コ ン テ ン ダ ー 来 ま し た(20回目、ピックアップ無し)
あと!!!!めっちゃ!!独自設定などなどが!!!!増えます!!!!!!ヒロアカ要素もドルフロ要素も!!!!どこ!!!!(迷子)(オリジナル視点で進めていく)(暴走を始める作者)(苦手な人はそっと逃げてね)
「インターン、ねぇ。」
「実感湧かないと何とも言えないよねー。」
週末ということもあり、いつもよりのんびりとした雰囲気で共用スペースでくつろいでいる。
授業で説明されたインターンシップ。前回行った職場体験と違い、前回のような客人待遇とは違い、今回はパトロールやヒーロー活動の後方支援、場合によっては実際に前に出て対処したりと危険度が上がるという。
だがしかし、危険が伴いといわれてもどこまでなのか、またその現場の緊張感などは実際に行かなければ感じられない。今ここでどうこう言っても仕方のない事だった。
『____続きましてはコチラ!6年ぶりに活動を再開した天才探偵、
「あ!ヤオモモ、見て見て!!王子が復活したみたいだよ!」
「本当ですの!?」
「わっわっ!ちょっ葉隠押すなって…!」
「ごめん上鳴くん!でも見えないからごめんね!」
テレビで流していたニュースのコーナーの一つでとある人物が復帰したらしく、そのインタビューになった時だった。急に女子勢が反応したと思ったら食いつくような勢いでじっと画面を見ている。そこに映っているのはいつもの女性アナウンサーと轟君の髪を黒一色にして表情を豊かにしたような印象の少年らしき人物だった。うん、アイドルとかやっててもおかしくないくらいに整った顔だ。一つ気になるとすれば、座っている椅子の横に杖が一本置かれている事だろうか。
『黒鉄さんは6年前に警察との共同捜査で怪我を負ってしまってからお仕事をお休みしていましたが、復帰した理由を教えてもらってもいいでしょうか?』
『ええ、いいですよ。僕は6年前に共同捜査していたとある事件で怪我…もしていたんですけど、実はつい半年前まで昏睡状態だったんです。』
『なんと!?昏睡状態から復帰して半年、その状態になりながらも復帰表明を出したのは___』
『6年前の事件、【
「すげぇな…怪我してずっと寝てたのに、事件が終わってないから復帰とか。並大抵の度胸じゃないよなこいつ。」
「上鳴君と違って頭もいいしねー。」
「…。」
「カナちゃん、ずっと静かだけどどうしたの?」
「いや、なんだろう…ちょっと、こう、なんというか…うーん。」
テレビに映る探偵を見ていると、どことなく嫌な感じがする。だがしかし、それを言うわけにはいかない気もしたので自分の中に押しとどめておくことにした。
そのインタビューが終わった後は、彼のこれまで解決してきた事件を流したり、探偵になる経緯を説明したりとして、女子組が楽し気になりつつそのコーナーは終わった。
しかし、最後まで違和感がぬぐえることはなく、どことなく落ち着かないまま自室へと戻った。
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カタカタとキーボードを叩く音だけが静かに響く。画面に映っているのはこれまでに検証してきた自分の個性についてのデータと仮説。傍から見ればよく分からない単語ばかりが並び、なおかつそれが意味することをとらえられる人はまずいないだろう。
先ほどテレビに映っていた探偵がやけに気になって、いつもより集中できていない。まとめていたデータを保存し、とりあえず休憩の為に席を立った。
ここ最近は、先日提督に言われた通り人形たちをあまり表に出さないようにしているため、いつもより部屋は静かだ。常に2人から3人は部屋にいることが多いので、少し話をしたり、一緒に銃のメンテナンスをしたりとやることが尽きないが…ここまで静かなのは久しぶりすぎて寂しさまで感じる。
「…思えば、最初から誰かが傍にいたもんなぁ。」
『やけに落ち着かないと思えば、今度は何を言い出すのか。』
「辛辣だねM1887…。それで_____表に出てきたってことは何かあったの?」
『大ありよ。
M1887の言葉に一瞬で気を引き締める。
『蛇がいる』、この符号が示すのは_____誰かが
「
独り言のようにつぶやいた言葉はブラフ、実際は動きで言いたいことを伝えている。PCに映る文字は「No One Escapes Death」という1文のみであり、私が確認したと判断された瞬間消えた。この英単語は危険度を示すものであり、意味は「人形でも対処が難しいほどに危険」というもの。今まで使われたことはなかったものだ。
あまりに急な事で、正直考えが追い付いていない。雄英に入ってからは狙われることが少なくなっていたので油断していた。
狙ってきている理由も、相手が誰なのかもわからない。情報が足りなさすぎるが、人形たちが動けないくらいには厄介。しかし外に出る為に外出届けを出す必要があるが、時間がかかってしまう以上ロスをしていられるほどの余裕もない。かといって隠れて動けば余計に目立ってしまうだろう。
「情報が足りない…くそっ、ここまで来てまだ狙ってくる輩がいるのか。」
『指揮官!手短に言うぞ、表に出たらすぐに裏手方向のゴミ捨て場に来てくれ、そこで拾う!』
簡単に必要なものだけを持ち、いろいろと確認をしていた時にM16から話しかけられる。その指示に声は出さずに、肯定の意志を伝え部屋から出ようとした時だった。コンコン、とドアをノックされ声を掛けられる。だが、気配と足音の感じからしてクラスの誰かや相澤先生ではない。何より複数人いる。
「失礼。秀内奏さんはいますか?」
