山のようにいて、それを撒いて学校に行かねばらならなかったのです。結果、どう撒いたかというと…勝手知ったるここら辺の家の屋根なり塀なりを走っていくパルクールでございます。雨降ってるので今日の護衛のM249を【装備】してますが…マスコミ、どこまで追いかけてくるんですか…。

 

 駅に行こうとしてもその途中でたぶん、声をかけられて足止めされてしまうので今日は走って学校まで行くことに。たった5駅じゃ!!このくらいなら間に合う…はず。今時珍しい瓦の屋根から飛び降り、そのまま走る。無論、着地の時に水溜りに飛び込まないように気を使ったし、しっかり膝を曲げてショック吸収もしたので問題なーし。

 

 

 

 

「M249、現在時刻は?」

『7時40分。走っていけば50分には着くはず。足止め食らえばわかんないけど。』

 

 

 

 

 ひゅー!いつもより30分以上遅いじゃんか!!お披露目会、大成功だけどやばいな!!個人情報どっから流れたんだよおおおおお!!

 ともかく、走るしかねえ!

 

 

 

 

 

________________

 

「…なるほどなるほどー。あれが指揮官か。初めて見たけど、うん。416達が従う理由が分かったかも。」

「そうですね。私も少々、興味が沸きましたので…期待しているのかも?ともかく、しばらく様子見としましょう。」

 

 

 

 

 

 

_________________

 

 

「____っでえええい!!滑り込みせーーーふ!!」

 

 

 

 スパァァン!!と障子だったらいい音がしてたかもしれない勢いで扉をオープン。そのまま教室の中に滑り込むようにしてIN。おのれマスコミ、どこまで追いかけてくるんだてめえら。そんなにアイドルに仕立て上げてぇのか。

 挨拶してくる数名に手を挙げて返し、自分の席に座ると同時にチャイムが鳴った。それから少しして、相澤先生が入室してくるとさっきまで騒いでいたクラスが一気に静かになった。あ、相澤先生包帯取れてる。

 

 

 

「相澤先生、包帯取れたのね。よかった。」

「婆さんの処置が大げさなんだよ。んなもんより、今日の「ヒーロー情報学」、ちょっと特別だぞ。」

 

 

 

 

 相澤先生の言葉に身体を固くする面々が。法律関係は楽しいんだけどなぁ…。あ、でも小テストは面倒だから勘弁願いたい。

 

 

 

 

 

「『コードネーム』。ヒーロー名の考案だ。」

『胸膨らむ奴来たあああああ!!!!』

 

 

 

 

 

 おあー…ついに名前決めが来てしまったか。なんでも、即戦力として見られるのは2年や3年。つまり経験を積んでから。今回の指名は興味からといったところらしい。そのまま先生が生徒に来た指名の数を公表する。…おん?

 

 

 

 

「例年ならもっとばらけるんだがな…。今回は3人に注目が偏った。特に秀内はヒーローだけでなく自衛隊や警察も来ている分、多くなっているがな。」

 

 

 

 

 そうして黒板に書かれた数字は…4800オーバー。轟や爆豪は3000前後に対してこの数は異常でしょ…。あまりの多さにクラスのみんなが「おぉ…」ってやべえよこいつみたいな声出してんじゃねえか。やめーや、こちとらでしゃばる気はないんじゃ。

 

 

 

 

「これを踏まえ…指名の有無関係なく、いわゆる職業体験ってのに行ってもらう。」

 

 

 

 

 懐かしきインターンシップ。前世はこれで就職先が決まったから重要ってのはわかる。でも1年からやるんだ…。あ、それでヒーロー名を考えろよってことですか!!

 

 うーん…つまり名前でこけると後々面倒になるよってことですね。適当に名前を付けると____

 

 

 

「___この時の名が!世に認知されそのままプロ名になっている人多いからね!!」

 

 

 

 

 ですよねーーー!!!相澤先生はセンス無いからミッドナイト先生に全投げしたんですね分かります!

