一介の人形遣いに何を求めているんですか…   作:影元冬華

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雪は好きだけど積もらないでほしい(切実)
コミケ、バイオテロとか言われてるけど大丈夫ですか…?手洗いうがいをしっかりしてくださいね。



友人との会話

友人「ねえ、ヒロアカって戦闘描写書くの難しくない?」

私「クッソ難しい!!淡々とした表現にしかならないから苦労してる!特に銃撃戦なんてな!!」

友人「いっそ刀出しちゃえば?」

私「それ刀剣乱舞になるから…ドルフロだからね??」

友人「格闘戦してる時点でどうなんだよそれ」

私「ガンカタってあるじゃろ?」

友人「もう訳が分からないよ…。」




安心してくれ、私も分からない。


墜ちる鳥(上)

「っっっぜやあああああああ!!!!」

「まだまだぁ、我に有効打の一つも入っていないぞ!」

 

 

 

 蹴り抜いた足はわずかに届かず、空を切る。そのまま頭を狙って繰り出される拳をしゃがんで避け、懐へと飛び込み掌底をお見舞いする。しかし、当たった感触はあっても隙を作り出すまでには至らない。そのまま反撃の頭突きをまともに受け、一瞬意識を持っていかれた。

 

 

 

「うぐっ…」

「おっと、流石に強すぎたかね。」

「いっつつ…いえ、まだいけます!!」

「その意気やよぉし!!我ーズブートキャンプ・スペシャルでもっと高みを目指すのよ!!」

「イエス・サー!」

「声が小さいぞ!」

「イエス・サー!!」

 

 

 

 

「なあ、あいつって強化系の個性じゃないよな…。」

「どっちかというと八百万に近いんじゃないか?」

 

「じゃあなんでさ……格闘訓練してんの?」

 

 

 

 

 

 

 

 聞こえてるぞB組。

 そんなわけで翌日。早速強化訓練を受けているのですが…プッシーキャッツの虎さんに呼ばれて始まったのは「近接戦闘」の訓練でした。私も意味が分からない。しかも虎さん、私のほかに緑谷君や切島君の相手もしているんですぞ…もはやそれだけ相手にして動きが鈍らないのはすごい。

 

 合宿前に言われていた対20人戦闘については学校側の予定が変わったので無しになり、代わりに私もプッシーキャッツの方々との訓練に参加することに。出された課題は左側からの襲撃に右側と同じスピードで反応できるようにすることと、()()()使()()()()()()()での近接戦闘を有効打にすることの2つ。確かに、【装備】をしていないと視界は狭いし、肉体的な強度も弱い。はっきり言ってしまえば…人形がいない場合、あるいは呼び出せない場合にはとてつもなく弱いことになる。無論、普段から人形が傍についているとはいえ、奇襲や私ごと行動不能にする個性などを使われてしまえば、もやはただの案山子状態になってしまう。元々、人形達は強くても私自身は何の強化もかからないので致し方ないのだが…。そのため、【装備】が使えるのはとても大きい事である。提督に見せたら「それ、装備というよりは憑依だな。」って言われたけど。

 

 

 

 

 

「まだキレッキレじゃないか!もっともっと筋肉を伸ばして千切れ!!」

「イエス・サー!」

「軽いっ!!先見の明があってもその程度か!!あんたはもっと舞えばいいのよ!!」

「っぅるああ!!っイエッサアー!」

 

 

 

 

 

 ともかく今は!!!ひたすら舞うように殴って蹴るだけだああああ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_______________________

 

 

 マタタビ荘の建物の屋上から、自らの指揮官を見守る人形達。その全員が熱光学迷彩を掛け、会話はすべてネットワークを通じて行われていた。

 

 

 

『指揮官の左肩、大丈夫なのかな?』

『一応、AK-12に見てもらってましたけど…。どうだったのですか?』

『…傷とその下の神経系に異常はなかったわ。幻肢痛の類かとも思ったけど、そっちも違うようなの。』

『つまり?』

『…人間は噂されるとくしゃみをする、という迷信があるでしょう?アレに近い何かではないかと。』

 

 

 珍しく確信をもって宣言しないAK-12。事実をもって相手を誘導し、惑わし、着実に仕留める彼女が言い淀むのは…不可解な点が多いという事。

 指揮官に頼んで現在は医学大の生徒として通っていると聞いたが、思わぬところでその知識が役に立つと思わなかった。しかし、その知識を持っても分からないとなれば…個性が関っているということか。一〇〇式は下で近接戦闘を行っている自分の指揮官をじっと見て何かを考えているようだ。

