幼馴染は赤髪ポニテっ娘   作:ノブやん

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第十一話 知り合いのお姉さんに帰還の挨拶

 平仮名、片仮名、ついでにラッキー等の簡単な英単語(カタカナ表記)を教えつつ、将棋を指す(俺の勝率は8割くらい)生活をしながら北上していたらいつの間にか幽州・涿郡についていた。

 

 宿で体を休めた次の日。とある方の所へ行く準備をしていたら、

 

「あれ?どこかに出掛けるのですか?ねねも行きます!」

 

「ワフッ!」

 

 と言う事で2人と1匹で屋台巡りをしながら目的地まで行くことに。

 

 目的地である家に着き、家の前で掃除をしていたお手伝いさんに声をかけ家主に取り次いでもらい少し待って中へ居れてもらった。

 

 家主がいる扉の前まで案内してもらい扉をノックすると、「どうぞ~」と久しぶりに聞く女性の声が中から聞こえたので「失礼します」の言葉と共に扉を開け中へ入ると、笑顔で迎えてくれる女性がいた。

 

「お帰りなさい。紅蓮ちゃん」

 

「ただいま。ふー姉」

 

 笑顔で俺を迎えてくれた人は盧植。あの劉備や公孫瓚の私塾時代の先生として有名な人だ。

 

 この人との出会いは5歳の時。父の知り合いだった彼女が俺と白蓮の家庭教師として雇われた時だった。

 その後、俺が10歳で旅に出る少し前に他の仕事の都合で涿郡に帰った。

 その後、少ししてこの家に来て直接旅に出るって報告をしたのが最後だったから5年ぶりくらいの再開だ。

 

「早速、旅の話を聞きたい所だけど…隣にいる可愛い子を紹介してほしいわ」

 

「ああ、この子は陳宮。ここに来る途中で出会った、俺の義妹だよ。ねね、この人は俺の実の姉みたいな人だから自己紹介しな」

 

「は、はい!陳宮と言います!真名は音々音と言います!ねねと呼んで下さい!」

 

「ふふふ、ありがとう。私は盧植。真名は風鈴よ。紅蓮ちゃんのお姉ちゃんみたいな物だからねねちゃんも私の義妹ね。よろしくね」

 

自己紹介を終えたふー姉がパチンと片目ウインクした為、ねねの顔が真っ赤になって「よろしくお願いしましゅ…」だって。はぁ~可愛いすぎだわこの義妹。

 

 2人の自己紹介を終えた後は、俺の旅の話で盛り上がった。

 

 楽しい時間はあっという間に過ぎて、夕方になった為、宿へ戻る事にした。

 

「ふー姉、宿に戻るよ」

 

「あら、もう夕方なのね。残念だけど私もこの後人と合う約束してるからここでお開きね。あ、そうだ。紅蓮ちゃんへの手紙を預かってたんだわ。はい、おじさまからよ」

 

 手紙と言っても竹で出来た竹簡を渡され早速中を読むとこんなことが書いてあった。

 

 『早く新しく家族になった我々の可愛い義娘を見せに来るように』

 

 え?ねねを早く見せろだけ?可愛い息子には何もなし!?まあ、いいや。色々と思うこともあるけど冬になる前にさっさと帰るか。

 

 ふー姉の家を後にし、宿に戻り1泊した。

 

「さあ!懐かしいの我が故郷の村に帰りま「あ、紅蓮ちゃん。おじさま、遼西郡の太守になってて今は陽楽(遼西郡の県長所在地みたいなもの)にいるわよ」…え?」

 

 出来るだけ早く出発しようと夜が明けて少したったくらい(朝5時くらい)に宿を出た所で上記の言葉でテンションを上げようとした所に、ふー姉から横やりが入ってその言葉に驚愕した。

 行政の単位は大きい方から州→郡→県となっていて、刺史(牧)→太守→県長(県令)と呼ばれるので親父殿は中々にお偉い立場になっていた。

 小1時間ほどその場で固まっていた俺をねねがドロップキックをかまして我に返ったのちに陽楽に向けて歩きだした。

 

 ちなみに、ふー姉があの場所にいたのは仕事に行く前に俺とねねに挨拶しに来たらしい。

 俺が小1時間固まってる間にねねとお茶してきたと満足げだった。

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