幼馴染は赤髪ポニテっ娘   作:ノブやん

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紅蓮 11歳の年


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第六話 とある街のご令嬢とメガネ娘

恋と別れて西の都、長安へ。特に見るものはなく1週間くらい滞在して食料などを補充してから長安を立ち、天水を抜け、隴西郡へとたどり着いた。

 

「ようやく隴西郡へたどり着いたぁ……さて、今日泊まる宿を探さなきゃ……」

 

と思っていたら運よく宿自体はすぐに見つかり部屋を確保。すぐに見つかったため時間つぶしに街をぶらぶらすることに。

 

「もうすぐ冬だから冬物が結構出てるなぁ。お、これなんか温かそうだ」

 

ウィンドウショッピングをしていたら暖かそうな服を発見。一目惚れしてしまい速攻で購入。

 

「いやー、あまりこういうの買わないけどビビビッて来たから買っちゃったよ♪」

 

先ほど買った毛皮のコートを大事に抱きながらルンルン気分で街の散策を再開していると

 

「――っ!――かっ!」

 

「ん?何か聞こえたような?ちょっくら試してみるか……デビルイヤーは地獄耳~」

 

気になったので耳に気を流して聞こえやすくすると、路地裏から女の子が何か叫んでいる声が聞こえる

 

「ヤバそうだ。行くか!」

 

一刻も早く助けるために路地裏へ。

声を頼りに進んでいくとそこには、4人の男達が同い年くらいの女の子を囲んでいた。

 

「おい、オッサン達。その女の子を放してやれよ」

 

いきなり声をかけられビクッ!となるオッサン達。こんな所に人なんて来ないと思って油断してたみたいだな。

てか普通見張り役くらい置いとくだろう……

 

「あ?なんだガキじゃねーか。脅かすなよな!」

 

「ガキはさっさと家に帰ってカアチャンのおっぱいでもすっとけ」

 

『ぎゃははははっ!』

 

相手が子供だと知ったらこの態度だよ。はぁ、しょうがないけどさ。

でもイラッと来たからやるか。

下品に笑ってるオッサン達に近づき

 

「あんたらさぁ……子供だと思って甘く見すぎっ!」

 

「あん?それはどうい……げふっ!がっ!」

 

無警戒のままバカ正直に聞き返してきたヤツの腹に1発いれると膝から崩れ落ち、痛みで腹を抱えてうずくまっている所に頭に蹴りを入れて気絶させた。

一瞬で1人倒された事実を呑み込めずにポカーンとしている残りの3人もその隙にノックアウトさせていき

 

「さて、目を覚ましても逃げられないように足の骨でも折っとくかな」

 

4人の足の骨を1本ずつ折った後、女の子に声をかけたらかなりビビられた。

まぁ、目の前でなんの躊躇もなく人の足の骨を折っていくんだもんな。そりゃ、ビビるわ。

何とか少女の誤解?をとき、路地裏から表通りへと出て

 

「あの、助けていただいてありがとうございました」

 

ペコリと頭を下げてお礼を言われた

 

「いやー、間に合って良かったよ。でもなんであんな所に?」

 

「えっとそれは……」

 

少女が訳を話そうとしたその時

 

「月をどこに連れて行くつもりよっ!」

 

「え?げふっ!」

 

別の女の子の声が聞こえ、声がする方を振り向いたら目の前に靴底があり、そのまま気を失った……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「詠ちゃん」

 

「うぅ……だって……」

 

「だってじゃないよ。私を助けてくれた恩人なのにこんなことをするなんて」

 

「うぅ……」

 

助けてくれた男の子を膝枕しながら友人である詠ちゃんを叱ると言う傍から見たら変な絵になっているが、そんなことは関係ない。

 

この友人は生まれた時からずっと一緒で、私のことをすごく大事にしてくれていた。その分こうして暴走しちゃうことがあるが……

 

「董卓お嬢様!やっと見つけましたぞ。まったく目を離すとすぐ……この男の子は一体?」

 

少ししたら家で雇っている私兵の方が来てくれた。

彼は私が生まれる前から雇われている人で私に一言言おうとしたら膝枕をされている彼に気付いた。

 

「この子は私の恩人です。詠ちゃんに気絶させられてしまって。屋敷まで彼を運んでください」

 

「なんと!お嬢様と同い年くらいの子供が……分かりました。お運びいたします。お二人も一緒に屋敷へ帰りましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……見たことない部屋だ……」

 

目を覚まし上体を起こして部屋を見渡す。

家具や色々な調度品があり、どうやら自分が取った宿ではなさそうだ。

 

「えっと……確か……少女が路地裏でオッサン達に絡まれていて、少女を助けたあと表通りに戻った所で……」

 

キィ……バタンと扉が開く音がしたのでそっちの方を見ると

 

「あ、お気づきになられたんですね」

 

「良かった目を覚まして……」

 

助けた女の子ともう1人メガネをかけた女の子が部屋に入ってきた。

 

「ああ。……ここはキミの家?」

 

「はい、私の家です。助けていただきありがとうございました。それと……ほら、詠ちゃん」

 

助けた女の子に促され、メガネをかけた女の子が

 

「えっと……その……あ、あんたのことを犯人だと思って飛び蹴りをしてしまってごめんなさい……」

 

あー……飛び蹴りかぁ……そんなのくらって良く気絶だけですんだな。

 

「そうだったんだ。まぁ、どこにも異常はなさそうだし、謝ってもらったから大丈夫だよ」

 

「そ、それなら良かった……」

 

「それじゃ、目も覚めたしいつまでもここに居るわけにもいかないから宿屋に戻るね」

 

「そ、そんな!まだ助けていただいた恩を返せていません!ご迷惑でないのなら、この屋敷に泊っていてください」

 

「そ、そうよ!間違って蹴っちゃった分のお返しもしてないのに……」

 

お暇しようとしたら2人にそんなことを言われその上、ウルウルとした目で上目遣いで懇願されちゃあ

 

「えーっと……その……じゃあ、お世話になります……」

 

そりゃ折れるわね……

 

 

 

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