 というわけで、選考たーいむ。…どうしよう。

 

 

 

 

 

 

『指揮官、いっそ動画出してた頃の名前で行けば?』

「(あー、“少女前線”?言いにくくない?)」

『じゃあそのまま!指揮官!!』

「(まって!?どこから出てきたG41!!でもそれってみんなが私のこと呼ぶ時と被って困るから無し!!)」

『指揮官の格好、黒かったよね…。コードGとか?』

「(それだと主婦の大敵になるから無し。処される!!)」

 

 

 

 

 脳内大喜利状態が始まった。まって、皆一斉に基地から話しかけてくると混乱する…回線が混線してる時と同じ状態になるから…。

 

 

 

『指揮官とコードGがだめか…。』

『コマンダー!』

『将軍!』

『水戸黄門!!』

『水戸黄門は完全に違うからダメでしょ!?』

『ジェノワーーズ!』

『誰だ!!ウサギの悪夢はしまっておけ!!』

『うわ…こんなに騒がしいの?』

『これは…予想外に多いですね。』

『ブラックブレッド!』

『それはいろんな意味でアウト!!』

 

 

 

 

 これが一度に聞こえるのだから何を言っているのかわからない。頭痛がする…ううん…。あ、なんだかんだで15分経ってるじゃん。マジかよ。

 

 

 

 

「じゃあそろそろ、できた人から発表してね。」

 

 

 

 そう言ってさっそく発表した青山君。まって、あれ英語の短文でしょ!?「キラキラが止められないよ☆」って長いぞ!?次は芦戸さん…「エイリアンクイーン」って。プレデタ●シリーズかな????血液が強酸性!!あかん、教室の中まで大喜利始まってる。

 そのあとは梅雨ちゃんがまともなのを発表してくれたおかげで戻ったけど…うーん、決まらない。あっ爆豪君の「爆殺王」はごめん、笑った。

 

 

 

「残っているのは再考の爆豪と…緑谷・飯田・秀内の4名ね!」

「秀内さん、相当迷っているみたい。」

「やっぱ指名が多いから…何か考えてるのか?」

「…。」

 

 

 

 

 正直、考えてたけど…。やっぱりこれしかないのかも。私にはその気がなくても、彼女たちといる以上避けることができない道。

 

 

 

「____決めました。」

「お?それじゃあ、発表しちゃって!」

 

 

「“フロントライン”。いずれ通る道になるものですから…これで行きます。」

 

 

 

 前線(フロントライン)。私が望まなくとも絶対に通ると感じている。彼女たちの存在理由がまさしくソレだからこそ、これが本当に名乗るべきコードネームだろう。

 

 

 

「…へえ、いいんじゃない?その名前に恥じない行為をね!」

Дах(はい)!」

 

 

 

 

________________

 

 

 

『指揮官、フロントラインって名前にしたのって理由とかあるの?』

「あるよー。まあ、前世が影響してるのも否めないけど…戦術人形を指揮する立場だから、せめて“前線”には立たないと示しがつかないと思ってね。」

『そこまで気負わなくていいと思うけど…ま、指揮官らしくていいかもね。でもさ、後決めないといけないのって…。』

「…うん、たぶん名前よりこっちのほうが大変だよね。」

 

 

「『職業体験先』」(だよね・かなぁ)

 

 

 

 

 

 

 帰り道、春庭に向かう途中にM249と今日のコードネームについて話をしてた。実際、自分が前に出て指揮をとらねばならないことに変わりはないため、言った通りのことだが…どうせなら「ドールズフロントライン」から少しは名前を取っておきたかった。いろいろと思い入れがある分、よかったと思っているが。

 しかし、その先に待っているのは「職業体験」。今回のコードネーム決めはただの布石でしかないのだ。指名をもらったのはいいが…正直なところ、戦闘系以外のところに行こうと思っている。あれだけ体育祭で暴れたのに何言ってるんだこいつって先生とかには言われそうだけど。

 

 

 

 

 

 からんころーん、とドアベルの音を鳴らし、春庭へと入店する。目の前のカウンターに立っているのは…マスターの智春さんではなく、白ブラウスと紺色のスカートにエプロンをかけ、長い髪をポニーテールでまとめたWA2000だった。

 

 

 

 

「いらっしゃいませ…って指揮か…じゃなくて、奏か。」

「やっほー。どう?カフェでのお仕事も案外やりがいがあるでしょ?」

 

 

 

 そういうとWAはふふんっ、とどや顔を向ける。うん、楽しそうで何よりです。

 ゲームじゃよく「殺しのためだけ生まれてきた」って言ってるけど、あくまでそれは「銃」本体の話。人形に関しては殺し以外もできるしそれだけが目的じゃねえ!って言って強制的にお手伝い送りにしたら楽しくなった模様。素直なわーちゃんで指揮官うれしい限りです。

 

 今回、春庭に来たのはいつものようにコーヒーを飲むためではなく…ある人に会うためでもあった。その目的の人物はすでに来ているようで、WAが「あっちに待ち人よ。早くいってあげて」と教えてくれた。手元でいじってるのはワッフルメーカーだったから、きっとコーヒーと一緒にあとで持ってきてくれるのであろう。何も言わなくても用意してくれるって…!

