いつもの如く適当です。
過度な期待は………って、いつの間にかお気にが増えとるよ!
ーヴァルターー
軍人さんに連行され、黒髪美人さんの乗る高級車へ。…何故に俺を? そして何処へ? と尋ねれば、『設計図のお礼よ~♪』とか言って頬をグリグリと指で押してくる。お礼? 何の? と考える前に、最近の黒髪美人さんはスキンシップが激しい。アンタ人妻なんだから控えなさいよ、…と言っても効果はない。ちょいとそこの軍人さん、この人をどうにかしてくんないっすかね? ………無理? やる気だしてよ軍人さん! …おい、目を逸らすなこっちを見ろよ!! ……えぇ~い、鬱陶しいわ!!
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頭の悪い攻防を繰り広げていたら目的地に着いたみたい、…………工場…ではなく研究所? 俺的未知の場所へと連れてこられたっぽい。…俺ってば改造されたりしないよね? …黒髪美人さんだから否定出来ない俺の考え。久々にビビっていると、奥から人がこちらへ駆け寄ってくる。何か白衣を着たおっさん、黒髪美人に挨拶をしたかと思ったら俺を見てめっちゃ驚いてる。『この子が例の子よ、…バーンシュタインの麒麟児と言えば分かる?』と黒髪美人が言えば、『マリ……貴女様お気に入りの!なるほど、それならば納得です!』…だって。俺には説明なしで会話しとる、…でそのまま奥へと連行。…誰か俺に説明プリーズ、…というか襟首掴んで引き摺るのは止めてくれませんかね?
引き摺られている時にさ、通路で会う人が等しく黒髪美人さんに対して丁寧な挨拶をしていくのを見て、…マジでこの人何者!? と思う俺は普通だよね? しかも俺を見ては目を丸くしている、まぁ謎の悪党顔少年が黒髪美人さんに引き摺られていたらねぇ~…。そりゃあ気になるでしょ。
…とまぁ引き摺られて少し、何か広い空間に出た。そこで数人の技術者っぽい人達に出迎えられ、俺を見るや驚きつつも握手を求められた。『君のお陰で道が拓けた、ありがとう!』とか、『君のような天才と顔が繋げられたこと、この幸運を感謝するよ!』とか色々言われたけど、俺には何が何やら…。高級車の中で言っていた設計図のお礼、…黒髪美人さんにあげた『士魂号』の設計図が絡んでいたりするのかな?
技術者達との邂逅後、黒髪美人さんから『あちらに注目してちょうだい、ヴァルター君♪』と言われた。言われた通り視線を向けてみれば、何か真っ暗な空間が。…うっすらとシルエットが浮かんでいるようだが、…何か見覚えがあるような? と記憶の中を探ろうとした時、パッとその空間がライトアップされた。
俺はそこに佇むモノを見て目を剥く、……………嘘だろ!? 率直にそう思った俺は悪くないと思う。大きさや所々の装甲・装備に違いはあれど、あの姿は俺の考えた……ことになっているアレに間違いない! 現実的に作れる筈がないと思っていた、故に俺の妄想の中だけに存在していると思っていた。設計図を書いたのだって楽しかったからってーのと、妄想をよりリアルに思い描けると思ったからだし。そして妄想仲間が増えると思い、黒髪美人さんに設計図をあげた。それがこんなことになるなんて…っ!!
黒髪美人さんの方へ視線を向ければニコニコしている、…ってことはコレがお礼ってヤツ? …………何というか、色々と振り回されたりしているけど黒髪美人さん、…アンタ最高だよ! 『
静かに佇む夢にまで見た『士魂号』の勇姿、俺はそれを見て感激のあまり…もんどりうって倒れた。
俺は天井を見上げながら思う、これは夢じゃないよな? …と。しかしながら倒れた時、めっちゃ痛かったから現実であろう。ドロテアとかに木剣でやられた時はそんなにってとこなのに、今のようなのとか足の小指をぶつけた時の方が痛いってどうなんだろう? あまりの衝撃にどうでもいいことを考える。…でも夢じゃないんだよな、うん。
俺が凄い勢いで倒れた為、周りは大騒ぎだ。黒髪美人さんが顔を覗き込んできて『大丈夫?』と、俺を心配してくれるのはありがたいが全然大丈夫っす。医者とかを呼ばれても面倒だから、直ぐに起き上がって無事をアピールせねば。……とのことで、ヘッドスプリングをかまして復活した俺。黒髪美人さんを筆頭に安堵のため息、…本当にすみません。でも分かってくれ、それほどにまで驚いたのだよ。
テンションの上がった俺は、『士魂号』に張り付いて色々と見まくる。技術者達に説明され、逆に俺の何故か溢れる知識を提供する。これも俺の『開発』『整備』の恩恵なのだろうか? まぁいいとして話を聞く限り、基本はKMFの技術が使われているようだ。人工筋肉も可能な限り再現されとる、…まさかこのような方法で人工筋肉をね。この人達天才だわ、現物も無しに設計図を見てとかって。…だけどそうするならこうした方が良いんじゃないかな?
…………互いに『士魂号』へと張り付いては意見を言い合い軽い整備を行う、…より良くする為に。まぁ今回は俺へのお披露目みたいだから軽く…ね、…って黒髪美人さん動かすなよ、まだ俺とか技術者達がいるでしょうが! ……何? 前回のテストよりパワーが凄い? ……そら当たり前っすよ、整備は重要なんですぜ?
やべーよ、変なプレッシャーが!
…とか思っても、行き当たりばったりの適当でいきたい。
悩んだら止まりそうだし。
因みに、感想はまだ見てません。時間がある時に見ます、…返信を返したいからね。
……ということでサラバだ!!