 

 

 

『副官、ちょっといいか?』

『トンプソン、どうしたのですか。』

『少し前にあの医者から連絡があってな。医者の下にいる艦娘と言ったか、3人ほどこっちに送るそうだ。』

『急ですね。何かあったのですか?』

 

 

 

 指揮官の様子を見ていた一〇〇式はトンプソンからきた通信を聞き、顔を上げる。そのまま手元の小型機器を弄り、空中にホログラムディスプレイを投影する。現れたディスプレイに表示されているのはこちらに来るという3人の名前と顔写真、それから艦種だ。空母・駆逐艦・航空戦艦と書かれている文字の下には移動中の表示がある。

 

 

 

 

『少し前にエリア6(保須市)で指揮官も巻き込まれた騒ぎがあっただろう?G11とAK-12の2人が指揮下に来た日のやつだ。』

『ええ。ですがあの騒ぎ自体はもう収束したはずでは?』

『ああ。その騒ぎだけはな…問題は、あの時町で暴れた脳無って奴が護送中だった罪人の乗っている車を壊したんだが…その護送中のやつが問題だったんだ。』

 

 

 

 

 少し硬い声になるトンプソン。同時に、一〇〇式達も察する。

 

 

 

 

『脱走したのは…2年前に指揮官を殺そうとしたあの男だ。』

『っ!』

『尚且つ、現在行方は分からずしまい。そしてあいつの行動理由は…自分の個性(スペース)での対象の殺害。その方法に妄信的なこだわりがあるくらいにやばい奴だ。』

 

 

 

 思わず、あの時のことを思い出してしまい一瞬だけ殺気が出てしまう。しかし、トンプソンの報告はまだ続いている。すぐに冷静になり、一〇〇式はあり得る可能性を演算する(考える)

 

 

 

 

『あの医者が送った3人は万が一の為らしい。もしかしたら来ないかもしれないが…最近は懐に敵がいるからな。送った3人なら奴の個性に対抗できるし、隠密行動も可能だから有効活用してくれと伝言も預かっている。』

『指揮権は?』

『指揮官と副官に任せるらしい。第3部隊(私達)はもうしばらく足取りをこっちで探すから動けない。指揮官のことは頼んだぞ。』

『そちらも気を付けて。』

 

 

 

 

 

 一〇〇式は思う。どうか、この嫌な予感が的中しませんように、と。

 

 

 

 

 

 

 

 

________________

 

「さあ昨日言ったね!世話を焼くのは今日だけだとね!」

「己で食う飯くらい己で作れ!!カレー!」

 

 

 

 

 目の前に大量に置かれた野菜と肉の山。そして覇気のない返事をするクラスメイト達。うん、そうだよね…もうクッタクタになってるくらいに疲労してるから。

 でも飯田君が頑張ってまとめて、ふらっふらだけどみんなで作り始めましたわ…。私も加わろうとしたけど…虎さんに呼ばれてしまったので、近くにいた蛙吹さんに離れることを伝えてついていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 少し離れた場所、昼間に訓練をしていた場所についた瞬間、何の声掛けもなくいきなり虎さんが攻撃を仕掛けてきた。突然の行動を予測できず、しかも左側からきた攻撃であるがために一瞬隙ができる。まずい、と思い来るであろう衝撃を覚悟する。___しかし、その衝撃は来ず、代わりに誰かが受け止める音と気配がした。

 

 

 

 

 

「…ST AR-15(コルト姉)。」

「油断大敵ですよ、指揮官。」

「ほぅ…昼間から何かしらの気配がすると思ったけど、ここまで分からないとは。それが、あなたの個性で作った人なのね。」

 

 

 

 

 虎さんの拳を受け止めたのはMod3の状態のコルト姉だった。だが、いつもより伝わってくる気配に殺気が混ざっている。掴んだままの手からはギリギリと対抗する音がわずかに聞こえ、虎さんの表情は硬くコルト姉は無表情のままだ。だが、もとより戦うために作られた人形、その中でもハイスペックタイプの彼女であれば恐らく、人の骨を砕くくらいは余裕でできる。これ以上力を籠めればまずいと思った私はコルト姉に放すように命令する。

 

 

 

 

「コルトスター、解放しろ。」

「…了解。」

「虎さん、なぜこののようなことをしたのかお聞きしても?」

 

 

