という事で進めていきます!
特異点を終わらせました。死ぬかと思った。M16強すぎるんだよてめぇ…!
でもこれはまだ大陸版より弱めにされているという温情仕様。重装部隊いればもっと危なかった。
それと、ハマっているアーケードゲーム(星と翼のパラドクス)をやりすぎて足首を痛めるという実績を解除しました。悲しいね…
雨、と言うのは非常にうっとおしいことこの上ないのだが、今ばかりはとてもありがたいなーと思っている。
はろー、現在いわれも無い罪状吹っ掛けられて逃走中の指揮官です。悲しきかな、正規軍に裏切られたクルーガー状態を強制的に味わってるよ〇ぁっきゅー。
『次のビル、右側から人が来てる。12秒待機した後一気に飛んで。』
「了解。」
【侵入者】による宣戦布告とも挑発ともとれる通信の後、ここにいるのは危ないと判断したので顕現させてたM16と共に即撤退。今はいつの間にかポケットに突っ込まれていた小型インカム…に入っているらしい電子体のM1887のナビゲートをリアルタイムで受けながら逃走してる。
…はっきり言って、何に追いかけられているかもわからないけど。
『3…2…まって、警察絡みの連中が来てる。そこから7歩後ろに。』
「っ、警察まで動き回ってるのか…!」
「どうやらそのようだな…指揮官、私が出て人目を引いておこうか?」
「………いや、このままいて。下手に動いてハイエンドが出てきたら、やられる。」
一瞬、M16に出てもらえば見た目が似てるからワンチャン…と思ったけど、寮から脱走するときにもしかしたらみられている可能性も否めない以上離れるのは得策じゃない。何より、今は自由に人形を呼び出して周りを見てもらうことも、【装備】を使って直接戦うことも極力抑えないといけない…。畜生、ハードモード状態じゃねえか!?
「…面倒この上ない野郎が狙ってくるとはな。おまけにこっちは個性も碌に使えない状況、相手は鉄血と警察のどっか暴走してる部署、雄英は今の所中立だけど姿を出せばどうなるか分からない…。」
「四面楚歌、といったところか。」
『ねえ、貴方っていつもこんな感じで追われているの?』
「ん?ああ、そっか。M1887は最近来たから知らないのか。まぁ、普段はここまでじゃないけど…それなりに、ね。面倒な輩をちょーっと成敗したら一気に飛び火して、なんだかんだで13年近くは目を付けられてるかも。」
『本当に何してるのよ。』
「お前のツッコミはごもっともだ、新人。」
「M16?」
「事実だから文句は言わせないぞ、指揮官。」
確かに事実ですすみませんでした。でも一番悪いのは自分の悪運だと思ってる。なんで幼稚園に拉致誘拐犯が攻め込んでくるんだよ。
しっかし、流石に雨に長い間当たっていると体が冷えてしょうがない。幾ら他の人より鍛えているから、と言っても限界というのももちろんある。それに、男ならともかく女なら余計に体は冷えやすいだろうからなぁ…。
『────前方250m二時の方向!!!!!』
「っ!!!」
耳元で聞こえた注意の声にほぼ反射で反応し、すぐ近くの路地裏へと身を隠す。それと同時に、先ほどまでいた場所の後方、建物の壁が砕けてはじけ飛んだ。銃声らしき音は無し、見える範囲でそれっぽい動きをしている奴も見えない。クソッ、こんなに早く攻撃を仕掛けられるのは予想外だった!!
『そのまま路地裏を走って!!85m先を左に、大型用水路があるからそこに一段降りて北に!』
「っ、M16は!?」
「大丈夫だ!指揮官は先に行け、誰だか分からないがそれっぽい奴の前で妨害をする!」
「───っ、やられるなよ!重傷になった場合は即時撤退すること!」
「了解だ、任せておけ!」
…すまない、M16。後ろは任せた!
