あ、今のところは1日更新してますが今後は周更新とか月一更新になると思われます。ご容赦ください。
病院送りにされたあと、本当の意味で個性を使えるようになった。どうも私の個性は、Fateシリーズによく出てくる「固有結界」みたいなところで、そこから彼女たち「戦術人形」を呼び出すことができるものらしい。詳しい原理は知らん。物理法則とかも無視してる。てか考えたら負けな気がするんだよね…顔から火を出して顔隠してるナンバー2のヒーローとか見てると余計に思う。また話が逸れた。あかん、本題に入れないタイプやぞこれ…。
一応、分類的には「召喚」が近いがさらにそこから「使役」も混ざっているようで、病院の検査ではめちゃくちゃエラー吐いてた。担当してた医者が悲鳴上げてたね…。ごめんよ、愉快犯な神様を恨んでくれ。わたしゃあ悪くない、平和な世界を知らない彼女たちと一緒にいたいオタクの欲望がこうなったんだと思う。結局、個性が「人形術」ではなくなったので再提出らしいのだがここでまたも困った。確認のために個性を使ってみてほしいと言われたので彼女たちに呼びかけたのだが、その、張り切りすぎた結果道が詰まったらしく、出てこれなくなったらしい。おいまてーや、せめてそこはじゃんけんかトーナメント模擬戦で決めておいてほしかった。あるいは永久副官ももちゃんで。とりあえず、疲れてうまく出せない風を装うことにした。
「うー…、うまくいかない…。」
「うん?…あー、もしかしたら、あの時個性が暴走しちゃった影響が残っているのかもしれないね。それなら後日、もう一度確認しようか。」
「はーい…。」
さらっと暴走とかいう怖い単語が聞こえてきたけど華麗にスルー。幼女強い。眠そうな口調でやってみたら騙せたぞ。いやマジで。というか、あとでスタートダッシュ決めようとした何人か説教だな。ハッスルし過ぎで本番に来れないとか一番まずいでしょ…。反省点ももちろんあるよね。あとで努力するべき部分なんだろうなーと思ってる呼び出し方。リアル司令部や飛行場から呼ぶわけじゃないし、かといってポンポン呼ぼうとすると体への負担がでかすぎてぶっ倒れる(らしい。ももちゃん談)。ならどうするか?答えは簡単だろう…。
『いやまぁ、現実的な答えですけど…無茶しないでくださいね?』
「あ、ナインちゃん抜けてこれたのね。いらっしゃい、ようこそ平和なようでカオスな世界へ。」
『ヤッホー指揮官♪とりあえず、姿見せないほうがよさげだから
「ナイス判断。それと、今回張り切りすぎた戦犯は誰なの?」
『ROとAT-15が何も言わずにスタートダッシュ決めて、それを見たSOPが追いかけて行ったと思ったらハンドガンたちがついて行ってって感じだったね…。最初の2人が必死すぎて
うわぁなにそれ超見たい。違った、こっわ!えっ?うっそでしょ…。AR-15は可能性としてはあり得たけどROが全力疾走してくるとは思わなかったよ??私が知らない間になんかの影響でも受けてたの?…いやでもなぁ、彼女たちと長年付き合っていれば影響受けるかもしれないよね…さすがに。
どうも彼女たち、私が画面の向こうで話していたことが筒抜けだった模様。日本には物には神様が宿るから大切にしよう、なんて言われているがまさかスマホとそれを介しているデータたちも影響受けてたのこれ…?うれしいけど神様もっと別のことに力回してほしかったなぁ!せめて私がもうちょっと課金できるようにとかさ!!!
『おっと、副官から伝言頼まれてたんだった。<しばらくの間はぬいぐるみに入っていますが、そのほかに迷彩を装備した人形を1人は近くに待機させるようにしてください>だって。』
「ももちゃん、無理してない?ぬいぐるみって結構勝手が違うと思うんだけど。」
『ダミーとして動かすんだけどあれは練習しないと無理ですね~。副官は苦労したと言ってますけど、あれは苦労で済むレベルじゃないですし。』
「あー、やっぱり?そのうちぬいぐるみじゃなくてプラモデルのほうがいいかもしれない…。検討しておくよ。」
『指揮官って本当に私たちのことになると見境なく努力しますよね?』
そりゃあ、ねえ。現実に希望を見いだせないがゆえに、画面の中にいる彼女たちを愛でるしかなかったんだから。他の人とはちょっとずれた好みで、女子らしからぬ言動と行動をしてたから。もし、そうでなかったらきっと彼女たちに出会うことも、ここまで努力する気も起きなかったろう。でも現実は今、目の前にある。ならばどうするか?なんて、聞く意味はないだろう。
「そりゃそうだよ。だって、私にとってかけがえのない大切な
文句があるなら出てきて直接言えばいい。面と向かって言い返してやろう。ただし、この世界に私と同じやつがいればな!!
