我の相棒がバッドエンドを迎えるわけがない   作:もよぶ

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第二話

目覚ましの音が響き目が覚める

「変な夢であった、なんかこの○ばに出てくるダメ神みたいなのがタブレット片手に八幡が死ぬだのなんだのと、天界もハイテクの波に押されてるのか?これもラノベの読みすぎかの?」

 

ベッドから起き上がるとふと手に何かを握っていることに気がつく

「なんだこれ、紙?なんか書いてるな」

寝る前には握ってはいなかった物だ、不思議に思い握られてクシャクシャになった紙を開くと

『貴方の持ち物に魔力を注入してマジックアイテムにしたから、まずいっつも着ているくっさいロングコートは裏返して着て念じると透明になれるようにしたわ、戻るときは脱ぐかまた戻れって念じるともとに戻るわ、あとそのダサいクロブチメガネは対象の体を3秒以上見つめて念じれば相手の思考を読み取る能力を付与しといたわ、どっちもあなたが身に付けないと発動しないから盗まれても大丈夫だけど悪用しないでね。悪用したときはわかってるわね?』

 

「...なにこの酷い書き方、でもそうするとさっきのあれは夢ではなかった?」

材木座は恐る恐るコートを裏返して羽織って鏡を見てみると

「消えてる...メガネは後で家族で試すとして、八幡本当に自殺してしまうのか」

ものすごい不安に刈られる材木座

「ん?裏になにかいてあるな?」

『P.S.今度ダメ神言ったらこ○す』

「...マジであのあれなの?ってかダメ神っていま初めて言ったのになんでここに書かれてるの?まさか監視されてるとか?」

何か急に怖くなりアイテムの悪用とダメ神という言葉は使わないように心に誓う材木座だった。

 

朝食を取り学校へ向かう、結果から言うと眼鏡も使えた、母親に試したところ

『はぁー毎日アニメだのゲームだのって友達も一度もつれてきたことないしこの子は将来大丈夫なのかしら?』

といった心の声が聞こえたからだ。

「まったくうちの母上ときたら余計なことばかり考えおる!ふん!将来ラノベ作家になって見返してやるワイ!」

と一人憤慨しつつ登校する。

 

2-Cの教室につくとすでにクラスの半数は登校しているようだった。

「諸君、おはよう!」

といい教室に入るがざわついていた教室が一気に静になりいつもと違って視線が自分に集中しているのに気がつく、自分の席につき、隣の席の女子の神崎へ話しかける。

「神崎殿、なんで我を皆見てるのだ?我の顔になんかついているのか?」

と聞いたところ神崎はものすごく驚いたようで

「ざ、材木座君っていつも暗い感じでいつのまにか教室に入ってる感じだったし、その、びっくりしたんだと思う...」

 

それを聞いて材木座は合点がいく

「これがコミュニケーションスキルの向上の結果か、ふむ、悪くないがアニメとかの展開だとこのままウザキャラになって余計に引かれるという展開になりがちだな、ちょっとセーブしておくか」

と思い、そのままHRまでおとなしくしていることに決めた。

 

ちなみに授業中は当てられたときメガネを使って先生の頭から答えを引き出し難を逃れたりしたが、暇なときはクラスの連中の思考を読んだりもしてみた、大概が真面目で面白くなかったが、平塚先生の時間になると男子は皆エロいことばかり考え初め、女子は先生のスタイルを誉めたり嫉妬したり百合っぽいことを考え出したり、先生本人はなにかというと結婚したいばかりで吹き出すのをこらえるのが大変だった。

 

HRになり修学旅行の打ち合わせ会が始まる。

だれと組むとか自由時間はどこにいこうかとかで教室は騒々しくなる

「あー、そういえば我、ボッチだったわ、班決めとか死にたくなるな」

そう思いつつ次々と班が決まっていくのを一人ボーッとしていると

班決めも終わった隣の神崎が話しかけてきた

「材木座君は班決めおわったの?」

 

「いやぁその我は余った人たちで組むから最後でいいのだよ」

「ふーん、それってつまらなくない?最終日の自由行動とかどうすんの?」

 

神崎はあきれたように聞いてくる

「まあボッチになったらそれは願ったり叶ったりだな、我は好きに動くのでな、ちょっと遠いけどけいおんのモデルになったとこにもいっていみたいし」

 

けいおんと聞いて女子の態度が変わる

「けいおんってあのアニメの?あの場所って本当にあるの?」

「ん?あるぞ、大概のアニメにはもとネタの場所がある、この千葉を舞台にしたアニメもあるし...」

 

と材木座がうんちくを語ろうとするのをバッサリと切って

「わたし、小学生のころけいおんのアニメ見てあんな高校生活ができたらいいなーなんて思ってたんだ、それで部活も軽音楽部に入ったんだけどあんな風にはいかなくてねー」

と唐突に自分語りを始めた。

「そりゃあれはアニメゆえ当然であろう、ちなみに我はあずにゃん派だ」

と話してると女子と同じ班の人たちが寄ってきた。

 

「神崎さん材木座と盛り上るなんて珍しいじゃないの?」

寄ってきたのは同じく軽音部の成田だった。見た目は葉山ほどではないがいかにもリア充といった感じの風貌、一応このクラスではトップカースト的な位置にいる、神崎もそのグループに属していたのだ、材木座は厄介なのが来たなぁと身構えたが

「え?けいおんの舞台になったとこ本当にあんの?」

とこれまた食いついてきた。

 

そのうちどしたどしたと成田のグループメンバーが集まってきてけいおんやらなにやらのアニメの話が始まる

「まぁけいおんのアニメに出てくるシーンは京都内にもあるがモデルになった学校は滋賀なのでな、ちょっと遠いがいけなくもないのでな」

と材木座が言うと

「俺らもいきたいから材木座一緒にいくべ?つかまだ班決まってないっしょ?俺らの班に入れよ」

「定員オーバーではないか?」

と材木座が言うと

「いいっていいって、どうにかするから、あと材木座ってよくゲームもやってたよな?」

「あ、ああ、まあ趣味のひとつがそれだからな」

「マジで?んじゃあ旅行中一緒にやるべ、他にも色々持ってくるからよ」

「ふむ、格ゲーなら自信あるがな」

「マジか、んじゃ材木座先生に色々教えてもらうかな」

 

もしかして金銭やらなにやらを巻き上げられるのではないかと不安になり、メガネを使い成田の思考を読んでみた

『やべーけいおんの学校とかマジ楽しみ、それに材木座ってあんましゃべらんかったけどこいつ面白そうだな、ってか何でこいつは俺を見つめてるんだ?』

 

つい顔を見て思考を読んでしまったので見つめる形になってしまった

 

「うーん3秒以上という制約は地味にきついな、対戦ゲームでは使えんし、相手を見てるのがばれるとあらぬ誤解を与えてしまうし、やはり姿を消してからのコンボで使うか、遠くから使う方法でやるようにしよう」

 

ともかく 表裏がなくて安堵した材木座はそのままなしくずし的にリア充グループへと組み込まれてしまったのだった。

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