かつては観光客で賑わったこの地は同時に進行ルートの限られる要害であり核戦争後はレイダーの拠点となりはて、今ではスコーチやスーパーミュータントが闊歩する危険地帯です。
私も昔、子供の頃に家族とスキーをしに行きました。
真っ白なゲレンデを景色を楽しみながら両親に習いながら滑ったものです。
あぁ、懐かしいわ……。
監督官の残し忘れた本来のログ:世界の頂上
補給申請をして暫くして大きな爆発音がした。
核爆弾の爆発ではないようだが、何事かと思ってサットンに戻ると、燃え盛るメカのジャンクと政府の補給物資周辺に群がるスコーチが居た。
ここまで来ると最早慣れたものでライフルで狙撃して排除した俺は補給物資の中身を見て少々残念な気分になった。
「水も食料も現時点では十分にあるからありがたみは薄いな」
他にも手投げ斧や10mm拳銃があった。
威力はあるかも知れないが斧は重い、拳銃は見た目が立派だが作りが雑な粗悪品だ。
高級モデルになると様々な面で性能が良い筈なんだが、これは本当に…。
解体して必要なものだけ選り分けて持っていこう。
サットンを少し離れた場所でC.A.M.Pを起動する。
当然の話だが、前に作った建築物がこの場にある……なんてことはない。
漫画だったら不思議なポケットに何でも入っていたり瞬間移動したり出きるのだが、現実はそんな事はできない。
C.A.M.Pがあればあっという間に建築が出きるんだからこれ以上の贅沢はないだろう。
そうして作り上げた小屋で一晩休んで次の目的地、世界の頂上プレザントバレーを目指す。
「ふぅむ、道路を歩いていくか、山道を突っ切るか」
どちらもメリットデメリットがある。
道路を進めば道なりに家や施設もあるだろう。
そこで物資…弾薬や薬品が入手できることもあるだろうが、その反面でスコーチやフェラル・グールというゾンビもどきや緑のデカブツとの遭遇も増えるだろう。
山道を突っ切るコースはメリットは先ほど挙げた怪物との遭遇は減るだろう、だが道がコンパスとPipboyの地図頼みになるのでいちいち確認する必要があるし、そもそも踏破できる保証もない。
「ふぅむ……むむむ……食料や水もある事だし、山道に挑戦してみるか?」
デメリットが大きそうな山道をあえて選ぶにも理由がある。
「スコーチの相手は面倒だし、そもそも道路沿いってなるとまた大きく南へ迂回して回らなけりゃいかんのだよなぁ」
更に言うと、現在地点から移動ならば多少険しかろうが何だろうが山道の方が圧倒的に速いという理由もあった。
少し考えて結局山を進むことにした。
1時間強歩で進んでは休憩と方角確認を繰り返し、ある程度進むと断崖絶壁の麓に付いた。
「むぅ……流石にこれを登るのは少々無理があるな。
ジェットパック付きのパワーアーマーでもあれば話は別だろうが、おっさんにこの絶壁は流石に無理だ」
万が一スコーチやデカブツがやって来てロッククライミング中に撃たれでもしたら死ぬしかないだろう。
そんなわけで崖を迂回するために南に向かう。
ここから南に道の駅とウィンタースポーツ用具店を兼用した施設があった筈だ。
家族で何度かスキーに行く時は寄ったから覚えてる、あそこでは毎度フランクフルトやコーラを買ったな。
そうだ、向こうについたら日記も書くか。
流石に安全地帯でないと書けないからな。
辿り着いた場所は懐かしさも感じたが緊張感も俺に強いてきた。
スコーチが施設を占拠していた。
人の居るところ故に元住人がいる可能性も理解していたがやはりうんざりする。
毎度銃撃戦は辛いので今回はスニークキル、暗殺を行うとしよう。
使うのはコンバットナイフと投げナイフで十分だな。
施設の大雑把な概観は俺の居る山林、駐車場と二階建ての店、道路で道路向こうは切り立った崖。
相手の数は外にいるのは3人、中は不明。
バラけているから釣りだして仕留めるのも簡単だろう。
実際にやってみたら至極あっさり肩が着いた。
投げナイフを使って適当に物音を立てて釣りだして背後からスニークキルだ。
後は内部の敵だが、残念な事に気づかれたのかギャーギャーと騒ぎ声が聞こえる。
だが直ぐには来ないようで山林に待避するには十分に時間を確保できた。
「残念な事に整備兵だけど激戦区ばかり経験したからな。
この程度ならどうにでもなる」
デカブツが持っていたスコープ付きのライフルとオートパイプガンはこの場で重要な役割を果たしてくれた。
遠距離狙撃は本当に便利だ。
そして弾丸がばらまけるフルオート可能な銃は中距離の制圧で本当に便利なのだ。
何が言いたいかというと、結論は楽勝でした。
そもそも、相手は外に居たのはともかく、中に居たのは近接武器程度しかもっていなかったので、カモ撃ち状態だった。
「スコーチの動きは大体固いからな、落ち着いて相手をすればどうにでもなるか」
倒した遺体をがけ下に放り投げ死体処理を雑に終えた後、店舗内の探索を行う。
店舗内には幾らかの食糧(冷凍フランクフルトを焼いたもの)とスキー用品があった。
更に工作台などもあったのでここで不用品の解体を行う事にした。
そのまま一晩休憩し、比較的きれいなチラシの裏に日記を書いて就寝した。
翌日は再びプレザントバレーを目指して歩く。
Pipboyの地図には載ってないが、確か車が走れるくらいの山道があった筈だ、其処を進めば大幅なショートカットになるだろう。
大雑把な目安を付けて進めば、それらしき山道にぶち当たった。
「うん?車が二台に白骨死体?」
車の方は山道側と山道を外れた位置にあるジープ。
この二大は山道側の車がけん引しようとしていたのかロープでつながっている。
そして白骨死体の付近には黒ずんだ血の跡と、L字のレンチが落ちていた。
「……何やらミステリの雰囲気を感じなくもないが、まるで状況が分からんな。
というか、血の跡はよく残っているな、コレ」
白骨化しているくらいだから相当前の物だろうと思うのだが、くっきり跡が残っているのは何なんだろうか?
「こっちのほうがミステリじゃないか?」
とはいえこんな謎が俺に解ける筈がない、分野違いだ。
そう思うと、写真に残しておこう……こういう時このピップボーイは便利だな。
気を取り直して山を越えると、大きな鉄塔……送電線が見えた。
更に山の上の方に続いてるようだ。恐らくプレザントバレーに続くものだろう
少し視線を下すと列車が止まっているのが見えた。
「ふむ……何か目ぼしい物でもあったりするだろうか?」
そう思って少し降りて近づこうとして動きが止まった。
「何であれが居るんだ……」
セントリーボット。
戦場でアサルトロン同様に、あるいはそれ以上に中国兵を蹂躙したロボットだ。
味方であれば頼もしいことこの上ないが、どうも常に警戒状態で赤色蛍光灯がともっている。
「近づくのは危ういな、さっさと目的地に行こう」
列車を無視する形で線路沿い…からやや離れたあたりを進み、ようやく世界の頂上に辿り着いた。
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人は過ちを繰り返す(将軍並感