『本当に、指揮官の元に来れて私は幸せ者ですね…。でも無茶はしないでくださいね?』
「絶対にするもんか。さすがに過労からのダウンとかもう勘弁だし。」
『割と現実的すぎませんかそれ?』
現実は常に非常である。ナインちゃん、たぶん今後はもっと苦労が増えるよ…。404の時以上にね…。
「それで?あの時、本当はどのようなことがあったのですか?」
病院の一室、比較的高額な料金を取られる代わりに個室であるこの部屋には2人の捜査官が、私に事情を聴きにきていた。
あのとき、私は撃たれて動くことも、抵抗することもできなかった。大量の出血により、早々に意識を失った私が最後に見たのは…。
「桜が、舞っていたんです。
「桜…?ですか。幻覚などではなく?」
「それが幻覚だったのか確認するすべは残っていません。そうである以上、断言はできないでしょう。」
実際、あの場には桜の花びらなんて残っていなかった。ゆえに、幻覚だったといったほうが現実味を帯びているだろう。
「ではもう一つ、敵はグラブ・バレットと呼ばれる犯罪者で、指先から血液を固めた弾丸を撃ち込みました。そのほかに銃を持っていてあなたに向かって発砲しましたか?」
「…?いえ、相手は身一つだけでした。」
「そうですか…。ありがとうございました。」
少々気になる質問をした捜査官が部屋を出ていく。あとに残ったのは重傷を負った私とその場の静寂のみ。
…だと思った。
「こんにちは、園長さん。少々お話をしてもよろしいかな?」
姿は見えず、気配もしない。それなのに、その声は私のすぐそばから聞こえてきた。敵意はない。声からして年齢は10代後半の少女とみられる。だがいつ入ってきた?そしてこの声はどこから?そばにいると思われるのに方向が分からない。
「あー、姿も出さずに申し訳ないです。でも、
姿なき少女は申し訳なさそうにしつつも、私に何があったのかを話してくれた。どうも、私が負傷したのを見てパニックに陥った園児の個性が暴走、結果として
「マスターは今はもう元気なので気にしなくても大丈夫です。なので、園長さんも体を治すことを優先してくださいな。」
「そうか、ならいいんだ…。子供たちに何事もなくてよかった。だが、すまなかった。私は守るべき立場だというのに何もできなかったのだからな。」
「…確かに、今回は運がよかっただけです。それゆえに、今後は油断なきようにしてくださいね?」
少女の声は厳しいものだったが、もっともだ。今後はもう少し隙をなくさなければならないだろう。…プロ失格と言えるような体たらくだ。
いまだに体の状態が万全でないためか、睡魔が私の意識を持っていこうとしているようだった。
「あー、さすがに無理をさせましたね。まぁ、言いたいことはしっかり言ったので。最後に一言だけ言わせてもらいますね。」
そうして、眠りにつく直前に少女は私に何かを告げた。
「404 Not Found。あなたがその目で見た真実は
そのこえは、少し悲しそうな声だった。
「記憶処理完了。まぁ、しばらくの時間稼ぎにしかならないだろうけど十分だよね?45姉。」
『ええ。何も極秘ってわけじゃないからその程度で十分でしょう。いずれは日の目を見る指揮官の力だからね。それと、副官からあなたに伝言。<私はもうしばらく動けないので指揮官の護衛をお願いします>だってよ』
「…りょーかい。お土産も持っていくから楽しみにしててねー。」
私たちは存在しないはずだった。けれども、今もこうしてここにいられるのは指揮官のおかげだ。なら、私たちは指揮官のために尽くそう。今度こそ、最後まで。
416:「45、あなた本当にあれでよかったの?」
45:「今はね。それに、あまりやりすぎると指揮官に悪くって…。」
416:「…変なところで指揮官には甘いのね。私も人のことは言えないかもしれないけど。」
一〇〇式:「せぇぇえやっ!!」
AR-15:「うっぐぅ!」
RO:「がはっ!」
スプリングフィールド:「ももさん、あまりやりすぎないで上げてください…修復が必要になると指揮官の負担になってしまうので…。」
副官は戦犯2名に対して説教(物理)を執行中。モンペが行き過ぎたAR小隊を止められるのは副官しかいない。なおSOPは追いかけて止めようとしてたらしいのでアイス券もらって食べに行ってる。