 待ち人は奥のテーブル席ですでに資料を用意して待っていたようだ。まだお願いした時間じゃないのに…早くて助かります。あと待たせて申し訳ない。

 

 

 

 

 

「すみません、お待たせしました。」

「いえいえ!私が早く来すぎただけですので、お気になさらず。あ、自己紹介をさせていただきます。今回より奏さんの担当になった柄支(つかじ)と申します。よろしくお願いしますね。」

 

 

 

 黒縁の眼鏡をかけた30代後半くらいそうな男性、柄支さんはそう言って名刺を差し出す。生憎、こっちは高校生なので名刺なんて持ち合わせていない…受け取ってお辞儀が精一杯ですな。

 時間がもったいないという事から、早速話をしていく。目の前に置かれた資料に書かれているのは、大量の「衣服生地の材質」「カラー」「特性」などなど…。そう、つまりはコスチュームを作る会社に連絡をして相談に乗ってもらうところなのだ。

 

 現在用意されているコスチュームはいわば「戦闘用」。指揮を執るのではなく、直接殴り込みに行くときに着用することを目的としている強化外骨格なのだ。そのため、今回頼むのは「指揮用」のもの。いわば簡易的な戦闘はできるが本格的なものではない、様々な環境でも着られる制服のようなタイプだ。

 

 

 

 

 

「ご要望に合うものを作るとなれば、これらの資料から材料と色、特性の相性などを考えてから制作に入るのですが…今回は奏さん自身がデザインを送ってくださったので、それを踏まえてこちらで材料を厳選いたしました。ですがやはり、絞ったとしてもこれだけの候補がある状態になりまして…。」

「結構ありますね…。極端に暑いところや寒いところにはいかないので_______」

「となれば、ここからここは必要なくなりますね。これは動きにくいかもしれませんが_____」

 

 

 

 

 

 

 

 大雑把な要望を出して候補を絞っていく。そうしていくうちに資料は最初の10分の1くらいまで減少し、何とか細かいところを決めれるくらいになった。多いなぁ!!柄支さんが言った通り、すでにデザインは送ったのであとは材料となるものを選ぶだけ。だがしかし、これがいかんせん難題だった。むぐむぐ言いながら柄支さんと話し合い、かれこれ2時間程経ってしまった頃になってようやく決まった。

 

 

 

 

「___了解しました!この材料であれば在庫があるので2週間以内で完成させることができますね。でき次第、雄英のほうに郵送しておきます。」

「ありがとうございます。こんな時間まで付き合ってもらってありがとうございました。」

「いえいえ!今後とも御贔屓に。」

 

 

 

 

 

 さて、新規コスチュームの心配もなくなったし…帰るとしましょうか!わーちゃんのコーヒーとワッフル、うまかった。でも智春さん、どこ行ったんだろう?

 

 

 

 

__________________

 

 

 

 

「…つまり、()()()()()()()()()()()ということですか?」

「見回りに出た副官曰く、らしいです。」

 

 

 

 基地内のブリーフィングルームに集まっているのはこの基地の主力たる人形。囲んでいるホログラムモニターに映し出されているのは____霧の奥にうっすらと見える何か。だが、その姿ははっきりとしておらず、不安定な形をしている。

 それを見たスプリングフィールド(智春)が思いついたことを言う。

 

 

 

 

「形はどことなくですが…パリの凱旋門のようですわ。もしやこれは、こことどこかを繋ぐ【ゲート】なのではないでしょうか?」

「現実世界に出る扉以外のってこと?」

「ありえなくはないな。この基地自体がそもそも不安定な場所にあるともいえる以上、広がったり繋がったりということは考えられるからな。」

「今のところ、問題はないのですね?」

「うむ。じゃが…しばらくは警戒したほうがいいかもしれんな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ホログラムモニターに映る何かが、一瞬だけ陽炎のように揺らめいた。




わずかに出てるセリフでわかったらすげえよ!!(フラグ)
「パルクール warframe 」で検索するとやばい動きが出てくるよ!!指揮官はあの動きを若干劣化させた動きします。ヌルヌル。
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