一介の人形遣いに何を求めているんですか…   作:影元冬華

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雷銅さんの設定、本編で出せなさそうだから出しておこうかな…。


雷銅 吼丸(らいどう ほえまる)  65歳 男

ヒーロー名:金獅子(ゴルドリーオ)
個性:雷獣王
 雷を操る事ができる&獣の頂点たる獅子の力を振るうことができる。頭の2本の角からとても強力な電撃を放ったり、咆哮すると同時に周囲に衝撃波と雷を落とすといったことができる。



 今は前線を引いたプロヒーロー。現在は都心から少し離れたところで児童保護施設を営んでいる。教員免許も持っている。
 オールマイトが出てくるちょっと前まではかなり人気のヒーローだった。


厄介ごとは常にあるものです

 職業体験3日目。袁雷帝で保護している子供たちは皆、育児放棄や虐待などによって保護された経歴を持っている。そのため、基本的に施設の人以外とコミュニケーションをとるのが苦手だったりすることから、学校などにはいっていない場合がある。そういった場合、施設に教員免許を持った人間がいれば義務教育違反などにはならない。袁雷帝の園長である雷銅さんは教員免許とプロヒーローの資格を持っており、今の私はそのお手伝いをしている。つまり…

 

 

 

 

「それじゃあ、この時のおじいさんはゴンに対してどう思っていたでしょうか?」

 

 

 

 

 

 子供たちに対して教鞭をとっています。格好は制服のまま、コスチュームはこの施設の更衣室に置いております。食いつきのいい子供たち、無茶苦茶楽しいですねこれ。

ちなみに今やっているのは国語の物語から登場人物の心情を考えるというもの。ごんぎつねは個人的に好きな内容なのでやっていて懐かしい気分です。雷銅さんに許可をもらって個性を交えつつ…つまり何人か人形を呼んで演技と見回りと指導をしているので時間が足りねえ。このままだと延長授業始まっちゃう。ノリノリで演技する!って言ってくれたのはG41とナガンばあちゃんの2人。狐というより犬だろと思いつつ呼んでみた。まあ、呼んだ瞬間大はしゃぎよね。衣装は際どいと判断したので上着などを着せました。可愛い。

 

 

「____おお、だいぶ楽しそうにしているね。秀内さん、そろそろいいかな?」

「あー、時間ですか。2人とも、一回下がって貰っていいかな?」

 

 

 

 

 子供たちは「えー!」って言ってるけど…時間守るのも大切なんやで。あと今回やる範囲はちゃんと終わってるから問題ないし。G41とナガンの2人も手を振って基地へと帰っていきました。自分でいうのもなんだけど…どういう仕組みなんだろうねこれ。

 

 

 

 

「___さて、秀内さんに少々お願いしたいことがあるのだがいいかな?」

「ええ。力仕事か人海戦術の必要なことですか?」

「いや、ちょっと荷物の受け取りに行ってもらいたいんだ。ただ、時間がかかりそうだからね。」

 

 

 

 

 頼まれたのはおつかい。ふむふむ、時間がかかるとなれば確かになぁ…ここを離れて子供オンリーにするわけにはいかないし。いつもなら配達してもらったりしてるらしいんだけど、今回はちょっと間が悪くて来れないらしい。

 渡されたメモに書かれている住所は…保須?って書いてる。なーんか最近聞いた気がする地区だな。まあいいや、とっとと行って帰って来ましょうかね。

 

 

 

 

___________________

 

「さあ!皆で晩御飯の準備をするよ。今日はカレーにするから役割分担をして作ろうか!」

 

 

 子供たちの返事を聞き、その中でも比較的年齢の高い子に小さい子の面倒を頼む。

 そして、後ろの柱の陰にいるであろう存在に話しかける。

 

 

「そこにいるんだろう?確か彼女は人形と言っていたが。」

「…よく分かりましたね。これでも、気配を隠すことに関しては自信があったのですが。」

「はっはっは。如何せん、私の鼻は獣寄りらしくてね。そして君は、ここに意図的に残ったのかね?」

 

 

 

 そう聞くと目の前にいる彼女は頷いた。メイドのような恰好をした、G36と名乗る彼女はちらりと後ろを見る。…ふむ、なるほどな。一応、こちらに手を出す様子はないところから狙いは出て行った秀内さんだろう。あの年で随分と苦労しているなぁ。ああいや、だからこそここに来たのか。戦うだけでなく、守ることを憶えるために。

 

 

 

「彼女は強い。だが、まだ経験が少ないのだろうね…。あの年で経験がある、と言われればそれはそれで驚きだが。」

「そういうあなたは、守れたのですか?」

「私かい?…そうだね、自分の手の届くところにいる人たちは守れたと思うよ。」

 

 

 

 すべての人を守れるとは言えない。年老いたこの身ではもう前線に立つことはできないだろう。だからこそ、今はこうして行き場のない子供たちを助け、導くところにいるのだが。

 

 

 

 

 

 