耳元で急かしてくるM1887の声を聞きながら、じわじわと迫ってくる焦りと不安に対して目を背けるようにして路地裏を走り抜けた。
▽▽▽▽▽
「…ああ、随分と懐かしい気配がしたと思えば。お前が傍にいたのか、M16A1。」
「───
「一般人に当てないようにして撃て、という命令が無ければ炙り出していたんだがな。」
降りしきる雨の中、M16とハンターが対峙する。M16は殺気を、ハンターは何も感じさせない不気味な気配を出していた。
ハンターの右手には、本来自分の扱うハンドガンではなく、簡単な狙撃に対応できるアサルトライフルを持っていた。
周りには一般人もいる以上、下手に自分の武器を出すわけにはいかないと思っていたM16だったが、そこで違和感を覚えた。
「………人が、消えた?」
「ふん、あいつが手を回したか…まあいい、これで邪魔は入らない。M16A1、お前は変えの利かないワンオフだったがここでも同じかな?」
「──知れたことをっっっ!!!」
人がいないのならば問題ない、そう判断したM16は己の銃を取り出してハンターへと向け発砲した。ダンッ、ダンッと正確な射撃を行うがハンターはその場で姿勢を低くして第一射を躱す。
そのままM16の方へと走るハンター。己の間合いで圧中距離へと詰めるためだ。すかさずM16はフラッシュバンを腰から自分の前へと投げ込み、それと同時に身を翻す。
瞬間、フラッシュバンは強力な光と音を巻き散らし一瞬で視覚と聴覚が奪われる────そう、普通の人間であれば。
相手はハイエンドモデル、そういった妨害に対しても対策は取られている。ハンターは多少面喰いはしたがすぐに対応し、M16へとフルオートで撃ち返す。戦術人形が持っているようなちゃちなものではなく、最早持つのが人間ではないものとして想定された武器…反動がとてつもない代わりに火力を得た「本来なら存在しない銃」を巻き散らすようにして撃ってくる。
「っぐう…!」
「まずは一発。…AR-15にやられ、404共にもやられたのだ。もう油断なんてしない。」
「っは、そこは慢心してほしいところだがな…!」
「ぬかせ。」
ズガガガガッ、とM16が一時的に隠れた建物の壁をハンターの持っているアサルトライフルが食い散らかしていく。コンクリートで作られた壁をあっという間に削っていくほどの威力、例え掠っただけでも致命傷になりかねない。
だが、M16は引けない。ここで引けば、指揮官である奏に狙いが向けられ、最悪の場合死んでしまうだろう。今M16ができるのは、奏が他の人形と合流するまでの時間を稼ぐこと。…ここで、自分がやられることになったとしても。
「5つ数えてやる。その間に出てくれば一撃で沈めてやる。それまでに出てこない場合は───」
「出ていくと思うか?2回も負けた、駄犬の癖に。」
「───気が変わった、お前は今ここで苦しみながら死に絶えさせてやる!!」
M16の挑発にハンターが乗る。本来ならば乗るに値しない挑発、しかし今はハンターとM16の1対1の状況。それ故に、ハンターは問題ないと判断し一気にM16のいる建物の影へと飛び込んでいく。
だが、ここまでの負けの経験が警鐘を鳴らす。何かがおかしい、と。
普通、ハイエンドモデルにフラッシュバンの類が効かないことは当の昔に思い知っているはず。だというのに、M16は使ってきた。聴覚も視覚も奪えない、おまけに自分たちには効果があるのでこんな近距離での撃ち合いで使えば、最悪の場合自滅する。
今は雨も降っており、視界も良好と言えない。その代わり、降っている雨…つまり水が光を反射して眩しくなりやすい、と言うのはあるが。
「(…まて、反射光?)」
「────これで、3回目だな。」
建物の影、M16がいるべき場所に見えたのは───M16と
白く長い髪、どこか喪服とも受け取れる黒いレースの付いた衣装、そして目印ともいえる頭部についた白い花。
「────バカは死んでも治らない、と言いますが…貴方はまさしくそうでしょうね。」
「っっっっ貴様あああああああああああ!!!!!」
「さようなら、偽物の狩人。」
────戦術人形、AUGがハンターの頭部と心臓部を狙い違わず撃ち抜いた。
▽▽▽▽
『ハンター脱落。重要な部分を2か所も抜かれたから再出撃まで3週間は必要よ。』
「…チッ、使えないやつだ。逃げたウサギはどこへ行った?」
『指定ポイントに誘導中。…面白いくらいに予定通りに動いているわ。』
「ならいい、仕留めろ。」
『了解。万が一、逃げられたら?』
カタカタとPSのキーボードを叩きながら、【侵入者】の声に耳を傾け、失敗した際のプランを考える。
なるべく表に出さず、言い訳のしやすい状況に仕立て上げれる様に。
「───その時は、
『了解よ。』
【侵入者】が消える。一人暗い部屋の中、
開いているタブは2つ。一つは雄英のとある教室らしき映像、もう一つは画質の悪い…誰かの視点に限りなく近い一人称視点。一人称視点の方は絶えず揺れて移動している。ザリザリと耳障りなノイズは風を切る音か、荒れている呼吸の音か、それともただ電波が悪い故のものなのか。
だが、突然その視点の映像が止まった。代わりに、目の前には人影らしきものがしっかりと見えている。
「…ここで死んでくれ、俺の反対側に立つ
窓から一瞬、雷の光が届き、音が響いた。
この作品でコラボ書きたい、って人がいるのですがまって、難しくないですか???かける???大丈夫???こっちは大歓迎だけど大丈夫???