聞こえてきたのは男の声。だが、とてつもなく嫌な気配が出ており…出てはいけない、反応してはいけないと本能的に思ってしまう。咄嗟にPC画面を見ればM1887が首を横に振って窓を指さしている。この部屋は2階、【装備】をすれば難なく飛び降りられる高さだ。
「部屋にいますよね?少々出てきてもらってもよろしいでしょうか?____開けなければ警察権限でマスターキーを使いますがよろしいですか?」
反応がないために強硬手段に出ようとしている。先ほどの言葉からすれば、目の前にいるのは警察関係。しかし、こちらは何もやったわけではないし、ましてや人形達も出していないのでそっちが問題を起こしているわけでもないだろう。
ガチャガチャと何かをいじる音がしている。少しでも時間を稼ぐために、虚言を吐いた。
「す、すみません…ちょっと今シャワーを浴びているのでもう少し待ってください!」
そう言いながらシャワーのコックを開いて、なおかつその方向から声を出す。その言葉に若干たじろいだのか、扉の向こうで聞こえていたものをいじる音が聞こえなくなった。
その隙に窓へと移動し、下と周囲を確認。___誰もいない、よし。
「【装備】、マカロフ。」
『隠密行動ね。集合場所も把握しているわ。少し身体を借りるけど、文句は言わないでね。』
「任せた。」
タンッ、と窓から外へと飛び降り、音もなく着地する。それと同時に少々騒がしい音が聞こえてきたということは入れ違いで入ってきたのだろう。この時点で、相手は何が何でも私を捕らえる気だとわかる。
稼いだ時間を無駄にしないように、すぐに指定されている場所へと走っていく。M16が指定してきた場所に行くとそこには______見たことのない黒い大型バイクが鎮座しており、その上にはヘルメットを被り、いつもと違うバイクに乗る時特有の革ジャケットなどを着こんでいるM16が待機していた。
「M16、いつの間にこんなものを?」
「詳しいことは走りながらだ。___これ被って乗れ、時間がない!」
投げられたヘルメットを被り、M16の後ろに座る。できるだけ騒音を出さないように、しかし早く出られるように気を使ってアクセルを回されたバイクは、力強く道路を疾駆し始めた。
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「ねえ、なんか下の方騒がしくない?」
「うん?…あ、ほんとだ。耳郎ちゃん、ちょっと詳しい音の解析してみてくれない?」
「いいよー。」
部屋でトランプをしていた葉隠、芦戸、耳郎の3人は突然騒がしくなった下の階で何が起きているかを把握するために、一度トランプを中断した。
耳郎が自らの個性でできた器官を床に挿し、集中して音を聞いている。防音対策がしっかりしているため、いくら耳郎といえども集中しなければ細かい音を聞き取るのは難しい。
最初に聞こえてきたのは、ものを動かす音と複数の足音。続いて聞いたことのない男の声だった。
「なんだろう…男の人が複数いて、ものを動かしたり指示を出してるみたいだね。」
「上鳴とか峰田じゃないの?」
「ううん、大きい人かな、これ…まって、何か言ってる。」
先ほどよりも集中して聞き取る耳郎。しかし、その顔は次第に驚いたものへと変わっていく。
「『容疑者が逃げた、至急応援を呼んで追跡をしろ』…えっ?」
「容疑者!?じゃあ今下にいるのって…警察ってこと?」
耳郎の言葉に驚きを隠せない芦戸。そこで葉隠はある事に気づいた。
「…ねえ、この下って確かカナちゃんの部屋じゃなかった?」
「えっと…そう、だね。」
「じゃあ今聞こえてきた声が本当だったら…奏が何かしたってこと?」
何が起きているか分からない、といった表情(1人はわからないが)で固まる3人。しかし、そこに追撃を仕掛けるように3人のスマホに同時にメールの着信が届いた。
そこに書かれていたのは______事件を起こした生徒がいる為、全員寮から出ないこと。そして____
_____秀内奏を見つけ次第、警察に身柄を引き渡すために連絡をするように、と書かれたものだった。
「ああ、もう自分からここに来れるようになったんだね。___それで、気分はどうだい?」
「最悪だよ…目が覚めればずっと声が聞こえるし…全部壊したくなる。」
「ははっ、そうかい。なら順調ってことだね。」
「言っておくが、『俺』はアンタに殺されかけたことを忘れてはいない。コレも、押し付けられただけのものだしな。」
「もちろん。でも、そのプレゼントは君にとって都合のいい物だろう?」
「都合のいい、ねぇ…。まあ、気に入らないあの女を直接×すのにはいいだろうな。コレもそれを望んでいるようだし。」
「君の持っているものを使えば、彼女を表舞台から切り離すのは簡単だろう?でっち上げた事件の容疑者にして、身柄を確保したらあとはご自由に。遺体の処理も検視結果も容易に偽装できる。」
「そうだね…今頃動いているだろうし、そう遠くないうちに何とでもなるだろうね。」
「そうか…なら、報告を楽しみにしているよ。」
「フンッ…どうせこの『夢』の中でしか話せない身なのに、ずいぶんと余裕なんだな______オール・フォー・ワン。」
「現実で何もできないんだから、このくらいいいだろう?それに…彼女には随分と邪魔をされたからね。暇つぶし程度にやるんじゃなくて、本気で潰しにかかればよかったと後悔したよ。」
「アンタがしたかったことは知らん。俺は俺のやりたいことをするだけだ。…じゃあな。」
「行ってしまったか。まあいい、夢の中くらいでしか仮面の下を出せない彼だからね。」