 

 こちらをじっと見たまま動かない虎さん。私とコルト姉を見る目はどこか、見定めるような眼をしている。

 

 

 

「…確かに、あなたは他の生徒たちに比べて戦闘経験が豊富で強い。だが、言ってしまえばそれだけ。」

「?」

「要は()()()()()()()()については他の生徒たちよりも遅れているということだよ。」

 

 

 

 

 一瞬、こちらを睨んだ目は鋭く…そして思い当たるところがある私からすれば図星だった。

 

 

 

 

「そのままではいずれ大きく足元を掬われるよ。自分に足りないものを何か考えて、動きなさい。これはその警告でもある。」

「…肝に銘じておきます。」

 

 

 

 

 

 かけられた言葉は少しだけ。それでも、言われた言葉は的確であり、痛いところを突かれてしまったなぁと思う。側で待機しているコルト姉は立ち去る虎さんを警戒しているのか、未だに構えをとっている。そこまで警戒しなくても、あの人は必要なことを教えようとしてくれただけだから問題ないと思うんだけどなー。

 

 

 

 

「___ありがとね、コルト姉。」

「いえ…しかし、指揮官。()()()()()がうまく動かないのをなぜ隠したままにしているのですか?しかも、我々人形にも。」

「…やっぱりバレちゃうか。コルト姉、動きにくくなってるのに気づいているのは何人くらいなの?」

「今のところは私だけです。他の人形…AK-12はもしかしたら気づいているかもしれませんが。」

 

 

 

 

 コルト姉に言われたのは…昨日からさらに悪化した体の不調。左肩周辺だけだった違和感、というより反応の鈍さは今日の昼辺りから足のほうにまで広がっていた。先ほどの奇襲に対しても反応が遅れたのはそれが要因にもなっていたのだろう。

 

 

 

 

「今ここで不調を言えば、せっかくの機会をつぶすことになると思ったし…何より、ここまでひどくなるとは思っていなかったから。」

「だからと言ってそれを無視するのは…!」

「大丈夫、本当にまずいと思ったらすぐに言うから。その時は助けてほしいな。」

「…っ。ですが、しばらくは私が傍につきます。命令されてもそれを覆すつもりはないので。」

 

 

 

 

 本当に、ちょっと反応が鈍いだけだからそこまで急ぐことはないと思うけどなぁ。鈍い、って言っても麻酔が切れる直前の微妙な感覚に近いし。動かないってわけじゃないから合宿が終わったら病院に行ってみてもらうしかないだろうけど。

 

 

 

 

「さて、そろそろ戻ろうか。流石に長時間離れていればあとで何言われるか分かったもんじゃないし。」

「…本当に、無茶だけはしないでください。あの時みたいに…消えない傷が残るのは嫌ですから。」

「痛いのは私も嫌だからねー。そんなことはしないさ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 コルト姉と一緒に戻るために歩く。

 その一瞬、視界にやけに目立つ白い花が見えたような気がしたが…きっと気のせいだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

________________________

 

「今回はあくまで狼煙だ。虚ろにまみれた英雄たちが地に墜ちる。その輝かしい未来のためにな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まずは思い知らせろ、てめぇらの平穏は俺たちの掌の上だということを。」

 

 

 

 

________________________

 

 

「ああ、早く…早く君に会いたいよ…。僕の証をその身に受けた愛しき人よ…。」

『わかっているだろうけど…とりあえず、僕にも話をさせてくれよ。くれぐれも、愛しすぎないようにね。』

「もちろん。ここまで手伝ってもらったんだ…話位ならいいよ。でも…すぐに終わらせてほしいナ…。」

『…健闘を祈るよ、パンドラボックス。』

 

 

 

 

 

 

 

 

「もう君は限界だから、殺す(愛する)前に死ぬだろうけどね。」




虎さん…あんさん、元女性の現男性やな…口調難しいのよ…。

コルト姉が出てきたのは理由あるんですけど…くそう、そこを書くまで至らねえ!!でも頑張るしかないだるぉぉ!!あと指揮官はちょっと感覚ずれてます。鈍いって言ってるけど、どのくらいかというと…寒くて体が動きにくい感じだと思えば。

 雪国にいる人ならわかるはず!!学校の体育で寒い体育館に体操着でいるときそんな感じだから!!




年内の投稿はこれでいったんストップになると思います。次は新年ですねぇ!暇人だから暇つぶしに書くぞい!
皆様、よいお年を。
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