「でも一番は…戦わないことなんだろうね。」

 

 

 

 

 

 道具の人形(彼女)は、答えなかった。

 

 

 

_________________

 

 

 

 

 頼まれたものは…木材と工具?あ、自分で修理とかもしているのか。でもそんなに大きいものじゃないから帰りも電車で大丈夫そう。電車の中は定時で終わったサラリーマンと学生でそこそこ混んでいる。外を見れば、若干日が落ちるか落ちないかというところだった。

 護衛に来てたG36が残るといったので今はももちゃんを護衛に連れてきている。タイミングが良かったらしく、個性でできた基地周辺の見回りから帰ってきたところだと言ってた。休ませたいなとは思ったけど、万が一のことを考えると来てもらいたかったので…あとでアイスでも買ってあげよう。流石に姿をいつものままで出すわけにはいかなかったので、今はいつものセーラー服ではなく洋服だが。かわいいなあ!!

 

 

 

「…うん!洋服姿のももちゃんもかわいい!」

「ちょっ…!?奏ちゃん急に何を!!」

 

 

 

 

 

 

 外に出ている時は指揮官って呼ばないように言ってあるので、今は普通に名前を呼ばれてます。ちょっとうれしい。顔をちょっと赤くして抗議する姿は見ててほっこりする。

 

 だけど、そのまま外を見た瞬間、チラリと何かが光った。同時に、いやな気配がこちらへと向かってきている感覚。反射的に私は叫んだ。

 

 

 

 

 

「一〇〇式、電車全体に桜逆像!!」

「ッ!!」

 

 

 

 

 

 桜がぶわっっと舞い散ると同時にとてつもない衝撃音。だが、電車と線路にダメージはなく、少し揺れたくらいで済んだ。衝撃音の正体を確認するために窓辺に行こうとする。しかし、電車の中は軽いパニック状態になっていた。

 

 

 

 

「っええい!仕方ない、一〇〇式は屋根に乗って状況確認、場合によっては交戦も許可!周辺散策してる人形にも応援を頼め!!」

「了解!」

 

 

 

 ダンッ、と窓を開けて外へと飛び出す一〇〇式。戦闘モードに入ったために、衣装も普段のものに戻った。

 

 一般的に個性の使用を禁止されているが、襲撃を受けたので正当防衛と主張するしかないだろう。というか、さっき桜逆像使わなければ確実に死人が出てただろうし。スマホを取り出して袁雷帝にいるであろう雷銅さんに状況を報告。一応、簡易的に個性の使用許可をもらい事態の収拾がつくまでは付近のプロヒーローの指示を聞くようにと言われた。

 

 

 

 

「くそっ…!まだ橋の上とかじゃないからマシか。警察にも誰かが連絡済っぽいからあとは…っっ!!」

 

 

 

 

 咄嗟に横に逃げれば、今まで自分がいたところに大きなクレーターができた。食らえばおそらく即死か重体。電車から離れていたのは正解だっただろう…じゃなければ今頃避難している乗客たちが被害を被っていたはずだ。周りはビルとか商店街とかで人が多すぎて【装備】しても攻撃できない…!ともかく、攻撃してきた奴を確認すれば___あれは、襲撃事件の時の筋肉野郎か?いや、違う点がある。()()4()()()()のだ。さっきの攻撃は腕を振り抜いた衝撃か何かを飛ばしてきたってことか!

 

 

 防戦一方になる中、目の前の4本腕に集中していたせいで______後ろからとびかかってきたもう一体に気づくのが遅れた。

 

 

 

 

「しまっ____!!」

 

 

 

 4本腕の奴から逃げるために空中へと逃げていたのがあだとなった。もう一体は着地する瞬間を狙って確実に攻撃を当てに来るだろう。【装備】をする余裕もなく、かといって防ぎようもない。少しでも傷が浅くなることを祈りながら来るであろう衝撃と痛みを覚悟する。

 

 着地と同時に来る攻撃。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_______だが、その攻撃がこちらに来ることはなく、逆に攻撃をしてきた奴の()()()()に風穴があいた。少し遅れて聞こえる()()()と聞き慣れない声。…いや、この声を知っている。だが、ありえない、ありえないのだ。

 

 なぜなら、私はその()()を前世で持っていなかったのだから。

 

 

 

 

『油断大敵。初めましてになるかな?指揮官。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その人形の名は、「G11」。私が求めていた人形の1人であり…本来の404小隊の一体だったのだ。




切り悪いと思う?悪いと思うなぁ!!()

そして姿を現す未所持だった人形。2人組のうちの一人はこいつです。ついでに今主人公がいるのは保須のちょっと手前。電車が襲撃受けたけど緑谷とは別の電車(あっち新幹線だし)
 なので、脳無は10体くらい出てきてることになります。原作からふえてーら、やばい。ついでに一〇〇式ちゃんもタイマン張っているので結構やばめ。





続きはこれから書いていくよ!!()工場寒いから職場で書けない。
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